バッドラック・ムーン

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バッドラック・ムーンの評価:

3.65/5点 レビュー 23件。 B ランク

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平均点3.65pt

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全37件 21〜37 2/2ページ
No.17
(3pt)

コナリー初の女性主人公・キャシーの波乱に満ちた活躍

マイクル・コナリーが、<ハリー・ボッシュ・サーガ>シリーズ6作目の『エンジェルズ・フライト』と7作目の『夜より暗き闇』をはさんで’00年に書いたノン・シリーズ作品。
本書では、刑務所を仮釈放中の元窃盗犯、キャシー・ブラックが主人公として活躍するのだが、女性主人公というのは、コナリーの作品では初めての試みである。
また、訳者もいつもの古沢嘉通でなく、(今までのところ、コナリーの長編小説では唯一)本書に限っては木村二郎が訳していることからも、シリーズ、ノン・シリーズを問わず、他のコナリー作品とは、読んでいてずいぶん感じが違う。
キャシーは、ある目的のために昔の仲間レオに‘仕事’を紹介してもらう。彼女はラス・ヴェガスのカジノホテルで、持ち前の度胸と水際立った手際を発揮、見事に大金を手に入れる。しかしその金はマフィアがらみのヤバい代物だった。かくして彼女は、上巻第2章から登場する、表向きは私立探偵、実はカジノ支配人に雇われた‘用心棒兼殺し屋’カーチの執拗な追跡を受ける。キャシーの関係する何人もの命が奪われ、ついに魔手は彼女の最愛の人物に向けられる。そしてキャシーの、命を賭けたカーチとの最後の闘いが始まる・・・。
カーチが、人の命をなんとも思わない、血も涙もない冷血漢であるだけに、読者は一層キャシーを応援するのに力がはいる。
ともあれ、今回コナリーは、ハリー・ボッシュという大きなシリーズの存在をひとまず横に置いといて、自由に新境地に意欲的にチャレンジしたのではないかと思う。
バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫)より
4062732238
No.16
(4pt)

感情を削ぎ落としたサスペンス

 過去に男性作家の手による女性を主人公にしたノベルを読んでいて違和感を覚えたことが何度かあり、「えっ、女性ならこんな場面でそんな行動はとらないんじゃないかな」とか「それって随分と男性的思考じゃないか」と、作者に向かって問質したくなったことがあります。Connellyのこの作品は、その意味で立派な成功を収めていると言って良いでしょう。違和感がありません。それは取りも直さずConnellyが感情を削ぎ落とした文章を得意とし、Cassie
という、その体内に『outlaw juice』が熱く駆け巡っている女性を主人公に据えたからでしょう。以前に読んだConnelly作品もそうでしたが、彼は作中にmental面を伝える単語はほとんど使用しません。但し感覚を伝える単語は頻繁に顔を出します。Cassieと対峙するKarchに至っては実に淡々とした筆致で描写を進め、結果としてKoontzノベルに登場するサイコパスなど比較にもならないincongruous,gruesome,といった雰囲気を醸し出しています。障害になる相手には、実に無造作にSig9ミリを発射する男。しかし彼の行為は常にkillではなく、take care ofなのです。
 さて作品は力強く読み手をぐいぐい引っ張って行きますが、相変わらず作中に幾つか展開に強引過ぎる点、ちょっと無理があるなと思わせる点がありました。ストーリー全体としては実に緊張感に満ちていてサスペンスノベルとしては一級品ですが、ミステリーとしての要素に目を向けると、大凡先の読める展開で終始し、読途中で予想した通りに終結したため幾分物足りなさを感じました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         
バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫)より
406273222X
No.15
(4pt)

感情を削ぎ落としたサスペンス

 過去に男性作家の手による女性を主人公にしたノベルを読んでいて違和感を覚えたことが何度かあり、「えっ、女性ならこんな場面でそんな行動はとらないんじゃないかな」とか「それって随分と男性的思考じゃないか」と、作者に向かって問質したくなったことがあります。Connellyのこの作品は、その意味で立派な成功を収めていると言って良いでしょう。違和感がありません。それは取りも直さずConnellyが感情を削ぎ落とした文章を得意とし、Cassie
という、その体内に『outlaw juice』が熱く駆け巡っている女性を主人公に据えたからでしょう。以前に読んだConnelly作品もそうでしたが、彼は作中にmental面を伝える単語はほとんど使用しません。但し感覚を伝える単語は頻繁に顔を出します。Cassieと対峙するKarchに至っては実に淡々とした筆致で描写を進め、結果としてKoontzノベルに登場するサイコパスなど比較にもならないincongruous,gruesome,といった雰囲気を醸し出しています。障害になる相手には、実に無造作にSig9ミリを発射する男。しかし彼の行為は常にkillではなく、take care ofなのです。
 さて作品は力強く読み手をぐいぐい引っ張って行きますが、相変わらず作中に幾つか展開に強引過ぎる点、ちょっと無理があるなと思わせる点がありました。ストーリー全体としては実に緊張感に満ちていてサスペンスノベルとしては一級品ですが、ミステリーとしての要素に目を向けると、大凡先の読める展開で終始し、読途中で予想した通りに終結したため幾分物足りなさを感じました。
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         
                                                                                                                                                                                                                                                                                                                         
バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫)より
4062732238
No.14
(4pt)

犯罪小説

 仮釈放中のキャッシーは、刑務所の中で生んで養親と暮らしている5才の娘が遠くへ引っ越すことになったことを知って、娘と一緒に暮らしたいと考え、大金を手に入れようと、昔の知り合いに仕事の斡旋を頼んだ。
 カジノで稼いだ男の部屋に、深夜、忍び込み金庫を開けると僅かな金しか入っていない。男が持ち歩いていた鞄の中に入っていると考え、鞄を探し出すが…。
 6年前に捕まったときのことと奇妙に絡みながら、話はどんどんと展開します。
 読みやすく面白いのですが、最後の謎解きの部分が今一つスッキリしませんでした。
バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫)より
406273222X
No.13
(4pt)

犯罪小説

 仮釈放中のキャッシーは、刑務所の中で生んで養親と暮らしている5才の娘が遠くへ引っ越すことになったことを知って、娘と一緒に暮らしたいと考え、大金を手に入れようと、昔の知り合いに仕事の斡旋を頼んだ。
 カジノで稼いだ男の部屋に、深夜、忍び込み金庫を開けると僅かな金しか入っていない。男が持ち歩いていた鞄の中に入っていると考え、鞄を探し出すが…。
 6年前に捕まったときのことと奇妙に絡みながら、話はどんどんと展開します。
 読みやすく面白いのですが、最後の謎解きの部分が今一つスッキリしませんでした。
バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫)より
4062732238
No.12
(4pt)

Cassieの幸せはどこにある?

Cassieは、ホテルから大金を盗み出す。不吉なことが起こるから、void moon の時間を避けて盗みを実行するよう助言されたが、void moon を避けられず…大金を取り返そうとする無慈悲な男が、またたく間にCassieに迫る。どうするCassie?最初はやや単調な気もしましたが、3分の2を過ぎたあたりから佳境に入ります。それからは、読むのをやめられません。思いがけない展開、スリリングな展開。社会復帰後地道に働いていたCassieの盗みを再開したことに隠されていた深い意味。そして、終章へ。たくさんの血が流れますが、読後感は悪くありません。作者の力量を感じます。難度の高い単語をあまり使っておらず、文も短め。侵入方法などについての細かい描写を理解するのに時間がかかりましたが、総じて、わかりやすい英語と思います。
バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫)より
406273222X
No.11
(4pt)

Cassieの幸せはどこにある?

Cassieは、ホテルから大金を盗み出す。不吉なことが起こるから、void moon の時間を避けて盗みを実行するよう助言されたが、void moon を避けられず…大金を取り返そうとする無慈悲な男が、またたく間にCassieに迫る。どうするCassie?最初はやや単調な気もしましたが、3分の2を過ぎたあたりから佳境に入ります。それからは、読むのをやめられません。思いがけない展開、スリリングな展開。社会復帰後地道に働いていたCassieの盗みを再開したことに隠されていた深い意味。そして、終章へ。たくさんの血が流れますが、読後感は悪くありません。作者の力量を感じます。難度の高い単語をあまり使っておらず、文も短め。侵入方法などについての細かい描写を理解するのに時間がかかりましたが、総じて、わかりやすい英語と思います。
バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫)より
4062732238
No.10
(3pt)

特報!この夏の娯楽超大作!ーってかんじ

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バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫)より
4062732238
No.9
(3pt)

特報!この夏の娯楽超大作!ーってかんじ

ボッシュものã‚'手å ...くまとめるマイクル・コナリーの女泥æ£'モノ。さすがにç '綻なく最後まで読ませる。伏線があり、急展é-‹ãŒã‚り、どã‚"でã‚"がえã-がある。そã-て何といってもコナリーの良さは、å '面がãƒ"ジュアライズされ、読è€...の頭の中に映像とã-てぱっと浮かび上がってくるとã"ろだろう。ã"の作å"ã‚‚アンジェリーナ・ジョリーあたりが主æ¼"するハリウッドものーといった感じがする。ã‚'ージャスなラス・ãƒ'ェガスの夜景や、通風å­"ã‚'這って進む彼女の真剣な表æƒ...が目に浮かぶようだ。問題はソコで、あまりにもキレイでå...·ä½"的すぎて、ハードボイルドにつきもののå"€æ„ã¿ãŸã„なものが希è-„なのだ。主人å...¬ã‚„敵役はそれなりに描きã"まれているのだが、ちょっとデフォルメがきつすぎて何かの映ç"»ã®ç„¼ãå†™ã-のような印è!±¡!ã‚'与える。テクニカル・ターム満載で書き込まれた泥æ£'シーンも、ちょいとおæ°-楽にすぎないかなーという感じ。もちろã‚"それがベストセラーであり、クリントンあたりに愛読される秘訣なã‚"でã-ょうã'れど。
バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫)より
406273222X
No.8
(4pt)

女泥棒が主人公のConnellyの異色作

Michael Connellyと言えば、Harry Boschシリーズを始めとする刑事物で有名だが、この作品には刑事は登場せず、女泥棒とラスベガスの殺し屋を中心に話が進むという全くの異色作。6年の刑務所暮らしの後、仮釈放されたCassieは暫くまじめに暮らしていたが、あるとき故あって、再びホテル荒らしをすることに。ところが、思わぬ大金を手に入れたために、容赦のない殺し屋に終われる羽目になる。そして、追い詰められた彼女が打ち出す対抗策は?シリーズ物で成功している作家が別系統の作品を書くと失敗に終わるケースが少なくないが、この場合は、Harry Boschシリーズにも劣らぬ、スリルとスピード感あふれるストーリー展開で、見事成功を収めている。私はこれまでにConnellyの作品を数冊読んでいるが、この作品は他の作品に優るとも劣らない。英語も平易で、最後まで一気に読ませてくれる。Connellyファンにはもちろんのこと、はじめてConnellyの作品を読む人にもお勧めである。
バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫)より
406273222X
No.7
(4pt)

女泥棒が主人公のConnellyの異色作

Michael Connellyと言えば、Harry Boschシリーズを始めとする刑事物で有名だが、この作品には刑事は登場せず、女泥棒とラスベガスの殺し屋を中心に話が進むという全くの異色作。6年の刑務所暮らしの後、仮釈放されたCassieは暫くまじめに暮らしていたが、あるとき故あって、再びホテル荒らしをすることに。ところが、思わぬ大金を手に入れたために、容赦のない殺し屋に終われる羽目になる。そして、追い詰められた彼女が打ち出す対抗策は?シリーズ物で成功している作家が別系統の作品を書くと失敗に終わるケースが少なくないが、この場合は、Harry Boschシリーズにも劣らぬ、スリルとスピード感あふれるストーリー展開で、見事成功を収めている。私はこれまでにConnellyの作品を数冊読んでいるが、この作品は他の作品に優るとも劣らない。英語も平易で、最後まで一気に読ませてくれる。Connellyファンにはもちろんのこと、はじめてConnellyの作品を読む人にもお勧めである。
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4062732238
No.6
(4pt)

母は強し

  コナリーが、女主人公を料理したのは、はじめてだろうか・欧米での女性の進出は、めざましく、小説でも、色仕掛けではない、純粋な?女のホテル泥棒まで生み出した。  生地は、愛する男と、母性愛。トッピングは、莫大な現金、ピリッと辛い追跡者、風水に自動プール清掃機、誘拐、罠。最期の一片に隠し味まであり、胸も腹も一杯!
バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫)より
406273222X
No.5
(4pt)

母は強し

  コナリーが、女主人公を料理したのは、はじめてだろうか・欧米での女性の進出は、めざましく、小説でも、色仕掛けではない、純粋な?女のホテル泥棒まで生み出した。  生地は、愛する男と、母性愛。トッピングは、莫大な現金、ピリッと辛い追跡者、風水に自動プール清掃機、誘拐、罠。最期の一片に隠し味まであり、胸も腹も一杯!
バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫)より
4062732238
No.4
(5pt)

魅力的なヒロインを愛せずにはいられない

孤独で凛々しいキャシーや、冷酷非情でありながらどこか人間的なカーチといった登場人物が非情に魅力的。アクションシーンは切れが良いし、ストーリーの整合性も申し分がない。心のひだに染み入る最終章はすばらしかった。
バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫)より
406273222X
No.3
(5pt)

魅力的なヒロインを愛せずにはいられない

孤独で凛々しいキャシーや、冷酷非情でありながらどこか人間的なカーチといった登場人物が非情に魅力的。アクションシーンは切れが良いし、ストーリーの整合性も申し分がない。心のひだに染み入る最終章はすばらしかった。
バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫)より
4062732238
No.2
(4pt)

異色作

コネリーの作品としては主人公が女性であり、警察官でもなく異色作である。さらに主人公がいかに犯罪を成し遂げるかという設定も異色である。しかし本編は読み始めたら止められない。他作品と同じに込み入ったプロットと、はらはらさせるサスペンスに満ちている。中国古来のの風水と現代的なパソコン機器類の組合せ、ラスベガスのカジノの防犯対策などの描写には感服するのみである。
バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈上〉 (講談社文庫)より
406273222X
No.1
(4pt)

異色作

コネリーの作品としては主人公が女性であり、警察官でもなく異色作である。さらに主人公がいかに犯罪を成し遂げるかという設定も異色である。しかし本編は読み始めたら止められない。他作品と同じに込み入ったプロットと、はらはらさせるサスペンスに満ちている。中国古来のの風水と現代的なパソコン機器類の組合せ、ラスベガスのカジノの防犯対策などの描写には感服するのみである。
バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫) Amazon書評・レビュー: バッドラック・ムーン〈下〉 (講談社文庫)より
4062732238