スキップ

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評判

スキップの評価:

4.21/5点 レビュー 81件。 A ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.21pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全128件 61〜80 4/7ページ
No.68
(5pt)

不思議な世界

初めて読んだ北村さんの作品でした。
ずっと読みたくてやっと手にした一冊。
文庫本にしては分厚いので読むのに時間がかかるかなぁと思いましたが、
あっという間に読めてしまいました。
うとうとと寝ていて目を覚ますと、何年もの時を越えてしまっていた主人公。
突然の周りの世界の変化や、周囲の人々との関係の変化。
途中読んでいて胸がぎゅっと締め付けられるような場面がいくつもありました。
この主人公と同年代の方々の共感を得ていると聞きましたが、
学生の私の心にも響くものがありました。
もう一度読み返したくなるような、大切な本です。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.67
(4pt)

なんか映画やドラマでありそうだけど、面白い内容。

主人公の葛藤や新しい世界での新鮮な驚きなどうまく表現されていたと思う。
少しずつ成長していく主人公がその後どうなっていったのか気になるところ。
ページ数も多いが文章がさらりと読ませるので気にならない。
薫という名前、主人公が女性ということもあって著者は女性かと勝手に思っていたが男性だった。また他の北村薫作品にも触れたくなった。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.66
(4pt)

真理のMystery

意味としての世界、その中心にあるものは言葉にならない存在である。優れた物語は、その作品全てを貫く「創り手」の意志により、内在する全ての事象に意味の存在を確信させてくれる。全てのことが意味を持つこと、あるいは全てのことが持つ意味の意味。その確信を得たとき読者を満たす喜びは、まさに「世界の創り手」との出会いであり、彼の真理(ことば)の発見である。持って回った言い回しは止めよう。つまるところ、読書とはちょっとした神との出会いに他ならない。
物語を紡ぐということは確かに神の業だけれど、哀しいかな人間は神ではなく、自ら生み出した世界に対してさえも全能ではない。物語を結末に導くことに比べ、世界を壊すことの如何に簡単なことか。はっきり言ってしまおう。物語が結末に辿り着くことは、ある意味で奇跡に他ならない。けれど、だからこそ、その「どうしようもないこと」をはっきりと見据え、それに向けた明確な意志を持つ著者が紡ぐ物語は、神の似姿、人の限界と切望を明らかにするが故に、それ自体が紛れもない祈りとなる。
世界には理解できない、意味のわからないことが、確かにある。物語はこの前提から始まり、最終的に「信じる」という形で幕を下ろす。当然、一筋縄ではいかない。批判と検証、理性を動員した作業は究極的に「分からない」ことの存在を認めた上で「納得する」。それはけして盲目ではない。そこには「信じる」に足る理由、判断を下したわたし、その中心に結晶した自尊心がある。では、その対象とは。人それぞれに課せられる、時に極めて理不尽なそれの、信じるに足る意味とは何か。ミステリという言葉、本作はその本当の意味を教えてくれる、まさに”吹き込まれた”一冊である。
(限りなく★★★★★に近い)
スキップ Amazon書評・レビュー: スキップより
410406601X
No.65
(4pt)

真理のMystery

意味としての世界、その中心にあるものは言葉にならない存在である。優れた物語は、その作品全てを貫く「創り手」の意志により、内在する全ての事象に意味の存在を確信させてくれる。全てのことが意味を持つこと、あるいは全てのことが持つ意味の意味。その確信を得たとき読者を満たす喜びは、まさに「世界の創り手」との出会いであり、彼の真理(ことば)の発見である。持って回った言い回しは止めよう。つまるところ、読書とはちょっとした神との出会いに他ならない。
物語を紡ぐということは確かに神の業だけれど、哀しいかな人間は神ではなく、自ら生み出した世界に対してさえも全能ではない。物語を結末に導くことに比べ、世界を壊すことの如何に簡単なことか。はっきり言ってしまおう。物語が結末に辿り着くことは、ある意味で奇跡に他ならない。けれど、だからこそ、その「どうしようもないこと」をはっきりと見据え、それに向けた明確な意志を持つ著者が紡ぐ物語は、神の似姿、人の限界と切望を明らかにするが故に、それ自体が紛れもない祈りとなる。
世界には理解できない、意味のわからないことが、確かにある。物語はこの前提から始まり、最終的に「信じる」という形で幕を下ろす。当然、一筋縄ではいかない。批判と検証、理性を動員した作業は究極的に「分からない」ことの存在を認めた上で「納得する」。それはけして盲目ではない。そこには「信じる」に足る理由、判断を下したわたし、その中心に結晶した自尊心がある。では、その対象とは。人それぞれに課せられる、時に極めて理不尽なそれの、信じるに足る意味とは何か。ミステリという言葉、本作はその本当の意味を教えてくれる、まさに”吹き込まれた”一冊である。
(限りなく★★★★★に近い)
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.64
(4pt)

未来へのタイムスリップ

タイムスリップ+人格の入れ替わり、私が読んだ中では 東野圭吾の「秘密」に近いところにこの作品はあると思う。
タイムスリップ先が過去であれば、浅田次郎の「地下鉄に乗って」も近い作品と言えるのだろうが「スキップ」は過去ではなく未来へタイムスリップする。
そう、目新しいのはそこだ。 未来へタイムスリップする作品は案外少ないのである。
北村薫は、東野圭吾や浅田次郎ほどのストーリーテラーではない。 彼のめざすところはそこにはないのだと思う。 
だから物語は淡々と明るいタッチで進み、ほろ苦い思いを胸に秘めながらも前向きに進んでいく。
さっきまで女子高生だった主人公は、43歳の高校教師としての毎日に没頭する。
北村薫らしさは、彼女を国語の先生と設定していること。 挿話として北村が得意としている日本の古典や文法が出てくるのでお勉強にもなった。
それから北村はわたしより二学年上の年齢であるため、主人公の高校時代はかなり懐かしい。
同世代の作家の作品を読むとこういうお得感があるのね、と思った。
でもね、同じように世代の近い ツイン村上(春樹&龍)とはどうもそりが合わない。 やはり相性というものがあるのだろう。
スキップ Amazon書評・レビュー: スキップより
410406601X
No.63
(4pt)

未来へのタイムスリップ

タイムスリップ+人格の入れ替わり、私が読んだ中では 東野圭吾の「秘密」に近いところにこの作品はあると思う。
タイムスリップ先が過去であれば、浅田次郎の「地下鉄に乗って」も近い作品と言えるのだろうが「スキップ」は過去ではなく未来へタイムスリップする。
そう、目新しいのはそこだ。 未来へタイムスリップする作品は案外少ないのである。
北村薫は、東野圭吾や浅田次郎ほどのストーリーテラーではない。 彼のめざすところはそこにはないのだと思う。 
だから物語は淡々と明るいタッチで進み、ほろ苦い思いを胸に秘めながらも前向きに進んでいく。
さっきまで女子高生だった主人公は、43歳の高校教師としての毎日に没頭する。
北村薫らしさは、彼女を国語の先生と設定していること。 挿話として北村が得意としている日本の古典や文法が出てくるのでお勉強にもなった。
それから北村はわたしより二学年上の年齢であるため、主人公の高校時代はかなり懐かしい。
同世代の作家の作品を読むとこういうお得感があるのね、と思った。
でもね、同じように世代の近い ツイン村上(春樹&龍)とはどうもそりが合わない。 やはり相性というものがあるのだろう。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.62
(5pt)

「反タイムスリップ」もの。《それでも》という意志。

(いつの間にか、無駄に時間を重ねて来てしまった------)
(あの時、もし、別の選択が出来たなら------)
(自分には、もっと他の人生が送れたのでは------)
『スキップ』は一種の《タイムスリップもの》です。
ただ、この作品は、《タイムスリップもの》の定番ともいえる冒頭に挙げたような悔恨に対し、その逆回しの構造をもって毅然として向かいあうもの。いわば《反タイムスリップもの》なのだといえます。
《人生をやり直したくはならないのか》と問われ、主人公・真理子はこう答えます。
「途中で何があったか知りませんけど、結局、彼女が選んでここまで来たわけですよね。だったら、今のわたしが時間をもらってやりなおしても同じことになる筈です。ならなかったら、おかしい」
勿論、真理子は、後ろ向きの思いをカケラも持たない、《揺るがぬ信念の人》などではありません。そうでなければ、これは血の通わぬ偉人伝になってしまう。
誰もが抱えずにはいられない苦しみの中で、《それでも》そう言い切り、顔を上げ、止まる事なく歩んでいくのが、この小説の主人公・真理子という人間です。
それは例えば、時を《SKIP》してしまった直後の、真理子と(その娘である)美也子とのやりとりを見れば明らかだと思えます。
まずは人前で無様な真似は出来ないという《意地》で、続いてあまりにも納得のいかない《理不尽への怒り》で、それに流されるまいとする《理知》で-------そして、それをも突き崩された時には、全ての誇りと自尊心を懸けた「地団駄を踏むような思い」を込めた叫びで。
真理子は自分の中から引き出せるあらゆる力を振り絞り、事態と向かい合います。それが、真理子という人物です。
この本を読み、その《それでも》という意志が感じ取れた人は、主人公・真理子を好きにならずにはいられないと思います。
スキップ Amazon書評・レビュー: スキップより
410406601X
No.61
(5pt)

「反タイムスリップ」もの。《それでも》という意志。

(いつの間にか、無駄に時間を重ねて来てしまった------)
(あの時、もし、別の選択が出来たなら------)
(自分には、もっと他の人生が送れたのでは------)
『スキップ』は一種の《タイムスリップもの》です。
ただ、この作品は、《タイムスリップもの》の定番ともいえる冒頭に挙げたような悔恨に対し、その逆回しの構造をもって毅然として向かいあうもの。いわば《反タイムスリップもの》なのだといえます。
《人生をやり直したくはならないのか》と問われ、主人公・真理子はこう答えます。
「途中で何があったか知りませんけど、結局、彼女が選んでここまで来たわけですよね。だったら、今のわたしが時間をもらってやりなおしても同じことになる筈です。ならなかったら、おかしい」
勿論、真理子は、後ろ向きの思いをカケラも持たない、《揺るがぬ信念の人》などではありません。そうでなければ、これは血の通わぬ偉人伝になってしまう。
誰もが抱えずにはいられない苦しみの中で、《それでも》そう言い切り、顔を上げ、止まる事なく歩んでいくのが、この小説の主人公・真理子という人間です。
それは例えば、時を《SKIP》してしまった直後の、真理子と(その娘である)美也子とのやりとりを見れば明らかだと思えます。
まずは人前で無様な真似は出来ないという《意地》で、続いてあまりにも納得のいかない《理不尽への怒り》で、それに流されるまいとする《理知》で-------そして、それをも突き崩された時には、全ての誇りと自尊心を懸けた「地団駄を踏むような思い」を込めた叫びで。
真理子は自分の中から引き出せるあらゆる力を振り絞り、事態と向かい合います。それが、真理子という人物です。
この本を読み、その《それでも》という意志が感じ取れた人は、主人公・真理子を好きにならずにはいられないと思います。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.60
(5pt)

SFではない儚さ

時空を超えるということでSFかな?と思いきやそうではない。
ありえない状況をそれでも受け容れて強く生きる主人公のお話。
最後の池ちゃんとの再会には涙が。
教え子に惚れられるなどちょっと?という場面もあったが
読後感はすっきりです。
スキップ Amazon書評・レビュー: スキップより
410406601X
No.59
(5pt)

SFではない儚さ

時空を超えるということでSFかな?と思いきやそうではない。
ありえない状況をそれでも受け容れて強く生きる主人公のお話。
最後の池ちゃんとの再会には涙が。
教え子に惚れられるなどちょっと?という場面もあったが
読後感はすっきりです。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.58
(5pt)

スキップ。

SFっぽい気もしますが、読後感の爽やかさは
青春小説っぽい。と感じました。
これから何年か先にもう一度読み返したいと感
じる作品。あの日の自分はどうだったとか、思
い出に浸りたくなる。
キャラがみんな前向きで、強くて綺麗すぎると
感じるからちょっと全体的に物足りない気もし
なくはない・・・でも面白い作品ですよ!
今を生きていく主人公にとても好感が持てますね。
スキップ Amazon書評・レビュー: スキップより
410406601X
No.57
(5pt)

スキップ。

SFっぽい気もしますが、読後感の爽やかさは
青春小説っぽい。と感じました。
これから何年か先にもう一度読み返したいと感
じる作品。あの日の自分はどうだったとか、思
い出に浸りたくなる。
キャラがみんな前向きで、強くて綺麗すぎると
感じるからちょっと全体的に物足りない気もし
なくはない・・・でも面白い作品ですよ!
今を生きていく主人公にとても好感が持てますね。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.56
(5pt)

素敵な作品です

冒頭だけだとケン・グリムウッド著の「リプレイ」を彷彿とさせられる。
しかし、他のSFものと本作品が一線を画していると感じられた点は、時間移動という論理には主眼がおかれていない点である。
時間に翻弄されず現状を受け止めて前向きに生きていこうとする主人公がひたむきで、強く、美しいと思った。
描写も非常に美しく、主人公や周りの人々が相乗効果でみな輝いていて、25年間という時間を失ってしまった主人公への悲壮感を勝っていた。
素敵な作品だと思いました。
スキップ Amazon書評・レビュー: スキップより
410406601X
No.55
(5pt)

素敵な作品です

冒頭だけだとケン・グリムウッド著の「リプレイ」を彷彿とさせられる。
しかし、他のSFものと本作品が一線を画していると感じられた点は、時間移動という論理には主眼がおかれていない点である。
時間に翻弄されず現状を受け止めて前向きに生きていこうとする主人公がひたむきで、強く、美しいと思った。
描写も非常に美しく、主人公や周りの人々が相乗効果でみな輝いていて、25年間という時間を失ってしまった主人公への悲壮感を勝っていた。
素敵な作品だと思いました。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.54
(5pt)

上品で上手

突き放している書き方をしてると思います。だめなもんはだめなんだ、こうだったらこうなんだ、というような。そこがスッキリとしてて、いいんですよね。たしか北村薫さんは、元教師でしたよね。さすがに、教師や学校の描写は群を抜いて精密で、すばらしいです。テーマが作品全体に溶け込んでいて、小説が意味を成している。「盤上の敵」のような完璧に計算されつくしたプロットでない分、想像の余地がたくさん残されている。
スキップ Amazon書評・レビュー: スキップより
410406601X
No.53
(5pt)

上品で上手

突き放している書き方をしてると思います。だめなもんはだめなんだ、こうだったらこうなんだ、というような。そこがスッキリとしてて、いいんですよね。たしか北村薫さんは、元教師でしたよね。さすがに、教師や学校の描写は群を抜いて精密で、すばらしいです。テーマが作品全体に溶け込んでいて、小説が意味を成している。「盤上の敵」のような完璧に計算されつくしたプロットでない分、想像の余地がたくさん残されている。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.52
(5pt)

残酷な内容

3部作の中で一番残酷な内容です。なんともやるせない気持ちが残ります。誰しも「人生をもう一度やりなおしたい」と思うことはあると思いますが、この作品はその全く逆といえます。印象に深く残り、考えさせられるすばらしい作品です。
スキップ Amazon書評・レビュー: スキップより
410406601X
No.51
(5pt)

残酷な内容

3部作の中で一番残酷な内容です。なんともやるせない気持ちが残ります。誰しも「人生をもう一度やりなおしたい」と思うことはあると思いますが、この作品はその全く逆といえます。印象に深く残り、考えさせられるすばらしい作品です。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213
No.50
(4pt)

数年後の自分もやっぱり自分なんだ。

うたた寝から目覚めたら、そこは25年後の世界だった。
さっきまで学生だったのに、教師として1学年上の授業をすることになった真理子。
部活の顧問、学生指導、テスト作成・・・・戸惑いの連発。
17歳の心を最大限に成長させて、42歳の自分を演じきらなければならない辛さ。
日常的な出来事なのにハラハラドキドキの連続で一気に物語にすい込まれます。
成長したり、朽ちていくものがある生身の人間ですが、
何年経っても変わらない“心の核”があるのだと気付かされます。
スキップ Amazon書評・レビュー: スキップより
410406601X
No.49
(4pt)

数年後の自分もやっぱり自分なんだ。

うたた寝から目覚めたら、そこは25年後の世界だった。
さっきまで学生だったのに、教師として1学年上の授業をすることになった真理子。
部活の顧問、学生指導、テスト作成・・・・戸惑いの連発。
17歳の心を最大限に成長させて、42歳の自分を演じきらなければならない辛さ。
日常的な出来事なのにハラハラドキドキの連続で一気に物語にすい込まれます。
成長したり、朽ちていくものがある生身の人間ですが、
何年経っても変わらない“心の核”があるのだと気付かされます。
スキップ (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: スキップ (新潮文庫)より
4101373213