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マリオネットK さんのレビュー一覧

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レビュー数347

全347件 341~347 18/18ページ

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No.7:
(8pt)

長野県民・長野出身のミステリファンは必読

長野県民なら誰でも歌える県歌「信濃の国」にまつわる殺人事件を扱った作品。

長野県に愛着の無いミステリファンにとっては普通のミステリかもしれないですが
長野県民・長野出身のミステリファンは必ず読みましょう(笑)
「信濃の国」殺人事件: 〈新装版〉 (徳間文庫)
内田康夫「信濃の国」殺人事件 についてのレビュー
No.6: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

スーパーファミコンすら出る前の作品というのが凄いですね

仮想現実のシミュレーションゲームに入る、というのは今でこそ使い古された設定ですが、それの始祖となった作品のうちの一つでしょうか?
しかし今読んでも古臭さを感じず「あれ?携帯持ってないの?」などと読んでて思ってしまうほどでした。
むしろ当時は前衛的すぎたのに時代の方が追いついてる作品ではないでしょうか?



▼以下、ネタバレ感想
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クラインの壺 (講談社文庫)
岡嶋二人クラインの壷 についてのレビュー
No.5: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

今読んでも(今だからこそ?)面白い

トリックや謎解きとしては今読むと物足りない所があるのですが、それを補って余りあるストーリーの面白さでした。
むしろ昨今の真相を一ひねりも二ひねりもするのがあたりまえのミステリーにちょっと疲れていただけに、純粋に物語で魅せてくれる作品に出逢えたと感じました。





▼以下、ネタバレ感想
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八つ墓村 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史八つ墓村 についてのレビュー
No.4: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(6pt)

良くまとまってはいるとは思いますが……

設定も面白いし良くまとまっているとは思いますが、上下巻というボリュームが必要だったのかな?と思ってしまう作品です。
同シリーズの時計館とほぼ同じページ数で、内容の密度は半分か下手したら3分の1ぐらいに感じました。
せっかくのクローズドサークル物で殺人数が少ないのも寂しいですね(いっぱい殺されればいいってもんじゃないですが)

決してつまらなかったわけではないのですが、長さの割りに物足りなかったという面で減点しました。
奇面館の殺人(上) (講談社文庫)
綾辻行人奇面館の殺人 についてのレビュー
No.3: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(4pt)

館シリーズファンには「がっかり」だろうし、ファンではない人にわざわざ勧めるものでもなし

「びっくり館」というこれまでの二字熟語+館という法則を外して来たのはとりあえず子供に手にとって貰いたいインパクトのある名前にしたかったのでしょうか?
しかしどんな仕掛けがあるのかと思えば、作中登場人物にとっても、読者にとっても別に「びっくり」は感じない名前負けでしかないタイトルです。
少年探偵団シリーズとか好きな子供がどんな風にびっくりな館なんだろうなぁ、と期待して読んだならがっかりするだろうし、正規の館シリーズファンがどんな変化球なんだ?と期待して読んでもやっぱ肩透かし。
同じ館シリーズなら私が実際小学生の時にタイトルに惹かれて買った「迷路館」の方が絶対子供の心を動かすでしょうね。
(見取り図が本当に迷路なのにはびっくりしたもんですよ)


11/11編集
※(同シリーズを基準にするとがっかりだったので低評価ですが、つまらなかったわけではないので3ポイント→4ポイントに訂正しました)
びっくり館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人びっくり館の殺人 についてのレビュー
No.2: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

幾重にも張り巡らされた遊び心

館見取り図が本当にまんま「迷路」なのがブッとんでいます。
館シリーズの中でも「実物を見てみたい館」でも「住みたくない館」№1でしょう。
そんな迷路の館の中に閉じ込められ連続殺人が起こるクローズド・サークル物というだけで好きな人にはたまらないでしょうが、定番の叙述トリックや作中作という特殊構成、はたまた迷路を利用した物理&心理トリックなど、手軽に読める長さながら盛りだくさんな要素が詰め込まれたお得(?)な作品に仕上がっています。

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迷路館の殺人<新装改訂版> (講談社文庫)
綾辻行人迷路館の殺人 についてのレビュー
No.1: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

初心者からマニアまで?

今更語ることも無いような人気作ですが、なんと言ってもこの本はとても読みやすい点でミステリ初心者向きだと思います。
その一方でミステリをある程度知っているからこそニヤリと出来る部分も多いので、ミステリにはまった友人などに勧める際、どのタイミングで読ませるべきか悩ましい作品とも思います。
とりあえず最低限「そして誰もいなくなった」だけは読んでいて、作品は読んでないまでもコナン・ドイル、モーリス・ルブラン、エラリィ・クイーンなどがミステリの古典の大御所ですよ、ということだけは理解していれば十分でしょうか?
自分がこれを最初に読んだ時は小学生でクイーンやヴァン・ダインの作品は全然読んでいなかったのですが、「そして誰もいなくなった」は読んでいたのと、名探偵コナンのおかげで、大御所作家の名前だけはある程度知っていたので無事楽しむことができました(笑)

新装改定版のあとがきで作者の綾辻氏も述べていましたが、女性が無条件で食事担当になってるあたりとかは時代を感じますね。
新本格ブームの火付け役とされているこの作品ももはや「古典」の域に入りつつあるのかもしれません。

▼以下、ネタバレ感想
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十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー