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動物園の鳥
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動物園の鳥の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全4件 1~4 1/1ページ
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引きこもり探偵シリーズ三巻目にして最終巻です。シリーズ初の長編でもあります。 かつて、鳥居を苛めていた人物が登場したりと坂木と鳥居の根幹に触れる話になっていて惹きつけられます。 ただ、やっぱり論旨に素直に賛同できない部分が大きくあってそこが残念でした。 | ||||
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シリーズ完結編。 正直、期待はずれだった。 前作「仔羊の巣」でせっかく仕込んでおいたのに、結局無難に終わってしまった印象。 せっかく安易な感情移入を排除してきたのに、結局は、お涙頂戴の物語になってしまったのではないか。 たしかに感動できるけれども、もっと引きこもりについてガツンとやって欲しかった。 序盤の、鳥井の過去の件では、読んでいて身体が強ばるほどのめり込んだ。 しかし、そのときの強い鳥井と、弱い鳥井とがうまく結びつかなかった。 極端すぎて、どうも違和感がある。 想像力が足りないと言われたらそれまでだが、鳥井が壊れていく描写が欲しかったかな。 ところどころ心惹かれる。 厨二、もとい、青臭い感じもストレートでいい。 だが、ちょっときれいにまとめようとしすぎかもなー この作者は追いかけてみよう。次作に期待です。 | ||||
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3部作の完結編。 なんというか、一気に3冊読んでしまいました。 巻が進むごとに、一編の長さが長くなる印象。最後は長編だし。 話自体は悪くないんだけど、ほかのレビュアの方々おっしゃっている様に、ステレオタイプの登場人物にうんざりです。 話自体もこの手の日常ミステリーは意外と書き手が少ないので、及第点なだけで、北村薫や加納朋子と比較すると(比べることに無理があるが)数段落ちる。 一気に読んだと言うのもなんというかキャラクター描写や台詞回しがどうにも恥ずかしくて、急いで読んじゃった、というのが正しい。 小学生のころ鳥井みたいなこと考えてたなと思い出すと、ますます恥ずかしい。 とはいえ、人が死なないミステリで、ある程度読ませる作家、作品って本当に少ないので、もう一冊、「切れない糸」あたりだけお付き合いしようかな。 それもだめなら、僕に合わないのでしょう。 | ||||
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2004年に出た単行本の文庫化。 三部作の完結編。これまでの2作とは違い、長編になっている。 ミステリとしてのトリックや謎解きは放棄されている。そうではなく、主人公・鳥井の過去を明らかにし、また前二作で溜まった人間関係の昇華を目的に書かれた本であった。 感傷的で涙もろく善良すぎる登場人物たちにうんざりさせられるのは前作と同じ。罪を犯した人間の改心の早さと、彼に与えられる赦しには、もう飽き飽きといったところだろうか。 ただ、だからといって読んでつまらない本ではない。本書に描かれているのは人間心理の一面の真実を突いていると思う。それゆえ心を動かされ、ある種の感慨を得た。要するに、鳥井や坂木のような人間たちがいても良いと思うわけだ。同様に、本書のような作品の存在も認められるべきと思う。 | ||||
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