荒野

評判

荒野の評価:

3.74/5点 レビュー 50件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.74pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全64件 21〜40 2/4ページ
No.44
(2pt)

なんとか読んでみたものの

表紙の絵が可愛かったので興味湧いて、作者のこと検索してみたら直木賞を受賞された方でしたし、あとゴシックシリーズなども書かれている方だと知り借りて読んでみました。 500ページ読んでみて感想としましては「やっと読み終わった」という感じ。 主人公のちょっとお子ちゃまな性格に結局最後まで愛着湧かず…。 むしろ主人公に好意を寄せる友人の方がが個人的には凄く可愛かったです。 ちょっと二十歳過ぎた私には眩しすぎる恋の話でしたorz
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.43
(1pt)

できの悪い少女マンガとしか…

「少女マンガみたいな」という形容詞を、悪い意味で使いたくない。
なぜなら、少女マンガの傑作に傾倒して思春期を過ごしたから。
これは、「すこぶるできの悪い少女マンガ」のような味わいの小説、のようなものだった。
登場人物が全て薄っぺら過ぎて、現実味がゼロ。
かといって、それを活かした良い意味でマンガ的な秀逸なエピソードが綴られるわけでもなく。
クールな王子様のような少年に偶然危機を救われる、とか
不自然にとんでもなく美少女な友人にたいした理由もなく愛される、とか
足をくじいて彼におんぶされるとか、
ほんと大昔のマンガみたいで
読んでいてムズムズ蕁麻疹が出そうになった。
と思えば、胸が大きく成長しすぎてバランスを崩して転ぶ少女って…
おっぱいがスイカみたいな萌系アニメ以外にそんな現象起こりますか?・
着流しで超美形の作家の父親は、仕事熱心なので隣の部屋で妻が切迫早産でも
無視する…って、ありえなさすぎる。
ありえない設定の連続でも、どこかで人の心を掴むリアリティがあれば
魅力に感じるかもしれないけれど、
「妙に古風なステロタイプの登場人物」「薄っぺらな描写」
「主人公の成長というより、犬も歩けば〜のような場当たり的なエピソードの連続」
に辟易しただけだった。
マスコミによく登場する著者なので、一度は読んでみようと思ったのだが、
皆さん、本気でこれ面白いと思ってるのか…不思議だ。
荒野 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 荒野 (文春文庫)より
416790845X
No.42
(1pt)

できの悪い少女マンガとしか…

「少女マンガみたいな」という形容詞を、悪い意味で使いたくない。
なぜなら、少女マンガの傑作に傾倒して思春期を過ごしたから。
これは、「すこぶるできの悪い少女マンガ」のような味わいの小説、のようなものだった。
登場人物が全て薄っぺら過ぎて、現実味がゼロ。
かといって、それを活かした良い意味でマンガ的な秀逸なエピソードが綴られるわけでもなく。
クールな王子様のような少年に偶然危機を救われる、とか
不自然にとんでもなく美少女な友人にたいした理由もなく愛される、とか
足をくじいて彼におんぶされるとか、
ほんと大昔のマンガみたいで
読んでいてムズムズ蕁麻疹が出そうになった。
と思えば、胸が大きく成長しすぎてバランスを崩して転ぶ少女って…
おっぱいがスイカみたいな萌系アニメ以外にそんな現象起こりますか?・
着流しで超美形の作家の父親は、仕事熱心なので隣の部屋で妻が切迫早産でも
無視する…って、ありえなさすぎる。
ありえない設定の連続でも、どこかで人の心を掴むリアリティがあれば
魅力に感じるかもしれないけれど、
「妙に古風なステロタイプの登場人物」「薄っぺらな描写」
「主人公の成長というより、犬も歩けば〜のような場当たり的なエピソードの連続」
に辟易しただけだった。
マスコミによく登場する著者なので、一度は読んでみようと思ったのだが、
皆さん、本気でこれ面白いと思ってるのか…不思議だ。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.41
(1pt)

ライトノベル‥なんだそうか。

読み始めてすぐに思ったのは、なんだろう、この軽い感じ。その昔読んだ氷室冴子を思い出しました。あの頃はまだかわいい中学生だったけど。本は基本的にあまり前評判を知らないで購入することになっているので、『私の男』とセットで購入したのがそもそもの間違い。最近は直木賞受賞後第一作として、文芸書のコーナーにこんな本も並べるのね。
なんだそうか、と流し読みしました。大人にはきついけど中学生にはいいかもね。
やれやれ。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.40
(4pt)

小学生の娘がいたら、手渡したい本です

鎌倉を舞台に、一人の中学生、荒野(こうや)が少女から大人になっていく物語。
思春期の間は、自分の身体・恋愛・家族の中での自分の位置付けなんかが
いちいち気になって、いちいち翻弄され騒いでいたなぁと
思い出しました。おとなになるとすっかり忘れてしまうものなんですね。
荒野もそんなごく普通の少女ですが、そんないろいろな思春期の「ゆらぎ」に
背伸びもせず、背きもせず、丁寧に、大切におとなの階段をのぼってゆきます。
すでにおとなになってしまった自身にとって、この本は正直、
過ぎ去りし若かりし頃を甘酸っぱくありありと思い出すもの、
これから思春期の女の子がいたらぜひ手渡したいなぁと思うもので、
それ以上でも、それ以下でもありません。
ですがやはり桜庭さんの書く、大人になる前の少女は、誰よりも
リアルで、可愛くて、切なくて、危なげで、いいです。
レモンの匂いが香ってくるよう。若返る感じがします(笑)
そして荒野の父親の
「日々、ときめくというのは素敵なことなんだ、
大人という生き物は、そう、ときめかないし、そうなってからのほうが
人生は長い」という言葉に、なんとなくハッとさせられました。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.39
(3pt)

可もなく不可もなく…

「少女七竈と七人の可愛そうな大人」 「青年のための読書クラブ」 を読んで、この本も期待して読みましたが…感想は、可もなく不可もなく。 著者の作品には、少女から大人になる過程の心境の変化などがよく描かれていますね。そこは素晴らしいと思いました。でも、主人公がいつまでたっても自分のことを『私』じゃなく『荒野』と名前で呼ぶ…それが作中ちょっと嫌でした。大人よりも10代の子、あと男性よりも女性に読んでほしい本です。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.38
(4pt)

第3部を加えて完結

 「荒野の恋」(三部作)の完結編。しかし、特殊な出版の過程をたどった作品であった。第一部と第二部はファミ通文庫から出たものの、第三部はしばらく書かれず、2008年になって文藝春秋から、第一部〜第三部合冊(第三部は書き下ろし)の単行本が出版された。タイトルも微妙に変わって『荒野』となった。それが本書である。こういう出し方はちょっと…。なお、第一部、第二部の部分についても加筆修正が行われているようだ。
 ここでは第三部の感想を中心に書きたい。完結編ということで、荒野が少女から大人の女へ変貌を遂げていく過程が完成する。「女」というものが、こんなに不気味で恐ろしいものかと思うと、ぞっとする。少女たちは、大人の女への恐怖感というものを、こんな風に抱いてるものなのだろうか。ただ、第一部にあったような緊迫感というか、不条理さがなくなっているような気がする。
 悪い作品ではないと思うのだが、『荒野の恋』の第一部、第二部と読んできた人間からすると、単行本に手を出すのはけっこうためらわれる。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.37
(2pt)

鎌倉が舞台だけれど?

もう少し鎌倉という雰囲気をだして貰いたかった。あと物語性がもう少しないと500ページを読むのが退屈なのでは?ページからして太宰の短編、女生徒の5倍以上を要望してしまうのはやっぱり欲張りかな???
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.36
(3pt)

少女から女への階段を静かに描いた「荒野の恋」シリーズ完結編。

もともと、富士見文庫で若者向けのラノベ作品として書かれていた「荒野の恋」シリーズをまとめて、最終章を付け加えたもの。中学生の少女、荒野が奔放な作家の父を囲む女性たちに翻弄されながら、少しずつ大人の女にかわっていく思春期の様子が丁寧に描かれている.直木賞作家ということでハードカバーの仰々しい体裁になっているが、最近の作風と異なり、内容は青春小説そのままだ。ラノベの頃のイラスト入りの方が、イメージしやすく好きだが、一般向けにはこの方が売れるのかもしれない。誰にでも勧められる素敵な作品だ.
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.35
(3pt)

新たな恋へ

「荒野の恋」(三部作)の第2部。しかし、第一部と第二部はファミ通文庫から出たものの、第三部はしばらく書かれず、2008年になって文藝春秋から、第一部〜第三部合冊の単行本が出版されることに。こういう出し方はちょっと…。
 本書では、第1部からすると、ちょっと意外な展開を見せる。主人公に新たな恋が芽生えるのだ。こういうマイナス方向へ予想を裏切る展開は作者ならでは。
 ただ、全体としては第1部にくらべてトーンダウンといった感じ。第3部を書く気をなくすのも分かるように思った。
荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫) Amazon書評・レビュー: 荒野の恋 第二部 bump of love (ファミ通文庫)より
475772604X
No.34
(4pt)

こういう本の出し方は

「荒野の恋」(三部作)の第一部。しかし、第一部と第二部はファミ通文庫から出たものの、第三部はしばらく書かれず、2008年になって文藝春秋から、第一部〜第三部合冊の単行本が出版されることに。こういう出し方はちょっと…。
 本書だけ取ってみれば、悪い本ではない。気さくな姉さん家政婦とか、初恋の男の子が同居することになるとか、ひとつひとつの要素は恥ずかしいくらい定型的だが、それをマイナス方向の情緒で包み込んでいるところが面白い。緊迫感というか、リリカルな雰囲気があって、こういうのは他の作家にはあまりない。読書体験として貴重なものになっている。
荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫) Amazon書評・レビュー: 荒野の恋〈第1部〉catch the tail (ファミ通文庫)より
4757722893
No.33
(3pt)

好きな人は好き

小説家でモテル父とか、始業式の電車で助けてくれた男の子がカッコよくてしかも義兄弟になるとか、サッパリした家政婦さんのざっくりした料理がウマイとか、美人の女友達に告白されるとか…。
そしてベタな名前&容姿設定の主人公は特段の努力もなくやたら周りから愛され、好かれ…。
どこもかしこも設定が少女マンガディティール満載で、本当に全編そんな本なのか分からず最後まで読んだけど、やっぱり最後まで少女マンガだった。受賞後の作品がこれ、というのはすごい冒険だと思う。
ひとつひとつのエピソード、セリフ、ディティールがどれも過去に存在してきた作品、マンガの寄せ集めのよう。
それがこの作者のコアファンの望んでいるものであり、作者&編集者のサービス精神、編集能力の高さ、構成力ともいえるだろうケド。
中学生の同世代くらいの女の子に読んでほしい。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.32
(4pt)

少女が大人に近づく過程

「私の男」とも「赤朽葉の伝説」とも違うかんじ。でも、この中では「荒野」の作風がいちばん好きです。
マンガっぽいけど、女子的感性でキュンとしちゃいます。
でも、「私の男」で直木賞を受賞して次にこうくるとは・・・なんだかいまだにつかめない作家さんです。
荒野はいたって平凡な女の子なんだけど、父親は恋多き人気恋愛作家、
二人の親友はどちらもモテモテで注目を浴びる目立つ子なので、どうしても荒野も注目されることが多い。
荒野なんて名前だけど、名前の第一印象からくるイメージとはまったく性格の違う子。
家族、友情、恋・・・誰にでもあった懐かしくも瑞々しい時期に、
もう子供じゃない、この世のすべてをしっかりと見てやるんだと決意して、
眼鏡をコンタクトレンズに買えるエピソードはすがすがしく素敵でした。
この小説に出てくる女性の中で荒野はいちばん幼かった。
でも、この瞬間、彼女は確実に大人の階段をのぼったんだろうなぁ。
軽い青春モノに思えるけど、女の女たる部分はするどく描かれてる。
女の私でもちょっとドキッとするようなセリフも多く、少女と大人に近づく過程を丁寧に描いている作品だと思いました。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.31
(5pt)

よかった!

読んでよかった! 本当によかった! 自分の学生時代と重ね合わせ、また比較しながら、時に頷き時にハラハラ、そしてホロリとしました。●以下、ネタバレ注意●私が読んだ桜庭先生の本は、主人公が悲惨な目に合うことが多く、最後の数ページを別な意味でハラハラして読みました。「荒野」がオトナになるための「通過儀礼」に、「義母との別離」をあてがうのは悲しいな…と思ったら、最後の最後に「おかえりっ」あぁよかった!安堵と共に読後の清涼感が押し寄せてきました。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.30
(5pt)

少女に戻りたい・・

私はこの本、大好きです。読み終わっても、心地よい余韻が残ってます。
クラスメートの中でも幼さの残る荒野と初恋の相手とのゆっくり進む気持ち。
なかなか進展しないながらも、少年・少女ならではのドキドキ。
あー、自分も中学生にもどってもう一度初恋したい!と思いました。
さわやかな、かわいいお話です。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.29
(2pt)

おっさんにはラノベティストはキツイ

高校生以下が対象の作品。
小学生に読ませるのなら有益。
ラノベというか、少女漫画の世界。
岩館真理子 +沖倉利津子 +くらもちふさこ +多田かおる +榛野なな恵 /50
って感じ?(割る5じゃないのかw)
直木賞受賞後第一作という宣伝文句に惹かれ
これが桜庭一樹 初体験だったおっさんは、
「なんじゃこりゃあ!」と呆然とするでしょうな。
桜庭一樹 は全部読むつもりだったが、
おっさんにはラノベティストはキツイです。
良い女性、良い人間、良い社会人を目指す為の教科書として、
10代の少女が読むのならお勧めだが、
ジェンダー観がちと古いんじゃない?
レズの脇役の少女をもっと掘り下げて欲しかったw
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.28
(2pt)

期待はずれ

「私の男」に見られた迫力や、構成の丁寧さを期待して読んでしまったので「期待はずれ」という感想になってしまいました。
決して雑ではないのですが、単調で、同じことを繰り返しているので飽きがきます。この手の作品ならば、もう少しコンパクトにまとめられたのではないでしょうか?
私にとっては、本の価格と価値が比例していない残念な作品でした。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.27
(4pt)

これは酷い・・・

本の内容はほかの人にまかせるとして、
このやり方は酷いんじゃないんでしょうか・・・?
僕は1巻からこの小説を追ってきた者ですが、
1巻、2巻とファミ通文庫で出版したのに、いきなり1,2巻と纏めて3巻目にあたる本を出版するなんて。
しかも文庫と比べて高いし……。
なんか裏切られた気分ですよ。
そりゃ、1巻を買った頃と比べれば経済力もつきましたけどね。
僕はもう3巻は出ないものかと思っていました。
だって、それくらい待ちましたもの。
で、やっと出たと思ったら全巻抱き合わせで買えと。
どんだけ文学賞に出品したいのか知りませんが、
1巻から新装版で出すなりなんなりしてでも、文庫で3巻を出してほしかったですよ。
まあ、第3部は薄かったので、3巻を出すやる気もなかったことはうかがえますけどね。
こんな厭味の一つもこぼしたくなりますよ。
だって、挿絵もないんですよ。
僕はあの挿絵が大好きだったのに。
ライトノベル畑の住民としては、ホントに裏切られた気分なんですよ。
僕は第1巻を買って、奈々子さんが家を出て行ってしまうシーンで泣いてしまったんです。
優しい環境が壊されてしまう気がして、凄く悲しくて、本を読み進めることもできなくて1時間くらい泣いてました。
その頃の思い出が、なんだか裏切られたき気が、今しているんですよ。
あの思い出の一冊のライトノベルが、ほとんど無かったことにされて
ライトノベルの匂いが一切しない装丁で、題名すら変えられて、こうして出版される。
それがなんだかもうね、悲しいんです。
僕はミギーさんの挿絵が印刷してある、こぢんまりとした文庫本の第3巻を読みたかったですよ。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.26
(4pt)

誰でもが通ってきたもどかしい季節

思春期の少女の心の揺れを描くことにおいて、天才的だと今回も思いました。
直木賞受賞作は読んでいないので、期待通りの桜庭作品でした。
主人公の少女、山野内荒野の12歳から16歳までの物語です。
恋愛小説家の父、父を取り巻く大人たち(愛人を含む)、
中学の入学式への通学途中で出会った少年との縁、再婚とともに出来た家族、
共に歩む女友達、初恋のゆくえ、進路と将来。
女の子が女の人に、けれど時々女の子にもどって・・・
荒野がどんな女性になるのか、25歳になった荒野に会ってみたいです。
第1部、第2部はファミ通文庫刊『荒野の恋』を加筆修正。
第3部は書下ろしです。
荒野 Amazon書評・レビュー: 荒野より
416327040X
No.25
(5pt)

みずみずしい。

山野内荒野(やまのうちこうや)という、個性的な名前の少女が主人公のお話です。
出だしが、電車の中で助けてもらった男の子に一目惚れをするという、
少女マンガチックな内容で、子供向けかなと一瞬思ったのですが、
読み終わると分かります。
これは、”昔・少女だった人たち”向けのお話なんです。

小説家の父と、その再婚相手、家政婦などの強烈なキャラクター達に触れ、
普通の子であれば反発し苦悩するところで、
荒野はものの見事に全てをさらっと自然に受け入れ、
ペースを乱しません。
でもそれは決して無関心な訳ではなく、それぞれの事情を一人で理解し、
最後には自分の世界と静かに同化させていくのです。
そのスタンスがなんとも心地よく、彼女のペースに感心しきりでした。
わたしには荒野のこれから歩いて行くであろう道が、きらきら光って見えました。

更に、舞台となっている鎌倉という街が、この物語と見事にマッチして、
なんとも素敵なお話になっています。
桜庭作品はこれで5作目ですが、初めて共感できました。
直木賞受賞作の後に読んだ方には、肩すかしを食らった感があるかもしれませんが、
未読の方には、私はこちらの方がオススメです。
荒野 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 荒野 (文春文庫)より
416790845X