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ねむりねずみ
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ねむりねずみの評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.00pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全10件 1~10 1/1ページ
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普通でした。 | ||||
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歌舞伎ミステリ・シリーズ、間違って先に4作目の「桜姫」を読んでしまいました。が、なかなかよかったので、戻って1作目のこちらも読んでみることにしました。 むしろ「桜姫」の方がシンプルで、かつラブ・ストーリーにもなっていて歌舞伎ファン以外にも入りやすいです。こちらは1作目ということもあったのかかなり気負ったものが感じられます。 上演真っ最中の劇場で、花形歌舞伎役者の婚約者で料亭のおかみが殺された事件と、舞台でその相手役を務める人気女形の失語症、探偵今泉文吾の助手山本君が襲撃された事件など、複数の謎解きが平行して進みます。 それに加えて歌舞伎役者の夫婦問題、芸と舞台がすべてに優先し至上のものであるという梨園独特の価値観、一生大部屋から抜け出せないのはわかっているのに、芝居の魅力に取りつかれやめられない中二階役者の葛藤、などなど多くの要素が含まれ、複雑な構成になっています。 私は歌舞伎が好きなので、さまざまな事情が描かれているのはおもしろかったですが、歌舞伎を知らない人だとよくわからないのではと感じました。特に犯行の動機、事件の真相はかなり抽象的な”芸とはどうあるべきか”という芸論議になり、万人向けではなく、歌舞伎小説として読むならまだしも、ミステリとしては説得力に欠けます。力作なんですが、そのへんが弱いと思いました。 歌舞伎シリーズは現在全部で5冊出版されているので、他のものも読んでみようと思います。歌舞伎ファンには興味深い小説です。 | ||||
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知られざる歌舞伎界の裏側が見れ、とても感銘を受けました。素晴らしくて、見たことはなかったのですが、是非、歌舞伎座へ、足を運びたいと切実に思いました | ||||
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もう15年以上も前の作品なの今さらのレビューですが、読んだ瞬間、「さらば、我が愛 覇王別姫」の影響を強く感じました。モチーフはそのまま舞台上の女の感情をもちつつ生きる蝶衣が銀也に反映されているのでは? ミステリーとしては綻びが目立ちますが人間ドラマとしては執筆当時の作者の若さを考慮すれば中々の出来ではないかと思います。 | ||||
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本書は自分にとって「ミステリ」とか「推理モノ」というくくりではない。 故に、推理や動機にやや無理があってもそれは大して関係がない。 歌舞伎のディティールと、キャラを楽しむ。 | ||||
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いくつかの歌舞伎の台本を引用しながら、話は進んでいきます。 歌舞伎を知らない読者も読み進めていく事は出来るのですが、背景がぼやけます。 演じている時に起こった殺人事件であるのに、映像が浮かんでこないのです。 『愛』ゆえに散った命は、理不尽な運命を知らず。 『愛』とは何かと模索した役者妻と『愛』とは舞台上のものと言う役者。 この平行線を辿った歌舞伎役者の夫婦生活こそが、ミステリーだとも言える。 主題がはっきりしないので、読後感が悪かったです。 歌舞伎を知っている方なら、違った要素を見出せるのかもしれませんが!? | ||||
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失語症状を呈し始め役者生命の危機に瀕する若手歌舞伎役者と、後ろめたさを忍びつつ夫を気遣う若妻。 第一幕に描かれる危うい夫婦像から一転、第二幕は劇場内の怪死事件へ。 歌舞伎ミステリーです。 怪死事件の調査を通じて、歌舞伎の裏側が覗ける。 歌舞伎の知識が全くない私でもすらすら読むことはできたが、あまり楽しめなかった。 途中で嫌になるのではなく、結末が楽しめなかった。 そして、この作者独特の暗く歪んだ恋愛。 歌舞伎の知識のなさと合わさって、もはやわけがわかりません。 結末を知っても、そういうもんなんだ、という感想しか湧かない。 歌舞伎に造詣が深い人なら、また違ってくると思います。 | ||||
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色々な場面で、ミステリーとしては些か難というか無理が感じられますが…。小菊のキャラクターとか歌舞伎は好きなので。本当は星3つ半と言うところでしょうか。 ただ一子という女性は好きじゃないですね。彼女が一番卑怯な気がするので。道を選ぶのはあくまでも自分自身なので、色々な意味で女性としてもっと潔さが欲しがった。 嫌いな作家さんではないので、出来れば今ひとつの深い考察とか手段を身に付けて欲しいと思います。 ある意味で、少し説明が足らないというか、些かおざなりな気持ちがします。 今後のこのシリーズのより素晴らしくなることを期待しています。 | ||||
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作家は詐欺師だと思う。 でも心地よく騙してくれれば快感だし 特にミステリー作家はそうする義務がある。だけどこの作品は…。歌舞伎の世界を題材にした必然性が弱い。別人が各々一人称で話を進める意味が 単に作家の書きやすいスタイルだからという 意味以上のなにもない気がした。ましてや解決に至るまでの伏線が不十分。要は大きな嘘をつくまでに 読者にかけるべき催眠術がいい加減だったから やらせに協力させられた不快感が残る。個人的には期待が大きかった分 失望も大きかった。文章の魅力はあるだけに 違うジャンルでの活躍を期待。 | ||||
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しがない中二階役者の瀬川小菊の目を通して綴られる物語は、ときにはとても切なく「神様なんて、不公平なもんさ。世の中は不公平すぎて、公平だよ」のセリフは彼の境遇ひいてはこの世の中のことを言っているようで、真実の厳しさを改めて説かれたような気がしました。ミステリとしては少し無理のあるところがないでもないのですが、歌舞伎好きの方にはそちらの方面でも興味深く読むことができると思います。 | ||||
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