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(短編集)
きみは誤解している
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きみは誤解しているの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.62pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全8件 1~8 1/1ページ
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寛仁親王牌中に購入 これだけ命がけで練習 試合 そしてバンクで見る 戦い 半端無い サスガ 競輪ファンの 佐藤正午先生 最高!!! ただ、、 もう一昔前のような ラインの戦争 死闘 手に汗 懐かしく また 頼みたい | ||||
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小説家にむかっていうことではないけれど、この人は文章が上手い。 文章に雰囲気があって、先を予想できるようで裏切られたり、予想外の展開が面白かったり。 競輪を題材にした短編集だけれども、競輪に新鮮さは感じてもマニアックさは微塵も感じさせない。 読んでいると、ギャンブルの哲学的な側面を感じるし、競輪場で自問自答している著者の姿が思い浮かんでくる。 | ||||
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競輪も競馬をしたことがない私には最初は違和感がありましたが、読んでいるうちにその世界が飲み込めて、面白く読めた短編集でした。同じギャンブルに対しても相対し方は人様々で、それに出会いと別れが微妙にからまっています。落差の少ないオチも効いています。 「付録」で競輪用語の解説があり、競輪に詳しくない方はP.290からを最初に読まれることをお薦めします。 | ||||
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競輪について全く知らないし興味もなかったけれど、ファンタスティック! 佐藤正午作品の中でも1.2を争うすばらしさ 圧巻の文章力はただただ感心 あまりのおもしろさに興奮してダンナにすすめました まずは読んでみて! | ||||
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なかなか珍しい競輪だけを題材に扱った短編集。 おそらくは氏が相当に競輪にのめり込んだことがあるのだろうと伺わせられる。競輪ファンならグサリと心に突き刺さってくる競輪の、そしてギャンブルのエッセンスを見事な筆致で男女関係、金銭関係などに絡めて描いている。 この短編集を読んで「ひと事」のように笑い飛ばせてしまう競輪ファンは、無自覚のうちに破滅の道に突き進んでいるのかもしれない。 突き刺さって「ちょっと競輪控えようかな」と思うくらいが競輪との距離感を上手く保てているファンなのではあるまいか。 競輪を嗜まない向きにはどうか。「この本を読んで競輪に行きたくなる」、競輪に向いている証拠であろう。しかしそれは「破滅」へと向かう「素質」も持ち合わせていることの証左に他あるまい。 つまらないことを色々書いたが、とにもかくにも天才・佐藤正午の筆に尽きる。 | ||||
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競輪を舞台とした人間模様の短編集です。 もともとはこちらも短編集なのですが賭博師たちという小説の中できみは誤解しているを読み著者が気になり読んでみました。 表題にもなっているきみは誤解しているがやはり面白い。 本人はいたって冷静で昔となにも変わっていないと思っているが実際は大きく変わっている。と言うよりこれが本来の姿なのか… ここに出でくる彼女が彼の心情を的確に指摘している。 読んでいてこれは彼が特別なのではなくて全ての人間に共通する部分であると感じました。 | ||||
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一人称、三人称、エッセイ風と、自在で達者な語り口による六つの短編に、用語解説と後書きを兼ねた「付録」がついた作品集。「きみは誤解している」という表題作のタイトルから、『Y』や『ジャンプ』につながる時間分岐譚の趣向を帯びた、苦く切なく哀しく清しい恋愛小説の連作を想定していたのだが、その期待をあっさりと裏切る競輪小説集で、でもそれはそれで結構、楽しめた。ギャンブルという濃い人間臭の漂う場面で綴られた男と女、男と男の物語はいずれも鮮やか。個人的には、なんとなく太宰治を思わせる「この退屈な人生」が好み。「遠くへ」に登場する阿佐田哲也の言葉が深い。「あんたはいつも独りぼっちだ、勝っても負けても独りぼっちだ、誰にも当たったことを自慢できないし、はずれたことで誰にも愚痴をこぼせない、それがギャンブルの世界のルールだ。」 | ||||
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たまたま舞台が「競輪」になっていますが、ギャンブルを忌み嫌う人にこそ読んでいただきたい一冊。実に滋味深い短編小説集です。ギャンブル好きの人(私も含めて)にとっては、自身のスタイルを見直す格好のテキストにもなるかもしれませんね。特筆すべきは「付録と解説」。中身については触れませんが、読後、強く印象に残ること間違いなしです。さすが自称“あとがきの達人”です。 | ||||
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