赤朽葉家の伝説

【この小説が収録されている参考書籍】

【この小説が載っている参考書籍】

評判

赤朽葉家の伝説の評価:

3.77/5点 レビュー 107件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.77pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全124件 121〜124 7/7ページ
No.4
(4pt)

流れ着いた先で

 時代の変化とともに、神話のエネルギーは特別な人の下から離れた。行き場のなくなったそれは多くの人たちを流れに乗せ、それにのれなかった者たちは波間に消えていってしまった。
 そして辿りついた静かな浜辺。一見すると何もないように見える。それまで自分達を運んでいたものはどこかへ消え去り、残ったものは不安だけ。しかし、良く考えてみると、何も考えずにただ流されていれば良い時代にだって、それぞれの人々は同じように不安を抱えていたのだと思う。
 そんなことを考えさせられました。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.3
(4pt)

流れ着いた先で

 時代の変化とともに、神話のエネルギーは特別な人の下から離れた。行き場のなくなったそれは多くの人たちを流れに乗せ、それにのれなかった者たちは波間に消えていってしまった。
 そして辿りついた静かな浜辺。一見すると何もないように見える。それまで自分達を運んでいたものはどこかへ消え去り、残ったものは不安だけ。しかし、良く考えてみると、何も考えずにただ流されていれば良い時代にだって、それぞれの人々は同じように不安を抱えていたのだと思う。
 そんなことを考えさせられました。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.2
(5pt)

連なるもの

 や、やられた。ついしみじみと読んでしまっていました。まさか瞳子の時代になってこんな展開が待っているなんて。話の矛盾を探しましょう。
 帰省して家族のあれやこれやを見たり聞いたりした後に読み始めましたので、祖父母や両親の生きてきた時代を思い浮かべながら余計にしみじみ読みました。三者三様の時代背景を持った女達の肖像、印象的なシーンの数々と三代に渡る謎。カタカタと流れるモノクロの映画からだんだんと現代の映画に近づいていくのを見ているようでした。そして過去から今、未来に連なり物語は終わりを迎えます。老若問わず、昔は良かった、と言う人は沢山いますが、昔は昔で大変で、今は今の面白いことがある。瞳子と同世代の人間としては、この生きていくことへの前向きさと不安は体の一部のように感じます。
 最後に小説の筋も好きですが、文章全体の彩り豊かなところも好きです。赤朽葉や溶鉱炉の赤、髪や肌や製鉄所の煙の黒など、その色からするりと場面場面に入っていきました。これからの桜庭一樹先生の作品も楽しみです。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.1
(5pt)

連なるもの

 や、やられた。ついしみじみと読んでしまっていました。まさか瞳子の時代になってこんな展開が待っているなんて。話の矛盾を探しましょう。
 帰省して家族のあれやこれやを見たり聞いたりした後に読み始めましたので、祖父母や両親の生きてきた時代を思い浮かべながら余計にしみじみ読みました。三者三様の時代背景を持った女達の肖像、印象的なシーンの数々と三代に渡る謎。カタカタと流れるモノクロの映画からだんだんと現代の映画に近づいていくのを見ているようでした。そして過去から今、未来に連なり物語は終わりを迎えます。老若問わず、昔は良かった、と言う人は沢山いますが、昔は昔で大変で、今は今の面白いことがある。瞳子と同世代の人間としては、この生きていくことへの前向きさと不安は体の一部のように感じます。
 最後に小説の筋も好きですが、文章全体の彩り豊かなところも好きです。赤朽葉や溶鉱炉の赤、髪や肌や製鉄所の煙の黒など、その色からするりと場面場面に入っていきました。これからの桜庭一樹先生の作品も楽しみです。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932