私の男

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私の男の評価:

3.34/5点 レビュー 311件。 C ランク

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平均点3.34pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全201件 41〜60 3/11ページ
No.161
(5pt)

三周読んで、不器用過ぎるじゅんごの愛が心に刺さりました。

親しい友人に薦められて読みました。教えて貰わなければ、出会えない素敵な小説でした。

私は三周読みましたが、一番最初に読んだときは現在から過去へ逆行していく構成に、暗いトンネルを明るく照らしながら進むようなわくわくした気持ちと、怖いもの見たさのような好奇心があり最後まで読み進みました。もう僅かなページしかなくなり、「え?これで終わる?そんなバカな!」と驚き、そしてまた最初から読み返したという具合にグルグルと三周しました。

とにかくただ切ないです。
それぞれに犯した過ちはどれも、縋るような愛への渇望。よく似た父と娘のどこにもない特殊な愛情劇。胸に刺さります。

上手く生きることがどうしてもできない人はいます。世間の常識から零れ落ちた人間特有のサバサバした感覚、背負った罪の重さに枯れていく生命力をなんとかつなぎ止める男女。それでも、じゅんごは父として引き際を間違えなかったところに、最上級の愛情を感じました。私はじゅんごが、この作品が、大好きです。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.160
(5pt)

三周読んで、不器用過ぎるじゅんごの愛が心に刺さりました。

親しい友人に薦められて読みました。教えて貰わなければ、出会えない素敵な小説でした。

私は三周読みましたが、一番最初に読んだときは現在から過去へ逆行していく構成に、暗いトンネルを明るく照らしながら進むようなわくわくした気持ちと、怖いもの見たさのような好奇心があり最後まで読み進みました。もう僅かなページしかなくなり、「え?これで終わる?そんなバカな!」と驚き、そしてまた最初から読み返したという具合にグルグルと三周しました。

とにかくただ切ないです。
それぞれに犯した過ちはどれも、縋るような愛への渇望。よく似た父と娘のどこにもない特殊な愛情劇。胸に刺さります。

上手く生きることがどうしてもできない人はいます。世間の常識から零れ落ちた人間特有のサバサバした感覚、背負った罪の重さに枯れていく生命力をなんとかつなぎ止める男女。それでも、じゅんごは父として引き際を間違えなかったところに、最上級の愛情を感じました。私はじゅんごが、この作品が、大好きです。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.159
(4pt)

テーマは好きじゃないが、構成や文章は引き込まれる部分もあった

6章からなり、章ごとに時間軸をさかのぼっていくミステリー仕立て。
第1章で、どうやら共依存な親子であるらしいことが明かされる。
少女が「おとうさん」と甘え、養父と絡むので、
ふだん自分の親を「おとうさん」と呼んでいる人は、
うっかり一瞬でも自分の親の顔が頭に浮かんでしまうと吐き気がして、上手に本に没入できないと思う(笑
腐女子な設定は嫌いだが、読みすすむにつれて鼻につかなくなり案外ひきこまれていった。 
北海道の端っこの小さな町の濃密なコミュニティや、暗い海の描写はいいと思った。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.158
(4pt)

テーマは好きじゃないが、構成や文章は引き込まれる部分もあった

6章からなり、章ごとに時間軸をさかのぼっていくミステリー仕立て。
第1章で、どうやら共依存な親子であるらしいことが明かされる。
少女が「おとうさん」と甘え、養父と絡むので、
ふだん自分の親を「おとうさん」と呼んでいる人は、
うっかり一瞬でも自分の親の顔が頭に浮かんでしまうと吐き気がして、上手に本に没入できないと思う(笑
腐女子な設定は嫌いだが、読みすすむにつれて鼻につかなくなり案外ひきこまれていった。 
北海道の端っこの小さな町の濃密なコミュニティや、暗い海の描写はいいと思った。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.157
(5pt)

流氷と老人

小説の章立てが年代を遡る形式で書かれていて、
第1章の結末を読んだ段階では、もう読み進め
なくてもよいかなと思ったのですが、まあ読んで
みようと読み進めたら、存外に良かった。

正直言うと、この作品のごときインモラルな世界
は好まないのですが、そこをねじ伏せられたような
感じでした。とくに流氷と老人の情景が秀逸でした。

愛しあっている人と無理矢理にでも離れなければ
ならなかった経験があると、より感じるものがある
と思います。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.156
(5pt)

流氷と老人

小説の章立てが年代を遡る形式で書かれていて、
第1章の結末を読んだ段階では、もう読み進め
なくてもよいかなと思ったのですが、まあ読んで
みようと読み進めたら、存外に良かった。

正直言うと、この作品のごときインモラルな世界
は好まないのですが、そこをねじ伏せられたような
感じでした。とくに流氷と老人の情景が秀逸でした。

愛しあっている人と無理矢理にでも離れなければ
ならなかった経験があると、より感じるものがある
と思います。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.155
(4pt)

意味深なタイトル

内容はセンセーショナルですし、読了感も善くないのですが、最後までするすると読ませて頂きました。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.154
(4pt)

意味深なタイトル

内容はセンセーショナルですし、読了感も善くないのですが、最後までするすると読ませて頂きました。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.153
(5pt)

濃い本でした。

闇を抱えている登場人物たちの繊細な心の動きが、ドロドロしている状況の中に切なさを生んでいました。
主人公の花が、すごく特徴的な子だな、という印象でした。すごくクセの強い主人公と言いますか、読み進めるごとにくっきりイメージが浮かび上がってきて、読んでから結構な月日が経っても頭にイメージが残ってる感じです。今も何だか思い出せます。それぐらい強い印象を残す主人公ということで、やはり話の内容も、すごく濃いです。
淳悟の愛情も、儚くて、どうしようもなくて、やりきれない感じでした。どこかに救いがあってほしいなと思いながら読み進めていたんですが、救いはあるんでしょうかねえ。本音を言えば、もっと続きを読みたいです。この主人公たちの人生は、かなり興味深いものがありました。すてきな作品をありがとうございます。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.152
(5pt)

濃い本でした。

闇を抱えている登場人物たちの繊細な心の動きが、ドロドロしている状況の中に切なさを生んでいました。
主人公の花が、すごく特徴的な子だな、という印象でした。すごくクセの強い主人公と言いますか、読み進めるごとにくっきりイメージが浮かび上がってきて、読んでから結構な月日が経っても頭にイメージが残ってる感じです。今も何だか思い出せます。それぐらい強い印象を残す主人公ということで、やはり話の内容も、すごく濃いです。
淳悟の愛情も、儚くて、どうしようもなくて、やりきれない感じでした。どこかに救いがあってほしいなと思いながら読み進めていたんですが、救いはあるんでしょうかねえ。本音を言えば、もっと続きを読みたいです。この主人公たちの人生は、かなり興味深いものがありました。すてきな作品をありがとうございます。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.151
(4pt)

雨の匂いのする不思議な男

「私の男」と題された不思議な雰囲気の男。落ちぶれた貴族のような、儚くて愛しい存在。
義父との異様な交わりや人を殺める行為など、桜庭一樹さん特有の筆力で世界観が描かれている。

男との未来から物語が始まり過去の出会いで終わる物語で、男の内情について伏線がありながらもほとんど書かれていないので、想像して読んだり、2回目は過去から未来に読み返しても面白いし、違った発見もある。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.150
(4pt)

雨の匂いのする不思議な男

「私の男」と題された不思議な雰囲気の男。落ちぶれた貴族のような、儚くて愛しい存在。
義父との異様な交わりや人を殺める行為など、桜庭一樹さん特有の筆力で世界観が描かれている。

男との未来から物語が始まり過去の出会いで終わる物語で、男の内情について伏線がありながらもほとんど書かれていないので、想像して読んだり、2回目は過去から未来に読み返しても面白いし、違った発見もある。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.149
(5pt)

揺さぶられ掴まれた本

個人的に納得するには今ひとつな部分がいくつか有り、原作を読んでやっとつながった気がした。
映画は花が掴みどころのない小悪魔的な少女で、やや倒錯的ですが、原作ではもっと切実で痛ましかった。
肉体関係にしても、肉欲的な雰囲気のあった映画に対し、原作は、深い孤独と得られなかった愛情への渇望で狂気の淵にいた淳吾が掴んでしまった光に見えた。
救いを求めた果ての一つの手段だったというか。
相手を取り込み取り込まれたいという、原始的欲求に近いような。
それも回数を重ねるうちに、肉欲的な意味合いにすり替わっていってしまった。
もちろん過ちなのだけど、痛みや孤独に共感しすぎて淳吾を責めきれない。
欠損家庭に育った人は、形は違えども、自分の闇に改めて気付かされるのでは?
闇を感じつつもそこに蓋をして生活し、それでもその闇を満たしてくれる存在をどこかで期待しているけれど、やはり強がって生きていくしかないんだと思わされた。
淳吾が母を呼ぶシーン、あれは同じ闇を持っている者しか知らないはずだ、と焦りにも似た感覚があった。
私も、10年前に死んだ母に、いまだ毎日繰り返し謝るのをやめられない。
全体的に映画の方は原作の半分くらいの内容と思った。
収まらなかったというより、監督の思い入れのあるシーンに尺取りすぎなのでは。
津波までの花の育った環境と、そこへの淳吾の介在、二人の暮らし始め、結婚式の最中〜その後は、衝撃的な関係の背景として不可欠だと思う。
それ故にインモラルだ、アンモラルだと批判される結果になってるようでもったいない。
結果、血の繋がりのなかった育ての父が最後見せた愛情が、大人になった花の選んだ選択に繋がったような。
原作厨になりたくないが、これはどうしても原作を勧めたい。
数日経つがいまだ考え込んでてしまう。
久しぶりに、揺さぶられ掴まれた作品だった。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.148
(5pt)

揺さぶられ掴まれた本

個人的に納得するには今ひとつな部分がいくつか有り、原作を読んでやっとつながった気がした。
映画は花が掴みどころのない小悪魔的な少女で、やや倒錯的ですが、原作ではもっと切実で痛ましかった。
肉体関係にしても、肉欲的な雰囲気のあった映画に対し、原作は、深い孤独と得られなかった愛情への渇望で狂気の淵にいた淳吾が掴んでしまった光に見えた。
救いを求めた果ての一つの手段だったというか。
相手を取り込み取り込まれたいという、原始的欲求に近いような。
それも回数を重ねるうちに、肉欲的な意味合いにすり替わっていってしまった。
もちろん過ちなのだけど、痛みや孤独に共感しすぎて淳吾を責めきれない。
欠損家庭に育った人は、形は違えども、自分の闇に改めて気付かされるのでは?
闇を感じつつもそこに蓋をして生活し、それでもその闇を満たしてくれる存在をどこかで期待しているけれど、やはり強がって生きていくしかないんだと思わされた。
淳吾が母を呼ぶシーン、あれは同じ闇を持っている者しか知らないはずだ、と焦りにも似た感覚があった。
私も、10年前に死んだ母に、いまだ毎日繰り返し謝るのをやめられない。
全体的に映画の方は原作の半分くらいの内容と思った。
収まらなかったというより、監督の思い入れのあるシーンに尺取りすぎなのでは。
津波までの花の育った環境と、そこへの淳吾の介在、二人の暮らし始め、結婚式の最中〜その後は、衝撃的な関係の背景として不可欠だと思う。
それ故にインモラルだ、アンモラルだと批判される結果になってるようでもったいない。
結果、血の繋がりのなかった育ての父が最後見せた愛情が、大人になった花の選んだ選択に繋がったような。
原作厨になりたくないが、これはどうしても原作を勧めたい。
数日経つがいまだ考え込んでてしまう。
久しぶりに、揺さぶられ掴まれた作品だった。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.147
(5pt)

小さな世界の終わり

二人きりの閉じた世界。最初の章でそれが終わりを告げて、過去を語っていく中でこれからの二人の時間に希望を持つ。
というなんという皮肉で切ない構成感。とても好きです。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.146
(5pt)

小さな世界の終わり

二人きりの閉じた世界。最初の章でそれが終わりを告げて、過去を語っていく中でこれからの二人の時間に希望を持つ。
というなんという皮肉で切ない構成感。とても好きです。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.145
(4pt)

当事者以外知り得ぬ秘密を、

部外者が幻視するご都合主義はあるが、謎は謎で放置される点を堪能した。不条理さにこそ滲む人間らしさ。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.144
(4pt)

当事者以外知り得ぬ秘密を、

部外者が幻視するご都合主義はあるが、謎は謎で放置される点を堪能した。不条理さにこそ滲む人間らしさ。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302
No.143
(4pt)

独特な構成

作者の繊細な感性と、表現力に魅かれた。

複数の登場人物の目線によって、章が構成され、しかも過去に遡っていく構成も面白い。

先にこういう作品だと知っていたのが残念だった。知らなかったらもっと面白く読めたと思う。
私の男 (文春文庫) Amazon書評・レビュー: 私の男 (文春文庫)より
4167784017
No.142
(4pt)

独特な構成

作者の繊細な感性と、表現力に魅かれた。 複数の登場人物の目線によって、章が構成され、しかも過去に遡っていく構成も面白い。 先にこういう作品だと知っていたのが残念だった。 知らなかったらもっと面白く読めたと思う。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
4163264302