生贄を抱く夜

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評判

生贄を抱く夜の評価:

3.31/5点 レビュー 13件。 D ランク

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平均点3.31pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

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全6件 1〜6 1/1ページ
No.6
(3pt)

つらい体験

 神麻嗣子シリーズの第7弾。6つの短篇+αが収められている。
 なんだかイマイチな作品が並んでいる。ミステリとして不満が残り、物語として無理があり、キャラクターの魅力も物足りない。
 あえて言うなら、動機に見るべきものがある。人間の心に巣食う憎悪とか怨恨とか、醜いものが赤裸々に描かれており、ぞっとする。
生贄を抱く夜 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 生贄を抱く夜 (講談社ノベルス)より
4061824066
No.5
(3pt)

「奈津子もの」のようですね

作者はSF的設定の中である縛りを設け、その縛りの中で謎を論理的に解くというロジカル・ミステリの大家。本作は「神麻嗣子」シリーズの短編第4段で、超能力の存在を前提にチョーモンイン委員会(読まないと分かりません)の美少女嗣子、美人警部の能解さん、売れない作家の保科の3人が力を合わせ事件を解決する点が見もの。事件によって、嗣子の同僚でウリ二つの響子、保科の元妻聡子も活躍する。作者の言に依ると、本作はレギュラー陣側からではなく、事件当事者の視点で書いた由。
「嗣子と響子のコンビがDツール能力者に対抗するノーマル物」、「予知夢の能力を持つ淫乱女の起こす錯誤事件」、「発火能力を持ったイジメを受ける学生の転落を描く異色作」、「主従関係にある若い2人の女性とテレポーテーション能力の組み合わせ」、「念写能力を持つ男の覗き趣味が描き出す奇妙な事件」、「サイコキネシス能力を扱う男達の偶然過ぎる犯罪」、「テレポーテーション能力を持つ女のセコイ目的」。
マンネリを防ごうと言う作者の意図は分かるが、一つ一つの作品の自由度が高過ぎて従来からの読者には違和感を感じさせる。内容も「奈津子もの」に近いものが多く、遊びが過ぎるように思われる。「これは!」というトリックとその解決も見当たらない。今後を期待したい。
生贄を抱く夜 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 生贄を抱く夜 (講談社ノベルス)より
4061824066
No.4
(1pt)

昔はもっと面白かったのに

超能力の実在を前提にして「謎」を構築してきた同シリーズですが、今回は「謎」も「謎解き」も現れない、単なる「超能力者の話」が大半でした。動機のおぞましさは西澤氏の得意とするところですが、今回はそればかりが空回りしていたように思います。
生贄を抱く夜 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 生贄を抱く夜 (講談社ノベルス)より
4061824066
No.3
(2pt)

確かに神麻嗣子は出ていますが…

あとがきにあるように、超能力者たちの視点から語られた番外編/倒叙もの的な感じになっているのはいいとしましょう。問題なのは神麻嗣子が解決後にちょっとしか出てこないことではなく、保科先生が出てこないこと!保科先生がいないチョーモンインなんて、レバーの入っていないレバニラ炒めみたいなもの!純粋にミステリーとしてみても、意外性も緻密さも弱い感じでした。表題作くらいのレベルのが集まっていれば、こういう番外編としての楽しみもできたのでしょうが、シリーズ作品としてのキャラの魅力もなく、ミステリの完成度ももうひとつでは、ちょっと厳しいですね…。
生贄を抱く夜 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 生贄を抱く夜 (講談社ノベルス)より
4061824066
No.2
(1pt)

続編は長編でお願い!

ミステリ作家の悪いところは、何でも理論付けをして自己、自作を正当化してしまうところだと思います。シリーズ物のキャラクターを外部の視点から捉えるという本作品の方法論に誤りはなくても、内容が伴わなければ、一作分の印税を確保する為に、のんべんだらりとシリーズの引き伸ばしを計っているとしか、読者は思わないでしょう。そもそも、サブキャラとして描かれる事で、そのキャラクターの新しい一面が見えたとか、魅力が引き出されたとか、そういう事も全く無いのですから、作者が後付した理由、言い訳としか思えません。定期的に原稿料が入り、集めればいつの間に一冊の本が完成する、短編の雑誌連載は、「おいしい仕事」と言っていた某作家さんがいましたが、西澤氏もそれにハマってしまった口のようですね。サラッと一冊読めてしまう本ではあるのですが、良くも悪くも「軽い」感じです。収録作品の殆どは、ミステリですらありませんし、同じシリーズの長編『実況中死』あたりとは比べるべくもないです。巻末書下ろしの一編『情熱と無駄のあいだ』は、下らない冗談に無理矢理つき合わされているようで、読んでいて気が滅入りました。もっと、ずーっとユーモアのセンスある人だと信じて疑ってなかっただけに、非常に残念です。取り敢えず、次がまた短編なら、もう買いません。
生贄を抱く夜 (講談社ノベルス) Amazon書評・レビュー: 生贄を抱く夜 (講談社ノベルス)より
4061824066
No.1
(3pt)

毒あり笑いあり

超能力者問題秘密対策委員会(通称チョーモンイン)の神麻継子とその周辺の人々が、超能力絡みの難事件に挑む超能力シリーズの7作目にあたる短編集。著者自身が「番外編的な色合いが強い」と言っている通り、おなじみの面々(神麻継子、保科匡緒、能解匡緒、神余響子)は登場するものの、どちらかというと脇役的存在。
7本の短編のうち「一本気心中」は神余響子と保科匡緒が、「共喰い」は神余響子と彼女の協力者である刑事・叶宮邦明が事件について話し合う形ですが、残る5本は事件の当事者である一般人や超能力者自身が主人公。中には超能力事件がメインにならない作品もあり、シリーズを通して読むときは良いアクセントになると思われます。
生贄を抱く夜 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: 生贄を抱く夜 (講談社文庫)より
4062759217