弁護側の証人

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弁護側の証人の評価:

3.29/5点 レビュー 70件。 B ランク

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平均点3.29pt

Amazonレビュー一覧

Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全88件 61〜80 4/5ページ
No.28
(4pt)

解説の逆さ富士を見せられていたという表現がぴったりの作品

我孫子武丸の○○や歌野の○○の○○トリック系作品の古典的作品として有名な作品。
最後の章で「あれ?」となる今までの読者の頭の中で描いていた世界が反転する瞬間は、最近の○○系トリックを読んでいてもよく出来ていると思わざるを得ない。
反面、この落ちに向かってのぼかし的なストーリーなので、話自体はそれほど面白いという訳ではない。
本書は文庫裏の粗筋をしっかり頭に入れて、最初から特に何も考えずにそのまま読み進んだ方がトリックに気づかず最後の落ちが効果的に味わえる。
古い作品なので最初からうがった読み方をすればネタは分ってしまう人もいるだろうが、わざわざせっかくの楽しみを放棄までして本書を読むことはないだろう。素直に騙されようと思って純粋に読んで頂きたい。
弁護側の証人 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫)より
4087464296
No.27
(4pt)

解説の逆さ富士を見せられていたという表現がぴったりの作品

我孫子武丸の○○や歌野の○○の○○トリック系作品の古典的作品として有名な作品。
最後の章で「あれ?」となる今までの読者の頭の中で描いていた世界が反転する瞬間は、最近の○○系トリックを読んでいてもよく出来ていると思わざるを得ない。
反面、この落ちに向かってのぼかし的なストーリーなので、話自体はそれほど面白いという訳ではない。
本書は文庫裏の粗筋をしっかり頭に入れて、最初から特に何も考えずにそのまま読み進んだ方がトリックに気づかず最後の落ちが効果的に味わえる。
古い作品なので最初からうがった読み方をすればネタは分ってしまう人もいるだろうが、わざわざせっかくの楽しみを放棄までして本書を読むことはないだろう。素直に騙されようと思って純粋に読んで頂きたい。
弁護側の証人 (ミステリ名作館) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (ミステリ名作館)より
4882930706
No.26
(4pt)

解説の逆さ富士を見せられていたという表現がぴったりの作品

我孫子武丸の○○や歌野の○○の○○トリック系作品の古典的作品として有名な作品。
最後の章で「あれ?」となる今までの読者の頭の中で描いていた世界が反転する瞬間は、最近の○○系トリックを読んでいてもよく出来ていると思わざるを得ない。
反面、この落ちに向かってのぼかし的なストーリーなので、話自体はそれほど面白いという訳ではない。
本書は文庫裏の粗筋をしっかり頭に入れて、最初から特に何も考えずにそのまま読み進んだ方がトリックに気づかず最後の落ちが効果的に味わえる。
古い作品なので最初からうがった読み方をすればネタは分ってしまう人もいるだろうが、わざわざせっかくの楽しみを放棄までして本書を読むことはないだろう。素直に騙されようと思って純粋に読んで頂きたい。
弁護側の証人 (集英社文庫 73-A) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫 73-A)より
4087501221
No.25
(4pt)

まず「検察側の証人」(映画版 情婦)を見てから読むことをお勧めします

なぜか、このミステリーのメイントリックに全く気付かず読み終えてしまう方が多いようですが、その方たちは、アガサ・クリスティーの「検察側の証人」の内容を知らずに、いきなりこちらを読み始めてしまった方が多いのではないでしょうか。そうすると、「え、このミステリーどこが面白いの?」ということになってしまいます。この「弁護側の証人」という題名が示すとおり、このミステリーはあえて「検察側の証人」を意識して題名を付けています。と言うより「検察側の証人」を知っている人を対象に書かれたミステリーなのです。少し推理小説をかじった方や、ミステリー映画の好きな方はこの題名で「おっ、こんどは 弁護側の証人 ときたか。」ということになります。(マレーネ・ディートリッヒ主演、映画「情婦」の原作です)つまり「検察側の証人」こそがこの「弁護側の証人」の最大のミスディレクションになっているのです。この両方を知ると、この2つの作品が表裏一体、になっていることがよくわかります。(クリスティーはちょっと?という方は、映画「情婦」をお勧めします)
弁護側の証人 (ミステリ名作館) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (ミステリ名作館)より
4882930706
No.24
(4pt)

まず「検察側の証人」(映画版 情婦)を見てから読むことをお勧めします

なぜか、このミステリーのメイントリックに全く気付かず読み終えてしまう方が多いようですが、その方たちは、アガサ・クリスティーの「検察側の証人」の内容を知らずに、いきなりこちらを読み始めてしまった方が多いのではないでしょうか。そうすると、「え、このミステリーどこが面白いの?」ということになってしまいます。この「弁護側の証人」という題名が示すとおり、このミステリーはあえて「検察側の証人」を意識して題名を付けています。と言うより「検察側の証人」を知っている人を対象に書かれたミステリーなのです。少し推理小説をかじった方や、ミステリー映画の好きな方はこの題名で「おっ、こんどは 弁護側の証人 ときたか。」ということになります。(マレーネ・ディートリッヒ主演、映画「情婦」の原作です)つまり「検察側の証人」こそがこの「弁護側の証人」の最大のミスディレクションになっているのです。この両方を知ると、この2つの作品が表裏一体、になっていることがよくわかります。(クリスティーはちょっと?という方は、映画「情婦」をお勧めします)
弁護側の証人 (集英社文庫 73-A) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫 73-A)より
4087501221
No.23
(4pt)

まず「検察側の証人」(映画版 情婦)を見てから読むことをお勧めします

なぜか、このミステリーのメイントリックに全く気付かず読み終えてしまう方が多いようですが、その方たちは、アガサ・クリスティーの「検察側の証人」の内容を知らずに、いきなりこちらを読み始めてしまった方が多いのではないでしょうか。そうすると、「え、このミステリーどこが面白いの?」ということになってしまいます。この「弁護側の証人」という題名が示すとおり、このミステリーはあえて「検察側の証人」を意識して題名を付けています。と言うより「検察側の証人」を知っている人を対象に書かれたミステリーなのです。少し推理小説をかじった方や、ミステリー映画の好きな方はこの題名で「おっ、こんどは 弁護側の証人 ときたか。」ということになります。(マレーネ・ディートリッヒ主演、映画「情婦」の原作です)つまり「検察側の証人」こそがこの「弁護側の証人」の最大のミスディレクションになっているのです。この両方を知ると、この2つの作品が表裏一体、になっていることがよくわかります。(クリスティーはちょっと?という方は、映画「情婦」をお勧めします)
弁護側の証人 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫)より
4087464296
No.22
(5pt)

まるでフレンチ・ミステリのような

本書の面白さは、どれだけ作中人物に感情移入できるかで違ってくる。そして、あのどちらに感情移入しても、サプライズ・エンディングのカタルシスは訪れる。だから、感情移入できなかった人には残念だが、余り面白いとは感じないかもしれないし、サプライズも何ということなく過ぎてしまうだろう。

 そう、本作は間違いなく読者を選ぶ作品であり、誰もが手放しで傑作と称賛するようなものではないのだ。ストーリーにある‘しかけ’は大したことはない。ただ、それをどちら側と判断するかでもまた、評価は変わってくる。しかし、本当に評価すべきなのは、その‘しかけ’の仕掛け方であろう。

 いかにも都筑道夫好みの作品であり、たしか本作に対する都筑の評価はかなり高かったと思う。同様の設定の作品は、現在ではその出来不出来にかかわらず多数存在する。だから、今の読者にはそう珍しい‘しかけ’ではないだろう。だが、作品としての完成度とその歴史的なものを考慮すると、本作の価値は分かると思う。

 まぎれもなく傑作、それも‘しかけ’という著者の遊び心あふれる名作である。これが復刊された意義は大きい。
弁護側の証人 (集英社文庫 73-A) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫 73-A)より
4087501221
No.21
(5pt)

まるでフレンチ・ミステリのような

本書の面白さは、どれだけ作中人物に感情移入できるかで違ってくる。そして、あのどちらに感情移入しても、サプライズ・エンディングのカタルシスは訪れる。だから、感情移入できなかった人には残念だが、余り面白いとは感じないかもしれないし、サプライズも何ということなく過ぎてしまうだろう。

 そう、本作は間違いなく読者を選ぶ作品であり、誰もが手放しで傑作と称賛するようなものではないのだ。ストーリーにある‘しかけ’は大したことはない。ただ、それをどちら側と判断するかでもまた、評価は変わってくる。しかし、本当に評価すべきなのは、その‘しかけ’の仕掛け方であろう。

 いかにも都筑道夫好みの作品であり、たしか本作に対する都筑の評価はかなり高かったと思う。同様の設定の作品は、現在ではその出来不出来にかかわらず多数存在する。だから、今の読者にはそう珍しい‘しかけ’ではないだろう。だが、作品としての完成度とその歴史的なものを考慮すると、本作の価値は分かると思う。

 まぎれもなく傑作、それも‘しかけ’という著者の遊び心あふれる名作である。これが復刊された意義は大きい。
弁護側の証人 (ミステリ名作館) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (ミステリ名作館)より
4882930706
No.20
(5pt)

まるでフレンチ・ミステリのような

本書の面白さは、どれだけ作中人物に感情移入できるかで違ってくる。そして、あのどちらに感情移入しても、サプライズ・エンディングのカタルシスは訪れる。だから、感情移入できなかった人には残念だが、余り面白いとは感じないかもしれないし、サプライズも何ということなく過ぎてしまうだろう。

 そう、本作は間違いなく読者を選ぶ作品であり、誰もが手放しで傑作と称賛するようなものではないのだ。ストーリーにある‘しかけ’は大したことはない。ただ、それをどちら側と判断するかでもまた、評価は変わってくる。しかし、本当に評価すべきなのは、その‘しかけ’の仕掛け方であろう。

 いかにも都筑道夫好みの作品であり、たしか本作に対する都筑の評価はかなり高かったと思う。同様の設定の作品は、現在ではその出来不出来にかかわらず多数存在する。だから、今の読者にはそう珍しい‘しかけ’ではないだろう。だが、作品としての完成度とその歴史的なものを考慮すると、本作の価値は分かると思う。

 まぎれもなく傑作、それも‘しかけ’という著者の遊び心あふれる名作である。これが復刊された意義は大きい。
弁護側の証人 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫)より
4087464296
No.19
(4pt)

ちょっと、どういうこと?

本屋に平積みされていたので気付いた。「弁護側の証人」か、懐かしいなぁ。解説をみると、単行本での発売は昭和30年代なので随分古い本だ。それが文庫で復刊されている。値段が600円でお釣りがくるし、250頁の厚さは手頃だし、読んだとはいっても、梗概を読んでも完全に忘れていたので買う事にした。

ふーむ、これは、まいった。終盤辺りを読んで、「ちょっと、どういうこと?」と意想外の展開となるのだ。

手品のミスリードだ。右手のほうが怪しいと、ずっと見てきたが、本当は左手だった。騙された。

もういっぺん、最初から、怪しいと思われるところを読むと、周到な伏線が張られているのに気付く。なるほど、作家になるのは難しいけれど、しかし又、何と楽しい作業かなと、羨ましくも思った。

完敗(乾杯)である。ヒント:映画化は絶対無理だ。
弁護側の証人 (集英社文庫 73-A) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫 73-A)より
4087501221
No.18
(4pt)

ちょっと、どういうこと?

本屋に平積みされていたので気付いた。「弁護側の証人」か、懐かしいなぁ。解説をみると、単行本での発売は昭和30年代なので随分古い本だ。それが文庫で復刊されている。値段が600円でお釣りがくるし、250頁の厚さは手頃だし、読んだとはいっても、梗概を読んでも完全に忘れていたので買う事にした。

ふーむ、これは、まいった。終盤辺りを読んで、「ちょっと、どういうこと?」と意想外の展開となるのだ。

手品のミスリードだ。右手のほうが怪しいと、ずっと見てきたが、本当は左手だった。騙された。

もういっぺん、最初から、怪しいと思われるところを読むと、周到な伏線が張られているのに気付く。なるほど、作家になるのは難しいけれど、しかし又、何と楽しい作業かなと、羨ましくも思った。

完敗(乾杯)である。ヒント:映画化は絶対無理だ。
弁護側の証人 (ミステリ名作館) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (ミステリ名作館)より
4882930706
No.17
(4pt)

ちょっと、どういうこと?

本屋に平積みされていたので気付いた。「弁護側の証人」か、懐かしいなぁ。解説をみると、単行本での発売は昭和30年代なので随分古い本だ。それが文庫で復刊されている。値段が600円でお釣りがくるし、250頁の厚さは手頃だし、読んだとはいっても、梗概を読んでも完全に忘れていたので買う事にした。

ふーむ、これは、まいった。終盤辺りを読んで、「ちょっと、どういうこと?」と意想外の展開となるのだ。

手品のミスリードだ。右手のほうが怪しいと、ずっと見てきたが、本当は左手だった。騙された。

もういっぺん、最初から、怪しいと思われるところを読むと、周到な伏線が張られているのに気付く。なるほど、作家になるのは難しいけれど、しかし又、何と楽しい作業かなと、羨ましくも思った。

完敗(乾杯)である。ヒント:映画化は絶対無理だ。
弁護側の証人 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫)より
4087464296
No.16
(4pt)

上手い

面白いというより上手いと思った
初めて読み直してこの小説のすごさがわかる
弁護側の証人 (集英社文庫 73-A) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫 73-A)より
4087501221
No.15
(4pt)

上手い

面白いというより上手いと思った
初めて読み直してこの小説のすごさがわかる
弁護側の証人 (ミステリ名作館) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (ミステリ名作館)より
4882930706
No.14
(4pt)

上手い

面白いというより上手いと思った
初めて読み直してこの小説のすごさがわかる
弁護側の証人 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫)より
4087464296
No.13
(4pt)

誰もがだまされる ”叙述ミステリー”の白眉

P・D・ジェイムズの『女には向かない職業』やジョセフィン・テイの『時の娘』などの翻訳でも知られる小泉喜美子の小説デビュー作。

ヌードダンサーのミミイ・ローイは財閥の御曹司に見初められてスピード結婚。だが玉の輿となるべき幸せな結婚生活はわずか2ヶ月で夫の父親の殺害によって打ち砕かれた。真犯人は一体誰? 一審の死刑判決をくつがえすべく、元同僚のダンサー・エダの紹介による新しい一見風采の上がらない弁護士とともに警察に働きかけ、ミミイは闘う。ストーリーは、ミミイの一人称の「現在」の章と三人称の「過去」の章が交錯して、‘わたし’ことミミイの心情や、富豪一家とそれを取り巻く人々、そして事件のあらましが語られる。大富豪のもとに嫁いだ分不相応な女性の苦労話のように、なんのわだかまりもなくスラスラ読み進んで、第十一章で、天地がひっくり返る。なるほど改めて序章から一人称の章を読み返してみても、真相に何の破綻もない。巧緻に張られた伏線の妙にただ恐れ入るばかりである。さらに、第十一章はそれだけでも異例な、現職の警部補が弁護側の証人に立つという迫真の法廷ミステリーの要素も併せ持っており、読み応え充分である。

それにしても“叙述ミステリー”は折原一のファンである私には慣れているはずだったが、これは正直言ってヤラれてしまった。
本書は、序章から第十章までがすべてトリックであり、衝撃の“どんでん返し”が待ち受ける、誰もが騙される“叙述ミステリー”の白眉である。
弁護側の証人 (1978年) (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (1978年) (集英社文庫)より
B000J8PLMA
No.12
(4pt)

誰もがだまされる ”叙述ミステリー”の白眉

P・D・ジェイムズの『女には向かない職業』やジョセフィン・テイの『時の娘』などの翻訳でも知られる小泉喜美子の小説デビュー作。

ヌードダンサーのミミイ・ローイは財閥の御曹司に見初められてスピード結婚。だが玉の輿となるべき幸せな結婚生活はわずか2ヶ月で夫の父親の殺害によって打ち砕かれた。真犯人は一体誰? 一審の死刑判決をくつがえすべく、元同僚のダンサー・エダの紹介による新しい一見風采の上がらない弁護士とともに警察に働きかけ、ミミイは闘う。ストーリーは、ミミイの一人称の「現在」の章と三人称の「過去」の章が交錯して、‘わたし’ことミミイの心情や、富豪一家とそれを取り巻く人々、そして事件のあらましが語られる。大富豪のもとに嫁いだ分不相応な女性の苦労話のように、なんのわだかまりもなくスラスラ読み進んで、第十一章で、天地がひっくり返る。なるほど改めて序章から一人称の章を読み返してみても、真相に何の破綻もない。巧緻に張られた伏線の妙にただ恐れ入るばかりである。さらに、第十一章はそれだけでも異例な、現職の警部補が弁護側の証人に立つという迫真の法廷ミステリーの要素も併せ持っており、読み応え充分である。

それにしても“叙述ミステリー”は折原一のファンである私には慣れているはずだったが、これは正直言ってヤラれてしまった。
本書は、序章から第十章までがすべてトリックであり、衝撃の“どんでん返し”が待ち受ける、誰もが騙される“叙述ミステリー”の白眉である。
弁護側の証人 (1963年) (ポケット文春) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (1963年) (ポケット文春)より
B000JAIZ2Q
No.11
(4pt)

誰もがだまされる ”叙述ミステリー”の白眉

P・D・ジェイムズの『女には向かない職業』やジョセフィン・テイの『時の娘』などの翻訳でも知られる小泉喜美子の小説デビュー作。
’63年発表の伝説の名作が46年を経て復刊された。
ヌードダンサーのミミイ・ローイは財閥の御曹司に見初められてスピード結婚。だが玉の輿となるべき幸せな結婚生活はわずか2ヶ月で夫の父親の殺害によって打ち砕かれた。真犯人は一体誰? 一審の死刑判決をくつがえすべく、元同僚のダンサー・エダの紹介による新しい一見風采の上がらない弁護士とともに警察に働きかけ、ミミイは闘う。ストーリーは、ミミイの一人称の「現在」の章と三人称の「過去」の章が交錯して、‘わたし’ことミミイの心情や、富豪一家とそれを取り巻く人々、そして事件のあらましが語られる。大富豪のもとに嫁いだ分不相応な女性の苦労話のように、なんのわだかまりもなくスラスラ読み進んで、第十一章で、天地がひっくり返る。なるほど改めて序章から一人称の章を読み返してみても、真相に何の破綻もない。巧緻に張られた伏線の妙にただ恐れ入るばかりである。さらに、第十一章はそれだけでも異例な、現職の警部補が弁護側の証人に立つという迫真の法廷ミステリーの要素も併せ持っており、読み応え充分である。
それにしても“叙述ミステリー”は折原一のファンである私には慣れているはずだったが、これは正直言ってヤラれてしまった。
本書は、序章から第十章までがすべてトリックであり、衝撃の“どんでん返し”が待ち受ける、誰もが騙される“叙述ミステリー”の白眉である。
弁護側の証人 (集英社文庫 73-A) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫 73-A)より
4087501221
No.10
(4pt)

誰もがだまされる ”叙述ミステリー”の白眉

P・D・ジェイムズの『女には向かない職業』やジョセフィン・テイの『時の娘』などの翻訳でも知られる小泉喜美子の小説デビュー作。
’63年発表の伝説の名作が46年を経て復刊された。
ヌードダンサーのミミイ・ローイは財閥の御曹司に見初められてスピード結婚。だが玉の輿となるべき幸せな結婚生活はわずか2ヶ月で夫の父親の殺害によって打ち砕かれた。真犯人は一体誰? 一審の死刑判決をくつがえすべく、元同僚のダンサー・エダの紹介による新しい一見風采の上がらない弁護士とともに警察に働きかけ、ミミイは闘う。ストーリーは、ミミイの一人称の「現在」の章と三人称の「過去」の章が交錯して、‘わたし’ことミミイの心情や、富豪一家とそれを取り巻く人々、そして事件のあらましが語られる。大富豪のもとに嫁いだ分不相応な女性の苦労話のように、なんのわだかまりもなくスラスラ読み進んで、第十一章で、天地がひっくり返る。なるほど改めて序章から一人称の章を読み返してみても、真相に何の破綻もない。巧緻に張られた伏線の妙にただ恐れ入るばかりである。さらに、第十一章はそれだけでも異例な、現職の警部補が弁護側の証人に立つという迫真の法廷ミステリーの要素も併せ持っており、読み応え充分である。
それにしても“叙述ミステリー”は折原一のファンである私には慣れているはずだったが、これは正直言ってヤラれてしまった。
本書は、序章から第十章までがすべてトリックであり、衝撃の“どんでん返し”が待ち受ける、誰もが騙される“叙述ミステリー”の白眉である。
弁護側の証人 (ミステリ名作館) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (ミステリ名作館)より
4882930706
No.9
(4pt)

誰もがだまされる ”叙述ミステリー”の白眉

P・D・ジェイムズの『女には向かない職業』やジョセフィン・テイの『時の娘』などの翻訳でも知られる小泉喜美子の小説デビュー作。
’63年発表の伝説の名作が46年を経て復刊された。
ヌードダンサーのミミイ・ローイは財閥の御曹司に見初められてスピード結婚。だが玉の輿となるべき幸せな結婚生活はわずか2ヶ月で夫の父親の殺害によって打ち砕かれた。真犯人は一体誰? 一審の死刑判決をくつがえすべく、元同僚のダンサー・エダの紹介による新しい一見風采の上がらない弁護士とともに警察に働きかけ、ミミイは闘う。ストーリーは、ミミイの一人称の「現在」の章と三人称の「過去」の章が交錯して、‘わたし’ことミミイの心情や、富豪一家とそれを取り巻く人々、そして事件のあらましが語られる。大富豪のもとに嫁いだ分不相応な女性の苦労話のように、なんのわだかまりもなくスラスラ読み進んで、第十一章で、天地がひっくり返る。なるほど改めて序章から一人称の章を読み返してみても、真相に何の破綻もない。巧緻に張られた伏線の妙にただ恐れ入るばかりである。さらに、第十一章はそれだけでも異例な、現職の警部補が弁護側の証人に立つという迫真の法廷ミステリーの要素も併せ持っており、読み応え充分である。
それにしても“叙述ミステリー”は折原一のファンである私には慣れているはずだったが、これは正直言ってヤラれてしまった。
本書は、序章から第十章までがすべてトリックであり、衝撃の“どんでん返し”が待ち受ける、誰もが騙される“叙述ミステリー”の白眉である。
弁護側の証人 (集英社文庫) Amazon書評・レビュー: 弁護側の証人 (集英社文庫)より
4087464296