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動物園の鳥
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動物園の鳥の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.03pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全33件 1~20 1/2ページ
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良かった | ||||
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Good | ||||
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すごく嬉しかった。 彼が殻から出て、成長して、巣から旅立った事が本当に嬉しいかった。 | ||||
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頑張って読みました。 許せる登場人物は栄三郎さんと安次朗さんコンビと警察コンビぐらいでしょうか。 以下に受け付けない人物設計や物語の流れを並べるするので、参考まで。 ・ひきこもり探偵は礼儀知らず。どの年代にもタメ口というか傲岸不遜。ひきこもりですが、仕事をしているのだから、せめてですます口調になりませんか。突然相手を呼び捨てにし、「~夫人など、既婚女性の苗字呼びは相手個人と向き合っていない」という持論がありましたが、名前にさんづけすれば良いのでは? 解説を担当されているご先輩方がフォローを入れています。 ・語り手は作中でも「バカがつくほどのお人よし」と言われますが、相手を思いやるには考えが足りなさすぎです。考えなさすぎ(最中では鈍いと表現される)は大切な人を傷つけることを学習していない。気を回せないにもほどがあります。主人公と友人になったのは利己的理由で、相手に依存させながら、自分はすぐ泣く。 例えばこんなときあなたは…という語りかけも、考えなしで感情的なあなたに言われてもねー ・裕福になった日本は心が貧しい、今の子供はかわいそう。特に女性キャラの海外志向が強い点。 価値観の問題ですが、海外は業種によっては日本より仕事がしやすい環境かもしれません。福祉も充実しているし。でも、治安は日本は各段良いとききます。深夜は男性でも危ないと聞きますし。 端々に日本は男性優位社会、比べて海外は。 結局皆、ひきこもり探偵鳥井の信者になるのが何とも。誰か、口の利き方は相手を尊重することにつながると諭してください。 作者の他の作品も少し見てみましたが、拗れてますね…。覆面作家の意味がないです。 | ||||
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推理小説としての評価は低い。 それでも私はこの小説が大好きです。 この人の小説の魅力はキャラクターや人間関係にあると思います。 一般小説ではあまり見られない、男性間の『共依存』の友情を書いています。 勿論見方によってはかなりBLっぽいのですが、狙ってる感があまりなく、ただただ『異様な』『気味の悪い』『このままでは駄目な』関係として書かれていてかなり興味深いというか面白いです。この二人がどうなるのか凄く楽しみでした。 関係を断ち切ろうと動いた坂木に鳥井が泣き喚く所、坂木も泣いてしまう所、自分も涙が止まりませんでした。 グダクダしながらも関係を変えようと動いた二人に心を動かされました。 ラストは必見です。 二人を見守る自分も温かく、おまけも含めて全部幸せな気持ちになれました。 これからも皆仲良しでいて欲しいな。 坂木司さんの真の魅力はやはり、人間の書き方ですね。 どの小説でもこの人の作るキャラクターは魅力的です。 | ||||
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ミステリー一般としてページを開くと地雷を踏んでしまうかもしれません。このシリーズ全巻を読み、なんとも胸糞の悪い!!初めて飲んだドクターペッパーを思い出しました。が、入れ替わり立ち代り顔を出す脇役たちの動きはなかなか魅力的で、それにひっぱられ、完読できました。女性キャラが全く魅力がなく、各ストリーを支えるキャラの背景事情も底が浅いな、と。「和菓子のアン」から作者読みしたので戸惑いばかりのシリーズでした。自分の本棚に残ることはない作品ですが「嫌いになれない作品」でもあります。BLをお好きな方々に是非一読していただきたい。特に創造力をフル回転させたいBLファンには「入り込む隙だらけ」の作品として楽しめるのではないでしょうか。 | ||||
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とてもきれいな状態の商品で満足です。 またの機会がございましたら、どうぞよろしくお願い致します。 | ||||
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1つの事件を長編で扱っているのですが、この事件が一番心に響く、いい作品だったように感じました。この作品で扱っている「小さな悪意」って誰にでも持ち合わせてるものかもしれないけど、それが積み重なると大変なことになってしまう・・その恐ろしさを感じました。そんな「小さな悪意」がいかに人を傷つけるかということがテーマの今回のお話ですが、なぜか希望の光が見えてきました。その「小さな悪意」の存在に人が自分の中で気が付いたとき、人間はやっぱり、過ちを認め、それを繰り返さないでいくことができる生き物じゃないかと思えたからです。人の価値観に縛られ、自分がどうしていきたいか分からなかった犯人ですが、これを機に心が自由になって、いい人生を歩んでくれることを心から願っています。ラストでは主人公がひきこもりから、そしてお互いの関係から、もう1歩進む出来事があり、このシリーズは終わります。ささやかな進歩でも、大きな進歩につながっていくような気がして、いいラストシーンだったと思います。あと、「一端終わり」みたいなことがあとがきに書いてあったので、このシリーズの続きが出るといいのになと思います。 | ||||
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三部作の3つ目 引きこもり探偵の全てが判明し、読み応えがありました。 とても気に入っています。 ぜひ、続きをお願いしたいですね。 | ||||
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続きが読みたくなりますねー。 坂木が鳥井の手を放すタイミングがいささか唐突な感じにも思えましたが、とても「正解」的な着地で、読後に「何で?」がない。 ガンちゃんを「聖者」とする感覚が好きです。 「後のことがなきゃむしろ谷崎が可哀想」も頷いてしまう感じ。 多分坂木はそこにいるだけで、そういう人のそういう部分を刺激してしまうんだと思う。 とはいえ、大した器の無いヤツが己の分際かえりみず、いい器や大きな器を壊して回るのには我慢ならないけどw(壊して回った末に、その才覚で大成功の立身出世。 まで行けば別の意味で賞賛する) とても好みにあうシリーズです。 | ||||
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悪くはなかったです。 でも、今まで読んできた彼の本の終わりに感じる温かいものがちょっと足りなく感じました。 もう一度最初から読み直そうと思うような最終巻でした。 実際、文庫とキンドル版を購入し、いつでも読める体制で読み直しを始めてます。 | ||||
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三部作の最終編。三部を通して楽しかったです。できれば、この続きもあったらなぁと思ってしまいます。 | ||||
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坂木さんファンです。ひきこもり探偵シリーズの三巻目。面白かったです。 | ||||
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引きこもり探偵シリーズ三巻目にして最終巻です。シリーズ初の長編でもあります。 かつて、鳥居を苛めていた人物が登場したりと坂木と鳥居の根幹に触れる話になっていて惹きつけられます。 ただ、やっぱり論旨に素直に賛同できない部分が大きくあってそこが残念でした。 | ||||
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是非お勧めしたい作品である。 各話のテーマ自体は現実的な社会問題に真正面から向き合っているのに 決して悲観するだけではない。 こちらに常に 君ならどう考える? と 考えを促させる作品だ。 全てに賛同はできないが、自分で深く考えることができる。 それは 素晴らしい作品なのではないかと思う。 そして 作品全体に流れる優しい空気に ひどく心が震えた。 | ||||
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シリーズ完結編。 正直、期待はずれだった。 前作「仔羊の巣」でせっかく仕込んでおいたのに、結局無難に終わってしまった印象。 せっかく安易な感情移入を排除してきたのに、結局は、お涙頂戴の物語になってしまったのではないか。 たしかに感動できるけれども、もっと引きこもりについてガツンとやって欲しかった。 序盤の、鳥井の過去の件では、読んでいて身体が強ばるほどのめり込んだ。 しかし、そのときの強い鳥井と、弱い鳥井とがうまく結びつかなかった。 極端すぎて、どうも違和感がある。 想像力が足りないと言われたらそれまでだが、鳥井が壊れていく描写が欲しかったかな。 ところどころ心惹かれる。 厨二、もとい、青臭い感じもストレートでいい。 だが、ちょっときれいにまとめようとしすぎかもなー この作者は追いかけてみよう。次作に期待です。 | ||||
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鳥井シリーズ最終回。 虐待される猫、ホームレス、いじめっ子の登場、滝本(鳥井たちの元同級生)の妹と、 いつもの登場人物が巻き込まれる事件はなかなか幅広い人物を巻き込んで行く。 相変わらずのスイートな善人話はあるものの、 最終回につきもののドラマチックな展開というよりはささやかな第一歩、という感じ。 さらっと読めるので疲れていてもOK。 | ||||
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畠中恵さんが解説をお書きになっているということで、興味がわき、読んでみました。 感想は、じわ〜っという感動に、こころから泣けました。 ということで、他の人の評価が気になり、レビューを読んでみたのですが、かなり評価が分かれていますね。 でも、納得しました。確かに、万人受けするような作品ではないと思います。 解説で、有栖川さんや畠中さんがおっしゃっていたように、登場人物に共感できないのです。私も、共感は出来ませんでした。他の方もおっしゃっていたように、この本の登場人物は、現実離れしている……というか、現実にはない「きれいさ」があるのです。まぁ、小説なんてみんなフィクションなので現実離れしているのは当然なのですが、この作品にはどこか、無意識に現実と比べてしまう力があると思います。それで、ガッカリされたのでしょう。確かに少し説教くさいので、「こんなの現実ではありえない」と素直に思ってしまった方は評価が低いのかなぁと思いました。 最初の感想に戻ります。私はこの作品で「泣けた」といいましたが、本文を読んでいるときに泣けたわけではありません。すべて(解説なども)読み終わって、本を閉じた時に、なんだかうわぁ〜っと思って涙が止まらなくなりました。語彙が足りないもので、なんといったらいいかわからないのですが、ただ「すごい話を読んでしまった」と思いました。この作品の魅力は「人間関係」にあります。この一点に集約されてしまいます。終わらない、変わらない人間関係が、眩暈がするほどの感動を与えてくれる作品です。 長くなってすみませんでした。終わります。 | ||||
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この物語の評価がはっきり分かれているのは納得がいく。 それは、物語に何を求めているかによって好き嫌いが如実に分かれる気がするからだ。 はっきり言えば、この物語の中で、主人公達2人に深く関わり、輪の中に加わる人々以外は、刺身のつまなどに比べても全然存在感が薄い。 それは、坂木司という登場人物を通して描かれた世界ならではのことだから、ある意味当然と言っても良いと思う(これを許せるかどうかが評価の分かれ道の1つだろうと思う)。ある種の純朴さを持ち続ける主人公の目を通した世界だからこそ、咎人は反省をし、許しを請うた時点で、許されてしまっているかのように見える。 (咎人自身が心の中でどう思っているのか、反省し続けているのか、罪を忘れてしまっているのか、それは、物語の表面上は分からないままだったりする。) 咎人の有り様とは関係なく、声をかけ続ける、手を伸ばし続ける・・それが坂木司の生き方であり、その目を通したこの物語世界の有り様であり、それ故に世界そのものへの好悪が出てくる、とそう思っている。 物語の中では、ラストで人間関係を動物園の檻に例えた表現が印象的だった。 それぞれの常識、考え方といった檻の中にいる私たち。 ただ、それであっても、檻の外に出て、日差しを浴び、ストレッチをする。 他の誰かに声をかける。 いつか声が届き、分かり合えるかもしれないと思いつつ、また檻の中に帰る。 手をのばし続けること。誰かと関わり続けること。それが、それこそが生きているということなのだろうから。 自分で、自分に水をやる。自らの感受性をパサパサに乾いてしまわせない。 この物語は、心の渇きに気づいた時に読んだなら、甘露のように染み込む優しさがある。 | ||||
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坂木司の「ひきこもり探偵」シリーズ三部作の完結編です。 すごく気にいっただけに、読むのがなんだか勿体ないと我慢してみましたが、どうしても最後の結末がどうなるのか読みたくて読んでしまいました。このシリーズ、主人公の坂木とひきこもりの鳥井との少し共依存めいた関係がすごく特徴的で印象的でした。その関係は、物語が進み巻が進むにつれて、事件を通して少しずつ知人の和が広がってくにつれて薄れていきはしました。日常の謎を二人によって解決してもらった人物たちが、友達となって彼らのそばの輪を広げていったからです。 二人だけの閉じた関係が終わりに向かっている。読む人にとっては、ある意味それは心温まる、回復の物語でもあったわけです。が、二人にとっては、その関係の終わり方によっては、取り返しのつかない事になってしまうか知れない危険をもはらんでおり、自分はそのあたりにドキドキしながら物語を読み継いでおりました。特に、この最終巻では鳥井のひきこもりの原因になった人物までが登場するとあって、本当にドキドキしました。 結論はまぁ、心温まるこのシリーズのことですから皆さんの予想の通りのわけですが、すごく心に傷を負った二人だっただけにどうなることかと最後の最後までどきどきしましたし、最後のシーンには思わず坂木のように滂沱の涙を流しそうになりました。 さて、この最終巻、ファンにとっては嬉しいことに、作中で鳥井が取り寄せていたお菓子のお取り寄せ先や、鳥井が作っていた料理のレシピが巻末のおまけで載せられています。これだけサービス精神でこられた以上、読み手のこちらもいくつかは実際に作ってみたり、お取り寄せしてみて、誰かと自分も楽しい食卓の記憶を作ってみたいななんて思いました。 三部作、すべてお勧めです。 | ||||
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