対岸の彼女

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評判

対岸の彼女の評価:

4.24/5点 レビュー 357件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全116件 101〜116 6/6ページ
No.16
(3pt)

掃除の持つ意味が興味深い

30代女性のテーマなのかもしれないけれど
人間関係と閉塞感。
最近こういうテーマを読んでもピンとこない。
自分が男だというのもあるのでしょう。
でも、たぶんすごく共感する人がいるんだろうなとか
うまく描けているんだろうなっていうのはわかる。
それに、物語の重ね方とずらし方、後半まで一気に読ませる仕組みとか、作者の力量みたいな物をすごく感じる作品ですさすが角田光代さん。
この物語でもっとも共感できたのは、働きだした彼女が「掃除」を仕事にすること。村上春樹の雪かきや大崎義生の水槽あらいのように、(こちらは主人公が男だけど)彼女は掃除をすることで現状打破するのです。
意味があろうとなかろうと、誰かが変わってくれる仕事であろうとなかろうと。手袋をはめず、直接シンクをあらう。そうすればある時突然、汚れがとれる。
人間関係も、同じなんだろうと思う。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.15
(3pt)

期待していたほどではないかも・・・

2人の女性の現在と過去を日常の中で綴った物語。
現在の小夜子が過去の葵のようで、現在の葵が過去のナナコのように見せていて、小夜子がかつての葵のようにどんどん変わっていく様子もリアルに感じられた。
だけどラストがなんとなく気持ちのいいものではなかった。
急速に覚めていった小夜子の気持ちがなんとなく解かりづらく感じた。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.14
(3pt)

退屈しませんが

 パートの面接に行くと、そこの女社長は、たまたま同じ大学出身で・・・
二人は心を通わせることができるのだろうか、というのが大筋です。
社長の過去(高校時代)を振り返りつつ話は進んでいき、退屈させません。
 しかし読んだ後、爽快感がなかったです。ラスト、無難に
まとまってるなあと感じたのみで、多分読み返すことも無いだろうと
思います。
 
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.13
(2pt)

勝手な期待をしていました・・・

女友達の本ということで楽しみに読みましたが、嫁姑をはじめ、公園・保育園・仕事先・・・と女が集まれば悪口ばかりで、いつも誰かが仲間はずれにされるというパターン。とにかく女同士のイヤな部分についてがこれでもかと続くので、どんどん気が滅入ってきました。心温まる内容を勝手に期待していたので星2つです。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.12
(3pt)

心に痛い内容

大体のあらすじなどはいろんなメディアで紹介してあったのでおおよそな想像はできつつやっぱし読みたいと思い購入しました。誰でもあると思うのですが若かりし頃の痛い思い出できれば封印してしまいたいけど時がたっても、ふと思いだしてしまうような事・・・それを思い出させてくれた内容でした女同士特有のやりとり、心情・・・など自分の経験と重なる部分がいくつもあり読みながら、ちくちく心を刺してくる感じがしましたとてもおもしろかったとは私の場合はいえませんが昔の事を振り返るきっかけができた事はよかったなと思います。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.11
(3pt)

重い・・・

文章は読みやすいので、もっとすらすらと読めても良いはずなのに、思ったよりも読むのに時間がかかってしまいました。その理由はたぶん、私にとってテーマが重すぎたのだと思います。学校での友達のグループ、あるいは公園の母親同士でのグループ、どこかのグループに入っていないと不安な心理。そしてその延長にある陰湿ないじめ。そういう女同士のいやーな部分が描かれていて、読んでいるだけで気が滅入ってしまいました。最後にはきっと明るく希望もさして終わってくれるさ、と期待して読み進めたのですが、ちょっと物足りませんでした。大人になってからの葵が、高校生の頃のナナコに似ているので(あえてそういう風に描いているのでしょうが)、ひょっとしてナナコは葵の想像上の人物、あるいは葵は二重人格?と思ったりして、途中一人で寒い思いをしました。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.10
(3pt)

勉強になりました

僕は現在大学生です。小学生のころからクラスの中で出来る女子の派閥とでも言うのでしょうか、そういったものがなぜ出来るのか疑問でした。恐らく男は死ぬまで女を理解できないし、その逆も然りだと思っています。ですがこの本を読むことにより、少しだけ女の人の考え方とか強さとか弱さとか・・そういったものがわかりました。同じ男性の方々にお勧めします。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.9
(3pt)

私自身が異星人なのか…

ここまで派閥からはみ出る恐怖に翻弄され,悩む主人公に違和感を感じた。自分自身は結婚してて,小さい子供を持っていて,働きたいなぁと漠然と思ってて,共感する部分は充分あるはずなのだけど。「いい人だな」「なんか好き」「仲良くなりたいな」と思うのだったら,派閥云々など考えずにとっとと仲良くなりなさいよ…あんたは今,外野100人と交換してもいい,ただ一人の人と巡り合ってんだよ,アホぅと。そこらあたり,なんか読んでいて私はイライラしました(苦笑)。それから,その他脇役の人たちがあくまで「善人」か「悪人」でしか描かれていないところにも…ちょっと…う~ん…。イヂワルな嫌味をたれる姑,妻が働くことに非協力的な夫,上司の悪口ばかり言っている同僚…。これら型にはまったような人たちが主人公の周りで陰々滅々と主人公の神経を逆なでしてゆく。でもさぁ…。それぞれ確かに欠点はあるかもしれないけど,あなた,そういう嫌な所ばかり見ずに,もっとその人のいいところを探してあげなさいよ…と私は思いました。結局,主人公たちの,外見ばかり気にして相手の心の裏に隠された暗部とか葛藤を全く見ようとしない態度に私は一番腹が立ったのかもしれない。友情がテーマのはずなのに,相手に対する思いやりや共感がない。出会うことも大切だけど…出会うばかりじゃ友達できないよ…。あ,でも物語としてはサクサク読めて楽しめた…と思います。読みながらいろんなことを感じました。ぜひ皆様にも読んで色々感じてみて欲しいです。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.8
(3pt)

あらゆる年代の女性に。

~あらゆる年代の、あらゆる環境に身を置く女性にオススメしたい本。女性だからこそ、感じるものがあると思います。一人ひとりの女性が、それぞれに、何かを感じると思うのです。共感、とは違う部分になるのかもしれません。この物語に登場する「彼女」に自分を重ね合わせるヒトもいれば、高校時代の自分を紐解きはじめるヒトもいるかもしれません。$N~~$その「彼女」が登場人物の誰になるのかは、ヒトそれぞれなのでしょうね、きっと。~
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.7
(3pt)

女の友情、バンザイ!

直木賞を受賞された角田光代さん著の「対岸の彼女」を読んだ。女の友情について、最近いろいろ考えていた私だったのでぴったりだった。結婚して、生活環境が変わり、今までつるんでいた女友達たちとの、微かなずれみたいなものを感じていたところだったのでこの本は、ちょっとしたヒントになりそうな感じがした。「女の友情」って永遠のお題のひとつだと思う。女の友情は、甘くてやさしくて温かいものだけど、反面、嫉妬や妬みなんかのドロドロとした感情など、危険もいっぱいはらんでいるモノだと私は考えている。この「対岸の彼女」は、生活環境の違う女同士、微妙なずれみたいのを感じながらも惹かれ合って、嫌悪して、最終的にポジティブな面もネガティブな面も全部ひっくるめてオッケー!やっていきましょう!みたいな、とっても肯定的な結末で良かった。読み終わったあとのすっきり感も良かった。明るい。女の友情、バンザイ!
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.6
(3pt)

角田さん、受賞おめでとうございます!

この作品の中で一番興味を惹かれ、魅力を感じたのはナナコでしたが、彼女の「たいせつなもの」やその後のナナコの気持ちが見えない(ナナコらしくない?)のが、残念でした。どこから読み取ればよいのかとページを急ぎましたが結局、私の中では消化不良なまま、読み終えてしまいました。人付き合いに悩む奥様には共感できる部分が多いと思いますが・・・次回作に更なる期待をしています!
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.5
(3pt)

ちょっと複雑なのは・・・

作品自体は興味深く読ませていただいたのですが、昨今取りざたされている女性の勝ち負け論を考えさせるというところに商売っ気満々な印象を感じます。その時点で作者の物を書く立ち位置に(あるいは、書かせている本を出す側の立ち位置に)釈然としないものを感じてしまうのは私だけでしょうか?
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.4
(1pt)

期待はずれ

既婚女と独身女の今現在生きてる世界が違う、どうしたって心通え合えない、分かり合えない、お互いの満たされない何かを、すれ違ってく何かを どう物語りにして、見せてくれるのか、期待していた。 期待はずれだった。山本文緒だったらもっと上手く描けたテーマだろうと思えて仕方なかった。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.3
(3pt)

「対岸」にいきなり行かずとも、地道な一歩が大事

小夜子と葵と言う同年齢の二人の女性の生き方を通して、自己と他者との心理の乖離と同一性の問題、そして解放された心の行き着く先を問い掛けた作品。章毎に交互に二人が語り手となって物語が進んで行く。小夜子の章は現在、葵の章は高校時代を描いている。
小夜子は他人と溶け込めない性格を強く感じ過ぎ、公園デビューの失敗等から、家に居る事に気詰まりを感じ、働きに出る事にする。多くの不採用を経て、得た職は天衣無縫な葵が経営する旅行会社。だが、実態は清掃会社だった。一方、葵は横浜出身だが、中学校の頃イジメに合って、高校入学の時に地方(最下段参照)に引越し、そこでは何とか過ごす。そして、ナナコと言う他人の思惑を全く気にしない同級生と友達になる。
ここから異邦の心を持っていると思い込んでいた人間と、実は同一の魂を感じたり、その逆の経験をする様が木目細かなエピソードの積み重ねで綴られる。そして小夜子が心を解放する事を覚え、自由と自信を持ち始めるが、そのまま行き着けば...現実の「対岸」。愚痴と不満を我慢して現実を生きるか、自身を解放して「対岸」に行くか、誰もが一度は悩む普遍的な問題でありながら、答えが出ないテーマで読者を惹き付ける。細かい点だが、傷心の小夜子が家の掃除に打ち込む事で心を落ち着けるシーンは女流作家ならではと思った。途中までさしたる効果がないと思っていた時間的カットバックが後半から活きて来る構成も巧み。結末での小夜子の決断は、作者の前向きな善意と解したい。
本筋とは関係ないが、記述からして葵の引越し先は群馬県桐生市、廃線と称しているのは旧足尾線(現わたらせ渓谷鉄道)であろう。こうして特定できる地域に対し、"閉鎖的な田舎町"等と蔑視的言辞を弄するのは如何なものだろうか(-1)。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.2
(3pt)

きゅうくつな世界でのサバイバル

自分はほとんど問題と思わなかった、学校生活でどのグループに加わるとかが中高生(特に女子?)にとって致命的に重要なことなのだなと思った。グループ間のバランス、どこについていくか、グループにどこにも属さない子にどう接していくか、それらは細心の注意を払って行動すべきことなのだ。主人公の女性2人は、どちらもそういう感受性を強く持ってて、一方はそれを年齢とともにわりきり、克服した。それでもふとした瞬間にそのコンプレックスが蘇ってくる。傷ついた心の再生の話。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.1
(1pt)

閉塞感に満ちた単調な日常を描いた作品

主な登場人物は、葵、ナナコ、小夜子の3人だけ。背景や脈絡もほとんどなく、葵と小夜子の感情や行動だけを軸に物語が展開する。舞台は、東京と桐生と伊豆と横浜。いずれも、葵と小夜子の五感を通した形だけで断片的に描かれている。
どうしてこの小説が多くの読者の共感を得たのかわからない。どうしてこれが直木賞に値するのかわからない。TVの「アラフォー」みたいに、それなりの女優に演じさせれば、ドラマとしてヒットするかもしれない予感を感じさせる。そこに著者の意図があるのではと疑ってしまった。
しかし、小説としては、筋の展開にダイナミクさがないからワクワクするような面白味に欠けるし、人物描写が表面的だから人間の内面に対する発見もない。この小説に共感できる読者は、この小説全体に漂うどうにもならないような閉塞感を共有し、葵や小夜子に自分の人生を重ね合わせて、「私も同じ」などと感じるからではなかろうか。
読んでいて、真中で途切れるような、ぎこちなさが残る文章もところどころにある。いかにも「ワープロで書きました」といったような、音読したときのリズムやスムーズさに欠ける文章だ。高い評判を聞いて、前から読みたいと思っていただけに、落胆した。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057