粘膜人間
評判
粘膜人間の評価:
3.52/5点 レビュー 99件。 D ランク
Amazonレビュー一覧
Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全58件 41〜58 3/3ページ
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粘膜人間の評価:
3.52/5点 レビュー 99件。 D ランク
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この手のジャンルを読み慣れてないせいかもしれないが、世界観がよくも悪くも強烈で、読み終えたあとはボーッとして仕事がなかなか手につかなかった。要するに、引きずりこまれた。
これはエンターテイメントとしては必須の要素と思う。小さく上手にまとまった、どっかで読んだような凡庸な作品よりよほど良い。
新人賞応募作たるもの、こうでなければならない。
選考者もその独自性を評価したから強く押したのだろう。
文章や構成は、はっきりいってうまくない。文章は子供の作文みたいだし、エピソードはぶつ切れで、登場人物は出しっぱなしの未回収。エログロの類は、それを好む人も多いわけでサービスの一環としてありだと思うが、男性の性器〜自慰に関する描写が多いのには、まいった。
そんなもの、一体誰が読みたいだろうか。
女の裸や暴力(人体破壊)に対する需要は、はっきりいってあるので、商業作品がそれを扱うのはオッケーだ。しかし男の性器や自慰描写の需要なんて、ある? ごく一部の特殊な性癖の人間以外、誰が好む?
読者サービスでなく作者が書きたいから書いたとすれば、これは作者の自慰行為であって、あまりよろしくない。選者の林真理子氏は 「この作者は酔っており危険な領域へ入りかけている」 と評しているが、これはより解りやすくいえば、「この作者は書きながら感じている」 という意味だろう。
これは、あまりよろしくない。
まあデビュー作だから不問に伏すとして、二作目からはよりプロ的な姿勢が望まれる。この欠点を差し引いて、星4つ。
なおこの作品を読まされた林真理子氏は仕事とはいえ、お気の毒。
逆にいえば、他の2人の選者の評価がよほど高かったのだろう。改めてこの作品のパワーを感じさせる。