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父と子の旅路
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父と子の旅路の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.29pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全20件 1~20 1/1ページ
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●一家四人の殺人を自白し死刑判決を受けて20年以上拘置所で過ごす死刑囚とその再審を巡り、無罪を信ずる別の死刑囚や刑務官の言葉の中に、死刑制度への強い抗議が現れる。 ●地の文としてでなく、それに相応しい状況の中で登場人物が語る言葉は、説得力を持って読者に感動を与える。裁判員裁判のミステリーでも、著者は裁判員の言葉として、裁判員制度に対する強い疑いを語らせて、衝撃的だった。 ●著者のミステリーは、トリックやアリバイ問題、人物間の関係や刑事の人情など、よくあるミステリーの関心事に留まらない、司法制度や社会的状況に関する何らかの主張を含むように思う。 | ||||
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早くてきれいな状態で届きました。 | ||||
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時代小説で何作も名著をこの世に送り出した作者が書く、現代版の”瞼の父”。 但し主人公は息子だけではなく父親の視点を通しても描かれる。 「浪曲子守唄」とか落語の「塩原多助一代記」なんかの世界観です。 ドラマ化されたみたいだけど、遠藤憲一とタッキーという配役は私の頭の中でのキャスティングとは大幅に異なった。というかいきなりズッコケそうになった。 柳瀬の役は前田吟、弁護士は吉岡秀隆の寅さんコンビで行って欲しかった....。 | ||||
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確かに父と子の立場だとこんな感じなのかな。娘とだったらまた違うんだろうな・・と思いながら読み進みました。 | ||||
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本作品を原作としたTVドラマが面白かったので、後から原作も読みました。 ドラマを見た後で原作を読んでもどうかと思いましたが、ストーリーとしての違いはありませんが、細かい部分が小説の方が丁寧に描かれているので、読んだ価値はありました。 私がドラマ視聴中に見落とした内容が含まれるかもしれませんが、小説を読んで合点がいった点を書きます。 まず本当の犯人はなぜ赤ん坊まで殺したのかという点。いくら凶暴な犯罪者でも証言のできない赤ん坊まで殺す必要はなかったのではないかと思っていました。 これについては金銭的な動機があることがわかりました。 また、柳瀬光三が26年前に大富家で殺人現場に赤ん坊を置き去りにしてまで、なぜ我が子を他人の家族にゆだねようとしたのかという点。 そうまでしなくても公的機関に相談すれば乳児院などに安全に我が子を預けることはいくらでもできたのではないかと思っていましたが、小説で柳瀬光三の生い立ちを知って、やっと納得がいきました。 さらに、光男の母親のあかねは光男のことは面倒をみずにあっさりと捨てたのに、その後に生まれた礼菜のことはよく育てたなと言う点。 これも小説では水商売として働いていた店のママの関係者の女性に礼菜のことを育ててもらっており、礼菜がある年齢に達するまでいっしょに暮らしてはいません。 こちらの設定のほうが、この母親から生まれた礼菜が、描かれているようなまともな女性に育ったことを含めて、自然だと感じました。 あとTVドラマではほとんど描かれていませんが、拘置所での死刑囚の生活の様子、たとえば死刑囚は独居房なので死刑囚どうしはまったく顔を合わせないのかと思っていましたが、そうではなくお互い話をするような機会があり、そういった場を通じて柳瀬光三が他の死刑囚や刑務官たちからどれほど信頼・尊敬されていて、だれもが彼は冤罪だと信じていた点も小説を読んでよくわかりました。 | ||||
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人間が生きて行く事、人生の喜びをこれ程までに突き付けられた小説は初めてです。自分の生きる意味、ここにある理由を改めて考えさせられました。今、人生の岐路にある方にお勧めしたいです。 | ||||
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テレビドラマ化されるということで、ドラマを見てから読もうと思っていましたが、誘惑に負けて先に原作を読んでしまいました。前半はミステリー、後半は家族愛。もうこれで決着か…と思わせて、最後二転三転し、「えぇー、そうなるの!」と最後まで楽しめました。 | ||||
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東海TVのドラマをTVerで2回見て我慢できなくて読んでしまいました。裕介が光三と初めて会ったあと、光三が「光男」っていうのはなくて、ただ裕介自身が自分が光男であると分かって行くようになってたほうが良かったなあって感じました。 | ||||
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滝沢秀明さんがテレビでドラマ化という事ですぐに探してみたら中古品でこちらがあり購入。 何とも言えない心の苦しみ、子供を思う親の気持ちに胸を打たれました。購入してよかったです。 そしてますますドラマが楽しみになりました。 | ||||
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罪と救いの狭間の中で描かれる父と子の長い旅路…その中に感じる強い家族愛…途中で真相の断片が分かるのだが、涙無くしては最後まで読めない小説だった。 母と娘を描いた第一章に始まり、第二章では二十六年前に起きた悲惨な一家惨殺事件が描かれる。殺人の罪で死刑囚となった父親は無実だった…何故、父親は無実の罪で死刑囚となったのか… 事件の真相を追うミステリーと親が子の強い絆が描かれ、思わず物語にのめり込んだ。 小杉健治の作品と初めて出会ったのは『父からの手紙』だったが、この作品も勝るとも劣らない同じ路線の作品である。『父からの手紙』以来、小杉健治作品に魅了され、何冊か読んでいるが、どれも非常に素晴らしい作品ばかりであった。 | ||||
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テレビで作品を見て、本を読みたくなり購入しました。子供のために死刑も厭わない親の心に胸打たれました。大変素敵な小説でした | ||||
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率直に言って面白かったです。グイグイいきました。 確かに猜疑心の強い私は読み進むうち、生後半年ぐらいの子供が 同様に2人存在するという設定ならばひょっとして?という疑念は 湧きましたし、大富祐介の消息についても「ははーん」と推察する ことにはなりましたが、謎解きに引き込まれる中で僭越ながら そんなことは霞んでしまいました。 ただ、忘れてならないのは、美談と装われてはいますが光三は罪人なのです。 美談の陰に、如何なる理由があろうとも父としてのエゴがはっきりあるわけですから。 でも良い本でした。 | ||||
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自分の子供のためにとった父の行動は・・・。 真相がわかった時、そこまでするとは、思いもしなかったです。 この話はいくつかの<決断>があります。そのひとつひとつが感動します。 是非、今の世の中に、多くの人に読んで欲しい本です | ||||
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初めから読者をどんどん引き込んでくれます。最後が知りたくて、真ん中あたりからは一気に4時間かけて読んでしまいました。止まらない涙をティッシュで拭きながら。他の人のレビューで「涙が出た」と感想が書いてあったので、自分も電車の中で読んでて涙が出てきたら困るので、後半は自宅で読みました。やっぱり外で読まなくて良かったぁ(^-^;「父からの手紙」を読んでから、小杉健治の作品に興味を持つようになりました。最近「感動」する事がない人に、ぜひオススメします。 | ||||
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泣きたいときはこれを読んでほしい。自分にとって一番大切ものは何かとか、人間の弱さと強さとか色々考えさせられて、心にあたたかいものが残るでしょう。 | ||||
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著者のあとがきにも書かれているが、「何があっても子供だけは守っていかねばならないという想い」が切実に伝わってくる作品だった。先の展開はある程度予想できるのだが、それでも早く続きが読みたくなり一気に読んでしまった。 自分の人生を全て犠牲にしても子供のために真実を隠し通す親の気持ちに思わず涙が出てきた。それでもなお、自分の人生は幸福だったといえる光三の心意気は本当に立派だった。 | ||||
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昼間に再放映されている2時間ドラマを見て 不覚にもワンワン泣いてしまいました... この度、原作を読んで、また泣いてしまいました。 人生の大切なこと、理不尽なことが凝縮されていて… 多少、設定に違いはあっても めずらしく原作もドラマも両方が良質な作品です。 ドラマでは、父親を橋爪功が、養父を竜雷太が好演♪ それぞれの父親が子を思うさまには感涙。 素敵な「愛」をぜひ感じてください(^^♪ | ||||
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いきなり自慢ではないが、私は、冷血というか、映画や本の感動ものをみても、涙したことがない。しかし、この本は、心を揺さぶられました。電車の中で危うく涙が出そうになり、深呼吸して涙を流さずに済んだが、隣の席の女性に不審な目で見られてしまった。長年生きてきて、ここまで感動したのは初めて。 子を思う気持ち。いや、想う気持ち。自己犠牲の父。その父を想うまわりの人々。こんな日本に戻さないといけない。親子、友人、隣人、みんながお互いを想う気持ち。 現代は、全く逆に、親子が殺し合う世の中。人も車も交差するときに、一歩を待てない人々。「お先に、どうぞ!」と言えない悲しさ、慌ただしさ。ぶつかってしまい、お互いにらみ合い。心寂しすぎる。お互いに心すり減らし、家に帰れば、殺人の暗いニュースばかり。 皆さん、言葉で言い尽くせないので、読んでください。私は、早速、家族にまわしました。「父さんでも、泣きそうになるんだ」と、感心してもらいました。小杉さん!感動をありがとう! | ||||
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自分と子供を重ね合わせて読みました。我が子のためになると思えば、自分の全てを犠牲にすることが出来る、それが親というものでしょう。なんとなく、先が予想されるにもかかわらず、涙があふれて止まりませんでした。 | ||||
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読み始めた瞬間から本に引き込まれて 一気に読んでしまいました。真中あたりからは涙が止まらなくなり号泣してしまった本です。父が子を思う無常の愛に感動してしまいます。親はここまで子を思ってくれるのだなと改めて感じました。また 子もとまどいながらも親への愛を感じていく流れはほんとにすばらしいです。 | ||||
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