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愛こそすべて、と愚か者は言った
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愛こそすべて、と愚か者は言ったの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.38pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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人間模様を描いている読み物から一転、全てのキャストが事件に放り込まれるが、人物像が見えるので救われる結末だ。 | ||||
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ここまでの情報から(妄想)の(保護)こそ(優しき嘘)をつき続ける真相だということが判明した 言い換えれば(妄想)のやり方を種明かしするなという教育を作家たちは受けていることが判明するのである ここまでの情報からこれの種明かしをしない真相は何なのかが解明可能なのだ (妄想)を(おしまい)にすることにも使える方法であり (人間の体は金属で出来ている)を(受け入れましょう)にも使える方法であり (絶望を選んでこそ人間)を(受け入れましょう)にも使える方法であり これらを受け入れるくらいなら(自殺してやる)という発想を起こすほど (妄想)に生きている人々のメンタリティは(繊細)にして(虚弱)なのである F県F市自壊とはこれを元にした展開なのである ライラがセルゲイとヘルダルフを嫌がっているのも (妄想)に生きている人々と同レベルの(繊細)にして(虚弱)なメンタリティの持ち主なのが原因である ミルフィーユの事を(幸運体質)と皮肉られているのも 周囲のメンタリティは(繊細)にして(虚弱)なのが原因なのである ワグナリアが松本を煙たがっているのも 周囲のメンタリティは(繊細)にして(虚弱)なのが原因なのである 満月の子の事をエンテレケイアが世界の毒扱いするのも エンテレケイアのメンタリティは(繊細)にして(虚弱)なのが原因なのである ムルムルの事を堕天使扱いし(死者が甦ることはない)と言うルールをデウスが制定したのも デウスのメンタリティは(繊細)にして(虚弱)なのが原因なのである Fクラスが(鉄人のルール)を嫌がっているのも 生徒のメンタリティは(繊細)にして(虚弱)なのが原因なのである 朝倉が異世界人なのも ハルヒ達団員のメンタリティは(繊細)にして(虚弱)なのが原因なのである (通常の受けて)に裏設定がわからないのも(繊細)にして(虚弱)なメンタリティなのが原因なのである これが真相である | ||||
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沢木さんの約束の森があまりにもよかったので、期待しすぎたかも。 あまり緊張感もなく家族の絆の切なさもいまいち。 | ||||
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沢木冬吾はどれもおもしろいが、本作は中でも傑作。何故もっと読まれないのかわからない。 | ||||
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640ページもあるが、最初と最後の3分の1はひどい。中盤殺し屋の三神がかっこよかったりしてまあまあ面白くなったりするのだが、最後まで続かない。人物描写も今一。結論として本として出して良いレベルではない。 2作目の償いの椅子は終盤のアクションシーンがひどいが、それを割り引いてもなかなかの名作なのでそっちを読んだほうがいい。 | ||||
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ジャケ買いをよくする私にとって、当たりの一発でした。 「愛こそすべてと愚か者は言った」なんて、なんちゅう題名と思いながら購入したものの かなりのツワモノでした。人物描写も伏線の張り方も、すばらしいっ!!の感嘆です。 主人公の久瀬雅彦と息子 慶太との関係、三神と朋園との親子関係が、事件とは別のラインで 描かれていて、親子関係を修復できた方が最後は勝つんですねぇ。 久々に読み応えを感じました。初めて、沢木冬吾さんの本を読みましたが、別の本にもチャレンジしてみようと思いました。 | ||||
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初めて読む作家です。 初版は「新潮ミステリー倶楽部」で八年前に出ました。 東北のある都市で調査事務所を営む久瀬。七年前に別れた息子が何者かに誘拐された。身代金を運ぶ役割を指名された久瀬は、無事に息子を救出することに成功するが、別れた妻が失踪してしまう。慣れない親子生活をしつつ、久瀬は真相の究明に奔走する。 七歳の息子慶太くんが、この物語のポイントの一つです。彼は詩や文章を書くことが好きで、小説の中でも、何回か出てくるのですが、ちょっと七歳の子にしては大人びた表現でした。十歳ぐらいだとありかなと思いました。 | ||||
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探偵の久瀬はいきなり知人の警官に呼び出される。離婚した妻がひきとった彼の実子・慶太が誘拐され、犯人が金の運び屋に久瀬を指定したというのだ。しかしこの誘拐、単純な金銭目的ではないらしく、久瀬は黒い陰謀に巻き込まれていく。 同著者の「償いの椅子」を先に読んでしまったが、こちらも素敵にハードボイルドしている。解説によれば「ハードボイルドというより冒険小説」だそうだが、やはり読んだ印象はユーモアあふれるハードボイルド。 人物の造形がたいへん魅力的で、みなマジメでピュアなのが可笑しくも面白い。さらわれながら詩を思い浮かべる詩人志望の子、日々精進を惜しまぬ銃器マニアの変態殺人鬼、殺しながら美しさについて考える男、正義感と身内への情で揺れ動く捜査官。癖のある人物満載で誰もがキャラが立っており、クールな会話に酔わされ、惹きつけられてしまう。新人作家とは思えぬ筆力である。良い作家には、世界に〈色〉があるものだが、沢木冬吾には既にそれがある。次回作も読もうと思わせてくれるだけの引力を持つ小説だ。 後半謎が明らかになるところが、やや急ぎ足というか中盤までの味わいを欠いているのが残念だが、進展する事件のあいだに父と子のぎこちなくってほほえましい交流を挟む場面などが粋で、心憎いほどである。 | ||||
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