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氣學師 さんのレビュー一覧

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レビュー数184

全184件 161~180 9/10ページ

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No.24: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

体育館の殺人の感想

ひとつの物を中心としたロジックの積み重ねが面白いですね。オーソドックスな題名で、舞台は学園物ですけど、本格に対する真摯な姿勢が伝わってきます。
体育館の殺人 (創元推理文庫)
青崎有吾体育館の殺人 についてのレビュー
No.23:
(7pt)

貴族探偵対女探偵の感想

貴族探偵シリーズの記念すべき第ニ作です。いまでも、貴族探偵という人がどんな人なのか全くわからないミステリアスな探偵ですが、事件現場から拾い上げる手がかりのひとつひとつを組み立てながら犯人を指摘していく手法、ロジックの展開や切れは流石です。
貴族探偵対女探偵 (集英社文庫)
麻耶雄嵩貴族探偵対女探偵 についてのレビュー
No.22:
(7pt)

鍵のかかった部屋の感想

、「鍵のかかった部屋」 正直、ホラー作家だと思っていた貴志祐介さんが、このような精緻な密室トリックを小説にするとは意外でした。どの短編も密室好きなら楽しめる作品です。犯人あての要素が少ないのではと私自身思いましたが、作者本人が、BS11のベストセラーという番組で、「犯人あては作者の都合でどうにでもなるが、密室トリックは現実のものでより難しい次元のものを目指している。」という話をされていてなんとなく納得してしまいました。
「密室トリックは何年も前に思いついたものを書きとめ、その後ほかに思いついたものと合わさってようやく使えるものにしてからプロットを作り始める」という言葉にも作者の思いの強さを感じました。
鍵のかかった部屋
貴志祐介鍵のかかった部屋 についてのレビュー
No.21: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

ビブリア古書堂の事件手帖4 栞子さんと二つの顔の感想

現代のライトノベルによるミステリーのベストセラー作品の第四作。いつも古書にまつわる謎に、主人公栞子さんの母親の謎など、人間関係の謎が複雑に絡み合い、謎が謎を呼び、独特のミステリアスな世界に引き込まれます。今回はとくに、江戸川乱歩作品の古書をテーマにしていて、まさにシリーズではいちばん本格作品です。とくにあの乱歩の名作「二銭銅貨」での暗号の謎を新しい解釈で解読していくあたりは、作者の奥深い蘊蓄に改めて感動させられます。
ビブリア古書堂の事件手帖4 ~栞子さんと二つの顔~ (メディアワークス文庫)
No.20: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

九つの殺人メルヘンの感想

歴史上の謎や新解釈でアッといわせる鯨先生が、グリム童話を題材にして具体的に現在にある事件の謎を、女子大生桜川東子とバーのマスター厄年トリオが解決していく短編集です。アリバイ崩しの作品は独創的で秀逸なものもあり、禁じ手のような作品もありますが読みやすいし楽しめます。九作で終わらずもう少し続けてほしいですね。
九つの殺人メルヘン (光文社文庫)
鯨統一郎九つの殺人メルヘン についてのレビュー
No.19:
(8pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

江神二郎の洞察の感想

有栖川作品の、火村シリーズと別の探偵シリーズである江神二郎シリーズの初短編集です。自分の大学時代を思い浮かべながら楽しく読めました。「二十世紀的誘拐」のパズラー、江神の推理の切れ味は最高ですね。新しいメンバー マリアの今後の活躍も気になりますね。二作目の短編集も待ち遠しい。
江神二郎の洞察 (創元推理文庫)
有栖川有栖江神二郎の洞察 についてのレビュー
No.18:
(8pt)

寒の夜晴れの感想

日本本格ミステリーの元祖、大阪圭吉先生の珠玉の短編集「銀座幽霊」から。雪上でたおれて死亡していた被害者。犯人の痕跡がない雪密室。ミステリー黄金期の欧米に対し、日本が誇る本格ミステリーの切れ味を堪能していただきたい。大阪先生なくして今の日本本格ミステリーは、産声もあげられなかったであろう。        


大阪圭吉寒の夜晴れ についてのレビュー
No.17: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

白い僧院の殺人の感想

「白い僧院の殺人」雪密室においてカーの前にカーはなく、カーのあとにカーはなし。文字通りカーの代表作のひとつにして、その後の数多の雪密室作品はこの作品をもとに書かれていると言っても過言ではありません。「白い密室」「スウェーデン館の謎」などと読み比べてみるのも面白いかもしれません。   

白い僧院の殺人【新訳版】 (創元推理文庫)
カーター・ディクスン白い僧院の殺人 についてのレビュー
No.16:
(8pt)

白い密室の感想

「白い密室」押しも押されも鮎川先生の代表作。社会派により荒廃した本格ミステリーの復活に尽力された先生の力は図りしれない。本作品は、円熟期に書かれたカーをも凌ぐと大乱歩も絶賛した雪密室トリック。ロジックの美しさをご賞味下さい。決してご損はさせませんよ。      

白い密室 (ROMANBOOKS)
鮎川哲也白い密室 についてのレビュー
No.15:
(7pt)

ブラジル蝶の謎の感想

「蝶ははばたく」火村、有栖川コンビ国内シリーズ第三弾から。小品ながら、叙情的作風の密室作品。旅先でこんな体験をしたら、魅惑的旅行になるかも。北陸が舞台というのも金沢人の自分としては、親近感を覚えます。同じ作品集の中の「人喰いの滝」もオススメです。
ブラジル蝶の謎 (講談社文庫)
有栖川有栖ブラジル蝶の謎 についてのレビュー
No.14: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

パリから来た紳士の感想


▼以下、ネタバレ感想
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パリから来た紳士 (創元推理文庫―カー短編全集)
No.13:
(7pt)

マーキュリーの靴―三番館の全事件〈2〉の感想


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マーキュリーの靴―三番館の全事件〈2〉 (三番館の全事件 (2))
No.12: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

被害者は誰?の感想


▼以下、ネタバレ感想
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被害者は誰? (講談社文庫)
貫井徳郎被害者は誰? についてのレビュー
No.11: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~の感想


▼以下、ネタバレ感想
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死なない生徒殺人事件 ~識別組子とさまよえる不死~ 新装版 (メディアワークス文庫)
No.10:
(7pt)

探偵くらぶ 本格編―探偵小説傑作選1946~1958の感想


▼以下、ネタバレ感想
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探偵くらぶ〈中〉本格編―探偵小説傑作選1946~1958 (カッパ・ノベルス)
No.9:
(7pt)
【ネタバレかも!?】 (3件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

樽の感想

ネタバレあります。すいません。                                       アリバイ崩しの古典的作品。犯人はある程度絞られてしまいますが、樽の入れ替えトリックはなかなか面白いと思います。死体を詰めた樽を犯行を着せたい相手に送り、相手の名前で彫像入りの樽を注文して、それを自分が受けとる、相手の名前は筆跡鑑定でバレる気もしますが、斬新なアイデアですね。この死体入れ替えトリックが本作の真骨頂だと思います。探偵の個性は地味ですが、作者の緻密で真面目な性格がつたわって来ます。
樽【新訳版】 (創元推理文庫)
F.W.クロフツ についてのレビュー
No.8: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

慟哭の感想


▼以下、ネタバレ感想
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慟哭 (創元推理文庫)
貫井徳郎慟哭 についてのレビュー
No.7:
(7pt)

稲妻左近捕物帖の感想


▼以下、ネタバレ感想
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稲妻左近捕物帖 (1952年)
九鬼紫郎稲妻左近捕物帖 についてのレビュー
No.6:
(8pt)

『アリス・ミラー城』殺人事件の感想


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『アリス・ミラー城』殺人事件 (講談社文庫)
北山猛邦『アリス・ミラー城』殺人事件 についてのレビュー
No.5:
(7pt)

ビブリア古書堂の事件手帖6 栞子さんと巡るさだめの感想


▼以下、ネタバレ感想
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ビブリア古書堂の事件手帖 (6) ~栞子さんと巡るさだめ~ (メディアワークス文庫)