1Q84

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1Q84の評価:

3.66/5点 レビュー 983件。 D ランク

Amazon書評・レビュー点数毎のグラフです

平均点3.66pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全1,146件 981〜1,000 50/58ページ
No.166
(3pt)

まだまだ続く物語?

読み終えての感想は、物語後のイメージが感じられないことで、まるでテレビが切れる時のようにぷっつりと終わってしまいました。主人公の男性以外の登場人物がほかの物語の主役になれそうな魅力があるのに、パッタッといなくなり、エピローグがまだあるのかと思いページをめくりましたがありませんでした。
この後の物語が今後出てくることを期待します。そのときに読み返せるように本はとっておくことにします。出来ればスターウォーズのようにこの本がエピソード4・5であればもっと良いのですが。
ただ、今までレビューなど書いた事の無い人間に書かせるだけの何かはあると思います。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.165
(1pt)

全作品読んでますが

もしタイトルと著者名を見ずに中身をパラパラめくろうものなら、三流作家が書いたチープな小説と間違ってしまいそう。これが「5年ぶりの書き下ろし」なんてたいそうな帯つけるような作品かと憤りを感じます。登場人物そして彼らの発する台詞すべてに、糸がついていて、その糸を上の方で作者があやつってる。私には物語の情景や人物の心情が見えず、その糸ばかりが見えました。お金払って時間費やしてそんなもの見せられると気分が悪くなります。生きている人間、生きている言葉を、文章を通して読者の心に届けてくれるのが一流作家の仕事なんじゃないですか?操り人形による茶番劇がダラダラ続いているだけですよ。
文壇のみならず日本とも距離を置き海外での執筆活動、精神と肉体のバランスを大切にし健康を維持し続け…、そんな春樹さんの軌跡すべてが彼の人格を成熟に導いていったことは間違いないのでしょう。サリン事件をめぐるインタビューやいくつかの対談、エルサレムでの心あるスピーチを読み、そう思います。でも人格の成熟と作品の成熟とはまったく別問題なんですね。そのことがよーく分かりました。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.164
(5pt)

答えより問いが大事

この1Q84を買ったとき、たまたま一緒に
茂木健一郎・南直哉の「人は死ぬから生きら
れる」という新書を買いました。その本を読
んでから、1Q84を読んだので非常に村上
春樹の世界観がクリアに届いてきたように思
えます。
村上作品が賛否両論のものであるのは、いつ
ものことですが、その理由は村上春樹の作品
はどこまでいっても「答え」ではないからだ
と思います。
あの人は小説でなんらかの「答え」を表現して
いるのではなく、「問い」を書いているだけな
んです。よくても「こういう考え方もある」程度
にとどめている。そこが普通の小説には一定にある
「解答」のようなものを求める読者には不満なん
でしょう。
このなんらかの問題を意味のあるものとして考える
ことができないと、村上春樹を面白いとは思えない
でしょう。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.163
(1pt)

感想と続編の考察

最近の村上春樹の作品の多くは2つの話が螺旋のように続き、現実と非現実の世界をメタファーという香辛料で読者を行き来させる。読者は書かれている物語に忠実に没頭するか、それとも隠されているファクターを訪ね歩きながら読み進めるかだ。それを選択するのは読者である。この「1Q84」はどちらにとってもおもしろいものではない。とにかく登場人物・場所に魅力がない。いつものように「ファッション」「料理&お酒」「音楽」「性」等の描写をこれでもかというぐらい重複させながら物語が進むのだけど、全てが予測可能で心が動かない。根底に何が流れているのとかはもういい。とにかく、小説として、物語として楽しめるものではない。出版社の戦略で大ベストセラーになったのは村上春樹にとって悲劇である。彼の作品群の中のほんの片隅に静かに眠らせるべきであった。ちなみに僕の好きな作品は「国境の南、太陽の西」である。
 次に続編を考えてみる。あるかないか全く見当もつかないが自分なりに…。
「3」では天吾の執筆中の小説が話の中心となる。その小説の中身は宗教に囚われた少女を助ける少年の話である。一方、青豆は自殺に失敗し、「さきがけ」に追いつめられることになる。しかし、青豆は「さきがけ」のリーダーとなり、世に出た天吾の小説を偶然手にすることとなる。その時、二つの月は互いに引き付けあいひとつになる。やがて表と裏が一体化し全ての感情が素直に表現できる世界が二人に訪れる。完。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.162
(4pt)

個としての読者が向き合うべき作品

既に社会現象にもなっている村上春樹氏の最新作で、ベストセラー。
BOOK1のレビューにおいて、本作の持つ独特の時間軸、スピード感について述べたが、このBOOK2では、その時間軸が徐々にネジを巻き始め、うねるように物語がドライブし始める。
孤独な闘いを続ける二人の男女(青豆と天吾という主人公)の周囲では、数少ない理解者とも呼べる人びとが徐々に失われ(損なわれ)ていく、村上氏の読者にとってはお馴染みともいえる展開が繰り広げられていく。
読者はその過程を見つめることで、自らの孤独感、喪失感に向き合うことを要求される。
村上氏のエルサレム賞受賞スピーチは、既にかなり有名になったかと思うが、その中で「システム(壁)」に対抗する存在としての「個(卵)」の可能性が言及されていた。
そして、「個」が本質的な意味で自らの生を生きて、人びとと温かみを共有するためには、一人ひとりが自らの深い部分の闇から逃げず、真摯に向き合うことしか方法がない。
本作では、われわれ読者にその「向き合う」作業に挑むよう、強いメッセージが込められているように感じた。
たとえば、青豆と天吾が小学校の教室で交わした一瞬の、それでいて揺るぎないコミュニケーションが、物語の核となっているが、その情景を描写したBOOK2のP307辺りで、個人的に自分の中で眠っていたわけのわからない無力感を喚起された気がして、空洞から水が滴り落ちるような不思議な涙が流れた。
レビューの一つに、1Q84は読者が作る物語だと書いたものがあったが、まさに読み手の総合的な力如何で、得られるものの質量は大きく変化するのではないだろうか。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.161
(5pt)

遺伝子がどうしたって?

なぜここに書評を書いたかと言うと、ある新聞の書評に遺伝子が
どうとかというへ理屈を書いているのを読んだからで、そんな一面的な
読みかたでこの傑作小説を読んで面白いのかなと思ったからです。
そのような先入観を持たされてこの小説を読んだひとは、
御愁傷様としかいいようがありません。
この小説は発売以前にほとんど内容が明かされませんでした。
それは、先入観を持たずに読んでほしいという作者の希望が
あったからだと聞きます。
なので、村上春樹ファンなら新聞の批評など読まずに、
この本を読むことをおすすめします。
また、ノルウェーの森以来、村上春樹を読んでなかった人にも
楽しめる、とにかく面白い小説だということは言えます。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.160
(5pt)

まず、読んでみては?

「文芸書は相性だ」と思うので、どうしようか迷っているならまず読むことをおすすめします。
本ばなれ、出版不況と言われる今、純文学でこれだけ話題にのぼること自体いいことだと思います。
村上作品の魅力のひとつは、色々な作品にパイプがはりめぐらされていて、
どんどん他の本も読みたくなるというのもあると思うので、そういう意味でもおもしろいです。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.159
(4pt)

村上春樹時間とシンクロする

既に社会現象にもなっている村上春樹氏の最新作で、ベストセラー。
上下巻合わせて1000ページというボリューム以上に、読破するのに精神面も含めた体力を要求される作品だった。
個人的に、村上氏はデビュー作である『風の歌を聴け』から、根底にある「伝えたいこと」は変化しておらず、それをより正確に、厳密に伝えきるために、作品を追うごとに様々なテーマやモチーフが肉付けされていっている作家との印象を抱いている。
また、本作に限らず、村上氏の作品を読むたびに、心理学者ユングの「集合的無意識」の概念を思い出す。
この1Q84でも、男と女、善と悪(とその境界)、親子、時間、空間、記憶…といった、ギリシア神話や聖書の時代から延々と続く、人類にとって普遍的なキーワードを連想する読者がほとんどだろう。
この点については、本作に登場する架空の小説に対する評として、「それ(物語)は特殊な環境に置かれた少女の、非現実的な体験についての物語ではあったが、そこには人々の自然な共感を呼ぶものがあった。たぶん意識下にある何かが喚起されるのだろう。」(下巻P418)と、村上氏自身が書き記している。
(意識的にか、無意識的にかは判別のしようがないが、恐らく確信犯ではないだろうか)
では、「本作がこれまでの作品に対して何が際立っているのか」、を考えてみたとき、個人的には「作品のスピード感」ではないかと感じた。
本来、この作品の物語を終わらせ、起承転結を展開させることだけを考えれば、1000ページは必要以上の分量かと思う。
規則性を重んじる文章(たとえば食事を作る過程などが異様なほど綿密に描かれる)は、これまでにも見られた特徴だったが、本作では、その「村上春樹時間」とも言えるものに、これ以上ないという磁力が内包されていたように感じる。
特にこのBOOK1では、読み進めるうちに、どんどんとその時間軸を共有することを求められ、気づくとそこから抜け出すことが難しい精神状態にあることを自覚する。
そして時間の感覚の主導権が作品に渡ることで、自分も含めた読者は、自身の中の無意識的に眠らせているはずの記憶(時間)と徐々にシンクロし、作品を読みながらも、自身と対話する不思議な空間へと連れ出される。
BOOK1は、この作品(物語)と読者の関係性をセッティングすることに、ほぼすべての労力が費やされている。
(BOOK2へ続く)
5つ星指数:★★★★☆
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.158
(4pt)

何でこんなに売れちゃうの?

みなさんがいろいろな書評を書かれていたので、自分も久しぶりに少しだけ書いてみようと
個人的には好きな作家は?と聞かれたら迷いなく「村上春樹」と答えるぐらい彼の作品をほとんど読んできたし、その作品に影響を受けてきた。
「ノルウェイの森」が売れた時も実は違和感があって、「なんでこんなに…」と。
自分だけが彼の表現する「課題」や「暗喩」や「テーマ」や「言葉」を理解出来るとはさらさら思っていないが、みんながみんな「うん、うん、そうだ、そうだ」と頷くのが想像出来なかった。
この作品も、村上さんが過去に書いた「オウム真理教」関するノンフィクションとその後の行動に伴う「倫理観」や「道徳観」について、いつもの村上風の味付けが「天吾」「青豆」「ふかえり」などの登場人物がかかえる問題点で語られて行く。
いつもの一人称ではなく三人称で…。
でも、伝わってくるのは一人称の時と同じ。
続きがあるんじゃないかと言われているが、個人的には読み終わったあとの「心の中に澱の様なものがたまった感じ」や「自分のココロの室の様なものの確かさ」を再認識させてくれたことで十分であるんじゃないかな?と。
過去の作品もほとんど読み返さないし(全集が出た時は読み直したが)、この世界で本を読むと言う行動をこれだけさせてくれることに感謝したい。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.157
(5pt)

これで終わなのか?

BOOK2読み終わりました。
作者が感じてきたであろう現代社会の矛盾、歪な社会問題をうまく表現できていると思います。
他人を愛せなければ自分を大切にはできない。愛す事もできない。
自分の心の中の善と悪の均衡を保たなければ、社会までもがおかしくなってきてしまう。
「自分自身が生きる意味」を説いてる作品だと思います。
このテーマは、世界に通じる事だと思います。
BOOK3は必ず有るでしょう
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.156
(5pt)

はじめての

初めての村上作品、初めての長編読破。戎野先生の話と、さきがけリーダーの話の内容がわからづらくて今だに理解不可能なのですが(;_;)全編とおして飽きないで読みました。好きな人に会いたくて募る想い。とても入り込みました。リトルピープルと1Q84がさなぎというキーワードでエンターテイメントな恋愛小説と理解しました。生きている間に出会えるか出会えないかの作品だと思います。これからもリピートで読みます。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.155
(5pt)

タイトル「1Q84」の種明かしと、「リトルピープル」って?

「1Q84」の種明かしをやってみました。現在、改訂版6です。よかったら見に来て下さい。
http://nakatasan.jugem.jp/?eid=743#comments 「リトルピープル」って?
「1Q84」(2巻)の第11章と第13章を読んでいると、「リトルピープル」って、ごくごく簡素な表現で・・・
続きは http://nakatasan.jugem.jp/?eid=757#comments
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.154
(5pt)

タイトル「1Q84」の種明かしと、「リトルピープル」って?

「1Q84」の種明かしをやってみました。現在、改訂版6です。よかったら見に来て下さい。
http://nakatasan.jugem.jp/?eid=743#comments「リトルピープル」って?
「1Q84」(2巻)の第11章と第13章を読んでいると、「リトルピープル」って、ごくごく簡素な表現で・・・
続きは http://nakatasan.jugem.jp/?eid=757#comments
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.153
(5pt)

リズム

BOOK1の冒頭付近は、いつものように村上春樹氏の得意の軽快な文章のリズムを感じることが出来ずに、なかなか疲れてしまうのですが、中盤に差しかかる辺りからは一気に読み進んでしまう程、のめり込んでしまいます。彼にしか表現出来ない独特の世界。いつもながら買って良かったと思わせる静かで心の奧を考えずにはいられない物語でした。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.152
(1pt)

ちょっと疑問を感じて興ざめした

村上春樹さんの大ファンですが、この1Q84はどうしても解せないものがあります。それは、小説内の教団の指導者が実在のオウム真理教の旧指導者とダブって見えてしまうのは避けられず、それであるのに美化しているように思うからです。アンダーグランドという傑作まで書き上げた作家が、いくら小説のこととはいえ、これは看過できることではないと思います。どうしても実際の事件と重なるがゆえに、ただのインチキ人間がさもかし人間を超えた存在であるかのように描かれるのは怖いです。そのインチキは笑って済ませれるようなものではない、その人間によってどれだけ苦しめられた人がいることか・・・。話もBOOK1ではとてもスリリングで盛りだくさんの仕掛けで楽しませてくれたものが、BOOK2では、段々と興ざめしていって、世界もものすごく矮小な世界になってしまって、小説としても結果的に失敗だと思います。続きがあるならば期待しますが・・・。
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.151
(4pt)

面白いけど、ちょっと重たい印象

 カフカで新しい方向に転換したのかと思っていましたが、今作はクロニクル以前に戻ったという印象です。前半は展開の面白さに惹かれましたが、後半は内面重視でちょっと重い感じがしました。世界の終わり〜のような展開を期待していたからかもしれません。もしかしてクロニクルのように3巻目が出たりして・・・
1Q84 BOOK 2 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 2より
4103534230
No.150
(3pt)

「好奇心」だけが、この作品を存在させている

早速流行に遅れないように(?)全2巻を読んだ。
誰にも負けないように急いで頑張り読んだ。
しかし、「流行」という言葉が虚しいのと同義であるように
読了後も虚しかった・・
正直僕は村上春樹に熱心な読者では無いし、この新作で初めて
彼の作品を読んだ・・
あの「エルサレム賞受賞」のスピーチを読んで
興味が湧いたからでもある。しかし・・
内容は、オウム真理教がバックにあり、
男女の純粋な「愛」と教祖暗殺のスリリングさである。
簡単に書けば。
("ふかえり”は、とても魅惑的だった)
「二つの月」の重要な意味や
作者が「本当」に読者に伝えたいメッセージは、
少なくともこの作品を読んだだけでは、
伝わって来なかった(「なんだ・・」というような読後感)・・
新聞の彼の特集記事(インタヴュー)を読んでもピンと来なかった・・
彼は「ノーベル賞」を本当に取る作家なのだろうか?
その「好奇心」だけが、この作品を存在させているように
思えてならない。
ただ唯一の救いは、ストーリー自体ある種の「緊張感」は確かに存在した。
それだけが、最後までこの二重構造の長編を読ませてくれた。
(実はこの物語には、「続き=BOOK3」があるような終わり方を匂わせるが・・・)
でももう僕は、今後彼の作品にいらぬ期待はしないだろう。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.149
(4pt)

音楽を聴いているように、そして流れさっていく

村上春樹の作風といえばそれまででしょうが、音楽をながらで聴いているような気分で読みました。
読んでいる最中は、読むことを止まらずにいるくらいはまりました。
でも1巻目を読み終えて、2巻目を読み始めるまで数日のブランクがあっただけで、すっかり熱が冷めてしまった感じです。
村上作品については、ストーリーがどうの、こうの、というものでもそもそもないと思いますが、最後の主人公のあれはないだろう(唐突で安易)と、結構冷めました。
映画や音楽アルバムと比べるジャンルなのかなあと思います。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.148
(3pt)

おもしろくないのはなぜ?私が年をとったから?

 17歳の時に学校の図書館で借りた「ノルウェイの森」が、「村上春樹」との出会いでした。以来20余年、彼の小説の虜になっている私ですが、今回の1q84は、期待はずれでした。
 理由は
1 私の好きな(彼の得意な)「比喩」がいつもより精彩に欠ける。
2 ストーリー展開が以前のものと同じで面白味に欠ける。
3 よって、登場人物の切実な心情に共感できなかった。
です。
 登場人物や展開は、「羊をめぐる冒険」や「世界の終わりとハードボイルドワンダーランド」などと重なってしまうし、文章のあちこちがどうしても彼の手持ちのものをつぎはぎしたように思えてしまうのです。(●「リトルピープル」=「やみくろ」・「羊」●「ふかえり」=「耳の聞こえない女の子」など)
 新作が楽しみでたまらず、ようやく手にした「1q84」。でも、おもしろかったのは「BOOK1」のはじめだけで、後は「またか…」という感じでした。このような共通点は意図されたものでしょうが、どうしても「もうこれ以上のものはない村上春樹さん」という読後感を今は持ってしまいます。
 また、読み返すと次回は今回気づけなかったものに気づけるかも、と思いつつ、彼の「スプートニクの恋人」や「国境の東太陽の西(だっけ?)」は読み返していない私です。←この2作品もわたしのなかの「おもしろくないリスト」です。
彼の小説が好きで好きでたまらなかった10代・20代は幸せでした。今回「1q84」がおもしろくなくなったのは私自身の生活が「引きのばされた袋小路」にいるからかも。「恋」をしていたら、また、「初恋の人」「初めての人」に再会でもしていたら、グッと引き込まれた作品かもしれません。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
4103534222
No.147
(5pt)

孤独な我々が紡いでいく物語

久しぶりに胃に重いものが残るでも救いのある良品だと感じている。
・・人は基本的に孤独である。
・・でも自分にとって大切な存在のために生きている。
何か強大な力で世界が変わっていっても、どうしようもない世界に
属するしかなくても、その真実はゆるがない。
我々はその世界で生きていく。
自己犠牲や孤独、世界に沸き起こっている何者かの力、弱き人の頼るもの
こういった内容から感じたメッセージは結局この2つだった。
筆者はこの25年、いろいろなものを自分の中に取り込んできた。
地震、戦争、サリン、テロ、満州、グローバリズム、音楽、マラソン、
そしてそこには必ず人の心が存在し哀しみと孤独が存在すること。
その経験は彼の中で少しづつ層を成してそして作品に表出する。
巧みな読者を引き込んむ表現を駆使し、謎かけをちらばめて。
そうした中からかつての羊やワンダーランドの時代を彷彿させる作品が
うまれてきたのは興味深い思いだ。
自分の答えは自分で見つけてね。
1Q84 BOOK 1 Amazon書評・レビュー: 1Q84 BOOK 1より
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