赤朽葉家の伝説

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評判

赤朽葉家の伝説の評価:

3.77/5点 レビュー 107件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.77pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全124件 41〜60 3/7ページ
No.84
(5pt)

もっとすごい小説を将来、書くかも

人気作家の代表作らしいですが、十分水準以上の楽しみを味わうことが出来ました。
3つのパートをタッチを変えて描ききる文章力も水準以上で、物語の構成力も優れていると思います。
欲を言えば、各パートをまたがる伏線や遊びがもっと合ったほうが構成の妙を堪能できたように思いますし、語り手の位置づけも、他の凝った文学作品のように、工夫の余地があったかもしれません。
しっかりした筆力があるのだから、もっと技巧的にもストーリーにも優れたすごい小説を将来書いて欲しいというのが、わがままな読者の期待とお願いになりますか。

赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.83
(5pt)

もっとすごい小説を将来、書くかも

人気作家の代表作らしいですが、十分水準以上の楽しみを味わうことが出来ました。
3つのパートをタッチを変えて描ききる文章力も水準以上で、物語の構成力も優れていると思います。
欲を言えば、各パートをまたがる伏線や遊びがもっと合ったほうが構成の妙を堪能できたように思いますし、語り手の位置づけも、他の凝った文学作品のように、工夫の余地があったかもしれません。
しっかりした筆力があるのだから、もっと技巧的にもストーリーにも優れたすごい小説を将来書いて欲しいというのが、わがままな読者の期待とお願いになりますか。

赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.82
(5pt)

豊かな語りの世界にちゃぷちゃぷ

女三代記がなんでミステリーなんだろう?

物語は祖母の話から始まる。未来を視ることができて、貧しい家で育てられながら、村一番の名家に輿入れする。
村にそびえる製鉄所は、戦後日本の経済復興とともに大きくなっていく。
2部は母の時代。ことあるごとに「しゃばいぜよ!」と言い放ち、鉄球をもてあそぶ不良少女。
それがいつしか売れっ子漫画家になるのだが、もう少しあとの話だ。
日本人の価値観も産業構造も変わり、変化は村や製鉄所にも影を落としている。
そして現代の私。すでに、主人公をして「語るべき物語はなにもない」と言わしめる時代になっている。
…と、戦後の日本の社会状況を巧みに織り込みながらも、赤朽葉家に出入りする飛行人間や透明人間、
子供に「鞄」「孤独」などとんでもない名前をつけてしまう婆さんなど、クセのある人物たちがたまらない。
そして、あやしい伝説に彩られた一族のどことなくメランコリックなエピソードの数々…。

章ごとに作風が微妙に変化するのもおもしろい。
3部にしかけられた「謎」と、その切ない結末ときたら!
「マシアス・ギリの失脚」にも似た、豊かな語りの世界を堪能できました。
これだけ読ませたあとの、軽いあとがきもいい。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.81
(5pt)

豊かな語りの世界にちゃぷちゃぷ

女三代記がなんでミステリーなんだろう?

物語は祖母の話から始まる。未来を視ることができて、貧しい家で育てられながら、村一番の名家に輿入れする。
村にそびえる製鉄所は、戦後日本の経済復興とともに大きくなっていく。
2部は母の時代。ことあるごとに「しゃばいぜよ!」と言い放ち、鉄球をもてあそぶ不良少女。
それがいつしか売れっ子漫画家になるのだが、もう少しあとの話だ。
日本人の価値観も産業構造も変わり、変化は村や製鉄所にも影を落としている。
そして現代の私。すでに、主人公をして「語るべき物語はなにもない」と言わしめる時代になっている。
…と、戦後の日本の社会状況を巧みに織り込みながらも、赤朽葉家に出入りする飛行人間や透明人間、
子供に「鞄」「孤独」などとんでもない名前をつけてしまう婆さんなど、クセのある人物たちがたまらない。
そして、あやしい伝説に彩られた一族のどことなくメランコリックなエピソードの数々…。

章ごとに作風が微妙に変化するのもおもしろい。
3部にしかけられた「謎」と、その切ない結末ときたら!
「マシアス・ギリの失脚」にも似た、豊かな語りの世界を堪能できました。
これだけ読ませたあとの、軽いあとがきもいい。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.80
(5pt)

あっという間に

女三代記にどう推理が絡んでくるのか、楽しみに読みました。初・桜庭作品でした。千里眼奥様の万葉、伝説のレディースにして超有名漫画家となった毛毬、自分のやりたいことが見つけられずニートになっている瞳子。万葉と毛毬に比べ、瞳子が平凡(?)なので、最後はどうなるんだろうと、割と厚みがあるこの文庫本を一気に読んでしまいました。特に万葉の部がおもしろかったかな。毛毬の部は若干退屈でしたが、瞳子の時代になって、おばあちゃんである万葉の残した”謎”を解き明かすことになるので、そこはまた読むスピードが上がりました。

 最初は、こうやってただ日本女性の一生みたいに話が進んでいくだけかしら、なんて思いましたが、日本て、たった三代でこんなに変わったんだな、と壮大な歴史絵巻を見るようで、ミステリの部分以外(というか、それが大半か)もおもしろかった。そして最後に解ける”飛行人間”の謎。そうきたか。長い長いトンネルをぬけて、青い空を見上げたときのようなスッキリ感。おもしろかった。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.79
(5pt)

あっという間に

女三代記にどう推理が絡んでくるのか、楽しみに読みました。初・桜庭作品でした。千里眼奥様の万葉、伝説のレディースにして超有名漫画家となった毛毬、自分のやりたいことが見つけられずニートになっている瞳子。万葉と毛毬に比べ、瞳子が平凡(?)なので、最後はどうなるんだろうと、割と厚みがあるこの文庫本を一気に読んでしまいました。特に万葉の部がおもしろかったかな。毛毬の部は若干退屈でしたが、瞳子の時代になって、おばあちゃんである万葉の残した”謎”を解き明かすことになるので、そこはまた読むスピードが上がりました。

 最初は、こうやってただ日本女性の一生みたいに話が進んでいくだけかしら、なんて思いましたが、日本て、たった三代でこんなに変わったんだな、と壮大な歴史絵巻を見るようで、ミステリの部分以外(というか、それが大半か)もおもしろかった。そして最後に解ける”飛行人間”の謎。そうきたか。長い長いトンネルをぬけて、青い空を見上げたときのようなスッキリ感。おもしろかった。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.78
(5pt)

この作品で直木賞でよかったかも

「私の男」がおもしろかったので、1年さかのぼってこの小説を読みました。中ほどのレディースのところを改稿して出版し、のちに別途一作品として出版したようですね。「私の男」ではなく、この作品で直木賞をとってもよかったんじゃないかと思います。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.77
(5pt)

この作品で直木賞でよかったかも

「私の男」がおもしろかったので、1年さかのぼってこの小説を読みました。中ほどのレディースのところを改稿して出版し、のちに別途一作品として出版したようですね。「私の男」ではなく、この作品で直木賞をとってもよかったんじゃないかと思います。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.76
(5pt)

時代を見る眼の確かさ

女三代の壮大な物語ですが、とにかく読ませます。
作者のストーリー・テラーとしての実力を感じずにはいません。

しかし、この物語はそうした物語の面白さだけではありません。
終戦から復興の時代、バブル期、そして現代と、その風俗の変遷だけでなく、そこに生きる人間の心情風景が実にうまく表現されています。いや、それ以上かも知れません。
と言うのも、そこに書かれている彼らの気持ちは、すべて納得の出来るものであるだけでなく、言われてみればなるほどそこに生きた人たちの気持ちは、こんな風に纏められるんだと言う酷く感心しました。

作者の時代を見る眼の確かさをそこに感じました。
それがあるからこそ、こうした「全体小説」を書き得たのだろうと思います。
その感覚が、時代を的確に掴み、そこに登場する人物に生き生きした動きをさせる血を注ぎこむことが出来るのでしょう。

見事な「全体小説」です。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.75
(5pt)

時代を見る眼の確かさ

女三代の壮大な物語ですが、とにかく読ませます。
作者のストーリー・テラーとしての実力を感じずにはいません。

しかし、この物語はそうした物語の面白さだけではありません。
終戦から復興の時代、バブル期、そして現代と、その風俗の変遷だけでなく、そこに生きる人間の心情風景が実にうまく表現されています。いや、それ以上かも知れません。
と言うのも、そこに書かれている彼らの気持ちは、すべて納得の出来るものであるだけでなく、言われてみればなるほどそこに生きた人たちの気持ちは、こんな風に纏められるんだと言う酷く感心しました。

作者の時代を見る眼の確かさをそこに感じました。
それがあるからこそ、こうした「全体小説」を書き得たのだろうと思います。
その感覚が、時代を的確に掴み、そこに登場する人物に生き生きした動きをさせる血を注ぎこむことが出来るのでしょう。

見事な「全体小説」です。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.74
(5pt)

野心壮大な幻想大河小説

この作家、男みたいなペンネームだが実は女性。ミーハーなイメージもあるが、新しい世界文学の特集を組んだ雑誌で、有名な学者と堂々鼎談をやっているほどの読書家。この小説は、大河小説であり、マジックリアリズムで、となると『百年の孤独』を連想するが、本人が言及しているイザベル・アジェンデの『精霊たちの家』がより近いのかもしれない。というわけでなかなか野心的な、構えの大きな作品。
 島根で製鉄業で一家を成した赤朽葉家なる家の半世紀にわたる歴史を、そこに嫁いだ山の民「サンカ」の娘、万葉を中心に描いた大河小説。大河小説というのは無数のエピソードから成って、一つの大きなストーリーや事件をめぐるわけではないから、ある種の読みにくさはあって、どんどん読む、というわけには行かない。だが面白さには捨てがたいものがあって、ちびちび読んでいるうちに面白さも読むスピードも上がる感じ。とくに第二部がいいと思う。人物も、その二部で活躍する毛毬と、その母親の万葉がよかった。
 万葉には未来を透視する力があるが、そうして幻視してみた未来が、不思議に郷愁のような懐かしさやら、時代の変化への感慨やら、移ろい行く時の哀しさやら、サスペンスやら、いろいろ味わいを与えている。かつ、この家の様子の変化とともに日本の時代の変化もわかる、当たり前といえば当たり前の二重構造もいい。
 「殺人者」と題された最終第三部は、一種の謎解きストーリーでもあって、なかなか込み入った仕掛けが為されている。そこに浮かび上がるのは、ほとんど主人公ともいえる「時」というテーマであり、また全編を貫くイメージの豊かさである。結末は、時代の流れと人の生というテーマをまとめる効果もあり、カタルシスもあって、よくできた見事な締めくくり。しかし、スタイルとしては、こうして生真面目に自分の問題として書かれると、時代が重なることもあって、普通の現代の小説である。その分神話性は薄れ、女性特有とも思われるとぼけたユーモアも真剣さの中で影を潜めて、悪くはないのだが、むしろ面白さは減じて、その点ちょっと期待はずれのような物足りなさも残った。

赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.73
(5pt)

野心壮大な幻想大河小説

この作家、男みたいなペンネームだが実は女性。ミーハーなイメージもあるが、新しい世界文学の特集を組んだ雑誌で、有名な学者と堂々鼎談をやっているほどの読書家。この小説は、大河小説であり、マジックリアリズムで、となると『百年の孤独』を連想するが、本人が言及しているイザベル・アジェンデの『精霊たちの家』がより近いのかもしれない。というわけでなかなか野心的な、構えの大きな作品。
 島根で製鉄業で一家を成した赤朽葉家なる家の半世紀にわたる歴史を、そこに嫁いだ山の民「サンカ」の娘、万葉を中心に描いた大河小説。大河小説というのは無数のエピソードから成って、一つの大きなストーリーや事件をめぐるわけではないから、ある種の読みにくさはあって、どんどん読む、というわけには行かない。だが面白さには捨てがたいものがあって、ちびちび読んでいるうちに面白さも読むスピードも上がる感じ。とくに第二部がいいと思う。人物も、その二部で活躍する毛毬と、その母親の万葉がよかった。
 万葉には未来を透視する力があるが、そうして幻視してみた未来が、不思議に郷愁のような懐かしさやら、時代の変化への感慨やら、移ろい行く時の哀しさやら、サスペンスやら、いろいろ味わいを与えている。かつ、この家の様子の変化とともに日本の時代の変化もわかる、当たり前といえば当たり前の二重構造もいい。
 「殺人者」と題された最終第三部は、一種の謎解きストーリーでもあって、なかなか込み入った仕掛けが為されている。そこに浮かび上がるのは、ほとんど主人公ともいえる「時」というテーマであり、また全編を貫くイメージの豊かさである。結末は、時代の流れと人の生というテーマをまとめる効果もあり、カタルシスもあって、よくできた見事な締めくくり。しかし、スタイルとしては、こうして生真面目に自分の問題として書かれると、時代が重なることもあって、普通の現代の小説である。その分神話性は薄れ、女性特有とも思われるとぼけたユーモアも真剣さの中で影を潜めて、悪くはないのだが、むしろ面白さは減じて、その点ちょっと期待はずれのような物足りなさも残った。

赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.72
(5pt)

最後まで読んで「ああ、良かった!」

最後の第三部まで読んで「ああ、良かった、面白かった」と思わせる実にストーリ・テリングの巧みな小説である。第一部を読んで「おっ!」と思わせ、次の第二部に引き込まれるが・・・・・。 途端に「なんでやねん!」って感じで「どこで読むの止めよかな」とまで思わせる。戦後昭和史なんかどうでもいいって感じ。この本のどこが「第60回日本推理作家協会賞受賞」って感じである。  我慢して第三部になだれ込むと、これが一転ミステリー調。「私は人を殺していた!」という祖母の最期の一言に孫である「わたし」が探偵役となって真相を追及する。 作者の「文庫版あとがき」に書かれているように、この作品は「全体小説」を目指したものであり「初期の代表作」となりうる作品であると思う。 女性作家が書いたにしては相当重厚な作品であると評すれば、作者には失礼かもしれない。しかし、本作品は桜庭にしか書けない女三代記である。やはりこの作家は読者の期待を裏切らないエンターテインメント作家である。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.71
(5pt)

最後まで読んで「ああ、良かった!」

最後の第三部まで読んで「ああ、良かった、面白かった」と思わせる実にストーリ・テリングの巧みな小説である。第一部を読んで「おっ!」と思わせ、次の第二部に引き込まれるが・・・・・。 途端に「なんでやねん!」って感じで「どこで読むの止めよかな」とまで思わせる。戦後昭和史なんかどうでもいいって感じ。この本のどこが「第60回日本推理作家協会賞受賞」って感じである。  我慢して第三部になだれ込むと、これが一転ミステリー調。「私は人を殺していた!」という祖母の最期の一言に孫である「わたし」が探偵役となって真相を追及する。 作者の「文庫版あとがき」に書かれているように、この作品は「全体小説」を目指したものであり「初期の代表作」となりうる作品であると思う。 女性作家が書いたにしては相当重厚な作品であると評すれば、作者には失礼かもしれない。しかし、本作品は桜庭にしか書けない女三代記である。やはりこの作家は読者の期待を裏切らないエンターテインメント作家である。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.70
(5pt)

読み応え有る女達の歴史

3代にわたる女性の人生、というとありきたりなのですが、日本が高度成長する中で得た物失った物を見事に描いています。戦後を生きた万葉は漫画の虫師に出てきそうなシャーマニズムを体の中に残しています。次世代の毛鞠は私と同じ、高度成長期の騒然とした日本を生きます。そして現代、よりどころのない若者の瞳子。万葉とその姑タツ、いじめっ子みどりとの場面は秀逸で息子や兄の死が残酷で儚くて・・・それとは対照的に子供を産む女性の逞しいこと!!大地に根を張るように体を張って家、家族を守り時には脳天気にそして悲しみを背負って生きていきます。自由なはずの現代っ子が本当に自由なのか?説教臭くなく哲学のように難しくなく、さりげなく私たちに問いかけてきます。私は泪兄さんと万葉の時が止まったような世界が好きです。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.69
(5pt)

読み応え有る女達の歴史

3代にわたる女性の人生、というとありきたりなのですが、日本が高度成長する中で得た物失った物を見事に描いています。戦後を生きた万葉は漫画の虫師に出てきそうなシャーマニズムを体の中に残しています。次世代の毛鞠は私と同じ、高度成長期の騒然とした日本を生きます。そして現代、よりどころのない若者の瞳子。万葉とその姑タツ、いじめっ子みどりとの場面は秀逸で息子や兄の死が残酷で儚くて・・・それとは対照的に子供を産む女性の逞しいこと!!大地に根を張るように体を張って家、家族を守り時には脳天気にそして悲しみを背負って生きていきます。自由なはずの現代っ子が本当に自由なのか?説教臭くなく哲学のように難しくなく、さりげなく私たちに問いかけてきます。私は泪兄さんと万葉の時が止まったような世界が好きです。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.68
(4pt)

なんだろう?この危うさと魅力は

ともすれば凡作と言われかねない危ういストーリーなんだけどその危うさを物語りに対する情熱と勢いで一気に押しのけて、快作と呼んでもいい作品になっている。最後まで、ゾクゾクしながら読み終えた。「ようこそビューティフルワールドへ」その一言が、すべてを救ってくれている。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.67
(4pt)

なんだろう?この危うさと魅力は

ともすれば凡作と言われかねない危ういストーリーなんだけどその危うさを物語りに対する情熱と勢いで一気に押しのけて、快作と呼んでもいい作品になっている。最後まで、ゾクゾクしながら読み終えた。「ようこそビューティフルワールドへ」その一言が、すべてを救ってくれている。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028
No.66
(4pt)

時代を越えるに相応しい年代記

特に第一部が古臭い世界なのに、そして文体も古風にしてあるというのに。まるで現代風に読めてしまう。第二部が秀逸で、生きる力を感じさせる。第三部になると狭かったはずの二つの世界が急に混沌と広がってくる。感情移入もせず、ただ淡々と映画のように読める小説。邦画の世界そのものとでも言えるような世界。すごい!っていうタイプの傑作では無いが。世界観が詰った名作ではある。綺麗に映画化して欲しい作品。変なキャストも宣伝もしないで。毛鞠は中谷美紀でいい。
赤朽葉家の伝説 Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説より
4488023932
No.65
(4pt)

時代を越えるに相応しい年代記

特に第一部が古臭い世界なのに、そして文体も古風にしてあるというのに。まるで現代風に読めてしまう。第二部が秀逸で、生きる力を感じさせる。第三部になると狭かったはずの二つの世界が急に混沌と広がってくる。感情移入もせず、ただ淡々と映画のように読める小説。邦画の世界そのものとでも言えるような世界。すごい!っていうタイプの傑作では無いが。世界観が詰った名作ではある。綺麗に映画化して欲しい作品。変なキャストも宣伝もしないで。毛鞠は中谷美紀でいい。
赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫) Amazon書評・レビュー: 赤朽葉家の伝説 (創元推理文庫)より
4488472028