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それぞれの断崖
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それぞれの断崖の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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きっとこの主人公のお父さんは批判の嵐だと思いますが、このお父さんの気持ちも分からないでもない。 自分の息子を殺害した犯人を受け入れて家族になろうとするのは本当に難しいし、なかなかできることではないです。 実際あたしは無理です。 少し異端な小説だとは思いますがあたしはこんな小説があっても良いと思います。 あたしの中でお気に入りの本になりました。 | ||||
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仕事で裏切られ、家族にも背を向けられ、絶望した主人公に唯一残されたのは、 息子を殺した犯人の母親だった。 本来は憎むべき相手を愛してしまった苦しみがとても良く表現されている。 最期は別離となってしまったが、 はつみが妊娠していた場合(ヤケクソで性交していたので避妊は疎かになっていそう)、 別の未来も有ったのではないか、という気がする。そちらのエンディングも見てみたかった。 | ||||
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凝縮された人生を俯瞰するかのような社会派小説。事件の被害者と加害者、被害者の仕事関係の知人の人生までもが、この一冊に凝縮されているかのようだった。 家庭内暴力をふるう不登校の中学生の息子を何者かに殺害された父親。被害者であるはずの父親に息子殺しの嫌疑が及ぶ。しかし、犯人は息子の同級生だったのだ…少年法、マスコミ、警察、会社、家族からまで攻撃を受ける被害者の父親… 同じような系統の傑作を数々輩出している作家に薬丸岳が居る。薬丸岳の作品も非常に好きで、殆んどの作品を読んでいるが、薬丸岳が描くならば、ここまでの材料であるはずだ。しかし、小杉健治はさらなる展開を見せてくれる。 事件により転落していく人びと…僅かな光が大きな光に見えるのは、一重に小杉健治の力量なのかも知れない。 | ||||
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