山手線連続通り魔 囮捜査官 北見志穂1(女囮捜査官1 触覚)
評判
山手線連続通り魔 囮捜査官 北見志穂1(女囮捜査官1 触覚)の評価:
3.90/5点 レビュー 10件。 C ランク
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※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
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全10件 1〜10 1/1ページ
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山手線連続通り魔 囮捜査官 北見志穂1(女囮捜査官1 触覚)の評価:
3.90/5点 レビュー 10件。 C ランク
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小説の詳細ページを閲覧すると、ここに履歴が表示されます。最近閲覧した小説詳細ページへ簡単に戻る事が出来ます。
実の所、私は痴漢を描く事もよくある、素人官能小説家である。この作品はしかし、官能小説的描写は一切ない。触られて、精子を掛けられて、気持ち悪い。これが、ヒロイン北見志穂の痴漢行為に対する感想だ。痴漢に触られて、少しでも快感を覚えてくれないと、官能描写にならないのだ。
が、しかし、世の女性の正直な感想は、気持ち悪い、が正解だろう。それでは官能小説にならないので、感じてしまったと描写するわけだ。少なくとも私は、そのような嘘を書く。でも、中には、痴漢に快感を感じてしまう女性、と言う大嘘を真に受ける読者もいるのだろうか。
恐らくこの作品が書かれた30年前は、今よりそんな無邪気な男性が多かったのではないか。包茎を気に病む男性と似たようなものか。そんな社会風潮の中で、山田さんの痴漢描写は、潔いまでに官能的でないな、と感想を持った。
さて、ストーリーは、痴漢の被害者が、次々に殺害される、と言うもので、囮捜査に懐疑的だった警察や検察側の人間が、解決のため、志穂を頼るようになる様子が、興味深く描かれている。余りにも誇張して書かれてるので、リアリティはないが。犯人だと目していた人間が、間違っており。又新たに犯人を捜すーこれの繰り返しで、捜査が迷走する間に、新たな犠牲者が現れる。その度毎に犯人像の練り直しが行われるので、本格ミステリのように。読者が推理する余地はない。が、警察の推理の誤りにより、志穂が絶体絶命の危機に陥るのは、スリル満点で、意外な犯人が直前に分かったのは、いかにも謎解きミステリーであった。
30年前、痴漢行為が容認される社会風潮の中で、山田正紀さんが、この作品を世に問うた意義は大きい。同時に、本格ミステリではないが、スリル満点のエンタメ小説と評価する。