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贄門島
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【この小説が収録されている参考書籍】
贄門島の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.50pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全3件 1~3 1/1ページ
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内田先生の作品は殆ど未読で浅見シリーズも殆ど知らないまま読みました。 旅情にプラス社会派ミステリといった感じ。いつもこんな作風なんだろうか? 読み応えは充分過ぎる程あり、もっとこじんまりとしたものが読みたかったな…と思ってしまった。 | ||||
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外房総の架空の島 美瀬島を舞台にした事件に浅見光彦が挑みます。作品の謎解きは浅見の空想がぴたりぴたりと当たってとんとん拍子に解けていき、島の不気味さは空振りで、なにやら緊張感の欠けた展開となります。その島にまつわる謎もちょっと飛躍しすぎて正直あまり現実味は感じられません。 恐らく当時世間をにぎわせた北朝鮮の不審船と利権を食い物にする政治家への怒りがこの作品のベースなのだと思います。 作品中に”外国への援助を食い物にした政治家”としてある政治家がやり玉にあがっていてその人に対する内田先生の嫌悪感の大きさをうかがわせますが、国会の場でさんざん追求を受けているその人の姿を思い出し「ああそんなこともあったな」と少し感慨深いものがありました。その人は当時極悪人のような扱いでしたが元の党を離れ現職に返り咲かれて今は悪人というイメージは過去のものとなっています。 以前「はちまん」という上下巻にわかれた作品を読んだ時にも思ったのですが内容が冗長でこの紙幅をとるほどかなという気がします。内田先生の作品にはそういう傾向があるのかということまではわかりませんが、長いものは敬遠したい気分です。 | ||||
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言わずと知れた、浅見光彦シリーズ。 読み終わっての感想は「何だかなぁ・・・・」この一言だった。主人公が登場して捜査し事件解決となる推理モノに定番の展開なのだが、今回の主人公は散々振り回された挙句勝手に物語が進行していき、犯人サイドが主導権を握ったまま終了。下巻の帯にある”大団円”どころか有耶無耶で終わっただけという印象。このシリーズを読んでらっしゃる方には分かると思うが、このシリーズの主人公”浅見光彦”は一種の閃きのようなもので一足飛びに解答に行き着くところがあるが、「幾らなんでも出来過ぎでは?」と思わせる箇所が満載。「映画や小説じゃあるまいし」と思ってしまうほど素晴らしすぎる犯罪トリック(フィクションとはいえ現実から遊離しすぎる)も気分を白けさせる。もっと”贄門島”という世界にどっぷりと浸かって、薄皮を一枚一枚はぐるようにじっくりと謎解きを楽しみたかった。 | ||||
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