愚行録

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評判

愚行録の評価:

3.60/5点 レビュー 104件。 B ランク

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平均点3.60pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全184件 121〜140 7/10ページ
No.64
(4pt)

居心地の悪さは、著者の筆力の高さゆえ

閑静な住宅で発生した一家四人の惨殺事件。本作品は、事件の背景を探るルポライターのインタビュー形式で物語が進行する。被害者の家族は、大企業に勤務する夫、美しい才媛の妻、二人の可愛い子供たち。高学歴夫婦の幸福を絵に描いたような家庭は、周囲の羨望と嫉妬を集めざるを得ない。

ルポは夫婦の現在から、学生時代の友人たちまで遡って、人となりを紐解いていく。インタビューが進むにつて、なんとも居心地の悪い気分にさせる。それは、インタビュイーたちのどす黒い心のうちが透けて見えるからなのだ。口では褒めそやし、哀悼を述べながら、やんわりと夫婦の人間的ないやさしさを漏らしていく。誰もが羨む理想のカップルに隠された、非人間的な冷徹さが語られるわけだ。澱のようにたまった憤懣がぶくぶくと表れてくる様が、巧みに描かれている。読み進める度に嫌な思いをさせられのだが、ここは、著者の筆力の高さを感じざるを得ない。

興味の中心は、インタビューの合間に挿入される謎のモノローグが、どのように事件と関わりを持つのかだ。一見、ハイソな一家とは無関係な、女性の悲惨な過去が縷々語られていく。僕は事件の真相には、残念ながらちょっと不満なのだがどうだろうか。もっとも見るべきはそこではないのだろうが。

本作品には、有名私大の学生間の格差が赤裸々に描かれているのだが、これが興味深い。こういう実情を見ると、僕もインタビュイーを同じ僻み根性がむくむくと湧きあがってきてしまうよ。
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.63
(3pt)

ストレス解消のはずが、かえってたまってしまう、という悪夢のような作品。

【内容(ネタバレ禁止!)】
普通の人たちが重ねてしまう、自己顕示、手前勝手、勘定高さという愚行、さらに他人のゴシップを楽しみ、尾ひれまで付け、相手を貶めてしまうという愚行。そういった他愛のない愚行が、取り返しのつかない結果を生んでしまう、という恐ろしすぎる話…。

【ささった言葉】
・愚か、という言葉に注意したい。善悪ではなく、是非でもなく、ただ愚かなのだ。悪なら断罪できる。非なら糾弾できる。しかし愚かであるということは…ただただ哀しい、と感じるのは私だけだろうか。(大矢博子によるあとがき)

【教訓】
取材形式で噂話の羅列であり、そのため一つ一つの事件に対し、ゴシップ趣味、言い訳、悪解釈が続々と…したがってろくな奴が出てこない…胸かきむしられ人間不審になりそうな作品で、若い人にはオススメできない。実際の人間は、この本に出てくるような、自分の得になることなら何でもやる、という奴らばかりではない、と声にして言いたい!…ストレス解消のはずが、かえってたまってしまう、という悪夢のような作品。だが、バラバラな情報が次第につながっていき、張り巡らされた伏線が最後に驚愕の事実につながる、というミステリー形式で、始めから終わりまでダレずに一気に読ませる筆力はすごい。湊かなえの『告白』、京極夏彦の『死ねばいいのに』を思わせる作品。
愚行録 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 愚行録 (創元推理文庫)より
4488425038
No.62
(3pt)

ストレス解消のはずが、かえってたまってしまう、という悪夢のような作品。

【内容(ネタバレ禁止!)】
普通の人たちが重ねてしまう、自己顕示、手前勝手、勘定高さという愚行、さらに他人のゴシップを楽しみ、尾ひれまで付け、相手を貶めてしまうという愚行。そういった他愛のない愚行が、取り返しのつかない結果を生んでしまう、という恐ろしすぎる話…。

【ささった言葉】
・愚か、という言葉に注意したい。善悪ではなく、是非でもなく、ただ愚かなのだ。悪なら断罪できる。非なら糾弾できる。しかし愚かであるということは…ただただ哀しい、と感じるのは私だけだろうか。(大矢博子によるあとがき)

【教訓】
取材形式で噂話の羅列であり、そのため一つ一つの事件に対し、ゴシップ趣味、言い訳、悪解釈が続々と…したがってろくな奴が出てこない…胸かきむしられ人間不審になりそうな作品で、若い人にはオススメできない。実際の人間は、この本に出てくるような、自分の得になることなら何でもやる、という奴らばかりではない、と声にして言いたい!…ストレス解消のはずが、かえってたまってしまう、という悪夢のような作品。だが、バラバラな情報が次第につながっていき、張り巡らされた伏線が最後に驚愕の事実につながる、というミステリー形式で、始めから終わりまでダレずに一気に読ませる筆力はすごい。湊かなえの『告白』、京極夏彦の『死ねばいいのに』を思わせる作品。
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.61
(4pt)

慟哭を読んで

とてもおもしろかったので、貫井作品を購入しました。これは、かの「悪女について」を彷彿させるような展開で最後までおもしろかった!
愚行録 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 愚行録 (創元推理文庫)より
4488425038
No.60
(4pt)

慟哭を読んで

とてもおもしろかったので、貫井作品を購入しました。これは、かの「悪女について」を彷彿させるような展開で最後までおもしろかった!
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.59
(4pt)

さすが貫井さん!

貫井さんの作品は、『崩れる』→『乱反射』→『慟哭』と読んで
未だに外れがない。ということで、今回は本作品を。

インタビュー的な感じで、どうなっていくのだろうと。
それにしても、この人は、本当に読ませる!!
ストーリーの起伏は薄いのに、飽きずに読ませるのは本当にすごいな、と感心しています。
一番興味深く読んだのは、慶大内での内部生と外部生の話だったけど
まさかそれがね……。w

ああ、そう繋がっていくんだね、と途中でなんとなくわかってしまったけど
それでも面白かったし、不気味な感じがありました。
評価は3.6位ですが、4にしておきました。ww
愚行録 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 愚行録 (創元推理文庫)より
4488425038
No.58
(4pt)

さすが貫井さん!

貫井さんの作品は、『崩れる』→『乱反射』→『慟哭』と読んで
未だに外れがない。ということで、今回は本作品を。

インタビュー的な感じで、どうなっていくのだろうと。
それにしても、この人は、本当に読ませる!!
ストーリーの起伏は薄いのに、飽きずに読ませるのは本当にすごいな、と感心しています。
一番興味深く読んだのは、慶大内での内部生と外部生の話だったけど
まさかそれがね……。w

ああ、そう繋がっていくんだね、と途中でなんとなくわかってしまったけど
それでも面白かったし、不気味な感じがありました。
評価は3.6位ですが、4にしておきました。ww
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.57
(3pt)

人間の愚かさ、弱さ、ずるさが炙り出されていく様が秀逸

『微笑む人』を読んだと話したらじゃあこれもぜひと薦められて読んだ本。なるほど……たしかに周囲の人々の証言で人間の愚かさや弱さやずるさが炙り出されていく様はさすが貫井さん、という感じ。でもエピソードの巧妙さでは『微笑む人』の方が上かな。この本を読んで、ああだから『微笑む人』のラストはああしたのかとちょっと納得したり。
愚行録 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 愚行録 (創元推理文庫)より
4488425038
No.56
(3pt)

人間の愚かさ、弱さ、ずるさが炙り出されていく様が秀逸

『微笑む人』を読んだと話したらじゃあこれもぜひと薦められて読んだ本。なるほど……たしかに周囲の人々の証言で人間の愚かさや弱さやずるさが炙り出されていく様はさすが貫井さん、という感じ。でもエピソードの巧妙さでは『微笑む人』の方が上かな。この本を読んで、ああだから『微笑む人』のラストはああしたのかとちょっと納得したり。
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.55
(1pt)

合わなかった

ダラダラと被害者夫婦のことが語られ、実はあの人が犯人でしたといった感じでエンド
特にトリックがあるとかいうわけでもないので、自分のように合わなかった人間には
低い評価がつけられる作品だろう
犯人の動機がしょうもなさすぎるから愚行録なのだろうが、それだけのネタで300ページ
近い作品を読まされるのは勘弁である
愚行録 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 愚行録 (創元推理文庫)より
4488425038
No.54
(1pt)

合わなかった

ダラダラと被害者夫婦のことが語られ、実はあの人が犯人でしたといった感じでエンド
特にトリックがあるとかいうわけでもないので、自分のように合わなかった人間には
低い評価がつけられる作品だろう
犯人の動機がしょうもなさすぎるから愚行録なのだろうが、それだけのネタで300ページ
近い作品を読まされるのは勘弁である
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.53
(4pt)

自己承認願望に満ち満ちた証言がなかなかに気持ち悪い

テレビで事故や事件に関する目撃者証言を視聴していると不快感を覚えることがあります。目撃者が神妙な表皮の下に何処か嬉しそうな表情を見せたり、冷静な声を取り繕いながらも何処か誇らしげな口調になったりするのが嫌なのですが、証言には客観的な事実などなく、分厚い色眼鏡を通してたっぷりに脚色された気持ち悪さばかりが目立つものも少なくないように思います。「人の知らないことを知っている自分を自慢したい。」「誰か他人について表現する際に、自分との比較を通して、他人を下に、自分を上に位置づけようとする。」そこまで酷くなくとも「他人のことを褒め、その上でその他人が自分を認めている、或いは自分に好意を持っていることを仄めかし、自分の位置づけを上げようとする。」

この小説の構成は、一家惨殺事件の被害者である田向夫妻の人となりを、複数の証言者が立体物の死角を無くして行く様に、徐々に明らかにして行くものです。これらの証言は、婦人の大学時代の友人からであったり、夫の会社の同僚からであったりするのですが、その証言がどれもが冒頭に似た不快感を感じさせます。

人間の自己承認願望は、私も含めて誰もが持ち合わせているものだと思いますが、本題にそれたところで(この場合被害者についての客観的事実の伝達が求められるシチュエーションにおいてでさえ)、自己主張しようとしている証言者の愚行を見るのが気持ち悪いのではないでしょうか。

地味ですが重みのあるなかなかに不愉快な読後感のある良作でした。
愚行録 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 愚行録 (創元推理文庫)より
4488425038
No.52
(4pt)

自己承認願望に満ち満ちた証言がなかなかに気持ち悪い

テレビで事故や事件に関する目撃者証言を視聴していると不快感を覚えることがあります。目撃者が神妙な表皮の下に何処か嬉しそうな表情を見せたり、冷静な声を取り繕いながらも何処か誇らしげな口調になったりするのが嫌なのですが、証言には客観的な事実などなく、分厚い色眼鏡を通してたっぷりに脚色された気持ち悪さばかりが目立つものも少なくないように思います。「人の知らないことを知っている自分を自慢したい。」「誰か他人について表現する際に、自分との比較を通して、他人を下に、自分を上に位置づけようとする。」そこまで酷くなくとも「他人のことを褒め、その上でその他人が自分を認めている、或いは自分に好意を持っていることを仄めかし、自分の位置づけを上げようとする。」

この小説の構成は、一家惨殺事件の被害者である田向夫妻の人となりを、複数の証言者が立体物の死角を無くして行く様に、徐々に明らかにして行くものです。これらの証言は、婦人の大学時代の友人からであったり、夫の会社の同僚からであったりするのですが、その証言がどれもが冒頭に似た不快感を感じさせます。

人間の自己承認願望は、私も含めて誰もが持ち合わせているものだと思いますが、本題にそれたところで(この場合被害者についての客観的事実の伝達が求められるシチュエーションにおいてでさえ)、自己主張しようとしている証言者の愚行を見るのが気持ち悪いのではないでしょうか。

地味ですが重みのあるなかなかに不愉快な読後感のある良作でした。
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.51
(4pt)

読後感は良くないけど、文章が読みやすくて、オススメ。

桐野夏生の「グロテスク」と同じ印象を受ける作品。

グロテスクは、Q女子高・Q大学(つまり、慶応)の人間関係。

もう一つ、グロテスクとの共通点(かな?)は、愚考録は、世田谷一家殺害事件をモデルにしていて、
グロテスクは、東電OL殺人事件という、実際にあった殺人事件をモデルにしてるってことかな。
(グロテスクの方が、かなり深く書き込んであるな、という印象ではありますが)

両作品とも、暗くて読後感は良くありませんが、私はけっこうこの手の本が好きです。
作者の文体も好きです。読みやすい。

私は、日本よりずっとずっとずーーーっと階級意識が高いイギリスにいたことがあるのですが、
それと比較したら、愚考録、グロテスクの階級意識なんて、「つまらない」ものだと思いますよ。
でもそれにこだわっちゃう人って、たくさんいるんですよね。
愚行録 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 愚行録 (創元推理文庫)より
4488425038
No.50
(4pt)

読後感は良くないけど、文章が読みやすくて、オススメ。

桐野夏生の「グロテスク」と同じ印象を受ける作品。

グロテスクは、Q女子高・Q大学(つまり、慶応)の人間関係。

もう一つ、グロテスクとの共通点(かな?)は、愚考録は、世田谷一家殺害事件をモデルにしていて、
グロテスクは、東電OL殺人事件という、実際にあった殺人事件をモデルにしてるってことかな。
(グロテスクの方が、かなり深く書き込んであるな、という印象ではありますが)

両作品とも、暗くて読後感は良くありませんが、私はけっこうこの手の本が好きです。
作者の文体も好きです。読みやすい。

私は、日本よりずっとずっとずーーーっと階級意識が高いイギリスにいたことがあるのですが、
それと比較したら、愚考録、グロテスクの階級意識なんて、「つまらない」ものだと思いますよ。
でもそれにこだわっちゃう人って、たくさんいるんですよね。
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.49
(3pt)

タイトル通り。。。

一家殺人事件が発生し、加害者、被害者、その周りの人々の「愚考」が描かれています。

半分くらいは、事件のルポとしてインタビュー形式で描かれているのですが、
ルポというよりは、「他人の悪口&噂話」です。

人の身勝手さや、プライドの高さなど現実的な「悪口&噂話」が面白い様な恥ずかしい様な。。。
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.48
(3pt)

タイトル通り。。。

一家殺人事件が発生し、加害者、被害者、その周りの人々の「愚考」が描かれています。

半分くらいは、事件のルポとしてインタビュー形式で描かれているのですが、
ルポというよりは、「他人の悪口&噂話」です。

人の身勝手さや、プライドの高さなど現実的な「悪口&噂話」が面白い様な恥ずかしい様な。。。
愚行録 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 愚行録 (創元推理文庫)より
4488425038
No.47
(3pt)

重い問題を含んだ作品

幸せそうに見えた家族だったのに・・・
一家四人惨殺という恐ろしい事件が起こった!彼らはいったいなぜ殺されなければならなかったのか?
そして犯人は?さまざまな人たちの証言から浮かび上がってきた被害者の別の顔とは・・・?

いろいろな角度からのさまざまな証言が、被害者の人間像を立体的に作り上げていく。次々に意外な
面が明らかになる。本人にとっては何気ない行動や言動でも、受け取る側にしてみれば悪意を含んだ
ように感じることだってあるのだ。「理想的な家族」というイメージが、次第に崩壊していく。知らない
ところで憎悪が生まれ、それが最悪の事態を引き起こしていく・・・。また、証言する側の感情にも
複雑な思いが渦巻いている。冷静に証言しているつもりでも、不満や嫉妬など悪の感情が見え隠れ
している。人間のいやな面・・・負の面が、作者によって読み手に容赦なく突きつけられる。読んで
いて思わず後ずさりしたくなるような場面もあった。「人間の本質はいったいどこにあるのか?」面白さ
だけではなく、重い問題も含んだ作品だと思う。
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878
No.46
(3pt)

重い問題を含んだ作品

幸せそうに見えた家族だったのに・・・
一家四人惨殺という恐ろしい事件が起こった!彼らはいったいなぜ殺されなければならなかったのか?
そして犯人は?さまざまな人たちの証言から浮かび上がってきた被害者の別の顔とは・・・?

いろいろな角度からのさまざまな証言が、被害者の人間像を立体的に作り上げていく。次々に意外な
面が明らかになる。本人にとっては何気ない行動や言動でも、受け取る側にしてみれば悪意を含んだ
ように感じることだってあるのだ。「理想的な家族」というイメージが、次第に崩壊していく。知らない
ところで憎悪が生まれ、それが最悪の事態を引き起こしていく・・・。また、証言する側の感情にも
複雑な思いが渦巻いている。冷静に証言しているつもりでも、不満や嫉妬など悪の感情が見え隠れ
している。人間のいやな面・・・負の面が、作者によって読み手に容赦なく突きつけられる。読んで
いて思わず後ずさりしたくなるような場面もあった。「人間の本質はいったいどこにあるのか?」面白さ
だけではなく、重い問題も含んだ作品だと思う。
愚行録 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 愚行録 (創元推理文庫)より
4488425038
No.45
(5pt)

人の数だけ愚行がある

ある一家が惨殺された。
犯人はだれなのか・・・?

『告白』のような独白形式で展開されていく物語。
個々の独白がどのようにつながっていくのかが面白いところ。

コイツは怪しい。コイツは嘘を言っているんじゃ?
と疑りながら、まんまと騙されてしまう。

次々と登場してくるキャラクター、
語られるエピソードに計算のうまさを感じる。

個々の人間から語られる夫婦の人間像、
そして登場人物それぞれの「愚行」の数々。

読み終わって本を閉じたとき、
タイトルを見て思わず「うむ・・・」とうなってしまう。

しかしこれら愚行を引き起こした感情は、
人間だれしもが抱き得る感情である。

それが余計に恐ろしい。
愚行録 Amazon書評・レビュー: 愚行録より
4488023878