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相続人TOMOKO
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相続人TOMOKOの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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この作品を通じて、初めて「大沢在昌」と「ハードボイルド」の存在を知りました。巨大な組織相手に二人のTOMOKOが立ち向かう。途中、くじけそうになっても励まし合ってまた巨大な敵に立ち向かう場面は心を打たれました。ただ、設定が全体的に現実から乖離しているように感じますが、それは小説ならではのことだと思います。よって、こういう場面があるからこそ読み手がワクワクすると考えます。 余談ですが、この作品は後に映画化されています。主演は小柳ルミ子さんです。 | ||||
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この作品を通じて、初めて「大沢在昌」と「ハードボイルド」の存在を知りました。巨大な組織相手に二人のTOMOKOが立ち向かう。途中、くじけそうになっても励まし合ってまた巨大な敵に立ち向かう場面は心を打たれました。ただ、設定が全体的に現実から乖離しているように感じますが、それは小説ならではのことだと思います。よって、こういう場面があるからこそ読み手がワクワクすると考えます。 余談ですが、この作品は後に映画化されています。主演は小柳ルミ子さんです。 | ||||
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大沢在昌を初めて読んだ。読み始めて、これは「いい意味でのB級作品だな」と思った。キャラクターは魅力的であるが、話はよくある巨大な権力と闘う孤独なヒロインといった物語である。すこし話が大きすぎて、現実性がないような気がしたのだ。しかし話が進んで行くに従い、ヒロインの行動に無理がなく、非常に現実的に動いているように思えてきた。そして脇役達が見事に光りだす。やがて設定は現実的ではないが、背景は現実的であると気がつく。アメリカに巣くう政治・経済・軍事の産学複合体の陰謀、それと結びつく日本の警察組織の頂上部。彼らがやがて追い詰められていく様はなかなかリアルである。こう話を広げると普通は何巻にも渡る闘いになるはずであるが、大沢在昌はなんと一冊の本にまとめてしまった。幾人かの惜しい男達の命の終わりを描き、ヒロインと脇役たちの成長も描きながら。大沢親分侮り難し | ||||
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大沢在昌を初めて読んだ。 読み始めて、これは「いい意味でのB級作品だな」と思った。キャラクターは魅力的であるが、話はよくある巨大な権力と闘う孤独なヒロインといった物語である。すこし話が大きすぎて、現実性がないような気がしたのだ。しかし話が進んで行くに従い、ヒロインの行動に無理がなく、非常に現実的に動いているように思えてきた。そして脇役達が見事に光りだす。やがて設定は現実的ではないが、背景は現実的であると気がつく。アメリカに巣くう政治・経済・軍事の産学複合体の陰謀、それと結びつく日本の警察組織の頂上部。彼らがやがて追い詰められていく様はなかなかリアルである。こう話を広げると普通は何巻にも渡る闘いになるはずであるが、大沢在昌はなんと一冊の本にまとめてしまった。幾人かの惜しい男達の命の終わりを描き、ヒロインと脇役たちの成長も描きながら。大沢親分侮り難し | ||||
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