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あんみつ さんのレビュー一覧

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レビュー数119

全119件 81~100 5/6ページ

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No.39: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

収穫祭の感想

かなり消化不良な印象の作品でした。
犯人は予想外ではあるのですが、どんでん返しというより、そんなのあり?という感じです。
記憶やら何やら、ちょっとラストのためのご都合主義的展開が過ぎる気がしました。
また、あらすじや帯に「現代版八墓村」「現代版津山事件」とうたわれているので、凄惨な描写は予測できるのですが、それより執拗な性描写が気になりました。
変態的な性描写か執拗すぎて、かなり気持ち悪かったです。
その描写の大半はラストのために必要とは思えないものだったので、なぜこんなに変態的な性描写を執拗に書いたのかなと思いました。
ちょっと厚い文章を凄惨な描写に耐えて読んだ割に、スッキリした読了感もなく、上手く言えませんが、気持ちよい後味の悪さもないです。
西澤先生の作品ならば、「七回死んだ男」の方が断然面白かったです。

▼以下、ネタバレ感想
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収穫祭
西澤保彦収穫祭 についてのレビュー
No.38: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

半落ちの感想

ミステリーにも王道物、ホラー物など、いろいろとジャンルがあるかと思います
この作品はあらすじにも書かれているように、介護の問題、そして組織の軋轢といった社会風刺の色が濃いミステリー作品と感じました
元警部かアルツハイマーを苦にした妻を嘱託殺人
しかし、殺害後から自首までの2日間については黙秘という「半落ち」
彼をめぐり、警部をはじめ、異なる立場の6人の視点で物語が進みます
非常に評価が高く、話題になった作品です
文章も読みやすく、最後まで一気に読める作品だと思います
ただ、個人的には各主人公の組織の内部事情の色が強く、梶の半落ちをめぐってとはいえ、梶の印象 が薄く感じました
半落ちそのものではなく、警察等関係組織の内部問題がメインという印象でした


▼以下、ネタバレ感想
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半落ち (講談社文庫)
横山秀夫半落ち についてのレビュー
No.37: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

霧越邸殺人事件の感想

新装版の方を読ませていただきました
ミステリーでは王道の、吹雪の館での連続殺人の話です
山奥で他人を寄せ付けない、どこか不気味な霧越邸に、下山途中で迷った劇団「暗色天幕」のメンバーが避難
そこで起こる連続殺人と、霧越邸の不思議な偶然
霧越邸の面々も不気味で何かを隠している
いったい誰が犯人かー・・・という話です
綾辻先生の館シリーズとanotherの中間のようと聞いていました
しかし、館シリーズとanotherほど、叙述トリックに傾倒した作品ではないと思います
ミステリーはもちろん、ホラー要素も多少ありますが、anotherほどホラー要素はないです
また、作家や芸術作品が頻繁に出るため、少し説明が多いです
その辺りを楽しめるか、冗長と感じるか、好みが分かれると思います
綾辻先生が京大ミステリ研に在籍していた、若かりしころの作品ということがわかっているためか、文章に若さや時代を感じました
上述の説明も、今の綾辻先生が執筆したら、もっとシンプルかもしれません
しかし、面白い作品ですし、綾辻先生のある種の原点的作品なので、オススメです


▼以下、ネタバレ感想
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霧越邸殺人事件<完全改訂版>(上) (角川文庫)
綾辻行人霧越邸殺人事件 についてのレビュー
No.36: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

死神の精度の感想

ミステリーはいろいろな解釈や定義があると思います。
ミステリーに推理を期待する場合は、あまりこの作品は合わないかもしれません。
まったく推理がないわけではないですが、それが全面的に出てくるわけではないです。

人間味がないのに、その人間味のなさがどこか面白い死神の千葉が、7日間対象者を観察し、「可」か「見送り」にするか判定するというものです。
この作品では6人の人生を垣間見ます。
それぞれ異なる人生、価値観の人々のお話なので、どこかしら共感したり、気に入ったりできるのではないでしょうか。
6人分ということで、6つの短編集なので、さくっと軽く読める作品だと思います。

▼以下、ネタバレ感想
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死神の精度 (文春文庫)
伊坂幸太郎死神の精度 についてのレビュー
No.35: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(5pt)

黄昏の囁きの感想

囁きシリーズ3作目。
実は私は2作目をまだ読んでいません。
シリーズといっても続いていないと聞き、本屋にこちらだけあったので先に読んでしまいました。
確かに明確な繋がりはないのですが、1作目で出てきた名前が少しだけですが出てきました。
なので、もしかしたら2作目で出たキーワードがあるのかもしれません。
なので、やはり順番通り読んだ方がいいと思います。
そして、作品の感想ですが、綾辻先生ですので大変読みやすいです。
また、前半の謎に包まれている間は面白く、引き込まれてグングン読めます。
しかし、最後は少しアンフェアな気がしました。
いつも綾辻先生の叙述トリックにはやられた!という驚きとスッキリ感があるのですが、今回はちょっとズルい気がしてしまいました。
登場人物は緋色の囁きより魅力的な気がするのですが。

▼以下、ネタバレ感想
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黄昏の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
綾辻行人黄昏の囁き についてのレビュー
No.34:
(3pt)

チーム・バチスタの栄光の感想

ドラマ化も映画化もされている作品。
キャラクターも魅力的なのだと思います。
しかし、残念ながら、私には少し合わない作品でした。
比較的わかりやすく、医療知識なしでもミステリーとして楽しめるよう、きっと作者は工夫しているのだと思います。
しかし、やはり多少医療知識の必要性を感じるのと、説明口調のように感じる箇所がありました。
そのため、あまりミステリーとしては魅力を感じませんでした。
ドラマ向きだなと感じる作品でした。
新装版 チーム・バチスタの栄光 (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
海堂尊チーム・バチスタの栄光 についてのレビュー
No.33: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

緋色の囁きの感想

綾辻先生の館シリーズよりホラーミステリーの雰囲気がありますが、anotherほどホラーミステリーではありません。
anotherとフリークスの中間のような雰囲気でしょうか。
幼少期の記憶がない主人公冴子が、歴史ある厳格で隔離された女子校に転入することから始まります。
あらすじにあるように、ひとりの女子生徒が焼身「自殺」をはかったとされ、そこから元々異常だった学校がさらに異常な事態となって行きます。
ただ、少し解かなければならない謎が多すぎる気もしました。
女子生徒の死の謎、その後の事件の謎、冴子の過去の謎、学校の過去の謎、そしてクラスの謎。
そのあたりは綾辻先生ですので、上手くリンクしますし、最後にはすっきり解決しますが。
あと、綾辻先生はanotherの時にも思いましたが、歪な学園生活を描くのが上手だと思いました。


▼以下、ネタバレ感想
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緋色の囁き 〈新装改訂版〉 (講談社文庫)
綾辻行人緋色の囁き についてのレビュー
No.32: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

インシテミルの感想

隔離された環境下で監視される代わりに高額自給という、明らかに怪しい環境設定です。
当然、殺人を誘発する環境下に置かれ、連続殺人に発展という、ある種王道の作品です。
登場人物は多めですが、それぞれ個性はたってます。
あと、言い方が悪いですが、非常にテンポよく退場していくので、あまり問題ないと感じました。
常に主人公・結城くんの視点で展開しますが、あまり自己主張が強い主人公ではないため、読みやすかったです。
ただ、特殊設定なのでそれが合う合わない、飄々とした主人公が合うか合わないといった問題はあるかもしれません。
私はテンポが良いと感じましたが、登場人物や殺人についてひとつひとつじっくり考えたいタイプの人には合わないかもしれません。
そのテンポの良さでサクッと読めるのですが、そのあたりは好みがあると思います。

▼以下、ネタバレ感想
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インシテミル
米澤穂信インシテミル についてのレビュー
No.31: 8人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

13階段の感想

ミステリー作品としての完成度も高いですが、それ以上に社会に対する問題提起作品として、素晴らしいと思いました。
ある死刑囚に冤罪の可能性があり、刑務官と仮釈放中の青年が、事件について調査します。
調査を進めるうちに、死刑囚の事件だけではなく、仮釈放の青年の事件についても、謎めいた点が出てきて、グングン話に引き込まれます。
死刑囚の冤罪ということから、死刑制度はもちろん、日本の刑法や服役後の加害者の生活、そしてその家族について深く考えさせられました。
最後はどんでん返しもあり・・・と言えるかわかりませんが、驚きの事実はあります。
冤罪の可能性がある死刑囚の調査は終わりますが、死刑の問題自体は当然解決しませんし、最後はほろ苦いものがあります。
ちょっとミステリーより社会問題提起の色を強く感じるかもしれませんが、おすすめの作品です。


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13階段 (講談社文庫)
高野和明13階段 についてのレビュー
No.30: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

そして扉が閉ざされたの感想

高い評価に期待しすぎてしまいました。
どんでん返しといえば、確かにそれもないわけではないのですが、それほど驚きもしませんでした。
そこに至るまでが、少し冗長でダレてしまったかもしれません。
登場人物も、どこかしら鼻につくタイプで共感できず、少しイライラしてしまいました。
途中とちゅうの恋愛要素が、特に私には合わず、そこが余計に冗長に感じさせた気がします。

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そして扉が閉ざされた 新装版 (講談社文庫)
岡嶋二人そして扉が閉ざされた についてのレビュー
No.29: 7人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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ハサミ男の感想

とても面白い作品でした。
叙述トリック、どんでん返しとわかっていても、見事に騙されました。
ハサミ男の視点と、若手警官の視点で展開します。
それぞれの視点を注意深く読んでいるつもりでしたが、それでも相違に気づきませんでした。
少なくとも私は違和感なく読み進めてしまいましたし、違和感を感じさせない文章なあたり、さすがだと思います。
気づいた後、ここはこういう意味だったのかと驚きました。
面白い作品なので、理解した後、読み直そうという気持ちも起きました。
女子高生は誰に殺されたのか、そしてハサミ男自身について、1冊で2つの謎解きを楽しめます。
ただ、後半少し表現がグロテスクかもしれません。
苦手な方はご注意を。


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ハサミ男 (講談社文庫)
殊能将之ハサミ男 についてのレビュー
No.28: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

七回死んだ男の感想

SFミステリー作品。
SF設定がおまけのようだったり、ただの環境条件に過ぎない作品もありますが、この作品は推理する上でSF設定がすごく活かされています。
うまい言葉が浮かびませんが、ミステリーとSFがとても良い相乗効果を出している気がします。
登場人物は割と多めですが、個性がたってますし、一方で極端に鼻につくこともありません。
テンポも良く、どこかコミカルさもあります。
最後にどんでん返しというか、「えっ」という驚きもあり、まったく飽きずに一気に読んでしまいました。
面白く、そして読みやすい一作だと思います。

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新装版 七回死んだ男 (講談社文庫)
西澤保彦七回死んだ男 についてのレビュー
No.27: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

火車の感想

上からな意見のようで申し訳ないですが、宮部みゆきって凄い作家だ!と思える作品でした。
ミステリーとしても、社会風刺としても素晴らしい作品です。
私はまだ宮部みゆき先生の作品は「火車」の他には「理由」と「レベル7」しか読んでいませんが、その二作に比べ、登場人物の個性が強すぎず、嫌みがない点も良かったです。
事件が二転三転し、被害者加害者の事情が明らかになる過程で浮かびあがる社会的問題。
社会的問題についても深く調べられ、丁寧に記されており、わかりやすく、そして恐ろしくもありました。
ミステリーとしても社会風刺としても、本当に素晴らしい作品です。



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火車 (新潮文庫)
宮部みゆき火車 についてのレビュー
No.26: 5人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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時計館の殺人の感想

綾辻先生の館シリーズはどれも面白いですが、個人的にはこの作品が一番好きです。
館シリーズを読んでいる方はご存じでしょうが、作品によっては、島田潔か河南くん、片方の活躍に寄っているものもあります。
しかし、この作品は2人ともそれぞれ活躍している点が、まず嬉しいです。
また、時計館ということで、時計を使ったトリックとは踏んでいましたが、それに関しても二重の意味があり、驚かされました。
隔離された環境下での連続殺人という王道ミステリとしても、叙述トリック作品としても、大変素晴らしい作品です。

▼以下、ネタバレ感想
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時計館の殺人<新装改訂版>(上) (講談社文庫)
綾辻行人時計館の殺人 についてのレビュー
No.25:
(3pt)

ふちなしのかがみの感想

「踊場の花子」を世にも奇妙な物語で見て、面白かったため購入、読了しました。
いくつかの短編集で、小学生のころの学校の階段話や七不思議を思い出させる雰囲気です。
ただ、正直「踊場の花子」以外は、それほど印象に残りませんでした。

ふちなしのかがみ (角川文庫)
辻村深月ふちなしのかがみ についてのレビュー
No.24:
(3pt)

鍵のない夢を見るの感想

辻村先生か描く女性の心理描写や雰囲気が合う人には、きっと面白いのだと思います。
直木賞作品ですし。
ただ、私はいまいち登場人物に共感できず、設定にも惹かれませんでした。
そのため、あまり印象に残らない作品でした。
鍵のない夢を見る (文春文庫)
辻村深月鍵のない夢を見る についてのレビュー
No.23: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(3pt)

凍りのくじらの感想

辻村先生のセンスが好きな方には良い作品なのだと思います。
残念ながら私には少し合わない作品でした。
おそらく、思春期の複雑な女の子の心理を、辻村先生独特のタッチで描かれているのだと思います。
そのヒロイン理帆子に共感できるか。
私は共感はできませんでした。
ただ、辻村先生は(そんなに辻村先生の作品を読んだわけではないですが)プライドが高めで、少し斜めに構えた人の描写が上手な作家さんという印象を抱きました。
好きな人はかなり好きな話なのだとおもいます。

また、辻村先生がドラえもん好きということで、ドラえもんの道具に準えているところは、面白いと思いました。
また、SFを「少し不思議」と訳し、少し不在とか少しフォルテと訳す箇所は、辻村先生のセンスを感じました。

▼以下、ネタバレ感想
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凍りのくじら (講談社文庫)
辻村深月凍りのくじら についてのレビュー
No.22: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

迷路館の殺人の感想

館シリーズ3作目
綾辻先生の館シリーズ安定の面白さです
王道の館、密室、連続殺人ですが、王道でありながら毎度驚きがあり、新鮮です
犯人は誰か、作者は誰かという、二重の謎解きと叙述トリックは見事です。
作者は後々の作品にも大きく関わりますし、館シリーズが気になる方は、発行順通りに是非読んでほしいです。
とても面白い作品でした。

▼以下、ネタバレ感想
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迷路館の殺人<新装改訂版> (講談社文庫)
綾辻行人迷路館の殺人 についてのレビュー
No.21: 4人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)
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十角館の殺人の感想

新本格ミステリとして、とても有名な作品であり、綾辻先生の代表作ですね。
外部との連絡が取れない離れ小島、密室殺人からの連続殺人と、かなり王道な設定でありながら、そこに見事に叙述トリックも仕込んでぃます。
この作品で言葉の力というか、一文の破壊力のようなものを体感しました。
登場キャラクターの魅力も良かったです。
人によっては鼻につくかもしれませんが、私は個性があって好きでした。
綾辻先生の作品は文章も読みやすく、十角館はテンポも割と良いので、一気に読めてしまうと思います。


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十角館の殺人 (講談社文庫)
綾辻行人十角館の殺人 についてのレビュー
No.20: 3人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)
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Anotherの感想

ミステリーというより、ホラーの雰囲気が強い作品です。
そのため、綾辻先生に館シリーズのような、正統派なミステリーを求めている方は合わないかもしれません。
また、ホラーだけではなく、ファンタジーというかSFというか、ちょっと何でもありな特殊設定下でもあるので、そのあたりで好みがわかれる気がします。
私はあまり気にせず読むことができましたし、綾辻先生に期待してた叙述トリック自体は見事でしたので、満足の作品でした。
最後の大団円のハッピーエンドにせず、完全には救わない雰囲気も、個人的には好きな終わり方でした。


▼以下、ネタバレ感想
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Another
綾辻行人Another(アナザー) についてのレビュー