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いつか、虹の向こうへ
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いつか、虹の向こうへの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.26pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全57件 21~40 2/3ページ
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出だしは、面白いのに、当たつたとおもったが、中盤からやたら登場人物の個性をつかめなくて、だらだら、長い簿の語り、ハードボイルドというより、群像小説。 | ||||
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悪寒で、伊岡作品を読むようになりました。刑事が主役のことが多いのですが、その後「本性」や「代償」など、圧倒的な描写力と意外な展開。ミステリーでありながら人間ドラマ。その原点を読みたくて本書を購入。もちろん、裏切られることはなく、どうしようもないような人間たちが織りなす、人間味溢れた展開に今回も引き込まれました。 | ||||
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いろいろあって警察を追われた元刑事 擬似家族と何故一緒に暮らすことになったのか その事情や美人局… 理不尽な事、不可抗力、現代社会に生きる人々に思いがけず起こりそうな不運を寄せ集めた話の様な気がした。 ラスト、元刑事の心は救われたのか? | ||||
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とても面白く、1日で読み終えました。 皆さん、これから幸せでありますように | ||||
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読み始めはちょっと好みじゃないかなぁと思ったが、読み進むにつれてどんどん引き込まれていきます。 ささいなことで大きく人生が狂わされてしまった主人公が、またささいなことで事件に巻き込まれてしまいます。 主人公は、よくいる男性のダメさを持つが、とても思いやりが深く勇気がある。物語が進むのに連れて、同居人の過去がが1つずつアカされるところも面白い。主人公はどんな成功者に比べても劣らないヒーロー。人間としてしなければならないことを、自然に行っていける人。貧しくても、こういう人生も良いかもと思わせてくれる。 | ||||
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初めて井岡さんの小説を読みましたが、普段もハードボイルド作品を読まないせいか、楽しめませんでした。 ストーリー展開もグイグイ引き寄せられるものではなく、人に勧めたり、数年後再読したい小説では無かったです。 ただ、柚木裕子さんのデビュー作、臨床真理を読んだ時も一体何が楽しいのか分からず、以降柚木さんの作品を読まずに居たのですが、孤狼の血や検事シリーズは、ひっくり返る程面白く、作品によって合う合わないが有ると思います。 当方、ハードボイルドの面白さが分からない読者であるので、そこでしょうか。。 | ||||
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決してカッコいいヒーローではないくたびれた中年。同居人たち。みんなが抱えている過去、関係が明らかになりながら1つの事件の真相も解決に向かっていく。いつもながら伏線の回収が見事。この作者が好きな叔母にも勧めます。 | ||||
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伊岡瞬という作家が好きになった。 映画、ドラマで観てみたいストーリー、登場人物だった。 虹売り、虹の種の絵本を読んでみたいと思った。 読んで良かった。 | ||||
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伊岡さんの本は何冊か購入したのですが初めて、完読できました。 尾木さん素敵でした。そして,素晴らしい本でした。 | ||||
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ミステリー大賞って言われるとかなり?ですけど、とにかく文章うまくて引き込まれました。タイトルの意味が分かるとかなり切ない。ネタは正直ありきたりかもしれませんが、やっぱりネタじゃないのね。「神は細部に宿る」とはこのことか。とにかく「いい小説」なので是非読んで見てください。 | ||||
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読後のスッキリ感、充実感が感じられませんでした。やくざまでも登場させて、ハードボイルドさを狙ったのは理解出来ますが、必ずしも、面白さには繋がってはいません。殺人事件の真相究明までの経緯も、読者の興味を惹き付ける工夫が今一つ感じられませんでした。盛り上がりのない物語が、淡々と続いているようでした。自分はかなり辛口な評価をしていますが、一般的には星3から4で高評価を得ています。 | ||||
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スラスラ読めて読後感も良い。指摘されているラストも違和感はなかったし、「そりゃそうだろう」って感想でして減点材料ではない。そんなことよりもこの小説の白眉は「虹の種」のエピソードです。これは素晴らしい。私、感動しました。 | ||||
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不祥事で警察を辞めた主人公の中年男性が、もうすぐ売却される家で暮らす訳あり同居人たちとともに殺人事件に関わってしまうお話。 メーンは殺人事件の解決ということなのでしょうが、私としては、あまり幸福とはいえないでも腐らず毎日を過ごす主人公や、人知れず悲しみを抱えて生きている同居人たちに、所々で胸が熱くなってしまいました。 とても面白かったです。 | ||||
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「代償」が面白かったので読んでみた。割と王道的なハードボイルドなんだけど、同居人がいたりの部分に人と人の情の繋がりがじわりとうまく描かれてて、その部分の方に割と引き込まれた。「代償」とは全然違ったけど面白かった。もう何冊かこの人の本読んでみる。 | ||||
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とても面白かったです。 本のレビューはネタバレになる事が多いのでこれだけで。 *星の数でご察し下さいませ。 | ||||
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何もかも無くした、やさぐれ中年元刑事が主人公。頑張る中年って、渋いっす。 | ||||
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登場人物がみな面白いキャラです。 ハードボイルドなのですが、ところどころで笑わしてくれます。 この作品にはまってしまい、いま伊岡瞬さんの他の小説を読んでいます。 かなりの筆力とストーリー展開の面白さに応援。 もう少し世間に知られてもいいのに。 | ||||
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中年のくたびれて、どうでもいいやと思っているオトコが、 ハードボイルドに変身していく物語。 でも、いつもボコボコにされている。 文章が じつに 自虐的なのが おもしろい。 刑事 尾木で、いきつけのノミヤで 女に誘われて、 いそいそとついていった女の部屋に 女の彼氏が現れて, ナイフを振りかざしたら、あっという間に 彼氏の腹に刺さった。 そのまま、彼氏は 死んでしまう。 ノミヤの女に、はめられて、正当防衛で死なす。 それで、刑事は失職し、刑務所に4年服務して、 シャバにもどったのだが、なぜか 投げやりだった。 妻からは 離婚届がだされ、慰藉料請求があり、 親から受け継いだ 家を 売らざるを得ない状況。 いつのまにか 居候が 3人も住むことに。 翻訳家でゲイの 石渡、学生でお腹をすかせたジュンペイ、 万引きをくり返す 恭子の3人と住んでいた。 尾木は 酔っぱらって、ふらふら歩いていたら またしても 女を拾うことに。 結局 居候が 4人となるが、その女 早希が 美人局だった。 早希をめぐって、事件が 巻き起こっていく。 早希の美人局をやっているオトコ 久保が 家に踏み込み 尾木をボコボコにする。そのあとに 久保が 殺されていることが、分かる。 その殺したのが 早希ではないかと言われ、警察に拘置される。 その久保は ヤクザの檜山の妹の子供だった。 尾木は 檜山から 久保の初七日までに、久保の犯人を捜せといわれる。 そこからの 尾木は 結構 がんばるのであるが、 いつも、ボコボコにされる。それでも、たどりながら、 その真相を 明らかにする。 尾木の過去や4人の同居人の過去が明らかになっていく。 虹のタネの話が 秀逸。これがないと しまらなかったかもしれない。 悲しみが多いほど大きな虹をつくるタネがあるというのが、いいね。 | ||||
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少し前の作品であるが、横溝正史賞を受賞している。 主人公は元刑事、設定はその元刑事の自宅に3人の同居人がいる。 新たに4人目が入り込んできたところから、縦横無尽にころがり、先のわからない展開が始まる。 しかしながら、一つひとつの出来事がしっかりつじつまが合っている、いや著者が合わせているのだろう。とても好感が持てる。 ハードボイルド風の雰囲気も良い! 真相に辿り着いた後、また爽快感がある。快作である。 | ||||
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作者の「この作品」はかっこいい刑事や完璧な善人を出していないところが魅力です。自らの弱さ、周りの人々の弱さをさらけ出し、刑事を辞めざるを得ない事件の体験があったからこそ支え合う気持ちができた様に感じます。前職場の醜さもさりげなく描き、権力を持たない無力な自分に傷つきながらも暖かさを忘れずにいる、凡そハードボイル小説には遠い物語です。しかし、事件が解決していくスピード感はいうことのない筆力です。強い人は、今の時代、現実的ではないですし、尾木の共同生活者の女性の罪や悲しみも共感出来ます。この女性同様、誰ひとり幸福な者がいない物語も不思議と、最終的に「虹の種」を巻き、幸福になりそうに思わせてくれる安心感がありました。 「ほら、悪人はやっつけたぞ」という気負いのない所と、 本当の刑事なら「待つ」ことが出来ないのに刑事を辞めた主人公は虹を育てるように「待つ」所が いいと思います。存在が小さく弱くてもー待っているーという本当の強さの尾木に希望が見えました。 アクション描写でも、主人公は「ぼこぼこ」にやられ、かっこよさがないので引きつけられました。 人は弱いばかりではなくたまに人を信じて、手を差し伸べてもよいのではないか、という希望も見えるミステリー&ハードボイル小説はこの作者ならではの力です。これからも人間性を加味した、弱い人々をテーマにした物語に期待します。大方の人々が弱く非力な時代だからこそ弱さを恥じずに、弱さの中でも、希望を持とうという肯定的な構成に、大変満足しました。 | ||||
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