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【この小説が収録されている参考書籍】
嫌われ松子の一生の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.74pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全150件 41~60 3/8ページ
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内容については他の数ある優れたレビューに譲って、フォーマットについて書きます。こちらの版は、一冊になっているので原価でも千円以内全部で読み切れるのが何よりもいいです。本作は長編ですが、物語的には一気に読ませるし、真ん中がストーリーの分岐点でもありません。最初は、文の表示が二段になっているのに違和感がありますが、すぐ(数ページも行かないうち)に慣れます。 | ||||
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よみやすい文章で、おそらくどこかで、がらりと変わるのではないかと思っていましたが、自然とふんわりと読めました。 | ||||
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波乱万丈に生きた女の生涯を記した本。テンポがよく、話も面白いので最後まで飽きずに一日で読めた。人はちょっとしたことがきっかけで人生が狂いだしたり、うまくいったり。そういうお話。松子はどうすればよかったのだろうか。死ぬ時に、笑えるような人生を送りたいなあ。 | ||||
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川尻松子という女の一生を書いた小説。 ドラマチックすぎてあまり現実感がないが、 映画を見ている気分で飽きずに読み進めることができた。 松子の行動が愚かでほとんど共感できないのだが、 もう少し救いのあるラストにしてほしかった と思ってしまった自分は甘いのかもしれない。 | ||||
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とても有名な話しなのでしょうけれど(映画にもテレビドラマにもなっています)ちょっとした躓きから転げ落ちる女の一生を自身のモノローグと甥にあたる大学生が交互に語る事で非常に惹き付けられる展開になっています。もうコテコテのドロドロの思ったとおり以上のベタベタな展開です。まさに転落人生の話しなのですが、何故かとても読ませます。私は基本的にはコテコテでベタベタなものは好きではないのですが、この作品からはそれを手段として、コメディにしているように私には感じました。 昭和を生き抜いた押しに弱いけれど開き直ってしまう運の悪い女、というキャッチフレーズがつきそうな1人の女性の物語を、上手く甥を使ってミステリー仕立てにしています。頭がよく、美人で、押しに弱く、保守的な女性が(きっとその当時にも、いっぱいいたはず)ちょっとした躓きからありとあらゆる不運が襲ってきます。時代を昭和にした事で全く現実味が無いでもない、という微妙なリアリティをまとっていて、なかなか読ませるのです。そんなに運悪くならないだろう?とツッコミたくなる客観的視点を黙らせるだけの現実味は無いけれど、読ませるチカラとリズムがあるのです。 松子というキャラクターの自然な凄さ(性格的問題)、と境遇が(まさにドラマのタイミングのよさ)合わさったところに、テンポの良さに、非情にひきつけられました。彼女の見る目の無さと、信じすぎてしまう度胸に、いわゆる「生き方下手」に、リアルなものを感じました。「生き方下手」を憧れる人もたくさんいらっしゃいますから。おそらくそんな人たちを主眼において書いたのではないと私は思うのですが、この辺がちょっと微妙で、ミステリー仕立てなのになりきらず、社会派にもなりきらない不安定さがどう受け取れば良いか微妙でした。松子の結末には納得できても、甥である笙の結末や小説としての結末にやや難があるかとも思いますし、宗教的な部分に説得力もあるのですが、松子のキャラクターと顛末が強すぎて、インパクトが薄くなってしまって感じました。 あともう少しで松子にも幸せになるチャンスがあるにも関わらず、決して幸せな方を選べない、また我慢できない、あるいは説明し忘れ、頭は良いのに衝動的に開き直り、とことんまでいってしまう彼女の不器用さが愛おしく感じる、という読み方も理解できます(もちろんある程度ですが)、がやはり自分から引き受けてしまう悲しさと可笑しさがあって、そこがとても私には良かったです。松子はある意味天然の可笑しさが潜んでいるように感じました、彼女そのものはきっと可笑しくもなんとも無くただ必死なのでしょうけれど、その姿を可笑しくみせる小説だったのではないか?と。彼女の不運はある意味自ら招いた部分もあるように見えるからです。 誰にでも潜んでいるちょっとした躓き(躓かない人はいません)の奥に広がっている可能性を見せてくれる作品でもあります。転ばない人はいませんから、誰にでも起こりうる可能性を暗くならずに見せ想像させる小説、そんな読み方も出来そうです。 | ||||
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映画版の中谷嬢の怪演に圧倒され原作を入手。原作も現在と過去が チャンネル切り替えのテンポも心地よく一気に読ませてもらった。 文庫版の上・下の切り替わりも、場面展開がよく面白い。 S40年生の著者が、どのような作意をもって物語とされたのか。 LIVE感覚で読ませて頂いた。読んで糧となる松子さんの人生です。 公務員特に教職にあり、才女を育まれた家庭をかいま見た思いです。 真剣に生きる事が、これ程詰め込まれた物語もそうざらにないと感じた ところです。下巻も展開がいいですね。映画版観ても全く色あせない 原作です。原作に忠実なだけが、いい映画の条件ではないなと思います。 それと人の人生は、物語にするほど面白くもないです。みなさん、 肩の力を抜いて小説、映画として観ましょうよ。もっと凄い人生の人が、 身近なところに、ゴロゴロしていらっしゃいますから。 私は、ごろごろしてる話を映画や小説にすることが凄いなと思います。 | ||||
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今から15年くらい前、萩(山口県)で行われた映画関係のセミナーに参加していた。 そのとき来ていた映画監督の一人が「こんどこういう女の一生を俺が映画にするんだ!」とアッピールしていた。今考えるとそれが、わたしが始めて松子という女性(実話です、本当は)を知った時だ。萩で聞いたときは、松子は体育の教師だったような気がする。荒川の近くで殺されたのは本当らしい。統合失調だったように思う。 アエラの記事になったので(その映画監督のインタビューと新しい映画の内容)わたしは地元に帰ってきてから図書館でアエラのバックナンバーを引っ張り出して読んだのだ。 でもその映画監督は才能はあるんだけど、あんまり資金が潤沢じゃないみたいで、その女の転落劇を「桃井かおりを主演にして」撮るという計画は15年後の今でも実現されていない。松子が桃井かおり。うーーん、いいかも(笑)。監督は4人の女優を使って一人の女性を撮るって言っていたんだよ。松子は男性から男性へ渡り歩くけど、一人一人の男にとって、まるで別の女のように見えただろうから、一人の女を四人の女優を使って撮りたい、とか言ってたな(アエラに書いてあった)。 松子の物語も小説化され、映画になり、テレビになり、わたしにはすぐに「あ、あのときの映画監督が言っていた女の話だ」ってすぐに分かった。 | ||||
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松子はほんとに浅はかな女です。運が悪いのも確かですが、根本的に気の向くままに行動しすぎるところがあります。ひとつひとつの事件はちょっと油断すると(いや油断しなくても)誰でも陥りそうなものですし、これは「物話」ですからこれでもかこれでもかと起こります。 しかし、根本的に本当に彼女は浅はかです。この物語のひとつの教訓は「浅はかな女(人)は不幸になる」と言うことだと思います。 しかし、不幸な割にはやたらと「いい出会い」があります。それは彼女が浅はかであっても人柄がいいからでしょう。 最終的に松子は「不幸」な死に方をしますが、松子の一生が不幸か不幸でないかは、人それぞれの判断ですが(少なくとも「しあわせ」ではないと思いますが)、暗い話のわりには、妙に惹きつけられる物語です。(TVドラマも) | ||||
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夢中になった、 指が喜んでいた! 川尻松子さんの クライマックスですが、 人に役に立つ仕事 自分が生かされている実感を 体が要求していたのかも・・・ お父さんにほめられたくて、 がんばってきたのに 病気がちの久美ばかりに愛情を? あの時許せたら、 家族も愛も 自分のこころのなかで 満たされていたかも・・・ すっかり、 ハンカチがぬれてしまいました この本は、 ファースト・クラスです! 素敵な時間をありがとう 感謝! 感謝! | ||||
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面白い! 特に下巻。ただ読んで感情移入できるかはひとによるのかもしれない。文章が淡々としていて、状況はリアルに浮かぶが、松子の感情に読者がついてきにくい。恋愛依存で愛しすぎるタイプな私はけっこう共感したけど。私は不器用だけど突っ走る松子が愛しかった。家族・男・仕事、どっかで片思いじゃなく、成立した基盤があればあとは頑張る松子なんでしあわせやったんやろなぁ。人生の転機や落ちこんだときにおすすめ!! | ||||
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ふとしたことで人生が転がってしまう物語。 ただ、主人公の松子は不幸ななかでも一生懸命に生きていく、そんな姿が素敵です。 誰もが語りつくせない数の経験を背負って生きているものです。 | ||||
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…読み始めて数ページ、あまりにハラハラし一旦本を置きそこで腹を据えてからは一気だった。あまりに切なくって供養の思いで読み終えた本をしばらく部屋の特別な場所に安置してた。映画にするなら誰を松子にと心の中で模索してた。CMを見て魂消た。あんなになっちゃうってどういう事!逸れちゃった…。ソープで連日技の習得重ねた時の充実感。あそこでどうにか軌道修正出来てたら。でも松子も悪いよ。どうしてそっち選択しちゃうかなぁって何度も溜め息ついた。悔しかった。でも、もう少しだったのにね。山田宗樹の本は粗方読破。早く次下さい。 | ||||
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内容はドラマなどになった通りで、、、 小学校教師だった松子おばさんが人生の落とし穴にはまって、、、 つぎつぎと転落の人生をたどり、最後は殺されてしまう、、、 という言わば「不幸な女の一生」なのですが、、、 作者が男性ということもあってか、女の私が読むと、、 松子さんの人生に救いや良い所が全く無く容赦が無い感じがして、 正直、読むと辛い気分になってしまいました! もう少し松子さんの人生に救いがあれば良いのに、と、 老婆心ながら思わずにはいられない、のです、、、 心に余裕のあるときに読まないと、こたえます! もう少し女の気持ちになった「女の一生」を書く作家さんは居ないのかしら、、、 | ||||
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人の人生の中には、「れば」とから「たら」と言う事が浮かんでは消えるもの。 あそこでこうしていれば、あの時項だったら。。。 そんな思いにかられながらも、そこそこの人生でそこそこに幸せと不幸せがあって、それでも何とか過ぎてきた。 そんなところが、おおよその中年の自分の人生への採点ではないだろうか。 ところが松子の場合はそうは行かない。 この題名が不思議な題で、「嫌われ」と言うところはよく分からない。 いったい誰が嫌っただろうか。あえて言うなら、人生の女神に嫌われたというところか。 だいたいが、人生の女神はそこそこに平均律がお好きで、どっか帳尻を合わせてくれるもんだが、松子の場合、限りなく自分でその帳尻をフイにしているとこらがないではない。 全く、生きるのがヘタというか、わざわざややこしくしているというか。 いくつもいくつもあったその帳尻あわせのチャンスを自分で放り投げているような気がするね。 きっと、同じ題材でも浅田次郎ならもう少しいろんな意味で人情味を加えて、ウィットと救いをトッピングしたんではないかしら。その点が、主人公松子の甥の世代を持ってきて狂言回しにしているんだけど微妙にそれは成功していない。 松子の人生に結局一番影響を受けたのが甥っ子かも知れないけど、そのこととほとんど関係なく、甥の恋人が自立して彼から去って行く、なんてのはどうも話としてわざわざここに入れ込む必要があるとは思えない。 松子の内面を甥が明らかにして行く格好で読者の前に露にしているけど、その手法は必ずしも成功していないという気がする。 他人の余りの不幸は、自らの幸福を再認識するという、そう言う効果を認める事はできますよねぇ。 | ||||
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内山理名主演のドラマを見たあとに読んだため “小説として”正しく鑑賞できなかったかもしれません。 (ドラマは原作をかなり忠実に再現しているため、 読んでいても、しばしばドラマの映像を思い返してしまうという有様だったので。) もし順番が逆だったら両方とももっと楽しめたのかも。 次々展開される悲劇のオンパレードは、ドラマでは「えっ、なんでそんなことするの? どうしてそんなふうになっちゃうの?」と思わず首を傾げる場面も少なからずあったのですが、 小説では松子の心理状態というか心の襞みたいなものが克明に描かれているため 彼女のエキセントリックな言動にもそれなりに納得できたからです。 映像ではなかなか表現しきれないそのへんの微妙なところを原作で理解したうえでドラマを見たら、 首を傾げる回数も激減し、彼女に感情移入しながら見ることができたのかもななんて思いました。 (勿論そんな相互補完なんてのは作家にとってもドラマ制作者にとっても許されないことだとは 思いますが・・・) とまれ、あらかじめストーリーを知った上での読書だったので驚くべき速さで読了しましたが、 もしそうでなかったとしてもジェットコースターのようなストーリー展開にぐいぐいひっぱられて あっというまに読み終えてしまっただろうなと思います。 ちなみに映画は未見。小説・ドラマと比較しながら見てみるつもりです。 | ||||
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幸せが、まるで砂のように指の間からこぼれ落ちていく。這い上がろうと、もがけばもがく ほど深い穴に落ちていく。松子の人生はそんなふうだったに違いない。狂い始めた歯車は、 元には戻らなかった。決して松子ばかりが悪いわけではないのに。彼女はいつも一生懸命 だった。ただひたむきに生きていこうとしていた。いつも愛に飢えていた松子・・・。 現実的にはありえないと思うところもあったが、人の運命はどうなるのか分からないという ことを、じっくりと考えさせられた。笙が松子の人生を追うことで、松子の人生にもほんの 少し光が射したように思う。読み応えのある、面白い作品だった。 | ||||
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それ故に小さな光に喜びを感じ動けるのだとそう思う。松子のいく先が気になって、なんとかドラマの最終回までには読み終えたい一心で読んだ。ラストはやるせない。色んな意味で切ない。物語的にすごくおもしろかっただけにこのラストは不完全燃焼を感じる。今更涙?みたいな... | ||||
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はじめ、なんだか砂を噛んだような、 口の中にざらりとしたような感触があった。 違和感を感じつつ、眉をひそめながら読み進む。 松子のあまりにも私と違う価値観に腹が立つ。 しかし、なぜそう生きる?と疑問に思いながらもこの本にのめりこんだ。 あっと言う間に読み終わった。 下巻の本当に最後のほう、そこに全てがあったような気がする。 松子は転落したけれど、私もいつどこでどうなるかわからない。 もうひとりの主人公である甥の笙が言うように、 松子のことを他人ごとのように考えてしまうけれど、 この先私に同じことがないという保障はない。 感動して涙する本はたくさん読んだけれど、 感情が負から正へと大きく動かされた本はそうそうない。 読み終えた後は、爽快ですらある。 最初の負が大きかったから余計にそう感じたのかもしれないが、 この本はそういった意味でも私にとって印象に残る本だ。 | ||||
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最後まで孤独な松子さん。 ほんの些細な弾みで、人生が暴走していく。 解説の人も書いていますが、これは誰にでもありうること。 ほんの小さなきっかけでダメにもなるし、良くもなるし、そしてまた再生していくことも出来る。 松子さんの場合は、そのきっかけがつかめないままひたすら暴走していったという感じ。 でも、私にとっては、”嫌われ松子”は愛すべき存在。 自分の不幸をすべて他人のせいだと思うのは、誰しもあること。 最後の最後までかわいそうな松子さんの人生をあざ笑うことは出来ない。 山田宗樹氏の作品を初めて読んだ。面白い!他の本も読んでみようと思う。 | ||||
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松子を誰が嫌っていたの? 人生を自分の思うがままに生きて それが上手くいかずに 死んでいった松子 題名とテレビを見て読んでみた 松子の一生を知ることにより 人とのかかわりを学び取った甥っ子 読み物としては面白いが これは小説ではなく脚本です | ||||
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