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ジャム さんのレビュー一覧

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レビュー数60

全60件 41~60 3/3ページ
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No.20: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

笑わない数学者の感想

消えたオリオン象、そしてその裏に隠された逆トリック!森作品で唯一再読した傑作!
笑わない数学者―MATHEMATICAL GOODBYE (講談社文庫)
森博嗣笑わない数学者 についてのレビュー
No.19: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

少女たちの羅針盤の感想

青春ミステリの世界にまた一人新たな才能が現れた!女優が映画で撮影現場で脅迫される現在と女子高生4人の劇団「羅針盤」のメンバーが殺された過去が交錯する傑作!女子高生4人のリアルな心理描写で一気に読ませる新世代の青春群像劇の誕生!青春の美しさ、辛さ、儚さ、そして未来を描いた今作は紛れもなく青春小説の新たな金字塔の名に相応しいと思います!
少女たちの羅針盤 (光文社文庫 み 34-1)
水生大海少女たちの羅針盤 についてのレビュー
No.18: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

丸太町ルヴォワールの感想

謎の女性「ルージュ」との初恋にまつわる「魅力的な謎」と天才美少年、凸凹コンビ、最強の刺客と次々現れる「魅力的な登場人物」、そして始まる息詰まる法廷での「騙し合い」!麻耶雄嵩氏も絶賛する大型新人のデビュー作にして、終盤の鮮やかなどんでん返しが見事な本格ミステリ新世代の傑作ここに誕生!
丸太町ルヴォワール (講談社文庫)
円居挽丸太町ルヴォワール についてのレビュー
No.17: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

占星術殺人事件の感想

新本格の生みの親、島田荘司の衝撃デビュー作!トリックは漫画で知っていましたが、それでも愉しめたのはやはりこの作者の力量だと思います!名探偵御手洗潔にもはまりました。
占星術殺人事件 改訂完全版 (講談社文庫)
島田荘司占星術殺人事件 についてのレビュー
No.16: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

生ける屍の死の感想

殺されても甦る死者が溢れるパラレルワールドを舞台にした傑作!面白すぎです!
生ける屍の死(上) (光文社文庫 や 26-3)
山口雅也生ける屍の死 についてのレビュー
No.15: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

メルカトルと美袋のための殺人の感想

悪名高き銘探偵メルカトル鮎と彼に振り回される推理作家の美袋三条のコンビが贈る7つの事件!特に美袋君の恋の裏に隠された謎を解く「遠くで瑠璃鳥の鳴く声が聞こえる」、メルの描いた犯人当てに美袋君が振り回される「ノスタルジア」、メルの悪意が頂点に達する「彷徨える美袋」の3編はミステリとしてもブラックコメディとしても秀逸!ちなみに本作は自分がアンケートをとった麻耶雄嵩ファンによる作品ランキングで1位をとりました!それだけメルというキャラの人気と本格ミステリの魅力あふれる粒ぞろいな作品が揃ったファンが選ぶベスト作だということでしょう。
メルカトルと美袋のための殺人 (集英社文庫)
麻耶雄嵩メルカトルと美袋のための殺人 についてのレビュー
No.14: 9人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

消失!の感想

マリー、裕二、純の赤毛の持ち主が何者かに殺害され、しかもその死体は犯人とともに忽然と「消失」してしまった!これはネットでネタバラシされなければまず確実に騙されていたであろう大胆なトリックだと思いました(笑)それでも本格ミステリ的に非常に良くできているので楽しめましたし、最後のドンでん返しに関しても近年多くの作家たちが意識的に取り入れているものなので新本格発生直後のしかも京大ミス研出身の著者がいち早く取り入れていたのも興味深かったですね。

▼以下、ネタバレ感想
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消失! (講談社文庫)
中西智明消失! についてのレビュー
No.13: 6人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

Anotherの感想

「暗黒館」が綾辻流本格ミステリの集大成なら、「Another」は綾辻流本格ホラーの集大成。26年前から続く「3年3組の呪い」により、次々と不審死していくクラスメイト達。その謎に転校してきた主人公恒一と「ミサキ・メイ」が迫る!あくまでホラー的雰囲気が漂うも、結末に至ると綾辻さんが周到な伏線を張った「ある仕掛け」が明らかに!正直、またもまんまと騙されました(笑)半分は想像がつきながら読んでいたのですが、残りの半分にはまんまと引っ掛かりましたね(笑)3年3組で過ごした半年のことはこれからもけして忘れないでしょう!
あと、清原さんの漫画版も個人的には良かったですね。ラストも感動したし、赤沢さんの暴れっぷりも良かった(笑)
アニメは途中までで、映画はまだみていませんが(笑)
Another
綾辻行人Another(アナザー) についてのレビュー
No.12: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

眼球堂の殺人 ~The Book~の感想

また一人「メフィスト賞」から正統派本格新人現る!放浪の天才数学者十和田只人は、建築界の巨星が建てた異形の館「眼球堂」にストーカーライター陸奥藍子とともに招かれる!しかし、そこで待ち受けていたのは館の構造を生かした不可能犯罪の数々だった! 森博嗣さんが久々に新人に推薦文を寄せたことも頷ける天才たちの競演による理系本格で、中学生の頃に「F」を読んだときと同じような衝撃を受けました!物理トリックはこれぞ本格!と呼べる大がかりなものでしたし、違和感を覚えつつも見破れなかったラストのドンでん返しにも眩暈しました!早くも本年度ベスト級の傑作の誕生!夏に出る第2作も楽しみです。これから本格ミステリ界で大いに活躍して欲しいですね。期待の意味も込めて、新人では異例の9評価ということで!
眼球堂の殺人 ~The Book~ (講談社文庫)
周木律眼球堂の殺人 ~The Book~ についてのレビュー
No.11: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

消失グラデーションの感想

名門私立藤野学院高校女子バスケ部のエースが、僕の目の前で屋上から転落!しかも、一瞬気を失った後目覚めると転落したはずの彼女の姿が忽然と消えていたのだ!いやあ、この手のトリックには散々やられてきたのにも関わらずまたしてもまんまとしてやられました!あのネタが明かされるまではある一人の登場人物にどうしても感情移入できず悶々としていたのですが、まさか「そういうこと」だったとは!また、登場人物のほとんどがバスケ部員ということで切ない「青春バスケ小説」として読めたのも良かった!読後感も思いのほか爽快!これは、お勧め!
消失グラデーション (角川文庫)
長沢樹消失グラデーション についてのレビュー
No.10: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

厭魅の如き憑くものの感想

本格ミステリと本格ホラーの融合。横溝ファンとして、横溝的な村の因習的な雰囲気と複雑な家系は好印象で、ぐいぐい読ませられた。メイントリックにもまんまと騙されて気持ち良かったし、ラストにホラーな部分を残すやり方も良かった!
厭魅の如き憑くもの (講談社文庫)
三津田信三厭魅の如き憑くもの についてのレビュー
No.9:
(9pt)

記憶の果て THE END OF MEMORYの感想

第5回メフィスト賞を史上最年少の19歳で受賞した衝撃のデビュー作!この期に連なる安藤直樹シリーズ最初の1作であり、親父の死から始まる痛々しいまでのリアルな青春が描写された青春ミステリの大傑作!ミステリの批評精神にも溢れた作品でこの作品だけ読むとこの作者は今後どの方向に向かうのかと思いましたが、青春部分は過剰に残しつつ立派なミステリ作家になってくれたので良かったです(笑)
記憶の果て(上) (講談社文庫)
浦賀和宏記憶の果て THE END OF MEMORY についてのレビュー
No.8:
(9pt)

すべてがFになるの感想

記念すべき第1回メフィスト賞受賞作にして、その後の本格ミステリのすべてを変えた記念碑的大傑作!理系の天才たちがこれでもかと出てくる作品で、密室トリックも衝撃的!犀川&萌絵の凸凹コンビも良し!
すべてがFになる―THE PERFECT INSIDER (講談社文庫)
森博嗣すべてがFになる についてのレビュー
No.7:
(9pt)

僧正殺人事件の感想

哲学者探偵ファイロ・ヴァンスが挑むマザー・グース連続殺人!「そして誰もいなくなった」とともに本格の隆盛に多大な影響を与えた大傑作!緻密なロジックと狂気の元祖ともいえる本格ミステリのお手本的作品です。
僧正殺人事件 (創元推理文庫)
ヴァン・ダイン僧正殺人事件 についてのレビュー
No.6: 8人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (1件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

そして誰もいなくなったの感想

「十角館」は勿論すべてのクローズドサークルモノの本格ミステリの元祖といえるアガサ・クリスティーの最高傑作!この作品がなければ、現在の本格ミステリの隆盛はなかったといっていいでしょう!本当に何度感謝してもしたりないぐらいです。神様、仏様、クリスティー様(笑)
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
No.5: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

十角館の殺人の感想

この作品はいまさら自分ごときがおすすめするまでもない本格ミステリの大傑作ですが、麻耶さんが複雑なトリックメイカーなら綾辻さんは誰にでもわかりやすい一発ネタメイカー!その一発ネタの元祖がこの作品で、たった一言で世界がひっくり変える衝撃は他の作品にはない衝撃があります。ネタだけなら、いまだに他の作品の追随を許さない一発大トリックの最高傑作です!
十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.4: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

翼ある闇の感想

3度読み返した本格ミステリの一つの頂点といえる天才麻耶雄嵩、驚愕のデビュー作!あらゆる本格のガジェットが惜しげもなく投げ込まれた大傑作!メルカトル鮎、木更津悠也という2大名探偵は勿論、個人的に好きなキャラの一人である霧絵ちゃんも出ますしキャラ的にも濃い作品です(笑)

▼以下、ネタバレ感想
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新装版 翼ある闇 メルカトル鮎最後の事件 (講談社ノベルス)
麻耶雄嵩翼ある闇 についてのレビュー
No.3: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
【ネタバレかも!?】 (3件の連絡あり)[]   ネタバレを表示する

獄門島の感想

美しき3姉妹の見立て連続殺人を描いたあまりにも有名すぎる横溝正史の、そして日本推理小説界に燦然と輝く金字塔です!近年では麻耶さんの「隻眼の少女」のモチーフにも使われ、現在活躍する多くのミステリ作家に多大な影響を及ぼした大傑作であります。戦後的な動機と大胆で緻密なトリックが光ります。
獄門島 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史獄門島 についてのレビュー
No.2: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

本陣殺人事件の感想

本作は日本初の本格推理小説とも呼ばれ、かの名探偵金田一耕助最初の事件として知られている横溝正史の代表作です!また、物理的密室トリックの傑作としても知られており、本書読まずして密室トリックを語るなかれと言っても言い過ぎではない名作でもあります。また、同収録の「車井戸はなぜ軋る」、「黒猫亭事件」も同じく本格ミステリの代表的トリックを使った傑作です。
本陣殺人事件 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史本陣殺人事件 についてのレビュー
No.1: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

八つ墓村の感想

中学2年の時のこの本と出会わなければ、今の本格ミステリ、小説好きの自分はいません。今から考えると本格としてはやや弱いですが、その他の圧倒的な雰囲気とホラー要素、冒険要素もあり今なお本格ミステリファンならずともすべての小説好きにおすすめできる横溝エンターテインメントの最高傑作だと思います!
八つ墓村 (角川文庫―金田一耕助ファイル)
横溝正史八つ墓村 についてのレビュー


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