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ジャム さんのレビュー一覧
ジャムさんのページへレビュー数259件
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文庫版(上)UFO飛来を信じる新興宗教団体「人類教会」の総本山に向かったまま行方知らずとなった英都大学推理研究会部長江神二郎。彼の身を案じた後輩のアリスらお馴染み推理研の愉快な仲間たちが到着するとそこで聞かされたのは、11年前の不可解な密室殺人事件だった!そして、若き女王が君臨する教団の城に彼らが招かれるとそこでも不可解な殺人事件が!それにしても、相変わらず織田&望月の凸凹コンビはいいなあ(笑)さて、下巻で事件がどのような解決を迎えるか?
文庫版(下)これぞ有栖川流本格ミステリの結晶!「双頭の悪魔」に次ぐ徹底したフーダニット(犯人当て)と純粋論理の積み重ねで紡がれていく真相には、有栖川さんの本格=ロジックの情熱が胸に迫ってくるようでした!また、推理研Vs.教団の必死の攻防や決死の逃走劇という冒険活劇要素もこの作品をより一層盛り上げてくれました!江神部長、アリス、マリア、望月、織田の5人からなる英都大学推理研に今回も盛大なる拍手を!(笑) |
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美貌で毒舌の名探偵吉祥院慶彦が挑むのはある時は被害者探しの謎にあるときは目撃者探しの謎、さらに後輩の桂島刑事には自作の「犯人当て小説」ならぬ「探偵当て小説」をふっかける! あくまで本格魂は忘れず、その裏に人間の喜劇悲劇を織り交ぜるストーリーテラーぶりに舌を巻くこと請け合いです!というか吉祥院が麻耶さんの小説に登場する銘探偵メルカトルに桂島が同じくその助手の美袋に見えてしょうがなかった(笑)3作目の自作のミステリ小説を助手にふっかけるというのは特に(笑)
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前篇の伏線が見事に回収されていく様が心地良かった。キャラも葉山君、柳瀬さん、伊神さんは勿論、新たに登場した希ちゃんがシリーズの幅を広げてくれたように思う。これからにも期待!
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【ネタバレかも!?】
(1件の連絡あり)[?]
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似鳥流日常系青春ミステリ第2弾!米澤さんとは違った意味で軽くサクサク読めるし、第1作と同じくちょっとほろ苦い青春模様も良かった。伊神先輩が卒業してしまったので、新学期編の探偵役は葉山君なのかな?断章の意味が最後まで明かされず終いで未消化気味なので、後篇が早く読みたい(笑)
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数学少女浜村渚シリーズ第3弾!今回は前2作よりも問題が高度になっていて、元から数学的思考ではない自分にはまだ完全には理解できていないものもあるんですが相変わらず個性的なキャラたち、次々と流れるような展開もあり、またもハイスピードで読了!特にパラドックス理論をRPG風に読者に挑戦してくる「クレタ島・嘘つき迷宮」、館ものの物理トリックを数学的な図形で創ってみせた『「プラトン立体城」殺人事件』が本格ミステリファンとしては面白く読めた(笑)このシリーズを読んでるともっと数学を理解したくなりますね!
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いまやミステリ界になくてはならない存在にまでなった米澤さんの記念すべきデビュー作にして、古典部シリーズ第1作。トリックのネタの意味が分からなくて、辞書で調べた自分の語学力って一体(笑)古典部シリーズも小市民シリーズと同じく気楽にサクサク読める「日常の謎」を扱っていて好感を持てたので、これから読んでいきたいと思います!
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「夏と冬の奏鳴曲」の続編。記憶を失った烏有の葛藤と、メルカトルのとんでも探偵ぶりが際立つ快作!
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雨が狂わす二組の兄弟のあやまちとは?ぐいぐい世界観にひっぱる力は見事ですが、傑作「ラットマン」に比べるとミステリ的な意味では真新しい驚きがなかったのが少し残念。しかし、二組の兄弟の再生の人間ドラマには胸打たれるものがありました!
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烏賊川市シリーズ第2弾!名探偵鵜飼、一番弟子流平、二番弟子?朱美、そして刑事二人など個性的なキャラが繰り広げるドタバタ劇と殺人事件の謎ときが絶妙に絡み合う傑作!銃弾のトリックも丁寧に伏線が張られていて良かった。
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「生首に聞いてみろ」以来8年ぶりの法月モノ長編!夢の島、イクル君、うさぴょん、カネゴンと呼ばれる互いに見も知らぬ4人の男たちは4枚のトランプに従って、「四重交換殺人」を企むのだが・・・。派手なトリックこそないものの、相変わらず法月さんは緻密なロジックを展開してくれます!「キングを探せ」というタイトルも最後まで読めば、正にこれ以外あり得ないなと最後の一行まで読むと納得します!
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リボンに真っ黒な顔でおまけに巨乳のアイドル七瀬かりんの亡霊―人呼んで「鋼人七瀬」が鉄骨を振り回し、道行く市民たちに襲いかかる!そんな都市伝説がまことしやかに流される都市にやってきた一眼一足の美少女岩永琴子と異能を持つ青年桜川九郎の凸凹コンビがついに現実の怪異となった「鋼人七瀬」打倒に挑む!最初から事件には謎などなく、岩永は虚構を積み重ねることで嘘を本当のようにして怪物を倒していくというゲーム世代、ネット世代ならではのミステリでこれはこれで楽しめたんですが、これをミステリと評価していいのかは悩みますね(笑)
まあ、でもこれで同票とはいえ昨年度の本格ミステリ大賞を一定の識者たちの評価を得て受賞したわけですから、推理を多重に組み立てて一つの結論に達するという筋立て運びは見事でしたし、嘘とはいえ嘘も本当のように語れば本格ミステリとなるということでこれも本格の一つの形かなと思ったりもしますが(笑) 最後にこの書き方だと次作以降も想定していそうなので大賞をとったからには2作目をぜひ書いて欲しいと思います!案外この設定で嵐の山荘とかクローズドサークルをやったら面白いかも?(笑) |
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事故で死んだ夫が残された妻を守るため、いろんな人に乗り移って様々な事件を解く心温まる話。子育てとかしたことない自分でも見守る夫や奮闘する妻に素直に感情移入できた傑作!個性的な3老婆の存在も良かったなあ(笑)
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密室、アリバイ、ダイイング・メッセージ講義などミステリ初心者にも分かりやすく、しかも従来の評論ではなく小説として愉しみながら学べるミステリの新教科書!意外な犯人には、いい意味で驚かされた(笑)今度からミステリを知らない人にはこれをまず薦めようっと(笑)
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やっぱりこのシリーズいいですね!コンパクトで読みやすいし、キャラも立ってるしトリックも今回は「アリバイ崩し」とミステリファンの裏をかいたどんでん返しが最高でした。なにより、この短さでうまく話をまとめてるのがすごい!
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美貌の民俗学者、蓮丈那智が挑む民俗学絡みの難事件たち!「鬼封絵」、「凶笑面」、「邪宗仏」の3作が特に良かった。民俗学が絡むミステリ、自分は結構好きかも。
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ノベルス版で京極夏彦が絶賛したように、今までの森ミステリィにない文系のイメージ漂う野心作!壺と箱のトリックも衝撃的!
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浦賀は、特別な一夜を過ごした女性亜矢子とともに階段から転落してしまう。目覚めると自分だけ助かり、亜矢子は意識不明の昏睡状態に-。5年後、作家になった浦賀は亜矢子の兄の誘いで友人らとともに招かれた地下室に閉じ込められてしまったのだった!12年ぶりに文庫化ということで再読しましたが、忘れていたネタの伏線、そして浦賀読者ほど騙されるであろうあのネタ(初読時は騙されました)が残酷な形で明かされ、そして幻想的なラストを迎えるというと短いながらも浦賀小説の残酷さと本格ミステリの魅力が絶妙に合わさった傑作でした!
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名門女子高「聖真女学園寮」で次々と殺されていくクラスメートたち!過去に傷を負い夢遊病持ちの冴子は自分こそが犯人ではないかと疑い始め・・・。綾辻さんが初めて挑んだ本格ホラーミステリ!犯人は大体見当がついたのですが、その先の正体までは読めなかったので完敗といったところでしょうか(笑)やっぱり、綾辻さんの描くこういう怪しい闇の雰囲気は好きだなあ。
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島田荘司推薦の新本格第3世代の嚆矢にして、第12回メフィスト賞受賞作!あかずの扉研究会の面々が個性的で良い。
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ユーモアミステリの旗手、我孫子武丸の鮮烈なデビュー作!速水3兄弟のキャラが良いです。
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