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キケン
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キケンの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.16pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全83件 41~60 3/5ページ
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自分もこの本のようなやんちゃな学生でした。 男ばかりで遊びまわって、無茶なこともやりました。 思い返すと懐かしい、楽しかったことばかり。 でも長くそんな記憶を片隅においてしまっていました。 この本を読んでそんな毎日を思い出し、心がじんわり 暖かくなりました。 最終章は反則です。涙が止まらなくなって困りました。 駆け引きも勝ち負けも地位も名誉も立場も考えないで まっすぐ気持ちのまま生きていた学生時代、その想い を共有できる友たちと今また語れるなんて何て素晴ら しいことか。 学生時代の友たちに会ってみようと思います。 | ||||
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「機械制御研究部」、略して「機研(きけん)」。某工学系大学のサークルの名前。そのもてる技術を使った「犯罪ぎりぎり」の活動の数々を描くのだ。 ・・・と書くとアブナイ小説のようですが、なかなかどうして。背表紙にもあるように青春群像ですといってそれほど間違っていない。 まぁかなり登場人物がエキセントリックだったりするのだが、大学生が何十人かいれば一人はこんなのもいるよな、という感じでもある。(本当か?) 「犯罪ギリギリ」というのも、確かに無茶をやっているが、いちおう安全には気を使って、他人様の迷惑にならないところに絞っている、というのが明確だから。さすがいちおう大学生、というところ(たぶん中高生だとこうはいかない)。 基本的に、工学系の大学で技術系サークルにいそしんだ経験を持つ人は、かなり楽しく読めること請け合いだ。 社会人はこんなこと絶対にやらないが、学生はもう。。。 ちょっとした挿入エピソードも面白い。百均のワインオープナーで回栓にミスって、しゃあない工具であけるか、コルク屑は茶こしで、、、みたいなことは工学部では別に普通の日常のような気もしたが、やっぱり笑えた。 あと、本作とは全然関係ないが、某メーカにかつて「機械研究所」という数百人級の組織があったのだが、ご推察の通り略称は(機研)であった。 | ||||
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図書館戦争が好きなのですが、書店で「キケン」ポスターを発見し即購入しました。 イラストは図書館戦争と同じ方なのですが今回はちゃんと顔も描かれていて 楽しかったです。 各回の最初に漫画が数ページあるのですが、それもイメージがつきやすく笑える。 内容は男子校における、男子学生特有の青春ストーリーですが 女子でも全く問題なく楽しました。 ラストの、、、あの演出には正直鳥肌たちました。 私も主人公の元山の気分でドキドキ、緊張、不安になりながら 一瞬で泣きそうになった。 作者もあとがきで書いてますが、今回の実験的な試みは 私もはじめて体験しました。 ほんと素晴らしいアイデア! 見事です。 あっという間の一冊でしたが、かなり満足です。 これもいずれドラマ化とかするんかな〜〜(^_^;) キャストを誰が演じるか考えるのもたのしそう♪ | ||||
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有川浩ワールド全開の作品です。 ぜひ読んでください。 有川浩ファンだけでなく。 すべての人にお勧めです。 | ||||
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寝る前に1話ずつ読むつもりでしたが、あんまり面白かったので一晩で1冊読み切ってしまいました。 私も20年以上前、彼らのような「男の子」でした。今から思えばバカバカしいこと、どうでもいいようなことを真剣に悩み、そして行動していた気がします。もっとも、部長のような規格外の人は周囲にいませんでしたし、機研の部員のようにあそこまで打ち込むこともありませんでした。ですから、自分もそうだったと懐かしさに浸る一方、もっと全力で何かにのめり込んでいれば、また別の学生時代があったのかなという、一抹のほろ苦さも頭をよぎりました。 そして、語り部によって語られる過去の機研ではなく、現在が舞台になる最終話のエンディングは涙涙でした。この物語の語り部にとって、機研でかけがえのない青春を過ごしたにもかかわらず、卒業後なぜか足が遠のいています。機研に興味を持った妻にいわば強引に連れ出されて、語り部は十年ぶりに学園祭に顔を出すわけですが、なぜ大学に行かなかったのか、主人公の気持ちが痛いほどわかりました。自分も、大学を卒業後はほとんど大学に行っていませんし、大学時代に負けず劣らず思い出深い高校に至っては、卒業後一度も顔を出していません。語り部と同じで、思い出の中にある学校と変わってしまった(であろう)現在の学校を見るのが怖いのです。ですから、あのエンディングはハッキリ言えばあり得ない話、もっと言えば作者のファンタジーだということは十分わかります。しかし、学生時代の思い出が貴重なものであればあるほど、「もしこんなことが本当にあったらどんなにいいだろうか」という思いは、私も含めた多くの人が抱くのではないでしょうか。 私は海外生活が長いので、日本に残した友人と会える機会は滅多にありません。生涯の友だと思っている学生時代の友人ですら、お互い仕事と子育てに忙殺されているのが実情で、年に1度か2度会えればいい方です。この本を読んで、多くの思い出を共有する学生時代の友人と久しぶりに会って、あの当時のように思いの丈を語り合い、朝までつぶれるまで呑みたいなと無性に思いました。 | ||||
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理系大学を卒業した中年にとっては10年後の主人公と妻の会話こそが見どころと思えますね。 馬鹿げたこと、危ないことに真剣に取り組んだ話はあえて小説を読まなくても自分達の心の中に既にあるのですから。でも、それは女房に話しても理解してもらえることはまずありえません。それが如何に大切な思い出であり、それを過去の話にしてしまうことを如何に恐れているかを、見事に理解した主人公の妻を見て思わず涙ぐんだ同輩も多いのではないかと思います。 夫婦の会話はほんの数ページしかありませんが、こういった嫁さんを見つけることこそ理系大学卒業生が幸せに生きる秘訣でしょう。まだ独身の理系大学卒業生は是非とも読んでみて下さい。 | ||||
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とてもスピーディーな展開で面白かったです。もう少しだけエピソードがあればもっと楽しめたかなと。 | ||||
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娘が中学校から借りてきてくれた本。 ロミオとロミオは永遠に』『ネヴァーランド』をより軽く、 けれども若者向けだけではなく、それより上の世代も射程内に収めた、 それでいてわくわくドキドキほろり、落としどころもばっちり決めた、サクサク読める内容。 男の子の学生時代? を本当に味わったかのような感触が胸に残る。 (もちろん女の子目線だろうと言われたら、そうかも知れないけれど) 登場人物の誰に感情移入するかはともかく、巷のロボコンに打ち込むような男子、 滅多にお目にかかれないだけに、この本の中で心密かに憧れる。 「火遊び」が間違いなく「火遊び」たる犯罪者まがいのヒーローの醍醐味は ラノベ系ではお約束の人物設定。読んだ後、 心の中をオフロード車が駆け回る、ラーメンの匂いが立ちこめる。 そんな感触がリアルに残る、楽しい読書。 ご意見無用、縦横無尽、自由な青春時代、再体験したい人間への心温まる読み物。 かーちゃん、アラフィフの誕生日読書でした。 | ||||
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一度、図書館から借りて読んで、その上での購入です。 キケンの意味はすぐわかりましたが、物語はどこに流れていくのか…もう、一気読みです。そういう意味で、危険です。忙しい時には手を出してはいけません。 最後のページ(黒板)は感動物ですね。誰が、どれを書いたのだろうと、後書きを読んで想像してしまいました。本に、こんなことができるというのも、すごい発想だと思います。 | ||||
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わたしも工業大学にかよっていた人間です。 学内にほとんど男しかいないキャンパスでの出来事には共通項がかなりありました。 学生だから、ある程度は、ハメを外しても許されるという悪ノリ。 自分にはほとんど見返りが無いのに、一生懸命に働く感覚。 部室にこもって、ハンダゴテを握りしめ、無線機を改造する日々。 毎日出される課題に振り回される。 研究室での徹夜(と言っても、研究以外のことが多かった) 作者はどのようにして、男臭い工業大学の内情を掴んだのか? と不思議に思うくらい。 違うとは思うが、自分の通っていた大学が舞台では? と思うくらいでした。 特に、盛り上がるような場面も無く、淡々と話しが進んでいくのですが、それがリアリティがあって、逆に良かったです。 余計な脚色があって、非現実的な話だったら、ここまで、面白く読めなかったでしょう。 小説としては、今ひとつ という評価を受けるかもしれませんが・・・。 工学系の単科大学出身の人は、面白く読めることが間違いないです。 | ||||
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有川作品としては、珍しい恋愛要素の薄い作品ですが ドキドキハラハラの展開は面白いです。 知識持つものの責任について言及している部分があって そこが非常に共感がもてました。 | ||||
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成南電気工科大学に入学した新入生の元山高彦と池谷悟は、クラブ勧誘のビラを見ていたところ上野直也に出会ってしまう。 一見すると気のいいお兄さんなのだが、この上野こそが、機械制御研究部(機研)の部長であり、学内一番の危険人物であるのだ。二人はそのまま機研に入部することになってしまうが…。 はじめは、どんな物語なんだろうと考えてしまうのだが、次第に上野をはじめとするやんちゃなメンバーに翻弄されるように次から次へと起こる事件を読み進めてしまう。 なぜ部長がユナ・ボーマ上野と呼ばれていて、副部長が大魔神・大神と呼ばれているかはすぐにわかります。 機研=危険だけれど、郷に入れば郷に従えで、機研色に染まってしまえばこれほど楽しい場所もないんじゃないかなって思ってしまうんですよね。 あるときは恋に、またあるときは学祭に、何事にも全力投球でぶつかる。半端なことはしないメンツが揃っているからこそ、一致団結して最大の力が発揮できるのです。 そして、全力でやりきるからこそ最高に楽しいんだと思います。 | ||||
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成南電気工科大学機械制御研究室,略して機研。 大学時代の出来事を、配偶者に話すという筋書き。 人づての話だからか、参考文献がないのは残念。 題材は、爆発,ロボット相撲は工学系らしい。 ロボット相撲で、リミッタとかソフトの話がでてきた。 制御の仕組みなどの詳細な話題がでるかと思った。 電気,制御の話題が専門性がないのがやや残念。 メモリの大きさとか、電源の容量,電源と電動機の重さとか、 時定数の話とか。 女性視点だからこそ書ける話があったかも。 | ||||
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男子校率99%の大学で、バカなことに全力で取り組む元気な‘男の子’達のお話。 女性の読者は、それを面白がりながら、うらやましがりながら、途中で挿話される会話(10年後の主人公と妻)と同じ立場で読み進めていくのかな。まさにその立場で読んでいた私としては、男の子っていいなーって純粋に思って楽しんでいたんだけど、まさに‘男の子’である人、かつてそうだった人から見ると、ありえないっていうコメントもあるようで。でも、たとえ幻想だったとしても、こういう世界っていいじゃない? しかもこの作品、そういうおバカな盛り上がりを描くだけじゃなくて、途中の会話や最後の素敵な締め括りっていう仕掛けがあるから、10年後世代の心を鷲掴みにしてくれるんだな。おバカな世代現役の人にも、10年後にはこう思えるんだよ、っていうメッセージにもなるし。老若男女、いろんな世代の人に楽しんで欲しい本、だと思います。 | ||||
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今まで読んでいた小説の文章体とあまりに違いすぎて 「うわぁーこの作品無理かもー;」と思っていたのですが、 買ったからには読もう・・・ シブシブ読み進めて本を閉じる。。。。面白い!!^^ 青春は数年前に過ぎた身ながら、この作品で青春を 再び味わっているかのような感覚(笑) 最後のシーンには思わず胸がキュンってなっちゃいましたね。 面白かったです!!絵とのコラボは必要不可欠でした♪ ただ、一部の方に難があるとすれば、キャラクターのそれぞれの掛け合いが ちょっとサムいです(笑)まぁーこれはご愛嬌って事でスルーできる方 は全然アリの部類ですかね♪ 自分はそれよりも何よりも、恋愛章が・・・苦痛(笑)必要だったんですかね アレは(笑)やっぱり女性が書くとこういう作品にも恋愛が必要なのかな?? でも、、、、まぁー・・・・・面白いですよ(笑)買って損はなし!!♪ | ||||
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表紙見て、これ漫画か? と思って読み始めたら、漫画だった。 ジャンプとかで連載できそう。 スケットダンスっぽい乗り。 | ||||
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表紙の勢いそのままに、若いっていいなあ、というエピソードが続きます。 自分は理系なので、そのガサツな雰囲気もマル。 学生生活の断片、その時はそれが大切って思わなかったことたちを振り返る 内容になっているので、若い人というよりは、それを通りすぎた人たちの 心に響く本のような気がしました。 特に最終章は(若くない自分には)ぐっときて、ちょっとほろり。 | ||||
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とりたてて設定が目新しいわけでも小説ならではの大事件が起きるわけでもない。 いま高校生とか大学生で青春まっただ中という人にはそれなりの面白さかもしれない。ただ、もう何年も前に卒業した身には当時を懐かしく思い出したりこんな学生時代を送りたかったと思ったり、とにかくこちらのツボを突いてくる。 学生時代、部活やサークルで1円の得にもならないことに全力で取り組み全力で馬鹿をやった時代がある人なら「あるある」とか「それはねーよ」と作中人物につっこみながら楽しめるはず。 大学時代の友達と久しぶりにあって当時の馬鹿話を肴にみんなで盛り上がる、そんな感じ。 | ||||
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別にそんな学生生活を送ったわけではないけれども, 「うんうん,こんな感じで無駄に一生懸命だったなあ」 という懐かしい感覚を思い出させてくれた作品でした. 物語は時系列に沿いながらオムニバス形式で語られています. 理系っぽいエピソードはもちろん,恋愛やら学祭やら,学生生活につきもののイベントを材料に 「キケン」の個性豊かなメンバーの活躍ぶりがイキイキと描かれています. それぞれのお話は特別パンチがきいているわけではないのですが, それでも一番最後まで読むと,ぐっと懐かしいような,鼻の奥がつんとするような, そんな気持ちになれます. 30代中盤くらいの人なら,「究極超人あ〜る」的雰囲気が好きならオススメです. もちろん,「キケン」メンバーと同世代,あるいはもっと下の世代の人も「こんな学生生活楽しそう!」という 感覚で楽しく読めると思います. | ||||
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読みやすくて軽快なストーリー運びは流石です。 工学部のメンバー皆の時に温かく時に切ない思い出が 色褪せない形で語られていて、自分の昔を思い出してこんな事あったなぁ…と ほっこりさせてくれる小説でした。 身近にこんな子がいたな、とか学祭の時のノリなど思わずクスリとしてしまいます。 最終回も本当に良い結末で締めてくれたので、読後感が本当に良かったです。 あの頃と変わってしまったという寂しさも感じさせながら、 確かにそこにあった時代を思い出す、そういうノスタルジックな感情が見事に描かれています。 こんな青春時代だったら本当に最高ですね。 大人が青春時代に触れたくなる時に読んでみると良いんじゃないでしょうか。 | ||||
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