対岸の彼女

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評判

対岸の彼女の評価:

4.24/5点 レビュー 357件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全459件 161〜180 9/23ページ
No.299
(4pt)

さわやか

専業主婦VSキャリアウーマンって
単純な話かと思いきや、違った。

人がくっついて離れて、
またくっついて、また離れて。

若い頃は離れることで傷つき
人と関わりたくないと思った。

でも、私も年を取るほど
くっついたり離れたりが
うまくなってきてるかも!

なぜかは分からないけど
そういうふうにできている
(さくらももこ?笑)
としか言いようがない。
経験のなせる技ですかね。

だから年をとることは
悪いことばかりじゃない。

読み終わって
自分の拙い人生を抱き締めたくなりました。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.298
(4pt)

10代から40代ぐらいの女性向けか?

高校生から大人になるまでの女性の心理を描いた作品です。
主に若い女性には共感できる内容なのかと思いますが、私のような鈍感な男性にはイマイチ内容がわかりませんでした。
男性にはどうかなということで星を一つ減らしております。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.297
(5pt)

この直木賞は超納得の五つ星!

女同士の感傷ごっこ小説かなぁ、と思いきや、とんでもなかったです、
角田光代さん、いいですねぇ。遅ればせながら一気にファンになりました。
視点が交互に二人の主人公へ入れ替わりながら物語は進みますが
後半で見事に合流して流れるように進展してゆきます。

情景描写や二人の女性の心理描写が圧倒的な筆力で綴られ
クライマックスは心地よい脱力感に襲われました。
自分がこの二人の旦那だったら絶対応援するのに!なんて興奮してしまいました。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.296
(4pt)

高校時代を思い出す

この本は女性なら必ずわかるって思う所があると思います。高校生の時の気持ちと主婦の気持ち両方の気持ちに共感できました。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.295
(4pt)

高校時代を思い出す

この本は女性なら必ずわかるって思う所があると思います。高校生の時の気持ちと主婦の気持ち両方の気持ちに共感できました。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.294
(5pt)

話をザックリまとめると

過去:高校生の葵がナナコと毎日何があっても行動を共にし、客観的に見たら同性愛者と間違えられてしまうほど行動を共にしていた。二人でバイトしてお金貯めて、そのお金で家出して。が、そんな二人に別れは突然やってくる…

現在:35歳既婚一人娘持ちの小夜子がベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされハウスクリーニングの仕事を始める。会社事体立ち上げたばかりで紆余曲折し会社存続の危機まで陥り、絶望のまま終わるかと思いきや…

「本当に、心から信用できる女友達が必要なのは、社会に出て、重たい荷物を背負い、現実を直に突きつけられている今なのに」
とかなんとかハードカバーに書いてあるからドロドロな感じかな?と思ったけど読後全然そんなことなく、読後は希望に満ち溢れた終わり方で清々しい気持ちになります。

で、まぁ大体の主軸は他のとこで書かれまくってるんでここは個人的に気になった人物、木原に注目します。

話を聞いているうち、木原の態度に一定の法則があることに小夜子は気づいた。岩淵さんや関根美佐緒が葵をけなすと、彼は必ず葵を持ち上げるようなことを言う。すると二人は躍起になって悪口を言い合う。プライベートな部分に及ぶ葵個人への揶揄など、洒落にならないくらい会話がヒートアップしてくると、わかるわかるとうなずきながら話を元に戻し、彼女たちに仕事の不満を吐き出させる。意識してそうしているのか、それとも彼も気づかずにそうしているのかはわからないが、相手に自己嫌悪や内省をさせず胸の内を暴露させる特技が、どうやら木原には備わっているように小夜子には思えた。

という文章があるのですが、木原自身はバイトでも社員でもない。ただの葵のファン。会社の手伝いや愚痴は聞いたりはするが何の責任もないから別にこの会社がどうなろうが知ったこっちゃない。必要な技術・人脈だけ手に入れてバイバイするという一見いい奴そうにみえて実はクズ野郎というキャラなのですが、角田さんの表現でいいのは、木原のことをまったく悪く表現していないところ。

つまりなんというか、現実にいるんですよ。こういう人。外っ面がよくて聞き上手で人の懐に転がり込んで必要な物を手に入れたらいなくなるというずるい人間。ただ、コミュ力もあって顔もまぁまぁいいから許されてしまうという。だから角田さんは木原に関して悪い表現を全然使わなかったんだと自分なりに解釈しています。

勿論、遅かれ早かれ会社解散の危機に直面はするかもしれないけど、良いことを言えば良いことが、悪い事を言えば悪い事が起こる言霊を信じているので自分は何でもかんでも口に出してスッキリするってのは否定派です。

例えですけど、何かある度に友達に報告してしまう女Aがいるとします。女Aは付き合っている彼氏の悪いところを友達に報告したとします。その報告された友達は「別れちゃいなよ」と言うとしましょう。

勿論、そんなことで別れることはないですけど、別れちゃいなよと女Aがその言葉を聞いた瞬間、1ミリだけ別れる方向へ考えてしまう。

それが積み重なった場合どうか?1ミリが2ミリへ、2ミリが3ミリ…そう。何でもかんでも人に相談してしまう人は遅かれ早かれ別れがきてしまうのです。(相談される人の人格にもよるが)

木原に悪意はないです。明確な悪意があればおそらく角田さんもそう表現していたはずです。だが結果的に、蜜を吸うだけ吸った挙句、自覚もなく会社一つ潰そうとしたんだから、こんな悪い奴いない。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.293
(5pt)

今まで読んだ角田さんの中で一番!

今まで読んだ角田さんの本の中で一番おもしろかったです。
独身女性と既婚子持ち女性の間にある感覚の違いを川に例えているお話かと思いきや、それを超えた最後には背中を押されるような勇気をもらえるような作品でした。
とても面白かったです。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.292
(5pt)

できることからやっていけばいい。

角田光代の作品は、スイスイとひっかかりなく読めるのだけれど、そこに著者ならでは力強さも感じさせる気持ちのいい文体で、とても好感が持てます。
 また、登場人物らの姿はリアルで、特に小さな子を持つ小夜子の夫との会話などには、自身に重ね合わせられ、夫側妻側双方の気持ちが手に取るようにわかります。
 本書の構成は、そんな小夜子を主人公とした章と小夜子が仕事を始めることとなったベンチャー企業の女社長葵を主人公とした、葵がまだ高校生だったころの章が交互に描かれます。
 この構成が非常にうまく、現在の葵がどのような経緯を経て、現在の葵の存在感となったのかがショウを重ねていく内に明らかになっていきます。
 葵が小夜子に次のような言葉をかける場面があります。
「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」
「人はみんなわかりあえるとか、人間なんだから同じはずとか、そういうのは嘘っぱちで、みんな違う。みんな違うってことに気づかないと、出会えない。」
「マニュアルがあるとさ、人って考えることを放棄するの。考えないと何も見えない。マニュアルってのは、あれしなさいとか、これが常識だって説明するだけで、違うって感覚的にわかることを邪魔するんだと思うんだ」
 葵のこのような発言の裏にある意味は、彼女が経てきた十代の頃の章が進むにつれて明らかになってきます。
 この葵の章はドラマティックで、特に高校生の葵とタクシードライバーの父親との会話には鼻がツーンとなります。
 文体よし、構成よし、と直木賞も納得の、とても良くできた作品です。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.291
(5pt)

話をザックリまとめると

過去:高校生の葵がナナコと毎日何があっても行動を共にし、客観的に見たら同性愛者と間違えられてしまうほど行動を共にしていた。二人でバイトしてお金貯めて、そのお金で家出して。が、そんな二人に別れは突然やってくる…

現在:35歳既婚一人娘持ちの小夜子がベンチャー企業の女社長、葵にスカウトされハウスクリーニングの仕事を始める。会社事体立ち上げたばかりで紆余曲折し会社存続の危機まで陥り、絶望のまま終わるかと思いきや…

「本当に、心から信用できる女友達が必要なのは、社会に出て、重たい荷物を背負い、現実を直に突きつけられている今なのに」
とかなんとかハードカバーに書いてあるからドロドロな感じかな?と思ったけど読後全然そんなことなく、読後は希望に満ち溢れた終わり方で清々しい気持ちになります。

で、まぁ大体の主軸は他のとこで書かれまくってるんでここは個人的に気になった人物、木原に注目します。

話を聞いているうち、木原の態度に一定の法則があることに小夜子は気づいた。岩淵さんや関根美佐緒が葵をけなすと、彼は必ず葵を持ち上げるようなことを言う。すると二人は躍起になって悪口を言い合う。プライベートな部分に及ぶ葵個人への揶揄など、洒落にならないくらい会話がヒートアップしてくると、わかるわかるとうなずきながら話を元に戻し、彼女たちに仕事の不満を吐き出させる。意識してそうしているのか、それとも彼も気づかずにそうしているのかはわからないが、相手に自己嫌悪や内省をさせず胸の内を暴露させる特技が、どうやら木原には備わっているように小夜子には思えた。

という文章があるのですが、木原自身はバイトでも社員でもない。ただの葵のファン。会社の手伝いや愚痴は聞いたりはするが何の責任もないから別にこの会社がどうなろうが知ったこっちゃない。必要な技術・人脈だけ手に入れてバイバイするという一見いい奴そうにみえて実はクズ野郎というキャラなのですが、角田さんの表現でいいのは、木原のことをまったく悪く表現していないところ。

つまりなんというか、現実にいるんですよ。こういう人。外っ面がよくて聞き上手で人の懐に転がり込んで必要な物を手に入れたらいなくなるというずるい人間。ただ、コミュ力もあって顔もまぁまぁいいから許されてしまうという。だから角田さんは木原に関して悪い表現を全然使わなかったんだと自分なりに解釈しています。

勿論、遅かれ早かれ会社解散の危機に直面はするかもしれないけど、良いことを言えば良いことが、悪い事を言えば悪い事が起こる言霊を信じているので自分は何でもかんでも口に出してスッキリするってのは否定派です。

例えですけど、何かある度に友達に報告してしまう女Aがいるとします。女Aは付き合っている彼氏の悪いところを友達に報告したとします。その報告された友達は「別れちゃいなよ」と言うとしましょう。

勿論、そんなことで別れることはないですけど、別れちゃいなよと女Aがその言葉を聞いた瞬間、1ミリだけ別れる方向へ考えてしまう。

それが積み重なった場合どうか?1ミリが2ミリへ、2ミリが3ミリ…そう。何でもかんでも人に相談してしまう人は遅かれ早かれ別れがきてしまうのです。(相談される人の人格にもよるが)

木原に悪意はないです。明確な悪意があればおそらく角田さんもそう表現していたはずです。だが結果的に、蜜を吸うだけ吸った挙句、自覚もなく会社一つ潰そうとしたんだから、こんな悪い奴いない。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.290
(5pt)

今まで読んだ角田さんの中で一番!

今まで読んだ角田さんの本の中で一番おもしろかったです。
独身女性と既婚子持ち女性の間にある感覚の違いを川に例えているお話かと思いきや、それを超えた最後には背中を押されるような勇気をもらえるような作品でした。
とても面白かったです。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.289
(5pt)

できることからやっていけばいい。

角田光代の作品は、スイスイとひっかかりなく読めるのだけれど、そこに著者ならでは力強さも感じさせる気持ちのいい文体で、とても好感が持てます。
 また、登場人物らの姿はリアルで、特に小さな子を持つ小夜子の夫との会話などには、自身に重ね合わせられ、夫側妻側双方の気持ちが手に取るようにわかります。
 本書の構成は、そんな小夜子を主人公とした章と小夜子が仕事を始めることとなったベンチャー企業の女社長葵を主人公とした、葵がまだ高校生だったころの章が交互に描かれます。
 この構成が非常にうまく、現在の葵がどのような経緯を経て、現在の葵の存在感となったのかがショウを重ねていく内に明らかになっていきます。
 葵が小夜子に次のような言葉をかける場面があります。
「ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事な気が、今になってするんだよね」
「人はみんなわかりあえるとか、人間なんだから同じはずとか、そういうのは嘘っぱちで、みんな違う。みんな違うってことに気づかないと、出会えない。」
「マニュアルがあるとさ、人って考えることを放棄するの。考えないと何も見えない。マニュアルってのは、あれしなさいとか、これが常識だって説明するだけで、違うって感覚的にわかることを邪魔するんだと思うんだ」
 葵のこのような発言の裏にある意味は、彼女が経てきた十代の頃の章が進むにつれて明らかになってきます。
 この葵の章はドラマティックで、特に高校生の葵とタクシードライバーの父親との会話には鼻がツーンとなります。
 文体よし、構成よし、と直木賞も納得の、とても良くできた作品です。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.288
(5pt)

人間関係の距離感を認識する小説

家族、友達、恋人、同僚、先輩、後輩など人間には様々な人付き合いがある。しかし、各々の関係は常に時の流れと共に変化して行くもの。昔は凄く親しかったけど、特に理由もなく今は疎遠になってしまったり、人間関係の距離感というものが、その時々によって変化し、人付き合いをして行く上で距離感が大切だとあらためて思った。以前は頻繁に会って話をしたりして仲が良かったけど、最近、ちょっとご無沙汰で暫く音沙汰がないなぁという友達がいたら、一読すると良いだろう。人間関係には、その時々で濃淡があり、時の流れに従い変化するものだと分かるし、それを是認出来るから。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.287
(5pt)

主婦をお客にしてる人は読んだほうがいいかも

お掃除の仕事を始めた主人公に対して女社長が言ったこと、「仕事で訪れた家がどんなに汚れていてびっくりしても、決してそれを顔に出してはいけない」という話が強く印象に残っています。
実際ホームヘルパーをしている方や、ハウスクリーニングのお仕事の方にとっては当たり前のことかもしれません。
このあいだテレビ企画で家の中が物で溢れてにっちもさっちもいかなくなって、お片付けのカリスマに来てもらった奥さんが、一緒に片づけながらやっぱり物が捨てられなくてカリスマに怒られているのを見ました。
確かに多少の荒療治が必要なことも多いのでしょうが、子だくさんで頑張っている彼女がかわそうに思えてきました。
学力格差、収入格差、職業格差、いろいろあるけど、家事能力格差も特に現代では激しいかもしれないです。昔のように家で教わる機会も少ないし、家事なんて今にロボットがやってくれるような仕事と軽んじられている節があるし・・・でも厳然とある能力格差、そこを指摘されるのをは何よりいやだと思う人がまだ多いのではないのでしょうか。とっても素直な人ならいいかもしれませんが、そんな人専門にしなきゃならなくなる。
「私の言うとおりにやっていればあなたも幸せになれるし、家庭も円満よ」というメッセージを素直に受け取れない人もいることを頭のすみに置いていてほしいです。
業者さんとして関わるなら、黙って黙々と仕事をこなさなきゃならなくて、指導する人としてだったら厳しこと言えるというのは、ちょっとおかしいような気がします。
経験を生かしてハウスキーピングの仕事に女性たちが参加したいなら、そして社会もそれを望んでいるなら、ここんとこみんなでちゃんと考えて、本当の意味でもっと社会に受け入れられる仕事に成長させて欲しいです。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.286
(5pt)

人間関係の距離感を認識する小説

家族、友達、恋人、同僚、先輩、後輩など人間には様々な人付き合いがある。しかし、各々の関係は常に時の流れと共に変化して行くもの。昔は凄く親しかったけど、特に理由もなく今は疎遠になってしまったり、人間関係の距離感というものが、その時々によって変化し、人付き合いをして行く上で距離感が大切だとあらためて思った。以前は頻繁に会って話をしたりして仲が良かったけど、最近、ちょっとご無沙汰で暫く音沙汰がないなぁという友達がいたら、一読すると良いだろう。人間関係には、その時々で濃淡があり、時の流れに従い変化するものだと分かるし、それを是認出来るから。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.285
(5pt)

主婦をお客にしてる人は読んだほうがいいかも

お掃除の仕事を始めた主人公に対して女社長が言ったこと、「仕事で訪れた家がどんなに汚れていてびっくりしても、決してそれを顔に出してはいけない」という話が強く印象に残っています。
実際ホームヘルパーをしている方や、ハウスクリーニングのお仕事の方にとっては当たり前のことかもしれません。
このあいだテレビ企画で家の中が物で溢れてにっちもさっちもいかなくなって、お片付けのカリスマに来てもらった奥さんが、一緒に片づけながらやっぱり物が捨てられなくてカリスマに怒られているのを見ました。
確かに多少の荒療治が必要なことも多いのでしょうが、子だくさんで頑張っている彼女がかわそうに思えてきました。
学力格差、収入格差、職業格差、いろいろあるけど、家事能力格差も特に現代では激しいかもしれないです。昔のように家で教わる機会も少ないし、家事なんて今にロボットがやってくれるような仕事と軽んじられている節があるし・・・でも厳然とある能力格差、そこを指摘されるのをは何よりいやだと思う人がまだ多いのではないのでしょうか。とっても素直な人ならいいかもしれませんが、そんな人専門にしなきゃならなくなる。
「私の言うとおりにやっていればあなたも幸せになれるし、家庭も円満よ」というメッセージを素直に受け取れない人もいることを頭のすみに置いていてほしいです。
業者さんとして関わるなら、黙って黙々と仕事をこなさなきゃならなくて、指導する人としてだったら厳しこと言えるというのは、ちょっとおかしいような気がします。
経験を生かしてハウスキーピングの仕事に女性たちが参加したいなら、そして社会もそれを望んでいるなら、ここんとこみんなでちゃんと考えて、本当の意味でもっと社会に受け入れられる仕事に成長させて欲しいです。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.284
(5pt)

女性特有の人間関係

随分と長い事、欲しいものリストの中に入れたまま購入に至らずにいた1冊。なんとなく、暗いお話なのかと思っていたので。
しかし、読んでみるといい意味で裏切られました。

女性特有の煩わしいグループ人間関係、友人との微妙な距離感・すれ違い、そんな題材を非常に上手く描きあげています。この話を読んでいると、どんな女性でもきっと人生において1度は自分の人間関係の不器用さに悩んだ事が有るのかもしれない、自分だけではきっとないんだ、という気持ちにさせてくれます。一見、人付き合いが上手く、社交性に長けた女性だって恐らく過去には上手く行かずに悩んだ事の1度や2度ある事でしょう。(特に学生のいじめなんかは、本人の性格云々に関わらずほとんどが運で標的にされる印象を受けましたから。)

作中で特に印象に残る台詞がありました。
『ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事』
-112ページ

この1文に舌を巻きました。人間関係に悩む女子中高生、20代・30代の女性に是非お勧めしたい1冊です。

しかも、この話のいい所は暗い気持ちのままでは終わらない。それでも人と関わって生きていくんだ、という明るい前向きな姿勢で物語が終わるのが非常に良かったです。

偶然にも私は、2人の主人公、小夜子と葵と同じ年齢なのでそう言った部分でも考える所が色々あって読んで良かったです!!作中に出てくる葵の友人ナナコを主人公にした続編(裏ストーリー)を是非とも書いて頂きたい!!!!謎でいっぱい、そして色々と気になり過ぎる。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.283
(5pt)

女性特有の人間関係

随分と長い事、欲しいものリストの中に入れたまま購入に至らずにいた1冊。なんとなく、暗いお話なのかと思っていたので。
しかし、読んでみるといい意味で裏切られました。

女性特有の煩わしいグループ人間関係、友人との微妙な距離感・すれ違い、そんな題材を非常に上手く描きあげています。この話を読んでいると、どんな女性でもきっと人生において1度は自分の人間関係の不器用さに悩んだ事が有るのかもしれない、自分だけではきっとないんだ、という気持ちにさせてくれます。一見、人付き合いが上手く、社交性に長けた女性だって恐らく過去には上手く行かずに悩んだ事の1度や2度ある事でしょう。(特に学生のいじめなんかは、本人の性格云々に関わらずほとんどが運で標的にされる印象を受けましたから。)

作中で特に印象に残る台詞がありました。
『ひとりでいるのがこわくなるようなたくさんの友達よりも、ひとりでいてもこわくないと思わせてくれる何かと出会うことのほうが、うんと大事』
-112ページ

この1文に舌を巻きました。人間関係に悩む女子中高生、20代・30代の女性に是非お勧めしたい1冊です。

しかも、この話のいい所は暗い気持ちのままでは終わらない。それでも人と関わって生きていくんだ、という明るい前向きな姿勢で物語が終わるのが非常に良かったです。

偶然にも私は、2人の主人公、小夜子と葵と同じ年齢なのでそう言った部分でも考える所が色々あって読んで良かったです!!作中に出てくる葵の友人ナナコを主人公にした続編(裏ストーリー)を是非とも書いて頂きたい!!!!謎でいっぱい、そして色々と気になり過ぎる。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.282
(5pt)

じわじわくる

女同士の複雑な感情が、実に見事に表現されていると思う。 女性なら誰もがこういう経験、一度はしたことがあるんじゃないのかな?角田さんの本は初めて読むけど、すごく惹き込まれて感動した。 じわじわくる考えさせられる作品だと思う。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.281
(4pt)

タイトルとラストの融合が秀逸

レビューの高さに惹かれ手に取ったが、とてもよかった。
過去と未来を行き来するような視点で書かれており、学生、そして社会人になってからの女同士の友情についてさりげないタッチで深く書かれている。
女同士の友情についてがメインだが、個人的には物語の間に挟まれる夫婦間の軋轢の描写がなんともリアルで生々しく印象に残った。
総じてなにか大きな事件が起きるでもなく、出来事を羅列してみれば大したことは起きてないのだが、それでも本作は夢中で最後まで読ませる力を持っている。
そういえば学生の頃の友人で社会人になった今でも交友が続いている人は何人いるだろうと読了後ぼんやり思ってしまった。そして社会人になってからの友人の作りにくさといったら。
普段見過ごしてやり過ごしている部分を的確についてくる傑作。女性はもちろん、男性が読んでも楽しめる作品に仕上がっていると思います。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.280
(5pt)

じわじわくる

女同士の複雑な感情が、実に見事に表現されていると思う。 女性なら誰もがこういう経験、一度はしたことがあるんじゃないのかな?角田さんの本は初めて読むけど、すごく惹き込まれて感動した。 じわじわくる考えさせられる作品だと思う。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108