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中央構造帯
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【この小説が収録されている参考書籍】
中央構造帯の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点4.22pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全18件 1~18 1/1ページ
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3つのエピソードの後に、日本長期産業銀行員のエリート田中が千葉県市川市で死体となって発見された。そこは平将門ゆかりの場所だった。調べると前任者も謎の死を遂げていた。その部下の銀行員で同級生だった女性と現場で浅見が出会ったことをきっかけに事件にのめり込んでいく。戦後の事件と銀行の不良債権問題について、内田がメスを入れていく長編小説である。 | ||||
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歴史とか伝統とかそういった類の分野が得意なのかと思っていたので、銀行の話が新鮮。実際の銀行はもう少し情報管理等をしっかりするのではないかとは思うが。慣れない金融分野を扱ったのだろうが、plotがprecarious structureではなく、しっかりしていたので、十分楽しめた。 | ||||
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内田康夫らしいずんずんと進んでいく文章がおもしろく、ついつい読みふけってしまった。 | ||||
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内田康夫のファンなので基本的に4つ星の評価をしています。 人間に対する厳しい観察眼を持っていることが作家の条件だと思いますが、その底に人に対する温かさが感じられる作家が好きです。その一人が内田康夫という印象を持っています。陳舜臣もその一人で、文章構成も流れも違うのですが、何となくこの二人の作家に流れる人に対する温かさを感じるのです。多くの作家の作品に接していおるわけではありませんので間違っているかもしれません。 | ||||
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内田康夫の作品はこれが初めて。 やはり2時間サスペンスの原作っぽい雰囲気というか、 B級っぽさを感じてしまった。 刑事でもプロの探偵でもない浅見の関わり方に不自然さも感じた。 以下はネタばれになりますが、 最初のほうで医師が急死した人達を警察扱いにしなかったのは明らかに違法行為であり、その部分から追及すれば事件はもっと早く解決したと思うのだが・・ まあ初めからB級と割り切って読めば、それなりに楽しんで読めます。 | ||||
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内田康夫の作品はこれが初めて。 やはり2時間サスペンスの原作っぽい雰囲気というか、 B級っぽさを感じてしまった。 刑事でもプロの探偵でもない浅見の関わり方に不自然さも感じた。 以下はネタばれになりますが、 最初のほうで医師が急死した人達を警察扱いにしなかったのは明らかに違法行為であり、その部分から追及すれば事件はもっと早く解決したと思うのだが・・ まあ初めからB級と割り切って読めば、それなりに楽しんで読めます。 | ||||
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タイトルに大げさなことを書いてしまったが、個人的にはそう感じている(全シリーズ読んだわけじゃないけど)。 本作は関東地方に散らばる”平将門伝説”と、バブルのつけに喘ぐ銀行の体たらく、そして八幡の藪不知の3つプラス、途中から明かされる終戦秘話が絡み合って上下巻に相応しい壮大なテーマになっている。特に平将門についてはあまり歴史小説で取り上げられる人物でもないだけに何気に勉強になったし、平将門にゆかりのある土地(首塚は知っていたが)が以外にたくさんあることも本作で知った。ついでに八幡の藪不知も初めて知った。これらのテーマはオカルトチックなものだが、銀行の話や、終戦秘話などがうまく絡み合って面白い。最後の顛末はもうちょっときちっと書いてくれてもよかったかな、と思わなくもない。それとヒロインがいまいちだったかな。 でも”歴史”と”社会派”の2つのテーマが見事に描かれた良作。旅情では決してないかな。 | ||||
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タイトルに大げさなことを書いてしまったが、個人的にはそう感じている(全シリーズ読んだわけじゃないけど)。 本作は関東地方に散らばる”平将門伝説”と、バブルのつけに喘ぐ銀行の体たらく、そして八幡の藪不知の3つプラス、途中から明かされる終戦秘話が絡み合って上下巻に相応しい壮大なテーマになっている。特に平将門についてはあまり歴史小説で取り上げられる人物でもないだけに何気に勉強になったし、平将門にゆかりのある土地(首塚は知っていたが)が以外にたくさんあることも本作で知った。ついでに八幡の藪不知も初めて知った。これらのテーマはオカルトチックなものだが、銀行の話や、終戦秘話などがうまく絡み合って面白い。最後の顛末はもうちょっときちっと書いてくれてもよかったかな、と思わなくもない。それとヒロインがいまいちだったかな。 でも”歴史”と”社会派”の2つのテーマが見事に描かれた良作。旅情では決してないかな。 | ||||
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文庫とはいえ、上下2巻。読むのが遅い私としては時間がかかるかなぁ?なんて心配していたのだけれど、読み始めると一気に読めてしまいました。今回は内田先生お得意の「伝説」と「社会派」がミックスされたような作品。私は経済のことには疎いので、こんな風に書いていただけるとわかりやすくて抵抗なく読めました。上巻を半分くらい過ぎないと浅見光彦が登場しないので、実はちょっと心配していたのですが、登場後は霧が晴れていくように謎が解けていくので、読んでいて嬉しくなりました。 | ||||
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文庫とはいえ、上下2巻。読むのが遅い私としては時間がかかるかなぁ?なんて心配していたのだけれど、読み始めると一気に読めてしまいました。今回は内田先生お得意の「伝説」と「社会派」がミックスされたような作品。私は経済のことには疎いので、こんな風に書いていただけるとわかりやすくて抵抗なく読めました。上巻を半分くらい過ぎないと浅見光彦が登場しないので、実はちょっと心配していたのですが、登場後は霧が晴れていくように謎が解けていくので、読んでいて嬉しくなりました。 | ||||
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あり得そうであり得ない祟り。 でも、平将門と言えば、誰でも信じてしまいそうな祟り。 この心理的弱さをついたところに面白さがある。 この作品の興味は「将門」が誰なのかに尽きるのだが、 正直、最後まで絶対に分からない。 反則覚悟で言えば、プロローグがこれほど意味のあったことはないだろう。それに絡めた、経済問題だが、正直、ここは、ちょっと経済通ならば、 誰でも知っていること。 でも、それと結びつけた作者の勝利と言うところか? この辺りは、ありそうな話として、内田康夫流「社会派」ミステリーの 面目躍如と言ったところなのだけれど、もう少し、細かい描写があっても 良かったかもね。 | ||||
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あり得そうであり得ない祟り。でも、平将門と言えば、誰でも信じてしまいそうな祟り。この心理的弱さをついたところに面白さがある。この作品の興味は「将門」が誰なのかに尽きるのだが、正直、最後まで絶対に分からない。反則覚悟で言えば、プロローグがこれほど意味のあったことはないだろう。それに絡めた、経済問題だが、正直、ここは、ちょっと経済通ならば、誰でも知っていること。でも、それと結びつけた作者の勝利と言うところか?この辺りは、ありそうな話として、内田康夫流「社会派」ミステリーの面目躍如と言ったところなのだけれど、もう少し、細かい描写があっても良かったかもね。 | ||||
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政策銀行の破たんは、将門の呪いによるものなのか。浅見光彦探偵としては、珍しく社会問題に挑戦します。銀行の内部の出来事がことごとく表沙汰になっていきますが、これはまぁ小説だから、ということで楽しんで下さい。でも、このお話はひょっとしたら、あの銀行だったのかな・・・。 | ||||
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政策銀行の破たんは、将門の呪いによるものなのか。 浅見光彦探偵としては、珍しく社会問題に挑戦します。銀行の内部の出来事がことごとく表沙汰になっていきますが、 これはまぁ小説だから、ということで楽しんで下さい。 でも、このお話はひょっとしたら、あの銀行だったのかな・・・。 | ||||
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大抵適齢期の女性が浅見光彦に恋心を抱くという、パターンなのですが、今回は全く別のところで恋愛が進行していきます。また、テーマも経済(銀行)と歴史(平将門)という組み合わせが面白かった。 | ||||
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大抵適齢期の女性が浅見光彦に恋心を抱くという、パターンなのですが、今回は全く別のところで恋愛が進行していきます。また、テーマも経済(銀行)と歴史(平将門)という組み合わせが面白かった。 | ||||
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浅見光彦シリーズは好きでほとんど読んでいますが、本作は一言、面白い。もちろん個人的にですが、いわゆる社会派の作品(本作は金融問題)が好きな方は浅見ファンでなくとも充分に楽しめると思います。 ニュースで扱われる国内の金融問題は言うまでもなく銀行関連。小説ですから事実と違う部分は当然あるでしょうが、その銀行の仕組みや諸問題が描かれて、その辺りも勉強になり、且つ楽しめました。終盤はちょっとあっさりかな、とちょっと気になりましたが全体的にまとまっていて、良い意味で普通にお薦めできる作品です。 | ||||
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浅見光彦シリーズは好きでほとんど読んでいますが、 本作は一言、面白い。もちろん個人的にですが、いわゆる社会派の 作品(本作は金融問題)が好きな方は浅見ファンでなくとも 充分に楽しめると思います。 ニュースで扱われる国内の金融問題は言うまでもなく銀行関連。 小説ですから事実と違う部分は当然あるでしょうが、その銀行の 仕組みや諸問題が描かれて、その辺りも勉強になり、且つ楽しめました。 終盤はちょっとあっさりかな、とちょっと気になりましたが 全体的にまとまっていて、良い意味で普通にお薦めできる作品です。 | ||||
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