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フェルマーを愛する一人 さんのレビュー一覧

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書評・レビュー点数毎のグラフです平均点8.20pt

レビュー数20

全20件 1~20 1/1ページ

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No.20:
(7pt)

哀しみの冒険を、あなたに。「もぐら」

なかなかの良作。
主人公に重すぎる荷物を背負わせる事で、物語の重量をより高級なものにしている作品。
登場人物らの設定のお手並は素晴らしい。最後のまさかのどんでん返しにはビックリした。まさかそんな事をしてくるとは、思ってもいなかった。残念。でも、本を売るには、こういうやり方をするしかないのだ、と、納得している。
主人公の哲学には、少し惚れてしまう。絶対に正しくないものは存在しないように見えて、実はあったり、無かったり‥‥。それでも人は、何かを信じ、正しい事をしたい。この本が語りかけてくれる課題は、もしかしたら、想像できないくらい、スケールの大きいものなのかもしれない‥‥。
もぐら (中公文庫)
矢月秀作もぐら についてのレビュー
No.19: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

『MAGPIE MURDERS』 真のミステリ好きの描いた恐るべき良作

後になってようやく理解した。この作品の大体の書きたかったことを‥‥。
完成度が言葉にできないほど素晴らしい。
アラン・コンウェイの書いたとしている作品も読みたくて仕方がない。(存在しません。)
後書きが的を射ていて、そのままここに載せてしまいたい。が、それはやめておこう。
読むべし。

▼以下、ネタバレ感想
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カササギ殺人事件〈上〉 (創元推理文庫)
No.18:
(7pt)

甘いミステリ?『オタクと家電はつかいよう ミヤタ電気店の事件簿』

見出しに「甘い」と書いたのは、その通り、結末がなんか肩透かしを喰らわせられたような気分になるからだ。
「このミステリーがすごい!」大賞を受賞している作品で、手に取ってみた。悪くはない。この手の小説によくみられる読みやすさがあるので(東野圭吾などの)本が苦手な人にオススメしたいです。

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オタクと家電はつかいよう ミヤタ電器店の事件簿 (宝島社文庫)
No.17:
(10pt)

法医昆虫学の凄さを改めて感じよう。「スワロウテイルの消失点」

また一気に読んでしまった‥‥(●´ω`●)。このシリーズは、のめり込んだら、終わり(笑)。情けないことに、物語に魅了されっぱなしである。
ところで、物語に魅了される、とは、どのようなことであるのだろうか?ここで,人間の持つ、《悪い癖》が思いつく。今現在、「ハプニング」が起きていなければ、それを感知することはない、というものである。この辺にしておこう。
是非、第1巻から[ふぁん]になっていただきたい。今のところ日本で(世界で)唯一の法医昆虫学ミステリシリーズをご堪能あれ!

▼以下、ネタバレ感想
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スワロウテイルの消失点 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
No.16:
(10pt)

あなたに至福のミステリを『紅のアンデッド』

ミステリー作品の中でもかなり質が高い。
作品を重ねるごとに質の高まりを窺えて、非常に面白い。
ただ、残酷な描写ばかりが生々しく、大切な何かがかけてる気がした。

▼以下、ネタバレ感想
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紅のアンデッド 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
No.15:
(7pt)

期待通りのミステリ『ちょっと一杯のはずだったのに』

青柳くんの『100億人のヨリコさん』ほど怖くはなかったけれど、探偵役の設定や伏線の張り方がとっても上手で、読み応えのある作品でした。会話(主に事情聴取の場面)は、トントン読めて、面白かったです。
あなたも是非、読んでみては如何ですか?
ちょっと一杯のはずだったのに (宝島社文庫)
志駕晃ちょっと一杯のはずだったのに についてのレビュー
No.14: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いろいろ凄く良い(=´∀`)『ビブリア古書堂の事件手帖2』

筆者のこの本に対する(このシリーズに対する)愛着はほとんどの人は真似できないと思う。本というものは大切にされれば、いつまでも生き続ける。良書は、死なない。そういうことをフィクションで静かに慎ましく伝えられているように感じてならない。
生きねば。
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
No.13:
(8pt)

いつも有難う、青柳さん。『未来を、11秒だけ』

これまた青柳らしさがいっぱいの良書ですわ。
ミステリ要素を崩さずに幻想的なシチュエーションを巧みに描いているので、いつも溜息を出してしまう。
良かった。
未来を、11秒だけ
青柳碧人未来を、11秒だけ についてのレビュー
No.12:
(7pt)

化学を具にした凡作『猫色ケミストリー』

ケミストリーはchemistryで、化学のことです。


▼以下、ネタバレ感想
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猫色ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
喜多喜久猫色ケミストリー についてのレビュー
No.11:
(6pt)

まあまあ良かった‥‥‥「天災は忘れる前にやって来る」


▼以下、ネタバレ感想
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天災は忘れる前にやってくる
鳥飼否宇天災は忘れる前にやってくる についてのレビュー
No.10: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(9pt)

人か本か、真に守るべきはどちらなのだろう。魅惑の栞子ワールド、『ビブリア古書堂の事件手帖 1』

後書きが1番印象的だった。というのは、中身が薄っぺらいということではない。本を愛する人がかいたのだと気づいた。(次からはそういう視点で読もう。)
古本を軸にミステリ小説の歯車が回る。とっても面白い試みだし、出逢えてよかった、と思う。
世の中にある本は、ミステリばかりじゃないって思えて、色んな本を読もう、と思わせてくれる。
じっくりと味わいながら読めたらいいと思う。
ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち (メディアワークス文庫)
No.9: 2人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(10pt)

記念すべき岬シリーズ第1番『さよならドビュッシー』

有り難う岬!
これは大賞に選ばれて当然だわ。
伏線の張り方がとっても上手で、有り得ない結末は無く、タネを明かしてくれるので、誰にでも読めます(要するにわかりやすいという事)‼︎他のミステリ小説ではなかなかみられないって信じてる。
他の作品もそうですが、作者・著者の哲学が素敵だ、というのも僕がこの作品を愛せる理由の1つ。また何度も岬に逢いたくなる。
とにかく面白い。是非読みましょう。
さよならドビュッシー (宝島社文庫)
中山七里さよならドビュッシー についてのレビュー
No.8:
(6pt)

ビックリしたなぁポアロさん

そりゃないよ、読者もヘイスティングズも裏切られっぱなしだ。あぁ、面白かった。
ビッグ4 (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)
アガサ・クリスティビッグ4 についてのレビュー
No.7:
(10pt)

文句無しの10ポイント‼️『潮騒のアニマ』

良き良き良き良き。とても良き作品である。隙のない物語の構成に息も継げなかったぞよ。読んだらわかるこのワクワク感。読まないとわからないこのワクワク感。ミステリー好き必読の物語ですよ。

▼以下、ネタバレ感想
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潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
川瀬七緒潮騒のアニマ 法医昆虫学捜査官 についてのレビュー
No.6:
(9pt)

『メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官』

ミステリとしてよく出来ていると思います。面白くて、読み終わるまで眠れませんよ。
より、会話にも重きの置かれた小説に仕上げて欲しいといつも思う。
題名がよく考えられていて、読んだ人は理解できる。リピーターの心をガッチリ摑んでしまっています。

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メビウスの守護者 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
No.5:
(9pt)

危なかったね。『水底の棘』の感想

どの作品も詰めの甘さを感じる。しかし、面白いのなんの。もう何回も読みたい。

▼以下、ネタバレ感想
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水底の棘 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
川瀬七緒水底の棘 法医昆虫学捜査官 についてのレビュー
No.4:
(8pt)

読んで良かった! 新・必読書 川瀬七緒・法医昆虫学捜査官アカホリシリーズ


▼以下、ネタバレ感想
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シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
No.3:
(8pt)

新・必読書 『147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官』

詰めが甘い。今後に期待。
法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
No.2:
(7pt)

『真壁家の相続』の感想

これはミステリなのか?と、疑ってしまう一冊。しかし、物語の構成や登場人物の設定は天下一品。伏線とは違うけれど、それらが、すんなり納得のいくフィナーレにきちんと効いていてとても良かった。
面白かったですよー(*☻-☻*)
真壁家の相続
朱野帰子真壁家の相続 についてのレビュー
No.1:
(8pt)

ミステリのためのミステリ

良いミステリ小説の条件を幾つも満たしたナイスな本。
言われてみればそうだという題名に、構成,登場人物の設定(語り手側はまあまあ),謎解き後の爽快感はとても良い。
是非一読を。
ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件