対岸の彼女

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

対岸の彼女の評価:

4.24/5点 レビュー 357件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.24pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全459件 181〜200 10/23ページ
No.279
(4pt)

タイトルとラストの融合が秀逸

レビューの高さに惹かれ手に取ったが、とてもよかった。
過去と未来を行き来するような視点で書かれており、学生、そして社会人になってからの女同士の友情についてさりげないタッチで深く書かれている。
女同士の友情についてがメインだが、個人的には物語の間に挟まれる夫婦間の軋轢の描写がなんともリアルで生々しく印象に残った。
総じてなにか大きな事件が起きるでもなく、出来事を羅列してみれば大したことは起きてないのだが、それでも本作は夢中で最後まで読ませる力を持っている。
そういえば学生の頃の友人で社会人になった今でも交友が続いている人は何人いるだろうと読了後ぼんやり思ってしまった。そして社会人になってからの友人の作りにくさといったら。
普段見過ごしてやり過ごしている部分を的確についてくる傑作。女性はもちろん、男性が読んでも楽しめる作品に仕上がっていると思います。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.278
(5pt)

いま、もっとも、筆力のある作家

角田光代が、いま、一番、脂ののった、筆力のある作家であることは、異論がないところであろう。この作品においてもそうであるが、彼女が巧いのは、日本語を巧みに駆使して、いかにも銘文を書くからではない。日本語は、あまり上出来ではない。しかし、それをはるかに凌駕して、ニンゲンの深淵をきちんととらえて、文章に起こせる執念がある。ずばり、孤独を描ける作家である。孤独を描く・・となると、たいていの作家は、「孤独」という言葉が似合いそうな、風貌、個性、境涯、背景を創作して、読者に、これでもか、これでもか、と孤独を押し付ける。角田は、それとは、まったく異なる。角田は、ニンゲンすべてが孤独でありつながりは希薄である・・という理解から出発する。この作品も、登場人物はみな孤独である。しかし、いかにも、孤独な境涯でもキャラでもなく、ごく普通の人々である。ごく普通の人間の孤独。を、角田は、作家じみた手慣れた言葉は一切使わずに、周辺を丹念に描き切ることで、各人の孤独を浮き彫りにする。そして、最後に救われるか??というと、そうではなく、孤独は、孤独なままで、背負ったまんま、生き続ける。そういう突き放し方で終わる作家である。こういう周辺の人物像と、出来事だけをつらねて、人物を浮かび上がらせる手法には、よほどの集中力で最後まで矛盾なく書き上げねばならないが、角田の場合、中途で、多少息切れしても、中盤以降で必ず巻き返す。タフでスタミナのある作家である。彼女の作品に流れるテーマは一貫してニンゲンの孤独であるが、それを、作品ごとに、完璧に変える切り札の多さも、タフ、スタミナを現している。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.277
(5pt)

いま、もっとも、筆力のある作家

角田光代が、いま、一番、脂ののった、筆力のある作家であることは、異論がないところであろう。この作品においてもそうであるが、彼女が巧いのは、日本語を巧みに駆使して、いかにも銘文を書くからではない。日本語は、あまり上出来ではない。しかし、それをはるかに凌駕して、ニンゲンの深淵をきちんととらえて、文章に起こせる執念がある。ずばり、孤独を描ける作家である。孤独を描く・・となると、たいていの作家は、「孤独」という言葉が似合いそうな、風貌、個性、境涯、背景を創作して、読者に、これでもか、これでもか、と孤独を押し付ける。角田は、それとは、まったく異なる。角田は、ニンゲンすべてが孤独でありつながりは希薄である・・という理解から出発する。この作品も、登場人物はみな孤独である。しかし、いかにも、孤独な境涯でもキャラでもなく、ごく普通の人々である。ごく普通の人間の孤独。を、角田は、作家じみた手慣れた言葉は一切使わずに、周辺を丹念に描き切ることで、各人の孤独を浮き彫りにする。そして、最後に救われるか??というと、そうではなく、孤独は、孤独なままで、背負ったまんま、生き続ける。そういう突き放し方で終わる作家である。こういう周辺の人物像と、出来事だけをつらねて、人物を浮かび上がらせる手法には、よほどの集中力で最後まで矛盾なく書き上げねばならないが、角田の場合、中途で、多少息切れしても、中盤以降で必ず巻き返す。タフでスタミナのある作家である。彼女の作品に流れるテーマは一貫してニンゲンの孤独であるが、それを、作品ごとに、完璧に変える切り札の多さも、タフ、スタミナを現している。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.276
(5pt)

綺麗事でない現実感

色々な著者の中でも 角田さんは女性の心理を表現する事に、一番長けていると思います。 実際に自分も感じた事、今も感じている精神的な部分 言葉や文字にはできなかったものが、本文の至る所に生息していました。 距離が縮まったかと思えば、本当はそうではなくて 友人の事はほとんど分かっていると思っていたのに、知らなかったところに悲しんだり。 不特定多数の人が、自分の事を書かれていると錯覚するような、とても現実的です。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.275
(5pt)

面白いです

読後直後だからかもしれないですが、面白かったです。 作者は酒好きの豪快な作家だとばかり思っていましたが、こういう繊細な作品を書くのかぁと感心しました。 他の作品も読もうと思います。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.274
(5pt)

綺麗事でない現実感

色々な著者の中でも 角田さんは女性の心理を表現する事に、一番長けていると思います。 実際に自分も感じた事、今も感じている精神的な部分 言葉や文字にはできなかったものが、本文の至る所に生息していました。 距離が縮まったかと思えば、本当はそうではなくて 友人の事はほとんど分かっていると思っていたのに、知らなかったところに悲しんだり。 不特定多数の人が、自分の事を書かれていると錯覚するような、とても現実的です。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.273
(5pt)

面白いです

読後直後だからかもしれないですが、面白かったです。 作者は酒好きの豪快な作家だとばかり思っていましたが、こういう繊細な作品を書くのかぁと感心しました。 他の作品も読もうと思います。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.272
(4pt)

良かったです。

人の顔色を伺わうことなく、自分を信じて生きていこうと思いました。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.271
(4pt)

良かったです。

人の顔色を伺わうことなく、自分を信じて生きていこうと思いました。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.270
(5pt)

女社会を経験してきたからこそ面白い

女ならではのグループ制度、またはカースト制度を経験してきたので、葵の気持ちも小夜子の気持ちもナナコの気持ちもよくよく分かった。 共感できる部分が多くて面白かったし、考えさせられた。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.269
(5pt)

女社会を経験してきたからこそ面白い

女ならではのグループ制度、またはカースト制度を経験してきたので、葵の気持ちも小夜子の気持ちもナナコの気持ちもよくよく分かった。 共感できる部分が多くて面白かったし、考えさせられた。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.268
(5pt)

一気に読んでしまった。

登場人物に共感。 情景が目に浮かぶ。 映像化されたバージョンも 見たいと思った。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.267
(5pt)

一気に読んでしまった。

登場人物に共感。 情景が目に浮かぶ。 映像化されたバージョンも 見たいと思った。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.266
(5pt)

出会うために歳を重ねる

一言で言えば対人関係の難しさを描いた小説です。主人公の葵と小夜子は人より繊細な心を持つが故に悩みますが、彼女たちのような人との距離感に関する悩みは大なり小なりみな感じていることです。

葵の親友、ナナコの「大切なものはここには何もない」という言葉は心に響きます。では小夜子のいうように「私たちは何のために歳を重ねるのか?」平凡な主婦の葵は一度背を向けた社会に葵を通してもう一度向き合い、ラストで小さな一歩を踏み出します。

角田光代は女性向けの作家というイメージですが、本書は瑞々しい感覚を失わないために広くいろんな人に読んで欲しい小説です。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.265
(5pt)

出会うために歳を重ねる

一言で言えば対人関係の難しさを描いた小説です。主人公の葵と小夜子は人より繊細な心を持つが故に悩みますが、彼女たちのような人との距離感に関する悩みは大なり小なりみな感じていることです。

葵の親友、ナナコの「大切なものはここには何もない」という言葉は心に響きます。では小夜子のいうように「私たちは何のために歳を重ねるのか?」平凡な主婦の葵は一度背を向けた社会に葵を通してもう一度向き合い、ラストで小さな一歩を踏み出します。

角田光代は女性向けの作家というイメージですが、本書は瑞々しい感覚を失わないために広くいろんな人に読んで欲しい小説です。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.264
(4pt)

自分でも長い間、気づかなかったこと

読んでいる途中、悲しいとか嬉しいとか感動ではないのだけど、
なぜここで、と思うようなところで急に涙が溢れてしまうことが何度かありました。

例えば小夜子の子が、海を見て驚いて固まってしまったシーン。そこで。
なぜそこで…自分でも驚くほど号泣しました。

自分でもどんな気持ちなのか全く分からなくて、
そういうのは初めてだったのでかなり戸惑いました。

わたしには子供はいませんし、すごく望んでいるわけでもなく
どちらかというと葵のように自分の体のことは省みず仕事ばかりしてきました。

でもどこかで、母親としてしっかりやっている女性や、
子供の初々しさ、日々の小さな感動、そういうものに憧れがあったのかもしれません。

学生の頃の繊細で刹那的な感じ、
大人になってからの、簡潔には言い表せない女性同士の感情、

単なる共感だけでは収まらない、心の奥底の、
自分でも気づかずにいるような部分に触れられるような一冊でした。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.263
(4pt)

自分でも長い間、気づかなかったこと

読んでいる途中、悲しいとか嬉しいとか感動ではないのだけど、
なぜここで、と思うようなところで急に涙が溢れてしまうことが何度かありました。

例えば小夜子の子が、海を見て驚いて固まってしまったシーン。そこで。
なぜそこで…自分でも驚くほど号泣しました。

自分でもどんな気持ちなのか全く分からなくて、
そういうのは初めてだったのでかなり戸惑いました。

わたしには子供はいませんし、すごく望んでいるわけでもなく
どちらかというと葵のように自分の体のことは省みず仕事ばかりしてきました。

でもどこかで、母親としてしっかりやっている女性や、
子供の初々しさ、日々の小さな感動、そういうものに憧れがあったのかもしれません。

学生の頃の繊細で刹那的な感じ、
大人になってからの、簡潔には言い表せない女性同士の感情、

単なる共感だけでは収まらない、心の奥底の、
自分でも気づかずにいるような部分に触れられるような一冊でした。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.262
(5pt)

後からじわじわくる作品です

この作者の作品は2作品目です。
もう1作品は八日目の蝉。
どちらも女性の心情や背景までも痛いほど伝わってきて、まるで自分がその主人公になったかと錯覚してしまうほど。

この作品は2つのオムニバス形式で交互に書かれています。
とてもわかりやすい繋がりです。
結局のところ、人それぞれいろんな苦しみを味わった過去があり、そして現在も今からももがき苦しむんだと。
でもきっとそれは無駄にはなっていないのだと。
私にはそう作者が伝えたいのだと思いました。
読んだ方それぞれが、感じ方が違ってくる作品ではないでしょうか。
きっと数年して、私自身も背景が変わった状況で再読すると、また違った感じ方をするような気がします。

派手ではないけど、後からじわじわくる、そんな作品です。
久しぶりにいい作品に出会えました。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057
No.261
(5pt)

後からじわじわくる作品です

この作者の作品は2作品目です。
もう1作品は八日目の蝉。
どちらも女性の心情や背景までも痛いほど伝わってきて、まるで自分がその主人公になったかと錯覚してしまうほど。

この作品は2つのオムニバス形式で交互に書かれています。
とてもわかりやすい繋がりです。
結局のところ、人それぞれいろんな苦しみを味わった過去があり、そして現在も今からももがき苦しむんだと。
でもきっとそれは無駄にはなっていないのだと。
私にはそう作者が伝えたいのだと思いました。
読んだ方それぞれが、感じ方が違ってくる作品ではないでしょうか。
きっと数年して、私自身も背景が変わった状況で再読すると、また違った感じ方をするような気がします。

派手ではないけど、後からじわじわくる、そんな作品です。
久しぶりにいい作品に出会えました。
対岸の彼女 Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女より
4163235108
No.260
(5pt)

人間関係って面倒くさくもあり、それでいて面白い

学生時代、社会人、主婦仲間同士。
過去から現在まで色々となやましい関係が
本を通して描かれている。
葵とナナコ、葵と小夜子、
基本的にその2つを軸に話が交互に進んでいって
人間関係が面白くてどんどん読み進めていける。
対岸の彼女 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 対岸の彼女 (文春文庫)より
4167672057