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フェルマーを愛する一人 さんのレビュー一覧

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レビュー数10

全10件 1~10 1/1ページ

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No.10:
(7pt)

哀しみの冒険を、あなたに。「もぐら」

なかなかの良作。
主人公に重すぎる荷物を背負わせる事で、物語の重量をより高級なものにしている作品。
登場人物らの設定のお手並は素晴らしい。最後のまさかのどんでん返しにはビックリした。まさかそんな事をしてくるとは、思ってもいなかった。残念。でも、本を売るには、こういうやり方をするしかないのだ、と、納得している。
主人公の哲学には、少し惚れてしまう。絶対に正しくないものは存在しないように見えて、実はあったり、無かったり‥‥。それでも人は、何かを信じ、正しい事をしたい。この本が語りかけてくれる課題は、もしかしたら、想像できないくらい、スケールの大きいものなのかもしれない‥‥。
もぐら (中公文庫)
矢月秀作もぐら についてのレビュー
No.9:
(7pt)

甘いミステリ?『オタクと家電はつかいよう ミヤタ電気店の事件簿』

見出しに「甘い」と書いたのは、その通り、結末がなんか肩透かしを喰らわせられたような気分になるからだ。
「このミステリーがすごい!」大賞を受賞している作品で、手に取ってみた。悪くはない。この手の小説によくみられる読みやすさがあるので(東野圭吾などの)本が苦手な人にオススメしたいです。

▼以下、ネタバレ感想
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オタクと家電はつかいよう ミヤタ電器店の事件簿 (宝島社文庫)
No.8:
(7pt)

期待通りのミステリ『ちょっと一杯のはずだったのに』

青柳くんの『100億人のヨリコさん』ほど怖くはなかったけれど、探偵役の設定や伏線の張り方がとっても上手で、読み応えのある作品でした。会話(主に事情聴取の場面)は、トントン読めて、面白かったです。
あなたも是非、読んでみては如何ですか?
ちょっと一杯のはずだったのに (宝島社文庫)
志駕晃ちょっと一杯のはずだったのに についてのレビュー
No.7: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

いろいろ凄く良い(=´∀`)『ビブリア古書堂の事件手帖2』

筆者のこの本に対する(このシリーズに対する)愛着はほとんどの人は真似できないと思う。本というものは大切にされれば、いつまでも生き続ける。良書は、死なない。そういうことをフィクションで静かに慎ましく伝えられているように感じてならない。
生きねば。
ビブリア古書堂の事件手帖 2 栞子さんと謎めく日常 (メディアワークス文庫)
No.6:
(8pt)

いつも有難う、青柳さん。『未来を、11秒だけ』

これまた青柳らしさがいっぱいの良書ですわ。
ミステリ要素を崩さずに幻想的なシチュエーションを巧みに描いているので、いつも溜息を出してしまう。
良かった。
未来を、11秒だけ
青柳碧人未来を、11秒だけ についてのレビュー
No.5:
(7pt)

化学を具にした凡作『猫色ケミストリー』

ケミストリーはchemistryで、化学のことです。


▼以下、ネタバレ感想
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猫色ケミストリー (宝島社文庫 『このミス』大賞シリーズ)
喜多喜久猫色ケミストリー についてのレビュー
No.4:
(8pt)

読んで良かった! 新・必読書 川瀬七緒・法医昆虫学捜査官アカホリシリーズ


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シンクロニシティ 法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
No.3:
(8pt)

新・必読書 『147ヘルツの警鐘 法医昆虫学捜査官』

詰めが甘い。今後に期待。
法医昆虫学捜査官 (講談社文庫)
No.2:
(7pt)

『真壁家の相続』の感想

これはミステリなのか?と、疑ってしまう一冊。しかし、物語の構成や登場人物の設定は天下一品。伏線とは違うけれど、それらが、すんなり納得のいくフィナーレにきちんと効いていてとても良かった。
面白かったですよー(*☻-☻*)
真壁家の相続
朱野帰子真壁家の相続 についてのレビュー
No.1:
(8pt)

ミステリのためのミステリ

良いミステリ小説の条件を幾つも満たしたナイスな本。
言われてみればそうだという題名に、構成,登場人物の設定(語り手側はまあまあ),謎解き後の爽快感はとても良い。
是非一読を。
ドS刑事 風が吹けば桶屋が儲かる殺人事件