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(短編集)
NECK
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NECKの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.80pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全5件 1~5 1/1ページ
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「a story」がおもしろかった。書きおろしだけで1冊分のページ数ある気がする。 舞台も映画もまだ観てないけど気になる。ただやっぱり舞城王太郎は小説の方がいいんだろうなと思った。 | ||||
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小説1編、シナリオ3編からなる”首”にまつわる作品集で、シナリオ「the third」は映画化されている。 首の骨が一つ多い女子大生が巻き込まれる騒動を描いた「a story」は、ファンタジーが入り混じた掴みどころのない著者らしい作品だ。ただ、冒頭の疾走感が続かず、いつもの饒舌さがなりをひそめていくせいか退屈しまった。 シナリオは純然たるホラーで、三つともスリリングな展開で楽しませてくれる。なかでも、首から下を埋められた三人の男が地中から這い出た女に襲われる「the Origin」は、首から上だけのバトルシーンが秀逸。 絵コンテ、イラストともに著者の手によるものだろうか。上手い。 | ||||
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舞城王太郎はかなり好きです。 しかしこれは……。 まず私は小説だと思って買ったのですが、四編立てのうちの三本はシナリオでした。最初の一編が小説だったのでそこだけ見て勘違いしてしまいました。 シナリオ三本はB級ホラーという感じ。そのなかでも最初の一編はかなり怖いし舞城らしさもあってまだよかったのですが、二編目は微妙で、最後の一編(映画NECKの原作)に関しては私には全くの意味不明、変な同人誌を読んでいる気分でした。 一体どこがどう面白いんでしょうか? | ||||
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ジャンルで言うとホラー?首にまつわる4つの物語。4話中3話は脚本風の作り。けれど映画化されたのは4話目だけの模様。1話目と4話目は怖いというより笑える話。2話目の「the original」と3話目の「the second」がいやな感じの怖さで、いい。特に「the original」は「阿修羅ガール」の中の私が気に入っている小話に似ていて好き。「the original」は極限状態に置かれた3人の男性の約1日間の物語。置かれた状況も化け物もかなり怖い。さらに舞城氏による手書きの4コマ漫画により否応なく状況をビジュアルで把握できてしまい、怖さを煽る。3人の男性の会話が軽妙な所がちょっと救いになっている。全体的にいつもの舞城王太郎とは違うテイストですがジャパニーズホラームービーが好きな方にはおすすめな本かな。 | ||||
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首にまつわる四編を収録したホラーともミステリーともつかぬ不条理短編集。 舞台の脚本や映画の脚本などが収録されているため、読点を極力省いて一気に読ます饒舌な文体に象徴される比較的に舞城要素は薄めですがどれもテイストが違って面白かったです。 「a story」 阿修羅ガール以来の女性一人称。パワフルでアグレシッブな愛子とは違いこちらの語り手は首の骨が多いのを除いては普通の女子大生。だけど「気に入るバイトがなけりゃ作っちゃおう!」精神で探偵事務所開設を本気で考えたりする結構ズレた子。 「首が通り道になってる」「道の中に首が含まれてるだろ?」と意表をついた発想が面白かった。美少女がなんでこんな得体の知れん男に一目惚れ?という都合よさは感じたけど奇想天外な展開にのめりこみテンポよく読めました。 「the original」 森に首まで埋められた三人の男を襲う恐怖。 元は舞台劇だったそうですが、確かにこれは見せ方次第で映えそうですね。限定空間におけるスプラッタ+心理戦はSAWを思い起こさせます。恐怖の正体が推理されども明確に言明されないのが怖い。最後のオチが酷すぎる……。 「the second」 キャンプに来た大学生たちが巻き込まれた惨劇。 舞城さんの挿絵つき。面白かったです。これも映画で見たいなあ……というか四編ともオムニバス式の映画にしてほしかったな。得体の知れない存在に襲われ追い詰められる学生たちというホラーの定石を押さえた展開。屋敷やそこの住人の不気味な存在感も際立ってます。 で、結局馬はなんだったんだ。 「the third」 人間の恐怖が幽霊を具現化するというネック理論の実践を試みる女性と彼女に惚れた大学生。ラブコメ風味であまり怖くないコミカルホラー。恋愛ありバトルありと収録作の中では最も娯楽的な話に仕上がってます。越前魔太郎氏が一番好きです。彼はまたどっかにでてきてほしい。 | ||||
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