1Q84

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1Q84の評価:

3.66/5点 レビュー 983件。 D ランク

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平均点3.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,146件 1,041〜1,060 53/58ページ
No.106
(3pt)

ミステリアスな疑問符のプールの中に取り残される読者

本作が発売されて2週間近くになり、
多くの方の書評やレビューを拝読させていただきましたが、
私が、本作を最も的確に批評していると思った書評に
次のようなものがあります。

『物語としてはとても面白くできているし、
最後までぐいぐいと読者を牽引していくのだが、
空気さなぎとは何か、リトル・ピープルとは何かということになると、
我々は最後までミステリアスな疑問符のプールの中に
取り残されたままになる。あるいはそれこそが著者の意図したこと
なのかもしれないが、そのような姿勢を(作者の怠慢)と
受け取る読者は決して少なくはないはずだ。』

すでに読まれた方はお分かりだと思いますが、
この書評は、登場人物のひとりである17歳の少女ふかえりが書いた
小説(正確には原案)『空気さなぎ』に対する文中の書評で、
村上春樹は、本作が世に出る前に、読者からの批判を
あらかじめ推測し、それを受ける覚悟で書いていたのではないかと
思われます。

この書評の続きを読んでみると、

『この処女作についてはとりあえずよしとしても、
著者がこの先も長く小説家としての活動を続けていくつもりであれば、
そのような思わせぶりな姿勢についての真摯な検討を、
近い将来迫られることになるかもしれない』

と書いていますが、この文章から推測すれば、やはり村上春樹は、
ブック3、ブック4を用意しているはずです。
ブック3が<10月−12月>で、ブック4が<1月ー3月>になると、
ブック4は1Q84ではなく、1Q85になるのではないかと疑問視されて
いる方もいますが、ブック4が、ブック1の前に来る話であれば、
1Q85になる事はありません。
私は、1Q84がメビウスの輪のように、終局と始まりが繋がっている
終わりなきストーリーになる事を秘かに期待しているのです。
(BooK1 50点 BooK2 70点)
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.105
(4pt)

BOOK2で完結?

感想を言えば、おもしろい作品だとは思うのだが?やはり最後は不完全燃焼に終わっている。
BOOK3・4が出ることに期待したい。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.104
(5pt)

ひとりぼっちが二人

NHK集金に日曜日毎に付き合わされた少年が30を迎える前夜にこれまでにない世界に巻き込まれ、自身を省みる物語。BOOK2を読了した直後は、月が2つになり、リトルピープルがざわざわする、パラレルワールドぶりに、クラクラしてしまっていたけど、BOOK1を改めてみかえすと要は、ひとりぼっちの二人が、それぞれいかにひとりぼっちか、ということを丁寧に描いている。現代小説ならば、孤独な人間は劇的装置によって、新しい自分を発見し、これまでなかった他者との関わりを築いていくもんかな、と思うが、ここでは逆に自分だけの王国を築いてしまう。性的な暴力や、集団の恐ろしさや下卑た人間や、集金父やボディーガードタマル世代(つまり親世代)が抱えた戦争と貧乏、だらけの世界で自分がひとりぼっちなことを認識して、削ぎ落としていくとどうなるのか、ひとりぼっちの二人は好きな人に会いたくなる、そんな単純なことを描いてる、だからとても良い話と思う。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.103
(3pt)

で・・・

最近話題の本のbook2。
book1は今まで作者の本を読まなかった自分を反省するほどに物語に引き込まれていったのであるが,自分の中ではちょいと失速・・・とは言うものの,自分としては異例の速さで読み切ってしまったことを考えると,吸引力のある話であったのであろう。話の内容が現実から離れた世界へ向かい,そしてどう続いていくのか?果たして続きを手に取る自分がいるのか?う〜ん・・・
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.102
(2pt)

もったいない人

なんというか、村上春樹という作者は損をしてるような感じがしてならない。 流石の文章力と知識で魅せる事が非常に巧くて素晴らしい作家だが、読者を突き放した作風は相変わらずで、この1Q84もそうだった。 進歩がない。 根底が幾つかの作品と共通しているのは村上ファンからすれば嬉しいことなのかもしれない。 しかし、彼の作風にいささか辟易している自分には逆にまたかいという苦笑いしか浮かばない。 これは当然なのかもしれない。 私は司馬遼太郎のファンで司馬氏のテーマは幾つか同じ物もあるのだが、それが魅力に感じてしまう。 でも、司馬氏の作品はわかりやすいので比べるのが間違っているかもしれないが。 要は村上春樹も少しは読者にすり寄ってこいよと私は言いたかったのだ。 でも、村上春樹らしさは希薄となる…ジレンマは殻を突き破る時に付き物だと思うのだが。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.101
(5pt)

SFのオールド・ファンにお勧め

本作品、SF作品として読むのも面白いと思います(ただし、40歳以上のSFオールド・ファン向け)。
タイトルは、ジョージ・オーウェルの『1984年』を意識したものなので、P.K.ディックの『高い
城の男』などを思い出して、一種の歴史改編SFとして読んでみるというのはどうでしょうか。
そういう読みかたに見合うような記述も、そこかしこに散りばめられています。これまでの村上春樹小説
にはなかった種類の描写です。
「これじゃ、サイエンス・フィクションになってしまう、と青豆は思った。」(ブック1、195頁)
「青豆はそのあとたまたま『渚にて』という映画をテレビの深夜放送で見た。一九六〇年前後につく
られたアメリカ映画だ」(ブック1、233頁)
「昔、テレビで古いSF映画を見たことがあった。タイトルは忘れた。」(ブック2、422頁)
「あの『ミクロの決死圏』の科学者みたいに―そうだ、『ミクロの決死圏』というのが映画のタイトル
だった。映画のタイトルを思い出せたおかげで、青空はいくらか気持ちを立て直すことができた。」
(ブック2、437頁)
「青豆はそのあとたまたま『渚にて』という映画をテレビの深夜放送で見た。一九六〇年前後につく
られたアメリカ映画だ」(ブック1、233頁)
などです。ちょっと無理めですが、ベストセラーのSFなんて、もう見聞しなくなって久しい現象です
から、そんな風に引き付けて読んでみるのも、趣き深く感じられます。
そういえば、レムの『ソラリス』のようにも読めます。本当ですよ。お試しください。
(あとから気づいたのですが、首都高をタルコフスキーの「ソラリス」のように読むのもよい感じです)
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.100
(4pt)

繰り返される同じテーマの小説

お話の主題は「世界の終わりと・・・」「海辺のカフカ」と同じです。同時進行する2つの物語、影を失くした少女、森といった部分も共通しています。いつもの村上ワールドなので読んでいる途中になんとなくお話の結末もみえてきてしまいました。なので初めて「世界の終わり・・・」を読んだときのような衝撃はもうありません。それに今回の主人公(天吾)は今回はあまり活躍(冒険)していません。「ハードボイルド・ワンダーランド」の「私」や「海辺のカフカ」のカフカ君、星野君、ナカタさんぐらい、どきどきワクワクする活躍をして、自分の世界を切り開いてほしかったです。村上さんの描く不思議な世界はいつも奇想天外の面白さがありましたが、今回は村上ワールドの枠の中に甘んじています。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.99
(5pt)

渾身の作品

長編全てと、短編の殆どを読んだことがありますが、今回はその集大成といえるような作品となってます。
以前から村上さんは、カラマーゾフのような多面的な視点を持った作品を残したいと、いろいろな所で書いていましたが、その到達点にあるといえるのではないでしょうか?
二人の主人公の視点を軸に、様々な要素が絡まり合い、その二人の接点で内容がピークに達し、最後はある意味見事に完結していく。
おそらく、村上さん自身もかなり自信を持っている作品かとおもいます。
これだけ売れると、賛否両論は激しくなるでしょうが、それを見こして作中の「空気さなぎ」に関する話でさらりと皮肉ってるところが、さすがかなと、、。
これまでの作品と異なっていると感じた点は、実在している組織やコミュニティを想像させる人々を作品に登場させている事です。
あーあの団体ねと、読んでいる人は思うでしょう。
これは、かなり意欲的で、かつ危険な挑戦かもしれません。
特に、宗教に関する事は、かなりの反発を生むでしょう。(アマゾンのレビューにもそれが反映されてる?)
彼程の作家であれば、個人的な影響はないのかもしれませんが、、。
ともかく、この作品は、渾身の一作品です。
先ずは読んでみてください!
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.98
(2pt)

春樹の作品にしては面白くない

海辺のカフカ以来久しぶりの長編小説。作者の問題意識、現代という時代についてのつらい認識、オウム事件、等を背景に久しぶりにパラレルワールドとその収斂となる物語を描く。しかし意図的かどうかは分からぬが、この作者にしては珍しく話しが面白くなく主人公たちものびのびとしていない。いつもは本を置くことなく読了してしまう、頁をめくるのがもどかしい思いをするほどの喜びであったが、残念ながら今回はそのような喜びはなかった。途中失敗作かとも思ったが2の後半からの盛り上がりで何とか終わらせた。主人公たちの発言がどうもステレオタイプで作者の立ち位置とのずれも良く分からない。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.97
(5pt)

「喪失と生命」の21世紀の物語

多くの人に読んで欲しいと思った。挑戦的な物語の構成とその言葉を肌寒く感じる部分もあるけれど、それも含めて私たちの生きている時代の喪失(悲しみ)と生命(希望)の手応えが感じられる文学だ。「文学は問題を提起する」という作品中の言葉とおり村上春樹は私たちの時代の問題を提起し、そして「読者それぞれにその後の物語(Book3)を作ってほしい」という力強いメッセージで本作品を締め括ったと思う。素敵だ。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.96
(5pt)

村上ワールド

凄い 凄い 凄い!! 
 この本は凄い!
 どっぷりストーリーに浸かって、やっと現実に戻ったような感覚です。
 独特の世界観・文体は昔と変わらず顕在で、この本を買って良かった! と迷わず言えます。
 
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.95
(5pt)

最近の村上作品の中では一番かも。

BOOK2ではBOOK1でみられたようなぐいぐいひきつけられる吸引力、文章の躍動感のようなものはなくなっています。しかし青豆と天吾、ふかえりのつながりが解き明かされ結末に向かっていく後半部は緊密で圧倒的です。
新聞の書評で「根源的な悪」を描いた小説とありましたがどうなんでしょう。
村上氏がこの長い小説で最も伝えようとしていること、それは幼少期の記憶の大切さであり、他者と深くコミュニケイトすることの困難さ、大切さであると思います。
そういう点で村上氏はその最初期から最もスタイルを変えない作家であり、それが全世界で広く読まれている理由なのではないでしょうか。
この小説が広く読まれて、渇いた希薄な時代に一石を投じてくれることを願います。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.94
(4pt)

逆効果

所々 太字フォントが出てきます。ページをめくるとどうしてもそこに目が行って途中の文章を読まずにそこを読んでしまうかもしれません。そんな読み方したら面白いわけないですよね?ページをめくって濃く見える行が視界に入ったら目で追う前に左手で覆い隠したほうが良いですよ。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.93
(5pt)

絶対的なフィクションではあるがが、とてもリアリティーがあります。

 BOOK2まで読み終え、本作品「1Q84」は著者がおよそ10年前「アンダーグラウンド」、「約束された場所で―underground 2」、「村上春樹、河合隼雄に会いにいく」などの作品でオウム真理教元信者、サリン事件被害者、河合隼雄氏から話を聞きまとめた作品群の集大成にもあたるのではないかという気がした。
 主人公の一人である青豆、そして天吾と共に「空気さなぎ」共にまとめた深田絵里子(ふかえり)は共にカルト教団に幼い頃属していた。2人はそれぞれの理由でカルト教団と決別することになるが、その影は教団を去った後でも人生につきまとう。本作では通常の世界、そして異常な世界との交差点をカルト教団の存在、元信者の生い立ちなどを詳細に書くことでまとめあげているように思う。村上氏がオウム事件に興味をもち、直接取材をしたことが、本作の凄味になっているのではないか。
 正常と異常が激しく作品の中で交わり合い、30代の若い天吾と青豆は何とかその闇を潜り抜け、出来ることなら正常な世界にとどまっていたいと願う。絶対的なフィクションではあるがが、とてもリアリティーがありました。
 本作は、BOOK2までで完結したといえばそうかも知れないが、個人的には青豆のこの後のストーリーを読みたいと思います。ラスト死んでしまったのであれば青豆はとても可哀想ではないか。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.92
(2pt)

読み終えて少しむなしく

ハルキさんの小説を読んでいつも不思議に思うこと。
読んでいる間は、夢中になって、いつまでもずっと読みつづけていたい。
読み終えるのが惜しいくらいに。
なのに、読み終えると、何が書いてあったのか、
きれいさっぱり忘れてしまう。
この感じ、あのひとの書いた小説によく似ている。
そう、ノーベル賞をとった、あのひとに。
かれは認めたくないだろうけど。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.91
(4pt)

「特別な空気」の中に連れて行ってくれる

2巻とも読み終えました。
多分、今まででの読書経験の中で
一番熱心に 一語、一語噛み締めるように読みました。
1Q84 はやはり好きな作品です。
「面白いか」と言われれば、それはまた別の作家の人のほうが得意かも知れません。
ハリウッド映画のようにハラハラさせるシーンや、衝撃的なラストを望むならです。
村上春樹の書く 世界は そこに取り巻く 特別な空気 のようなものかもしれません。
きっとそれは 彼の 文章の表現力の凄さが私たちをどっかに運んでくれてるのか、
もしくは 村上春樹の少年のような純粋な感覚が・・・
 私たちの心のどっかに 刺さるのかもしれません。
私は 村上春樹の 本を読む時いつも思う事があります。
ストーリーを読んでいくうちに 勝手に 結末を推測したり 裏を読んでしまう時がある。
そんな時いつも 自分がすごく 嫌になります。
彼の 書く 世界は 万人を喜ばす為の話じゃなく 売れる為の物語ではなく
 もっと もっと
純粋で 私が読む前から 
 ずっと ずっと前から そこにあったような  特別な場所に ある気がします。
だから それを 否定しようとすると 凄く 自分が 醜いように感じてしまうのです。
1Q84 は ファンタジー でも ミステリー でも SF でもないです。
あえて言うなら 村上春樹 の世界としか言えません。
それは 特別な 空気 なんです。
だから、いつも 内容を すぐ 忘れてしまう・・・ 
その空気は どの作品にも しっかり出てます。
個人的には ノルウェイの森が 一番好きなのですが。
だから もしこれから 1Q84 を読む人がいたら
変な 勘ぐりをせず もっと純粋に その空気を感じてください。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.90
(4pt)

このままでは終わらない?

登場人物像、ストーリー共に村上春樹ファンにとってはなじみのものです。
過去の作品とおなじく読者を読ませ、この2冊では終わりではないと思わせる作風もなんともいえません。
この発行部数からすると過去に村上春樹の作品をよんだことがある人で、本作をよんでいない人はいないのでは。
もしまだ読んでいない方がいらっしゃれば、ぜひ読んでみてください。
特に、羊とハードボイルドワンダーランドが好きな方にはおすすめです。
内容は摩訶不思議なラブストーリーというのが私の印象です(なぜが下巻を読んでいて涙がでてきました)。
今回2回読んで気になっているのが、天吾の本当の父=エリの父=天吾とエリは兄弟?ってのが
次回作でどのようになっていくかに私の気持ちは向かってます。
とくかく、これだけで終わらずにまた次回作を待たされる感じです、やれやれ。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.89
(5pt)

そろそろノーベル賞がとれるのでは?

著者の作品は全て同時代に読んできました。
自分も著者も年をとりましたが、60歳にして固まらず、これだけ感受性のの若さを保てるというのは、やはり特別な人だと感じます。
そろそろ年齢的にも、文学の成熟度からいっても、ドカンと大きな賞をもらいそうな気がするし、それに値する作品だと思います。
この作品は、「羊をめぐる冒険」から「ダンスダンスダンス」で表現した世界を、渾身の力を込めて書き直したものではないでしょうか。確かご自分でも、ダンスダンスダンスは粗削りだけれどもそこを好きな読者が多いと書いていたような。
頭に星のある羊がリトル・ピープルに、
僕の職業の翻訳が数学に、機能的雪かきが予備校での授業に。
ただ今回は、主人公の心の核(世界の終りでいうブラックボックス内の世界)が前作では「いるかホテル」という場所であったのに対し、今回は青豆さん(眼鏡をかけたホテルの女の子と同じく変わった名前)という人間であることに変化を感じました。
この何十年で出した著者の観点が変化し、人生を自己完結した虚無的なものではなく、愛が存在すると信じようとしている。今回これにはちょっとびっくりしました。
色々なことがあって著者の人生は信じるに値するものに変化していて、ちょっとうらやましく感じました。
虚無的なままの方が読者の共感は得られるのだと思いますが、それを先に越えていった著者に愛が見えるなら、人生はひょっとするとなかなか悪くないのかも知れないなと。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.88
(5pt)

すごすぎる結末

最初のうちは今までの村上作品の焼き直しかとがっかり気味で読み進んでいったのだが後半から世界は急変し、最後はあまりの結末に息苦しくなるほど続編がでると思われている方もいるようですが村上作品の中でもいちにを争う完結度ではないでしょうか読み終えてからもずっと結末の余韻が抜けませんしばらくして落ち着いたらもう一度ゆっくり読み直したいものです
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.87
(5pt)

現代文学の最高峰

(取扱い注意)
・本作品は文学作品であり、ライトノベルや携帯小説ではありません。
 サスペンス仕立てで一般にも分かりやすいですが、テキストを読み解くには
 それなりの読解力が要求されます。
・他の村上春樹小説と同様にかなりくせがあります。特に性描写が濃密なため
 そうした表現が苦手な方は避けた方がよろしいでしょう。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
村上春樹の小説は今まで全部読んできました。
特に好きなのはノルウェーの森と世界の終わりなどです。
今回の1Q84は感動という点では、それら2つには及びませんが、
テキストの完成度は今までで一番だと思います。
2つの主人公のストーリーに伏線が複雑に交差し、ひとつひとつのパーツが
全体像を構築してあり、また、2,3ページにひとつくらいの割合で、
はっと考えさせられる文が散りばめられてあり、
それがとても平易な言葉で綴られていて、まさに小説のお手本という感じです。
もちろん小説だから好き嫌いはありますが、少なくとも絶対的な完成度という点では
この小説は現代文学の最高峰に位置すると思います。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222