剣と薔薇の夏

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評判

剣と薔薇の夏の評価:

4.00/5点 レビュー 4件。 C ランク

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平均点4.00pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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未読の方はご注意ください

全2件 1〜2 1/1ページ
No.2
(3pt)

壮大なアイデア

 2004年に出た単行本の文庫化。
 下巻では、広げられていた風呂敷がバタバタと閉じられる。トリックの着想自体は面白いと思う。むしろ、犯人が誰かなんてことより、日本使節団来訪を取り上げた意味の方が面白く感じられるほどだ。
 しかし、読み終えて不満が残る。これだけの紙数が必要だったのかということに加え、南北戦争、日本使節団、奴隷問題など歴史的な描写や解釈への物足りなさである。使われている参考書が古く、踏み込みも甘いので、とおりいっぺんで類型的な歴史像になってしまっている。
 もう少し工夫できなかったものか。
剣と薔薇の夏 下 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 剣と薔薇の夏 下 (創元推理文庫)より
4488446051
No.1
(3pt)

日本使節団

 2004年に出た単行本の文庫化。
 2005年の日本推理作家協会賞の受賞作である。
 著者は『名探偵は最終回に謎を解く』などのジュヴナイル作品で仕事をしたのち、長い沈黙を保っていた。それが17年ぶりに本書で再デビューしたのである。ジュヴナイル作品は江戸の下町を舞台とした軽いものだったが、本書は上下巻で800ページ以上という大作である。
 まず、感想から述べれば、読み通すのがかなりつらかった。文章に面白みが欠けるというか、ストーリーに引っ張っていく力がない。緻密で重厚な文体なのだが、十分に味わうには長時間かけてじっくり読む覚悟がいる。 さて、上巻では、ひたすら風呂敷が広げられていく。南北戦争前夜のアメリカを舞台にしたミステリなのだが、日本使節団の来訪を主軸に据え、その興奮と喧噪のなかで殺人が繰り返されていくのだ。そこに黒人解放運動が絡んだり、ジョン万次郎を彷彿させるような漂流日本人が出てきたり。
 下巻できちんと畳めるのかというくらいである。
剣と薔薇の夏 上 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 剣と薔薇の夏 上 (創元推理文庫)より
4488446043