■スポンサードリンク


ももか さんのレビュー一覧

ももかさんのページへ

レビュー数264

全264件 101~120 6/14ページ

※ネタバレかもしれない感想文は閉じた状態で一覧にしています。
 閲覧する時は、『このレビューを表示する場合はここをクリック』を押してください。
No.164:
(8pt)

どんどん引き込まれます!

読んでいる途中はそれほど感じなかったのですが、読み終えて思ったのは、なんとなくCJボックスの登場人物と似てるな〜というものでした。
もちろん、キャラ的なものは似ていないのですが、女性に対する接し方や人間愛?兄弟みたいな感じがしました。
CJボックスの小説を読むと毎回寒さで震えそうになる点も似ていました。

9点に届かなかったのは、タイトルの貧弱なところと、もう少しこどもたちの描写が欲しかったところです。

凍りつく心臓 (講談社文庫)
ウィリアム・K・クルーガー凍りつく心臓 についてのレビュー
No.163: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

マットスカダーは、やっぱり面白い!

マットスカダーシリーズは、やっぱり面白いですね!
この本は読みやすくて、どんどん進みました。
ミステリーとしては、イマイチな面もありましたが、それよりも登場人物の会話が卓越しているので
会話だけでも楽しめます。
こういうお洒落な会話をしないといけませんね(笑)
シリーズものなので、まだ未読の方には最初から読まれることをお勧めします。
私は前後しちゃっているので、それぞれを楽しもうと思っています。

死者との誓い (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス・ブロック死者との誓い についてのレビュー
No.162: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

ジョンハート氏の魅力って、何だろう

「川は静かに流れ」からジョンハート氏のファンです。
一番最初に読んだ本の感想でも触れましたが、ジョンハート氏の魅力って、何だろうと考えてみました。
人の持つ「闇」が結構深いという点ではないでしょうか。
誰でもそこそこの?「闇」は持っているのでしょうが、彼が描く登場人物の「闇」が深くて
そこから目が離せなくなる?闇さえも魅力的に思えてしまう。
「キングの死」よりも「ラストチャイルド」の方が好みですが(再読したいぐらい)この小説もなかなか重厚で良かったです。

キングの死 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョン・ハートキングの死 についてのレビュー
No.161:
(8pt)

マロリーを知るためには不可欠な作品

前後してシリーズものを読んだのですが
この小説はマロリーを深くしるためには、不可欠なものでした。
この本だけでも、マロリーの理解度が深まる?感じでした。
ミステリーとしては、ちょっと平凡ですが、マロリーシリーズを読み進めるためには、是非とも読んで頂きたい作品です。

いつも思うことですが、マロリーシリーズの表紙は良いですね。
タイトルも良いし、モノクロの感じがマロリーに似合ってます。
新作も出ているようなので、これからも楽しみな作家さんです。

吊るされた女 (創元推理文庫)
キャロル・オコンネル吊るされた女 についてのレビュー
No.160:
(7pt)

ハリーホーレシリーズ第一作目

順序だてて読む方がいいのでしょうが
ハリーホーレシリーズとしては、数冊目で読むことになってしまいました。
一番最初に読んだのは、「スノーマン」でした。
この小説は面白くて(ミステリーとしても、題材としても)、これでジョーネスボ氏のファンになってしまいました。
シリーズ一作目というわけで、多少粗削りながらも、それなりに楽しめますが
内容としては、イマイチ物足りなさがありました。
ただ、ハリーの心理を理解するために、やはり一作目は読んだ方がこれから読み進めるためにも必要ですね。


ザ・バット 神話の殺人 (集英社文庫)
ジョー・ネスボザ・バット 神話の殺人 についてのレビュー
No.159:
(8pt)

表紙はイマイチ!でも、内容は抜群でした!

久々に面白いミステリーを読んだ!というのが、率直な感想でした。
適度なユーモア、適度に謎、適度に・・・ではなく、かなりのバイオレンスものでした。
こういうのも、たまに読むとワクワクしますね。
(毎回だと、ちょっと辛いかも!?)

ブッバが香辛料として効いてました。こういうキャラの人って、記憶に残るんですよね。
是非次回も登場させて欲しいなぁ~。
ルヘイン氏の小説は、脚本みたいに描写が緻密でホント分かりやすかったですね。

雨に祈りを (角川文庫)
デニス・ルヘイン雨に祈りを についてのレビュー
No.158:
(7pt)

なかなかの強者、ルイース!

最後まで楽しませてくれました。
主人公の刑事・ルイースがなかなかの強者で、この点は天晴れでした。
あと、デンマークのお国柄なのでしょうか、ちょっと分かりづらい人間関係があり
日本とは随分違うものだな~と、お勉強になりました。
続きもので読みたいのですが、日本で出版されているのは、あと一冊だけのようです。
ちょっと残念ですね。
見えない傷痕 (ハヤカワ・ミステリ文庫)
サラ・ブレーデル見えない傷痕 についてのレビュー
No.157:
(7pt)

なかなかの力作です

「償いは、今」は、全くもってつまらかなったのですが
この小説は読みごたえがありました。
まず、ものすごく気の強い主人公が、全くブレがなくて素晴らしい。
周りの登場人物も分かりやすい人物描写で(興味を持てるかどうかは別として)受け入れやすい設定でした。
マイケルコナリー氏が絶賛したというのも、頷けます。
女版ブッシュといったところでしょうか。
いつも言っているように、表紙は落第点ですね。
タイトルも、そのまま「法廷が呼んでいる」では、ダメなのでしょうか?
この辺の問題は出版会社にどうもありそうです。売り出す気持ちがあるのなら、もっと考えないと。・
これでは著者が可哀そうです。

女検事補サム・キンケイド (文春文庫)
No.156:
(7pt)

読破するためには、かなりの努力が必要ですが、最後に報われます

単なる法廷ミステリーではなく、複雑に絡んだ人間関係と
会話の長さ、独特な言い回し等々、最後まで読むには読者側にも努力が必要ですが、
その努力は必ず報われるので、根気強く読むことをお勧めします。
読み終えたあとの、スッキリ感。これはちょっと意外でした。

初めてのバッファ氏の本でしたが、この感じなら、あと数冊読んでもいいですね!

遺産 (文春文庫)
D・W・バッファ遺産 についてのレビュー
No.155:
(7pt)

テスジェリッツェン氏の中では読みやすい小説です

通常運転のミステリーといったところでしょうか。
可もなく不可もなく、もう少し風呂敷を広げて欲しかったというのが率直な感想です。
毎回表紙とタイトルにも注目するのですが、この小説はタイトルも良かったし、表紙もいいですね!
主人公のみならず、わき役?の人の人生ももう少し知りたかったです。
人はどうしたら、こういう人生を歩んでしまうのか・・・あるいは犯罪を犯してしまうのか。
もう少し掘り下げて語ってくれていたら、8点です。
小説自体はテンポよく進むので読みやすかったですね。
未読の方にはお勧めの本です。

僕の心臓を盗まないで (角川文庫)
No.154:
(7pt)

まさに私好みでした!

こういう感じが好きです。
ネタバレになるので詳しくは書けませんが、未読の方にお勧めします。
でも、かなりグロテスクなところもあるので、耐性が必要です。
ミステリーを読み込んでいる方は、楽しめる事請け合いです。

ジェリッツェン氏の本は二冊目ですが、前に読んだ「白い首の誘惑」?よりも面白かったです。

外科医 (文春文庫)
テス・ジェリッツェン外科医 についてのレビュー
No.153: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(7pt)

「処刑宣告」は難しかったですが

こちらの方が読みやすかったですね。
ミステリーとしても、分かりやすいし、人さまにも勧めやすい?かもしれません。
ローレンスブロック氏の小説は二作目ですが、これからも続けて読んでいきたいですね。


死への祈り (二見文庫―ザ・ミステリ・コレクション)
ローレンス・ブロック死への祈り についてのレビュー
No.152: 1人の方が下記のレビューは「ナイスレビュー!!」と投票しています。
(8pt)

「川は静かに流れ」を超えた!

ジョンハート氏の小説では「川は静かに流れ」が特に好きだったのですが
この「ラストチャイルド」は大きく超えました!
ハート氏の描くミステリーは単に謎解きだけでなく、人間の奥底にあるもの(例えば闇のような)
近付いてみたいけれど、近付くと大きく怪我を負うような、魔力的な部分があります。
読み終えたあと、しばらく動けないほどの無力感。
この「無」を味わうために、頑張って読んで欲しいものです。

ラスト・チャイルド(上) (ハヤカワ・ミステリ文庫)
ジョン・ハートラスト・チャイルド についてのレビュー
No.151:
(8pt)

当たり外れが多いのも事実ですが

この「法人類学者デイヴィッドハンター」は当たりでした。
虫嫌いの人には少々?いえいえ、かなりキツイと思いますが、
知らなかった雑学を勉強するのも、また小説を読む楽しみです。
こういう分野のミステリーは初めてでしたが、続編が出れば、是非読みたいものです。

法人類学者デイヴィッド・ハンター (ヴィレッジブックス)
No.150:
(7pt)

やはりボックス氏は飽きさせない!

ジョーピケットシリーズも回を重ねると、少々飽きてくるのでは?と思いがちですが
全くそういうこともなく、最後の最後まで読者を惹きつけて離さない!さすがです。
どの小説が好きかというと、好みで分かれるでしょうが、どの小説も(ジョーピケットシリーズ)それぞれ魅力があります。
ただ、物語の展開と家族の在り方が重なる部分が多いので、第一作目からお読みになるのをお勧めします。

震える山 (講談社文庫)
C・J・ボックス震える山 についてのレビュー
No.149:
(8pt)

デビュー作以上の出来!

デビュー作は良かったけど、二作目は??と思う作家さんもいる中、二作目がデビュー作以上に面白くて一気に読んでしまいました。
(まぁ~、一作目の基礎があるから、面白いという点もあるのですが)
ボックス氏の小説を読んでいると、寒い季節でもないのに、体が冷えてくるような感じになります。
(真冬に読んだらどうなるのだろう???)
全く見たこともない場所なのに、想像していると、身震いしそうになります。
自然に負けず人にも負けずズンズン突き進んでゆくジョーピケットは、まさにヒーローですね!
凍れる森 (講談社文庫)
C・J・ボックス凍れる森 についてのレビュー
No.148:
(7pt)

デビュー作なので、力入っていました!

cjボックス氏のデビュー作品だそうです。
最初から力の入れ方がこちらにも伝わってきますね!こういうお父さん?がいたら、ホント頼もしいですよね。
俳優でいうと、誰になるのだろう??と思いながら読み進めました。
昔でいう、ロバートレッドフォード?
古き良きアメリカの典型的な(理想的な)男性が似合いそうです。

物語としては、少々辛いところもありますが、全体としてよく出来たミステリーだと思いました。

沈黙の森 (講談社文庫)
C・J・ボックス沈黙の森 についてのレビュー
No.147:
(7pt)

ミステリーとしても一級品!

「だれも知らない女」や「過去を亡くした女」と違って
この「鹿の死んだ夜」は、現代に通じるミステリーでした。
クック氏の「どんよりとした暗いミステリー」の初期作品といってもいいのではないでしょうか。
通じるものがあります!

クック氏の小説で勿体ないな~と思うのが、タイトルと表紙です。
原題がどうしてこんなタイトルになるのか。
表紙ももう少し人目を惹く?魅力的なものにできないのか。
表紙とタイトルで売り上げが全然違ってくると思うのですが。
そこが残念ですね。

鹿の死んだ夜 (文春文庫)
トマス・H・クック鹿の死んだ夜 についてのレビュー
No.146:
(7pt)

クック氏には珍しい続編もの

「だれも知らない女」の続編になっています。
ミステリーとしては、「だれも知らない女」の方が好みですが
こちらも、「闇」という点では負けていません。
主人公のフランククレモンズは、俳優でいうと、クリントイーストウッドが近いかな?!
ちょっと渋めで謙虚で欲がない・・・。たぶん。
映画としても見てみたいな~。

過去を失くした女 (文春文庫)
トマス・H・クック過去を失くした女 についてのレビュー
No.145:
(7pt)

やっと読めた!

クック氏の「記憶シリーズ」が大好きで初期の作品も読みたいとずっと思っていました。
念願叶ってやっと読めました。
登場人物は勿論違うのですが、根底にあるものは、やはり「クック節?」で
外国のことだから、私には無理かも?!なんてことは一切なく、人の心の闇に共感を覚えます。
小説としては、ちょっと物足りない面もありますが、クックファンの方には是非お勧めしたい!
こうやって、闇の上に闇が乗っかり、また闇がそれを包んでゆく・・・いいな!
だれも知らない女 (文春文庫)
トマス・H・クックだれも知らない女 についてのレビュー