私の男

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評判

私の男の評価:

3.34/5点 レビュー 311件。 C ランク

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平均点3.34pt

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全201件 201〜201 11/11ページ
No.1
(4pt)

めっちゃくちゃ気持ち悪くて、そしてなにより悲しい

内容がめちゃくちゃインモラルだった。これまで直接的な性表現を避けていた(それっぽいのがあるのは『荒野の恋』と『赤朽葉家の伝説』だけ)のに、これはもう、気が狂ったかのようにバンバンみっちりやりまくります。しかも、ほとんど親と子のシーンです。『砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない』に見られた強烈な悪意は、ますますパワーアップしています。
この本の一番良いところは、強烈な神話性を含んでいるところだと思います。淳悟と花は両方が両方を崇拝していて、それは誰にも理解されることなく人間から遠ざかっていく。この構図がグロテスクで、美しい。しかし、物語のラストで花は人間を選択し、淳悟は死んでしまいます。この最後の一文が、すべてをあらわしているようで、とってもいい。
桜庭さんの小説は、悪意で作られている。けれど、その中には計り知れない喪失感がある。『私の男』も例外ではない。後ろを振り返ると、道がない。たとえ間違っていたとしても目の前だけを見るしかない絶望を感じ取って、悲しくなってしまった。
楽しい、文学性を去勢された作品を希望する方にはおすすめしません。
私の男 Amazon書評・レビュー: 私の男より
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