裏庭

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評判

裏庭の評価:

4.03/5点 レビュー 68件。 B ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点4.03pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全138件 41〜60 3/7ページ
No.98
(5pt)

私がなりたいのは、私。

「裏庭」に入るには。

純粋な心を持つ生きている人間が、裏庭を自分のものに塗り変えながら、自らその道を切り開いていかなければならない。

裏庭で「道」を進んでいく間、自分を自分でみつめて、深く問いかけをする必要がある。これまで目をそらしていた、自分の中や、周囲の人の汚いものにも、徹底的に踏み込んで、自問自答して、答えを見つけていかなくてはならない。そうしているうちに、少しずつ「裏庭」の王女になる。

主人公照美だけでなく、周囲の人たちの、魂の冒険のお話なのかな・・・。

もちろん「裏庭」が必要がない人物も登場する。深い問いかけをこの人生では必要としていない人?!
そういう人は「裏庭」という言葉がもう苦手らしい。笑。

買って17,8年経つ本なのだけれど、何度も読んでしまう。

照美を始めとして、さまざまな年代の登場人物それぞれの心に、自分の気持ちを沿わせて読める本。
(このお話風に言うと)読んでいる最中も、読後に普段の生活に戻ったときにも、読者の自分の心の痛みの「剣」も、しっかり磨かれて、宝剣に変わるような気がする。

今回印象に残った場所は・・p246
「なりたいのは、私しかいない」
「もう寄せ集めの自分なんか嫌だ。他の何者にもなりたくない。私が私になりたいと思うのは息する方法を手にいれたいと思うのと同じだ。どうしても必要な事なのだ。生きていくのに欠かせないのだ。私は頭のてっぺんからつまさきまで、ぴっちり私になりきりたい」

梨木さんのご本の中では一番好きな話です。
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.97
(5pt)

私がなりたいのは、私。

「裏庭」に入るには。

純粋な心を持つ生きている人間が、裏庭を自分のものに塗り変えながら、自らその道を切り開いていかなければならない。

裏庭で「道」を進んでいく間、自分を自分でみつめて、深く問いかけをする必要がある。これまで目をそらしていた、自分の中や、周囲の人の汚いものにも、徹底的に踏み込んで、自問自答して、答えを見つけていかなくてはならない。そうしているうちに、少しずつ「裏庭」の王女になる。

主人公照美だけでなく、周囲の人たちの、魂の冒険のお話なのかな・・・。

もちろん「裏庭」が必要がない人物も登場する。深い問いかけをこの人生では必要としていない人?!
そういう人は「裏庭」という言葉がもう苦手らしい。笑。

買って17,8年経つ本なのだけれど、何度も読んでしまう。

照美を始めとして、さまざまな年代の登場人物それぞれの心に、自分の気持ちを沿わせて読める本。
(このお話風に言うと)読んでいる最中も、読後に普段の生活に戻ったときにも、読者の自分の心の痛みの「剣」も、しっかり磨かれて、宝剣に変わるような気がする。

今回印象に残った場所は・・p246
「なりたいのは、私しかいない」
「もう寄せ集めの自分なんか嫌だ。他の何者にもなりたくない。私が私になりたいと思うのは息する方法を手にいれたいと思うのと同じだ。どうしても必要な事なのだ。生きていくのに欠かせないのだ。私は頭のてっぺんからつまさきまで、ぴっちり私になりきりたい」

梨木さんのご本の中では一番好きな話です。
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315
No.96
(5pt)

最高の内面的ファンタジー

2011年の秋冬に読んだこの本は、その年で読んだ中で最も最高だと思えるくらい感動的でした。

テーマは心の傷で、自分の傷の背負い方について物語に沿って述べてくれます。
人は無意識に建前の鎧を作ってしまったり、誰かに心の傷の共感を求めてしまったりと、脆くて儚い人の心の姿を魅せます。
傷は癒すモノではなく育むモノだと教えられた時、何かを受け入れる力が大きくなった気がします。

少々ネタバレしてしまいますが、
裏庭にある裏の世界の住人は、現実の表の世界の住人の鏡であるという数々のファンタジックな発想に感嘆させました。

凄くオススメで、知人にも勧めたら好評でした。
あなたも是非読んでみてはどうでしょうか?
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.95
(5pt)

最高の内面的ファンタジー

2011年の秋冬に読んだこの本は、その年で読んだ中で最も最高だと思えるくらい感動的でした。

テーマは心の傷で、自分の傷の背負い方について物語に沿って述べてくれます。
人は無意識に建前の鎧を作ってしまったり、誰かに心の傷の共感を求めてしまったりと、脆くて儚い人の心の姿を魅せます。
傷は癒すモノではなく育むモノだと教えられた時、何かを受け入れる力が大きくなった気がします。

少々ネタバレしてしまいますが、
裏庭にある裏の世界の住人は、現実の表の世界の住人の鏡であるという数々のファンタジックな発想に感嘆させました。

凄くオススメで、知人にも勧めたら好評でした。
あなたも是非読んでみてはどうでしょうか?
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315
No.94
(5pt)

我が家のヘビロテ本、同じ本をこれほどまで、何度でも読み返したくなるのははじめてです

実はこの本を購入したのは3回目。一冊目は娘が中1、息子が小6のころ。まず私がはまり読み終わった本を息子がよんではまり、ついで娘がはまり、読み終わると、娘は書店で次々と梨木香歩さんの作品を購入。それをまた、私や息子が次々回し読みすることになるのですが、回ってくる番を待つ間にまちきれず、必ずまた読みかえしたくたくなるのがなぜかこの裏庭。 それは私だけではなく、子供たちにとっても、24歳と、22歳になっ現在でも、ときどきむしょうに読みたくなる1さつのようです。あまりのにぼろぼろになり、数年前に息子が再購入、まだまだこの先も同様に繰返し読み続けそうなので今回もう一冊で、とうとう3回目の購入になりました。

ちなみに、我が家はそれぞれが好きな作家、好きな本が大量にあり、それぞれ勝手に買いまくり、読みまくってもそれほどだぶるlことはないのですが、小川洋子さんと、裏庭と、オテル モル だけはなぜかよくかぶります。
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.93
(5pt)

我が家のヘビロテ本、同じ本をこれほどまで、何度でも読み返したくなるのははじめてです

実はこの本を購入したのは3回目。一冊目は娘が中1、息子が小6のころ。まず私がはまり読み終わった本を息子がよんではまり、ついで娘がはまり、読み終わると、娘は書店で次々と梨木香歩さんの作品を購入。それをまた、私や息子が次々回し読みすることになるのですが、回ってくる番を待つ間にまちきれず、必ずまた読みかえしたくたくなるのがなぜかこの裏庭。 それは私だけではなく、子供たちにとっても、24歳と、22歳になっ現在でも、ときどきむしょうに読みたくなる1さつのようです。あまりのにぼろぼろになり、数年前に息子が再購入、まだまだこの先も同様に繰返し読み続けそうなので今回もう一冊で、とうとう3回目の購入になりました。

ちなみに、我が家はそれぞれが好きな作家、好きな本が大量にあり、それぞれ勝手に買いまくり、読みまくってもそれほどだぶるlことはないのですが、小川洋子さんと、裏庭と、オテル モル だけはなぜかよくかぶります。
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315
No.92
(5pt)

少女のための物語

中学生の頃、夢中で読んだ。テルミィと年齢が近い間に読んでいて良かったと思う。
 テルミィが冒険した裏庭はおそらく象徴的な世界なのだろうけれど、その意味などを深く探索せずに読むのが吉。
 テルミィに寄り添って裏庭を巡るうちに、満たされなかった心がいつの間にかふっくらと満ちているのに気づく。
 たまに読み返したくなる作品。
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.91
(5pt)

少女のための物語

中学生の頃、夢中で読んだ。テルミィと年齢が近い間に読んでいて良かったと思う。
 テルミィが冒険した裏庭はおそらく象徴的な世界なのだろうけれど、その意味などを深く探索せずに読むのが吉。
 テルミィに寄り添って裏庭を巡るうちに、満たされなかった心がいつの間にかふっくらと満ちているのに気づく。
 たまに読み返したくなる作品。
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315
No.90
(3pt)

中身があらかじめ分かるパックツアー

評判が高かったし、表紙絵が気に入って購入しました。
似ているなと思ったのはエンデ『はてしない物語』とル・グイン『ゲド戦記』。
得体の知れない影に追われるところなど、そっくりです。
たぶん影響を受けているのではないでしょうか?

主人公が裏庭に入ってすぐぐらいまではすごくワクワクしました。
が、そのあとは決まった場所に連れて行かれるパックツアーのようでした。
特に裏庭の前半は、主人公が目的地にダイレクトに着いてしまい、
そこに着くまでの過程に冒険があるわけでもなく、正直少しだるかったです。
おまけに目的地に着いても、主人公は試練を与えられるわけでもなく、
出会った人たちから、いかにも有難いお話を聞いて納得するだけ。
それで成長してるということのようですが、私は共感できませんでした。
それこそ、成長するには「傷」が伴うだろっ!と突っ込みを入れたくなりました。

裏庭の後半では、だいぶ試練がありますが、
成長の代償ともいうべきものが欠如していたので、試練を乗り越えるきっかけが曖昧でした。
そもそも主人公の葛藤が分かりにくいのも気になりました。
色々と抱えているのは分かるのですが、
本当にそれをどうにかしたいと思っているのかという疑問がつきまといました。
そのような共感できないキャラクター作りが、読み終わってももやもやしていた原因かと思います。

ただ、題材とかモチーフは非常に面白かったです。
もう少し時間をかけて構成をしたらもっと面白い作品になっていただろうと思います。
なにか、頭の中にあるものを吐き出すように書いて、無理やりまとめたために、
勢いやパワーのあるものになった。けれどちょっと荒削り。そんな印象です。

また、著者が言いたいことは非常によく分かりました。
逆にテーマをストレートに書きすぎというのは気になりましたが
(もう伝わってるのに、わざわざセリフや地の文で書いてくるのはげんなりしました)、
この本を読んで高評価をつける人がいるのも納得できます。
しかしだからこそ、そのメッセージ性を主人公を通じて感じられなかったことを残念にも思います。
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.89
(3pt)

中身があらかじめ分かるパックツアー

評判が高かったし、表紙絵が気に入って購入しました。
似ているなと思ったのはエンデ『はてしない物語』とル・グイン『ゲド戦記』。
得体の知れない影に追われるところなど、そっくりです。
たぶん影響を受けているのではないでしょうか?

主人公が裏庭に入ってすぐぐらいまではすごくワクワクしました。
が、そのあとは決まった場所に連れて行かれるパックツアーのようでした。
特に裏庭の前半は、主人公が目的地にダイレクトに着いてしまい、
そこに着くまでの過程に冒険があるわけでもなく、正直少しだるかったです。
おまけに目的地に着いても、主人公は試練を与えられるわけでもなく、
出会った人たちから、いかにも有難いお話を聞いて納得するだけ。
それで成長してるということのようですが、私は共感できませんでした。
それこそ、成長するには「傷」が伴うだろっ!と突っ込みを入れたくなりました。

裏庭の後半では、だいぶ試練がありますが、
成長の代償ともいうべきものが欠如していたので、試練を乗り越えるきっかけが曖昧でした。
そもそも主人公の葛藤が分かりにくいのも気になりました。
色々と抱えているのは分かるのですが、
本当にそれをどうにかしたいと思っているのかという疑問がつきまといました。
そのような共感できないキャラクター作りが、読み終わってももやもやしていた原因かと思います。

ただ、題材とかモチーフは非常に面白かったです。
もう少し時間をかけて構成をしたらもっと面白い作品になっていただろうと思います。
なにか、頭の中にあるものを吐き出すように書いて、無理やりまとめたために、
勢いやパワーのあるものになった。けれどちょっと荒削り。そんな印象です。

また、著者が言いたいことは非常によく分かりました。
逆にテーマをストレートに書きすぎというのは気になりましたが
(もう伝わってるのに、わざわざセリフや地の文で書いてくるのはげんなりしました)、
この本を読んで高評価をつける人がいるのも納得できます。
しかしだからこそ、そのメッセージ性を主人公を通じて感じられなかったことを残念にも思います。
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315
No.88
(5pt)

タイトルに反してファンタジー

 この作者の作品では「西の魔女が死んだ」が、中学生などの課題図書に推薦されていて有名だと思うのですが、あちらはタイトル的にファンタジーかと思いきや現実味の多い話で、こっちは「裏庭」というタイトルながらファンタジー色の強い作品でした。
 ファンタジーの基本は作者の幻想から記述される非現実的なものの描写の連続である。
 この「裏庭」も例外ではなく、他に輪をかけてファンタジーであり、コロウプのような新たな生命体を登場させ、人外の理を決定づけて読者を暗闇へと突き落としていく。
 主人公照美は、そんなファンタジーの世界で、非現実的な理屈の連続の中で道を探していく。
 なぜ「裏庭」なのか。
 おじいさんの話などに少しだけ序盤に語られるが、読んでいるうちにはすっかりそんな世迷いごとのような理屈は頭から抜けていき、照美の冒険と現実世界の平行して進行する内容の会合を心待ちに読んでいくことになるだろう。
 そのうちに改めて「裏庭」に対するイメージの固定化がおこなわれ、そしてなぜこのタイトルとなったのかが納得できるようになる。
 比較的描写の多い照美やさっちゃんの心の動きはともかく、登場しないのではないかと思われた父の心の動きにも感動できる。
 結論といえば、科学的あるいは幻想世界的な理屈ですら測れない見事なファンタジーである。
 もちろん完結はしている。
 そして妙に納得させられ、他人を思う気持ちや人生について考えさせられるのは称賛せずにはいられない。
 重ねて書くけどこの「裏庭」という表現の扱い(特に「庭」かもしれないが)には感心した。
 なんか心が広がったみたいなのだ。
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.87
(5pt)

タイトルに反してファンタジー

 この作者の作品では「西の魔女が死んだ」が、中学生などの課題図書に推薦されていて有名だと思うのですが、あちらはタイトル的にファンタジーかと思いきや現実味の多い話で、こっちは「裏庭」というタイトルながらファンタジー色の強い作品でした。
 ファンタジーの基本は作者の幻想から記述される非現実的なものの描写の連続である。
 この「裏庭」も例外ではなく、他に輪をかけてファンタジーであり、コロウプのような新たな生命体を登場させ、人外の理を決定づけて読者を暗闇へと突き落としていく。
 主人公照美は、そんなファンタジーの世界で、非現実的な理屈の連続の中で道を探していく。
 なぜ「裏庭」なのか。
 おじいさんの話などに少しだけ序盤に語られるが、読んでいるうちにはすっかりそんな世迷いごとのような理屈は頭から抜けていき、照美の冒険と現実世界の平行して進行する内容の会合を心待ちに読んでいくことになるだろう。
 そのうちに改めて「裏庭」に対するイメージの固定化がおこなわれ、そしてなぜこのタイトルとなったのかが納得できるようになる。
 比較的描写の多い照美やさっちゃんの心の動きはともかく、登場しないのではないかと思われた父の心の動きにも感動できる。
 結論といえば、科学的あるいは幻想世界的な理屈ですら測れない見事なファンタジーである。
 もちろん完結はしている。
 そして妙に納得させられ、他人を思う気持ちや人生について考えさせられるのは称賛せずにはいられない。
 重ねて書くけどこの「裏庭」という表現の扱い(特に「庭」かもしれないが)には感心した。
 なんか心が広がったみたいなのだ。
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315
No.86
(3pt)

言いたいことは分かるんだけど…

すっごい読みづらい本だった。高評価だったから、それなりには期待して読んだけど…うーん。やっぱり人の評価ってあてにならないなぁとつくづく思った。
そんなに長くない本なのに、読み終えるのに3日もかかった。だいたいは、一息で読んじゃうタイプなのに。
ちょっと読むと眠くなったり、退屈で違うことしちゃったり…。こんなにのめり込めなかった本って久しぶり。
話は、日本版の不思議の国のアリスかな、という感じ。それよりはちゃんと作ってあって、感じ取って欲しいことが明確に示してある。
全体的に、誰にも、あんまり感情移入して読まなかった。客観的に、本当に「本を読んでいる」感じだった。入っていけないのに話は進んでいくから、ちょっと締め出された感がある。
でも、裏庭に入る前の照美の渇いた感じとか、虚無感とかは、梨木さんだなぁっていう静かさと、ある種の清さみたいなものがあった。西の魔女が死んだもそうだけど、そういう雰囲気は好き。
心に留めておきたい言葉もいくつかあった。パパは最近「徹夫」でいる時間がほとんどない、というくだりは、ああ、大人ってそうやって子供だった自分から遠く離れていくんだな、って悲しくなった。鎧が人生を着ているっていうのも考えさせられるし。一番ギクリとしたのがやっぱり傷だろうなぁ。
スナッフが言った言葉。「自分の傷と真正面から向き合うよりは、似たような傷を品評する方が、遥かに楽だ」って。
自分の傷は見たくないし、触りたくも無い。だから人の傷を見てあれこれ言う。心理学科のわたしは、おおいにギクリとしました笑
全体的に退屈感は否めないけど、一回は読んで損はないかなぁという感じだった。
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.85
(3pt)

言いたいことは分かるんだけど…

すっごい読みづらい本だった。高評価だったから、それなりには期待して読んだけど…うーん。やっぱり人の評価ってあてにならないなぁとつくづく思った。
そんなに長くない本なのに、読み終えるのに3日もかかった。だいたいは、一息で読んじゃうタイプなのに。
ちょっと読むと眠くなったり、退屈で違うことしちゃったり…。こんなにのめり込めなかった本って久しぶり。
話は、日本版の不思議の国のアリスかな、という感じ。それよりはちゃんと作ってあって、感じ取って欲しいことが明確に示してある。
全体的に、誰にも、あんまり感情移入して読まなかった。客観的に、本当に「本を読んでいる」感じだった。入っていけないのに話は進んでいくから、ちょっと締め出された感がある。
でも、裏庭に入る前の照美の渇いた感じとか、虚無感とかは、梨木さんだなぁっていう静かさと、ある種の清さみたいなものがあった。西の魔女が死んだもそうだけど、そういう雰囲気は好き。
心に留めておきたい言葉もいくつかあった。パパは最近「徹夫」でいる時間がほとんどない、というくだりは、ああ、大人ってそうやって子供だった自分から遠く離れていくんだな、って悲しくなった。鎧が人生を着ているっていうのも考えさせられるし。一番ギクリとしたのがやっぱり傷だろうなぁ。
スナッフが言った言葉。「自分の傷と真正面から向き合うよりは、似たような傷を品評する方が、遥かに楽だ」って。
自分の傷は見たくないし、触りたくも無い。だから人の傷を見てあれこれ言う。心理学科のわたしは、おおいにギクリとしました笑
全体的に退屈感は否めないけど、一回は読んで損はないかなぁという感じだった。
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315
No.84
(4pt)

果てしない物語へのオマージュ?

ずっと探していた本です。
冒険は少年だけの専売特許ではないのでは?
主人公が旅にでる→障害にぶつかる→旅から戻ってくる、という冒険もので、主人公が少年ではなく少女だったらどんな話になるんだろう?と。
この本に出会って、ようやくその願いが叶いました。
面白い!買って読む価値ありです。
ただ、面白いのですが、この面白さを表現するのが難しい。
善悪の二元論に単純化しない、いい意味での割り切れなさや、現実世界の人間関係への言及は「果てしない物語」のようでもあるし、自分自身の内面の庭を持つ、というところは「風の谷のナウシカ」にも通じる。よくわからない問答をするキャラクターは「アリス」っぽくもある。「庭」を嫌ってしまった祖母が、なぜ娘ではなく、まだ生まれぬ孫の名前に呪文をかけていったのか、読者がいろいろと考える自由が読者に与えられているのもいい。
作者の好きな冒険ものの要素を全部詰め込んだ、そんな作品なんじゃないかな。
若干駆け足ぎみで、あらけずりな印象を受ける部分があったので、☆4つ。
とはいえ、私はこの作品、好きです。またいつか、読み返すことがあると思います。
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.83
(4pt)

果てしない物語へのオマージュ?

ずっと探していた本です。
冒険は少年だけの専売特許ではないのでは?
主人公が旅にでる→障害にぶつかる→旅から戻ってくる、という冒険もので、主人公が少年ではなく少女だったらどんな話になるんだろう?と。
この本に出会って、ようやくその願いが叶いました。
面白い!買って読む価値ありです。
ただ、面白いのですが、この面白さを表現するのが難しい。
善悪の二元論に単純化しない、いい意味での割り切れなさや、現実世界の人間関係への言及は「果てしない物語」のようでもあるし、自分自身の内面の庭を持つ、というところは「風の谷のナウシカ」にも通じる。よくわからない問答をするキャラクターは「アリス」っぽくもある。「庭」を嫌ってしまった祖母が、なぜ娘ではなく、まだ生まれぬ孫の名前に呪文をかけていったのか、読者がいろいろと考える自由が読者に与えられているのもいい。
作者の好きな冒険ものの要素を全部詰め込んだ、そんな作品なんじゃないかな。
若干駆け足ぎみで、あらけずりな印象を受ける部分があったので、☆4つ。
とはいえ、私はこの作品、好きです。またいつか、読み返すことがあると思います。
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315
No.82
(4pt)

「裏庭」をめぐる不思議な話

 古い洋館とそこに暮らしたバーンズ家にまつわる秘密の「裏庭」を描いたファンタジー。近所に住む主人公の少女照美やその家族、バーンズ家の人々の過去と現在が、「裏庭」を介して不思議な糸で結ばれている話。
 私の場合は、「裏庭」の中の世界の部分は余りに荒唐無稽でついていきにくかったが、現実の世界の部分は、謎めいたバーンズ屋敷の雰囲気や登場人物の配し方、話の展開が上手だなあと感じた。
 私のような中高年男性も、たまにはこんなミステリアスな話を読んでみるのもいいのかもしれませんね。
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.81
(4pt)

「裏庭」をめぐる不思議な話

 古い洋館とそこに暮らしたバーンズ家にまつわる秘密の「裏庭」を描いたファンタジー。近所に住む主人公の少女照美やその家族、バーンズ家の人々の過去と現在が、「裏庭」を介して不思議な糸で結ばれている話。
 私の場合は、「裏庭」の中の世界の部分は余りに荒唐無稽でついていきにくかったが、現実の世界の部分は、謎めいたバーンズ屋敷の雰囲気や登場人物の配し方、話の展開が上手だなあと感じた。
 私のような中高年男性も、たまにはこんなミステリアスな話を読んでみるのもいいのかもしれませんね。
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315
No.80
(5pt)

傑作

宮崎駿を超えるんではないか?と思えるほど、想像に富んでいて、内容の濃い、こどもが主人公の本だった!
宮崎駿さんに頼んで映画化して欲しいと思う。
裏庭 (理論社ライブラリー) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (理論社ライブラリー)より
4652011261
No.79
(5pt)

傑作

宮崎駿を超えるんではないか?と思えるほど、想像に富んでいて、内容の濃い、こどもが主人公の本だった!
宮崎駿さんに頼んで映画化して欲しいと思う。
裏庭 (新潮文庫) Amazon書評・レビュー: 裏庭 (新潮文庫)より
4101253315