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万能鑑定士Qの事件簿 I



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【この小説が収録されている参考書籍】
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)

万能鑑定士Qの事件簿 Iの評価: 3.71/5点 レビュー 113件。 Bランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.71pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全73件 61~73 4/4ページ
No.13:
(4pt)

ニューヒロイン誕生

岬美由紀はあまりにも人間離れしているスーパーヒロインですが、
本作の主人公はまだ現実味があります。
特に、高校生の頃のカノジョはかわいらしいし、親近感がもてます。
暗記力がまーったくない我が家の子どもたちも、なにかきっかけがあれば
膨大な知識を脳に詰め込むことは可能かも??と夢を見させてくれます。

さまざまな雑学がたっぷりつまっていますので、小説だけでなく
「トリビア」的な楽しさも味わえます。

ただ、角川書店から出ているせいもあるかもしれませんが、自社の過剰な宣伝、ととられる部分があり
それはすこしくどいかな。
内輪受けのようなノリもあり、「ハルヒ」って何??という人には目障りかも知れませんね。

この本は全くのプロローグで、何も解決しておらず
2巻を買わないと消化不良になります。
私は1巻から2巻まで少し時間を空けたので、続きが気になって仕方ありませんでした。
読む方は2冊準備して、徹夜でGO!です。
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)Amazon書評・レビュー:万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)より
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No.12:
(5pt)

なに、これ!!

海外のサスペンスを中心に読書(活字)中毒です。

サスペンスといえば、(特に殺人の)犯人探し。
誰かが死ぬことが大前提。

海外作家とはいえ、誰もが名前くらいは知っているような、
大御所ではなく、何となく面白そうなシリーズを書いていることで選んでいる。

さて、そんなこんなで、久々に訪れた、「在庫切れ」。
本屋でさまよっていたら、いつも見かける「万能鑑定士シリーズ(Qシリーズ)」。
しかも、隔月で新刊が発売されるような勢い。
これなら、「在庫切れ」を起こさないかも!!

ってことで、飛びつきました。


面白いですね、コレ。
力士シールについての謎解きかと思ったら、
いきなり鑑定士の凜田さんの過去について。
何となく、飽きてきて、2巻目、買おうかな…と思った、1巻の途中、インフレ!?
ちょ、ちょ、ちょっと!?

しかも…続くんかい!!
(前情報、一切なしなので知らなかった…一緒に買えばよかった)


これは、罠です。
ヤバイ、ちょっと、本屋さんに行ってきます…


人が死なないけど、私好みの科学捜査とトリビア(知らなくても生きていく中で必要がなく、
でも知っていたら、なんだか自慢したくなるような知識)満載、です。
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No.11:
(5pt)

妙にリアルなフィクション

1巻のみ読み終わっての感想を書きます。2巻はまだ読んでいないので結論は
知りません。

読み終わって思ったことは、妙にリアルだな〜ということ。相当取材している
のでは思われる。最後の解説で三浦天紗子氏が「かつてないほど卑近なネタが
織り込まれていて、読者の好奇心や空想心を体験的に満足させてくれる」と書
かれていますが、まさしくその通りだな〜と思った。

また、章が変わるとカメラがいきなり過去へ未来へ飛んだりする場面もあった
が、物語から私が切り離されることもなかった。語り手を上手く変えつつ、違
和感なく描写がなされているからであろう。文章自体も非常に読みやすくヴィ
ジュアブル。それでいて内容は濃いのであるから、まあ面白くないわけないで
すね(笑)。

内容に関しては、触れているレビュアーの方がおられるので特に書きませんが、
事件の解決の仕方も鮮やかで面白い。感心しっぱなしでした。こんな論理展開
で解決していくのかと。ちょっと反則気味かと感じもしたが、最後の方は次は
どんな展開で事件を解決していくのだろう、とワクワクしっぱなしであった。

さらに、ライトノベルにとって重要なキャラクターについてであるが、こちら
も上手く練られているのでは。主人公は実直で好感が持てるし、他のキャラク
ターにもそれぞれ癖があってキャラが被っているということもない。

というわけで、☆5つ。最後の終わらせ方も憎い。ただ、気になった点が1点。
P152に「4年ごとに曜日が2日ずつずれていく」という記述がありますが、
これは正しいのでしょうか?読んでいて腑に落ちなかったので、今日(201
1年(平年)4月11日、月曜)を基準にして調べてみた結果、2012年(
閏年)4月11日は水曜、2013年(平年)4月11日は木曜、2014年
(平年)4月11日は金曜でした。この時点で、4年間で5日ずれているんで
すが…。上手く説明できる方がおりましたら、説明して頂きたいです。まあ、
些事なのでどうでもいいのかもしれないが。
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No.10:
(5pt)

続きが楽しみ

まだ二巻は読んでいませんが、非常に面白かったです。
莉子を始めとするキャラクターたちもよかったし、随所に出てくる蘊蓄や小さなミステリーも物語に奥行きを出していて「知識が豊富になるミステリー」のキャッチコピーに恥じない出来映えです。

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No.9:
(4pt)

長い

'T、'Uをあわせて完結するのですが、全体的には間延びしていると感じました。主人公は魅力的で博識とキャラが立っているので期待したのですが途中は読むのがつらかったです。所々面白いところもあるので短編ならもっと楽しめるなぁと思います。短編で相棒の持ってきた事件をポンポン解決していく・・・とどこかで見たようなお話になりそうですね。本当なら星3つにしようと思ったのですが、鑑定士と言うジャンルは良いと思うし'T、'Uで自己紹介も終わったので今後に期待と言うことで星4つにしました。
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No.8:
(5pt)

面白い+為になる。

結論を言えば非常に面白かった。主人公を含め人間身に溢れ、好感の持てる登場人物が多いため、読んでいて苦痛になるという事は無かった。また、最初のエピソードという事で、主人公の誕生秘話が並行して書かれており、彼女が知識を得て行った経緯が書かれているが、これが非常に参考になったりする。やや作者のウンチクが鼻につく時があるが、まぁ本作品の性質上仕方がない。解説でも言われているが、探偵もモノの数あれど推理力だけでなく、豊富な自然科学と社会常識の知識を駆使する女性探偵はなかなかいない為、彼女の今後の活躍に期待する。
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No.7:
(5pt)

いろいろと知識も身に付きます

私が小説に求めるもの、それは以下のうちの1つを満たしていることです。・純粋に面白いこと・いろいろと知識が身に付くなど付加価値があること万能鑑定士シリーズは、物や事象に対する鋭い見識と観察力がありそういった知識や視点が実にためになります。知的欲求を満たしてくれます。小説としても面白く、寝る時間を削って一気に読んでしまいました。欠点としては、いささかご都合主義のところがあること、現在と過去と未来の場面が交差するので、少しテンポが悪い所などがあります。ですが、そうした欠点を差し引いても、久しぶりにはまったこのシリーズは私にとっては文句なく★5です。
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No.6:
(5pt)

20代上京時の夢物語

を、かなえてくれた気分にさせられる話です。赤毛のアンっぽい莉子ががいかに女性版シャーロック・ホームズになるか的な話で第1巻なので誕生編で、第2巻につながります。第3巻からはずっと一話完結です。
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No.5:
(4pt)

野趣溢れるエンターテインメント

「千里眼」シリーズの松岡圭祐氏による新たなミステリーの幕開けです。
今回の主人公は、鑑定士凛田莉子。万能鑑定士を名乗り、その卓越した知識と観察眼でどんなものでも鑑定してしまう若干23歳のスーパーヒロインです。
松岡圭祐氏の描くスーパーヒロインには、千里眼シリーズのスーパー・クール・ビューティ岬美由紀がいますが、彼女が文武両道のカリスマ的な突出した存在であるのに対し、本シリーズの莉子は博学ながらも素朴でおとなしいキャラクターという設定になっており、岬よりも少し人間的というか親近感がわきます。
とはいえ、その知識と観察力は驚愕に値するものであり、やはりスーパーウーマンであることには変わりないわけで、「ありえねぇ」シーンが多発するのは松岡シリーズの鉄板でもあります。
莉子がその類い希なる才能を備置するようになったのは、人間の記憶に関するメカニズムを教わったからなのですが、その内容自体は実にリアルなもので、松岡氏らしい蘊蓄が随所に見られます。情動が記憶のメカニズムに深い関係を有することは脳科学の分野では証明されていますが、それを高い感受性を有する莉子が実践していく件はなかなかに興味深いものがありました。
さて、本書のあらすじですが、都内を浸食していくシールの謎に始まり、国家規模の偽札事件、ハイパーインフレによる日本経済の終焉、という非常に野趣溢れる内容です。松岡ワールドここにあり、といった感じですね。細切れの章立てと小気味よいリーダビリティでどんどんページが進んでいきます。
残念ながら最後に辿り着いた「動機」に肩を落とすことになりましたが、エンターテインメントとしては面白く仕上がっていると思います。
なお、本書は角川文庫でT、Uの2冊で1つのストーリーが完結しますので、購入の際には2冊セットでのご購入をお忘れ無く。
V、Wも既に発売されているので、引き続き読み進めたいと思います。
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No.4:
(4pt)

面白い。

面白いです。久しぶりにのめり込んで一気に読めました。ただ、まだ一巻しか読んでないけど生い立ちは別の巻で良いんじゃ無いかと思った。あとこの作者の作品はやたら流行りの製品名とかネタを入れるので旬が過ぎると微妙だろうなと思う。少年エースなんてその前はコンプだったわけだし。なので旬が過ぎる前に読むべし。
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No.3:
(4pt)

楽しめました。

2冊で一つの話なので、2巻まで読まないと意味がないと思います。
主人公の凜田莉子はすごく魅力があるのですが、ほかの方も書いてるように小笠原記者に魅力がなく鈍い行動にしばしばイラっときました。
主人公の魅力を引き立てる為だとは思いますが…
ストーリーや描写にリアリティを感じました。
殺人事件が起きないミステリに個人的にはツボにハマった感じなのですが、多少読者を選ぶ作品ではないかと思います。
時系列が切り替わり入り込みにくいと感じる人も居るかもしれません。
1巻なので、登場人物の紹介もかねてもうすこしわかりやすくした方が多くの人に受け入れられる内容になったかも。
非常に楽しめたので★5つでもよかったのですが、ミステリは多くの名作があるので、一つマイナスにしておきました。
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No.2:
(4pt)

1、2巻を同時に買わなければ意味がない

はじめに、
第1巻は完全に助走です。というかスタート地点に立っているだけで、まだ走り出してもない。
購入を検討されている方は第2巻とあわせて購入されることを強く推奨します。
美人で頭の切れる、だけども親しみやすいヒロイン:凜田莉子。
第1巻では彼女の成長にまつわる話が多数書かれてますが、これは凜田莉子というヒロインを身近に感じてもらうためでしょう。
田舎育ちで純粋無垢、ちょっとお馬鹿なのも愛嬌があって何とも可愛い。 
読者はここでほんわか気分を十分に満喫して、現代の万能鑑定士:凜田莉子へと視点を戻すことになります。
抜群に冴えた洞察力、豊富な知識に裏打ちされた推理力。まさにQの名に相応しい名探偵。
この第1巻は、そんな彼女のギャップというか、切れ者の中にも愛嬌というか、ヒロインの魅力を楽しむ一冊であると認識したほうがいいでしょう。
だから、本来ならば彼女の魅力を存分に楽しんだすぐ後に2巻目を読んでほしいのです。そして快刀乱麻を断った時の爽快感を味わってほしいのです。
なぜ2冊に分けたのか未だに不思議です。角川が本書の価値を悪戯に下げているようにしか思えません。
別冊で発売されている1、2巻の内容をセットにした限定版が、本来あるべき形なのだと思います。
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No.1:
(5pt)

非常に面白いです

この物語は、1と2でひとつの話になってます。3は来月発売とのことですが、
エピソードは2で完結します。
23歳の凜田莉子(凛じゃないですよ。お間違えなきよう)は極めて等身大のヒロインであり、
美人で頭がきれて博識ですが、1ではそうなった背景が現在と同時進行で記されます。
この莉子の生い立ちを記す波照間島での描写が秀逸で、時系列が前後しても軸がぶれず、
読者に判りやすさを与え続ける文章力は大変なものだと思います。「催眠」の頃は
人物の視点が章によって変わるたびに若干のギクシャク感を生じさせていたものですが、
すべてがビジュアライズに浮かんでくる文体は大したものです。
莉子とそれを取り巻く人々は親切でヒューマニズムに溢れ、極めて現実的です。
莉子の成長過程、瀬戸内陸に学んで、まずマイナス面と見なされていた感受性の異常な高さを
歴史の記憶力に繋げ、次いで場所ニューロンを利用した地理の記憶力を獲得、さらに
思考力と観察力、計算力へと学ばせていく教育法はリアリティがあって、莉子とともに
成長していく気分になれます。1ではこの過程がなによりとんでもなく面白いです。
謎を暴いていくホームズ的活躍も楽しく読ませますが、力士シールという少し前に流行った
アイテムを効果的に使うことでリーダビリティを高めています。
週刊角川という架空雑誌の記者、小笠原悠斗が相棒役ですが、NHKなどテレビ局や他の
出版社も実名で登場するので、ジャーナリストの登場人物が版元の人間になるのも必然でしょう。
「フライデー」が刊行されている日、というのも2の結末への実はヒントになってます。
なにより莉子は明るく、天真爛漫で、飾りっけがない。現実に立脚した魅力的なキャラです。
結末と、途中に出てくる不可解な「経済破綻の未来世界」が何を意味するのか、そして力士シール
の真相は、2に譲られます。1の伏線が2で利くので、続けて読むべきです。
分けなくてもいいのに、という人には、1と2が一緒になった単行本も出てます。高いけどね。
驚くべきことに、2まで通じて殺人は一回も起きません。その辺りも「催眠」に回帰してます。
ところで作者が松岡氏だからといって、千里眼の岬美由紀と凜田莉子の無用な比較はやめてほしい。
ジャンルも世界観も違うし(4巻には嵯峨が出るようだが彼は本来「催眠」のキャラである)、
これから成長が描かれる莉子のほうは等身大の魅力であり、美由紀はクラシカルな英雄譚の、
むしろ現実味のない作為っぽさが面白さにつながるキャラである。
読みやすさとテンポ、オーソドックスでストレートな推理物の面白さとキャラの魅力で、
文庫読書でさらりと楽しむのにとても向いていると思います。
万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)Amazon書評・レビュー:万能鑑定士Qの事件簿 I (角川文庫)より
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