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審理炎上
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審理炎上の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.39pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全36件 21~36 2/2ページ
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「死刑基準」でファンになりました。法律家の作品という先入観もすぐに消えうせます。この手の作品は主人公を含めどうしても法律のプロとして清貧スタイルで悪と立ち向かうとか、あるいは間逆の悪徳弁護士だったり・・・。真犯人を解き明かすにも、どとらかと言えば方程式通りだったり、あるいは簡単に解けないよう余計な話をくっつけたりと、枝葉ばかりが拡大してしまうような類のものが少なからず多いのでは!? そんな中で、やっぱり一作目の面白さの期待を裏切ることのない作品でした。前作でもそうだったように、この作家のこだわりが「ワイン」だったり「音楽」だったり、あるいは「時計」だったりと造詣の深さを感じます。そういうのが上辺だけでなくしっかりとしているところにも面白いですね。作中のような弁護士事務所で登場する人物と一緒に仕事をしたいなと思っただけでも口元がゆるみます。以前、交通事故の被害者になった際に相手側保険会社の一方的で理不尽な交渉を経験したことがあったため実に痛快でした! | ||||
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「死刑基準」でファンになりました。法律家の作品という先入観もすぐに消えうせます。この手の作品は主人公を含めどうしても法律のプロとして清貧スタイルで悪と立ち向かうとか、あるいは間逆の悪徳弁護士だったり・・・。真犯人を解き明かすにも、どとらかと言えば方程式通りだったり、あるいは簡単に解けないよう余計な話をくっつけたりと、枝葉ばかりが拡大してしまうような類のものが少なからず多いのでは!? そんな中で、やっぱり一作目の面白さの期待を裏切ることのない作品でした。前作でもそうだったように、この作家のこだわりが「ワイン」だったり「音楽」だったり、あるいは「時計」だったりと造詣の深さを感じます。そういうのが上辺だけでなくしっかりとしているところにも面白いですね。作中のような弁護士事務所で登場する人物と一緒に仕事をしたいなと思っただけでも口元がゆるみます。以前、交通事故の被害者になった際に相手側保険会社の一方的で理不尽な交渉を経験したことがあったため実に痛快でした! | ||||
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全体的に破綻なく文章も読みやすいのですが、のめりこむほどではありませんでした。 現役の弁護士さんが書いたんだなあというのがよくわかるような、詳細な裁判のやりとりは、それほど必要ではなかったのでは? 話は、次から次に新事実が出てきて形勢が押したり引いたりの変化があり、おもしろかったと思います。 ただとにかく訴訟額の規模が大きく、一般市民のわたしにはリアリティが感じられず、こんなにお金もらって皆さん人生ダメにしないでね、と登場人物のこれからが気になりました。 特にエピローグでの、弁護士事務所のこれからの話は冗談みたいです。 | ||||
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全体的に破綻なく文章も読みやすいのですが、のめりこむほどではありませんでした。 現役の弁護士さんが書いたんだなあというのがよくわかるような、詳細な裁判のやりとりは、それほど必要ではなかったのでは? 話は、次から次に新事実が出てきて形勢が押したり引いたりの変化があり、おもしろかったと思います。 ただとにかく訴訟額の規模が大きく、一般市民のわたしにはリアリティが感じられず、こんなにお金もらって皆さん人生ダメにしないでね、と登場人物のこれからが気になりました。 特にエピローグでの、弁護士事務所のこれからの話は冗談みたいです。 | ||||
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前作がとても面白かったこともあり、今回も迷わずゲットです。事故なのか事件なのかと言うところを、いろいろな立場の者たちが様々な手法や証拠によって解き明かして行く過程がとても面白かったです。前作同様、展開の速度が増し高まってくる頃合に、いつもお洒落なスローシーンが出てくるところがとても気に入っています。ワインや音楽。時計やフランス料理。それらが作品の中でそれぞれの意味を持ち、作品に深みと拡がりを持たせているところがこの作家のお洒落なところです。弁護士が登場する作品はたくさんありますが、読んでいる途中で犯人が判ってしまったりといった仕掛けの浅い作品が多い中、やっぱり面白さでは裏切られることはありませんでした。ドラマ化された映像で見てみたいですね! | ||||
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前作がとても面白かったこともあり、今回も迷わずゲットです。事故なのか事件なのかと言うところを、いろいろな立場の者たちが様々な手法や証拠によって解き明かして行く過程がとても面白かったです。前作同様、展開の速度が増し高まってくる頃合に、いつもお洒落なスローシーンが出てくるところがとても気に入っています。ワインや音楽。時計やフランス料理。それらが作品の中でそれぞれの意味を持ち、作品に深みと拡がりを持たせているところがこの作家のお洒落なところです。弁護士が登場する作品はたくさんありますが、読んでいる途中で犯人が判ってしまったりといった仕掛けの浅い作品が多い中、やっぱり面白さでは裏切られることはありませんでした。ドラマ化された映像で見てみたいですね! | ||||
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12年前、私は愛車を盗まれたことがある。その時、自分の損保に車両保険金を請求したが、一銭も保険金を支払ってくれず、訴訟までいって負けた。私は損保に騙されたことを知った。 それ以来、損保への怒りを持ち続けてきた。このミステリーを読んで、12年間の鬱憤をようやく晴らすことができた気がする。 途中、主人公の若手弁護士や被害者の女性が苦境にたたされる場面がある。 「え? そうだったのか?」と半信半疑でむさぼるように先を読んだ。 いつの間にか主人公と一緒に、自分も裁判に参加していた。そして最後には、予想もしないサプライズが待っていた。 今度はこの本の作者にまんまと騙された。 でも、気分は最高だった。 | ||||
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12年前、私は愛車を盗まれたことがある。その時、自分の損保に車両保険金を請求したが、一銭も保険金を支払ってくれず、訴訟までいって負けた。私は損保に騙されたことを知った。 それ以来、損保への怒りを持ち続けてきた。このミステリーを読んで、12年間の鬱憤をようやく晴らすことができた気がする。 途中、主人公の若手弁護士や被害者の女性が苦境にたたされる場面がある。 「え? そうだったのか?」と半信半疑でむさぼるように先を読んだ。 いつの間にか主人公と一緒に、自分も裁判に参加していた。そして最後には、予想もしないサプライズが待っていた。 今度はこの本の作者にまんまと騙された。 でも、気分は最高だった。 | ||||
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著者の第1弾「死刑基準」に続く第2弾ということで、 どんな小説なのか、楽しみにしていました。 まず、本のタイトル、絵と赤色が醸し出す表紙の雰囲 気に惹きつけられました。 炎上?どんな展開なんだろうと思い、手にとって読み 進めたら、一気に一日で読み終えてしまいました。 息もつかせぬ展開にどっぷりはまります。 法廷小説というと、刑事裁判のイメージがありますが、 今回の小説は民事裁判を題材にしてあり、意外性を感 じました。現役弁護士の小説だけあって、臨場感たっ ぷりの法廷の描写。刑事裁判とはまた違う展開の面白 さを感じました。 現役弁護士だからこそリアルに描ける損害保険業界の 表と裏を見た気がします。万が一のために入っている 保険が、いざと言う時にどのように補償されるのか、 フィクションとはいえ、驚きました。お薦めです! | ||||
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著者の第1弾「死刑基準」に続く第2弾ということで、 どんな小説なのか、楽しみにしていました。 まず、本のタイトル、絵と赤色が醸し出す表紙の雰囲 気に惹きつけられました。 炎上?どんな展開なんだろうと思い、手にとって読み 進めたら、一気に一日で読み終えてしまいました。 息もつかせぬ展開にどっぷりはまります。 法廷小説というと、刑事裁判のイメージがありますが、 今回の小説は民事裁判を題材にしてあり、意外性を感 じました。現役弁護士の小説だけあって、臨場感たっ ぷりの法廷の描写。刑事裁判とはまた違う展開の面白 さを感じました。 現役弁護士だからこそリアルに描ける損害保険業界の 表と裏を見た気がします。万が一のために入っている 保険が、いざと言う時にどのように補償されるのか、 フィクションとはいえ、驚きました。お薦めです! | ||||
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本を開いたら止まらず、2時間ほどであっと言う間に読み終えてしまいました。 (もっとゆっくり楽しむつもりだったんですが……。) 前作「死刑基準」も、ページをめくる手が止まらずに読み終えましたが、今回はそれを上回る勢いです。 シンプルなストーリーの中に、さまざまな証拠や証人が次々に繰り出され、とにかく変に入り組んだミステリーとは違う、勢いと爽快感がありました。法廷ミステリーでこういうのは初めて! しかも、仕事でもう何年も触れているはずの民事訴訟の流れや仕組み等々も、整理されて描かれていることがまた新鮮で、かといって殺伐とした感じもなく、あらためて興味深く入り込んでしまいました。 損害額の大きさや損保の体質の極悪さ加減も中途半端でなく、それもまた楽しめました。 アップツーデイトな自転車事故のエピソードでは、人生を狂わせるちょっとした油断の恐ろしさにゾッとしました。 ラストシーンで、そこまでやりますかー、というのがこれまた痛快ですね。 | ||||
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全てを飲み込みそうな渦。 思わずジャケ買いならぬカバー買い の勢いで手にとってみた作品であった。 「現役弁護士による超ド級のリーガル・サスペンス!」とは!? 「四月は残酷きわまる月」ではじまるこのフレーズに 反応を示す読者も多 いのではないか。 法律家の硬めの文章かと思いきや、文学の香りを匂わせる。 先が楽しみだ。 ゆるやかに流れるバイロンの詩風に乗り、 その中に浮かび上がる人物。 新人弁護士水戸裕介を取り巻く、クライアント成川夫妻、ボスの狩田弁護士 をはじめ登場人物は極めて人間的である。 ミステリー喰わず嫌いの方でも誰かの立ち位置で入りやすいのでは。 現役弁護士である作者故の詳細な描写。 準備書面・・と淡々と描かれる中での、水戸・狩田両弁護士の掛合いや 法律事務職員の他愛無い会話に、一見近寄りがたい感じもする法律事務所に 繰り広げられる日常の垣間見の感もあり それもまた一興と頷きながら、 軽快なテンポで一気に終盤に! 損保を相手にまさかの展開! 気持いいくらい清々しい気分で本を閉じた。 こうなったら乗りかかった船だ。 水戸裕介の過去が知りたくなって、処女作「死刑基準」も読むことにした。 | ||||
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本を開いたら止まらず、2時間ほどであっと言う間に読み終えてしまいました。 (もっとゆっくり楽しむつもりだったんですが……。) 前作「死刑基準」も、ページをめくる手が止まらずに読み終えましたが、今回はそれを上回る勢いです。 シンプルなストーリーの中に、さまざまな証拠や証人が次々に繰り出され、とにかく変に入り組んだミステリーとは違う、勢いと爽快感がありました。法廷ミステリーでこういうのは初めて! しかも、仕事でもう何年も触れているはずの民事訴訟の流れや仕組み等々も、整理されて描かれていることがまた新鮮で、かといって殺伐とした感じもなく、あらためて興味深く入り込んでしまいました。 損害額の大きさや損保の体質の極悪さ加減も中途半端でなく、それもまた楽しめました。 アップツーデイトな自転車事故のエピソードでは、人生を狂わせるちょっとした油断の恐ろしさにゾッとしました。 ラストシーンで、そこまでやりますかー、というのがこれまた痛快ですね。 | ||||
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全てを飲み込みそうな渦。 思わずジャケ買いならぬカバー買い の勢いで手にとってみた作品であった。 「現役弁護士による超ド級のリーガル・サスペンス!」とは!? 「四月は残酷きわまる月」ではじまるこのフレーズに 反応を示す読者も多 いのではないか。 法律家の硬めの文章かと思いきや、文学の香りを匂わせる。 先が楽しみだ。 ゆるやかに流れるバイロンの詩風に乗り、 その中に浮かび上がる人物。 新人弁護士水戸裕介を取り巻く、クライアント成川夫妻、ボスの狩田弁護士 をはじめ登場人物は極めて人間的である。 ミステリー喰わず嫌いの方でも誰かの立ち位置で入りやすいのでは。 現役弁護士である作者故の詳細な描写。 準備書面・・と淡々と描かれる中での、水戸・狩田両弁護士の掛合いや 法律事務職員の他愛無い会話に、一見近寄りがたい感じもする法律事務所に 繰り広げられる日常の垣間見の感もあり それもまた一興と頷きながら、 軽快なテンポで一気に終盤に! 損保を相手にまさかの展開! 気持いいくらい清々しい気分で本を閉じた。 こうなったら乗りかかった船だ。 水戸裕介の過去が知りたくなって、処女作「死刑基準」も読むことにした。 | ||||
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「審理炎上」というタイトルにまず惹かれた。本屋で読み始めたら、すごいスピード感のある文章で、「それで、どうなるの??」と気になってしまい、購入決定! 民事訴訟の過程で、原告と被告がさまざまな証拠を出し合い、「ついにキマリか?」と思うとまた相手から新しい証拠が出てきて、迷宮に入りこむ。 主人公のミスに先輩弁護士の狩田がフォローするセリフが、泰然としていて魅力的。 ふつう、小説でもテレビドラマでも、「弁護士イコール正義の味方」、みたいな定型的な描かれ方がほとんどだけれど、弁護士にもいろいろなタイプがあるのだということも分かって面白かった。(この辺がリアルに描けるのは、著者が現役の弁護士だからなんだろう。) それと、何より驚かされるのは巨大損保の体質である。 実際に保険金不払いだの保険料取りすぎだのと問題の多い業界だから、ウラ側では、このミステリーっぽいことが現実に起きているのかもしれない……。 結末も爽快だった。 | ||||
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「審理炎上」というタイトルにまず惹かれた。本屋で読み始めたら、すごいスピード感のある文章で、「それで、どうなるの??」と気になってしまい、購入決定! 民事訴訟の過程で、原告と被告がさまざまな証拠を出し合い、「ついにキマリか?」と思うとまた相手から新しい証拠が出てきて、迷宮に入りこむ。 主人公のミスに先輩弁護士の狩田がフォローするセリフが、泰然としていて魅力的。 ふつう、小説でもテレビドラマでも、「弁護士イコール正義の味方」、みたいな定型的な描かれ方がほとんどだけれど、弁護士にもいろいろなタイプがあるのだということも分かって面白かった。(この辺がリアルに描けるのは、著者が現役の弁護士だからなんだろう。) それと、何より驚かされるのは巨大損保の体質である。 実際に保険金不払いだの保険料取りすぎだのと問題の多い業界だから、ウラ側では、このミステリーっぽいことが現実に起きているのかもしれない……。 結末も爽快だった。 | ||||
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