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水上のパッサカリア
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水上のパッサカリアの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点2.67pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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この作品を新人賞に選んだ選考委員も光文社の編集部も、見識を疑う。これほど文章が下手なら、文壇から消えるのも確実と思ったが、案の定、現在では文壇に影も形も見当たらない。 睡眠薬がわりにしかならない駄本。 | ||||
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主人公の妻の人物造形は出来ているが、肝心の主人公はだめ。 ていうか、男性の人物造形がてんでだめ。男ってあんなふうに考えないでしょ。 さらに、ハードボイルドって主人公の生き方や考え方を 行動で描写するのがお約束なのに、こころの声をそのまま書いている。 こころの声と行動が一致していないのって、人間じゃないです。 口では「大切に思ってない」といいながら、行動では「大切に思っている」キモチが にじみ出ている。それがハードボイルドの表現じゃないか。 あだち充の「タッチ」のほうが、千倍もハードボイルドです。 これが満場一致でなんかの賞をとったなんて、ふざけるなといいたい。 | ||||
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主人公の同棲相手が交通事故でなくなってから、昔の稼業の仲間がやってきた。また一仕事してほしいということだ。昔の仲間と一緒に服部を始末しにいきます。 まあ正直言って、何ともいいがたいなあという感じがしました。主人公はハードボイルドでミステリアスな雰囲気をかもし出しているが、あまり物語に共感できなかったですね。他の登場人物もどうなんだろうという感じがしてならない。また、ミステリーの出来としては何が言いたいんだろうという感じがしてならない。やっぱりこうなるんだなという感じがして、なんとなく展開が読めました。 主人公とその同棲相手の片岡奈津との関係については、何かほっとするところがあるなあ。どんくさい女性とクールな男性の恋愛ということでね。最後のパッサカリアの曲をかけて奈津と犬と主人公とで埋葬の儀式をしているところは一応主人公が奈津のことを思っていたということで良かった。曲を聴いてみようとは思わなかったが、その儀式のところだけは良かったなあ。 情景浮かぶような文章ということで文章力はあると思う。しかし、文章が多少冗長すぎるのも気になったところだ。 | ||||
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出だしで女性が死んだことがわかり、その時点で時系列が過去へとワープする。 そこからが冗長な話のオンパレード。ときどき、主人公の過去を窺わせる記述が出て 期待させるが、まだまだどうでもいい話が続く。 やっと始末屋稼業が明らかになるが、それがまたセコイ話ばかり。 犬の鳴き声くらいで、大の男を何人も雇うか? 文章もくどい。大沢や北方謙三が選考委員だったら、違った結果になっていたと思う。 この作者はハードボイルド作品を目指していたと思う。しかし、やはり女性的な内面が どうしても出てしまったのではないか?犬にもこだわりすぎ。 無理にハードボイルドを書かず、恋愛物語りを書くのがいいと思う。 | ||||
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確かにハードボイルドにしてはギラギラしたものが感じられず、困難なく 作戦が成功するのは拍子抜けだ。かといって恋愛小説とは思えない。 こんなに話を引っ張るのだから何かあるだろうと思ううちに終わってしま った、という感は否めない。 ただ、主人公ベンの乾いた性格と菜津のみじめなまでの優しさ。二人の結び つきには説得力があったし犬好きなヤクザという設定の岡野のキャラクター は面白いと思った。湖上に愛した女性の遺灰を撒く最後も余韻が残る。 本作がデビュー作ならこの作家が評価されるのはこれからだろう。 | ||||
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ミステリーというよりハードボイルド。恋人を亡くして田舎で暮らしていた男性が昔の仲間に誘われて一仕事する…みたいな。藤原伊織っぽい雰囲気ですが、人物に奥行きがなく、感情移入できない。文章も読みにくいし展開も肩透かし。選考委員の評価は高そうですが、正直期待はずれでした。 | ||||
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有栖川・北村両氏の推薦をみて,迷わず買ってしまいましたが,結果としてはがっくりでした. 村上春樹とチャンドラーが好きなおじさんが,仕事が暇になってきたので,自分の持っている専門知識を織り込んで,小説でも書いてみた,という感じ. 犬と奈津の描写はいきいきとしているので,そこをもっと伸ばせば良いのに,サバイバル関係の妙な薀蓄や,とってつけたようなアクションシーン,最後のご都合主義的展開など,こちらが「やれやれ」とつぶやいてしまう. 作者は新人だけどもう還暦が近く,失礼だけど伸びしろはあまりなさそう. これが受賞したということは他の応募作はもっとレベルが低かったのか? 出版社の意向があるから受賞者なしにはなかなかできないだろうし,選んだ以上は選考委員も推薦しないといけないんだろうな,などと大人の事情について考えさせられた本でした. | ||||
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駄作というのが何冊も既に駄作でない作品を著した作家がたまたまどうしようもない作品を発表した場合に与えられる言葉だとすると、この作者の場合はこれがほぼデビュー作のようなものなのですから何と言えばよいのでしょうか。これが第10回日本ミステリー文学大賞新人賞だというのです。北村薫や高橋克彦というすばらしい作品を数々発表している作家達が選考委員をしているので信用して買ってしまいましたが、全くお薦めできない作品です。 第1章を読み始めた時はなかなかいいなと正直思いました。第1人称形式で語られる「私」が何者だかわからないまま魅力的な味をだしているのです。どうもそれなりのお金はもっているらしい、専門的な武闘訓練をうけたことがあるらしい、湖畔の一軒家に東京から移り住むのですが家を借りるにあたっても湖のおかげでライフルで狙撃されないですむなどいうことをチェックしたりします。 このような謎の男がひょんなことで助けてやった奈津という女と3年余、この湖畔の家で生活していたのですが、奈津は交通事故で既に死亡しています。それでも『私』は死んだ奈津のことを思い出しはするもののメソメソと追憶に浸ったりせず、このあたりはハードボイルドタッチでいいなと思わせます。それも第2章までで、残りの3分の2はただただ説明的で、少しも緊迫感のないイベントが続きます。せっかく出だしで魅力的な演出をされていた「私」の生い立ちがながながと語られ、最後は絶体絶命の窮地になる(全然緊迫感がありません)というお話。 犬がぐあんぐあんほえたり、表現の破綻はあちらこちらにあるし、奈津の死因については少し読者に対してルール違反のような気がするし、何からなにまでおよそ本物でないという印象です。 | ||||
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読み進むのに疲れました。冗長な本文に括弧書きの不用な説明文、感情移入し難い登場人物。我慢して最後まで読みましたが、激賞している各審査員の見識を疑います。 他の文学賞なら一次審査で落選でしょう。 使い古した題材と陳腐なプロット、せめて文章だけでも上手ならばなぁ・・・ ハードボイルドを目指すなら、原寮さんの作品を読んで勉強して頂きたい。 出版社ももっと良質なエンターテインメントを発掘して欲しいものです。 | ||||
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評判に期待していたのですが、がっかりです。前半くどいし、後半ストーリー無茶苦茶。筆者は結局ラブストーリーを書きたかったのでは。ハードボイルドを期待すると残念な結果に。 | ||||
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