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シューカツ!



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【この小説が収録されている参考書籍】
シューカツ!
シューカツ! (文春文庫)

シューカツ!の評価: 3.35/5点 レビュー 79件。 Cランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点3.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全23件 1~20 1/2ページ
12>>
No.23:
(2pt)

星2つ。

厳しい事をいえば、そんなに現実は甘くないでしょ、と思ってしまう。就職活動の失敗は根強い自己否定に繋がりやすい。その部分はもっと深めて欲しかった。あと、美人は性格も良く不美人はイマイチ、主人公は元気が取り柄っていう、一昔前のテンプレにはガッカリしました。
シューカツ!Amazon書評・レビュー:シューカツ!より
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No.22:
(2pt)

最後の展開でガッカリ

池袋ウエストゲートパークなどの作品でお馴染みの著者の作品。
某大学の就活生グループの中のひとりが主人公で、やはり就活を題材にした作品。

就活をネタに書いた小説はいくつもあり、差別化が難しいジャンルであると個人的には感じている。
要は内容もさることながら、表現力とか読みやすさなども十分問われるジャンルである。

そういう意味で、この作品はかなり読みやすい。
複雑な人間関係や就活事情をあまり盛り込まず、それでいて就活生の心労などはきちんと表現されている。
その点のみを評価するのであれば、就活小説としてはかなり上位に来るのではないだろうか。

しかし、この小説を全体で評価するとなると、かなり厳しい評価になった。
まず、この小説の主人公たちは皆マスコミ志望なのである。それでいて試験を受けている数が異様に少ないのである。
そこまでこだわる必要はないのかもしれないが、少し現実味が薄い。

さらに言えば、物語の結末が最悪。
中盤まではとても良い展開で進んでいたのに、最後で一気に冷めた。
こういう展開を望む人もいるのだろうが、なんとも複雑な気分にされる。

就活状況は年々変わっており、就活がうまくいく人もいれば、いかない人もいる。
この主人公の場合、うまく行き過ぎている。
結局自分の志望していたマスコミ業界に2社内定を貰えているのだから、こんな幸せなことはないだろう。
所詮小説なのであって、実体験を基にしたものではないのだから、もう少し何かあっても良かったのではないだろうか。
読んでいて不快とまでは言わないが、あまりしっくりくる終わり方ではなかったのではないだろうか。
シューカツ!Amazon書評・レビュー:シューカツ!より
4163275002
No.21:
(2pt)

途中から噴飯物

バイト先であるファミレスでのエピソードは良かったが、読みどころはそこだけ。 シューカツチームのリーダーがどんな点で優れているのか、引きこもりになる男子学生はどんな点で頭いいのか、不明だ。 主人公の周りで、菊田だけが頭悪くって他はマスコミに受かっちゃうような優秀な学生なんでしょ?これが失敗の元。 スーパー学生ばっかじゃん。 リアリティにもエンタメにも欠ける。 まるっきり品性のない小説だ。
シューカツ!Amazon書評・レビュー:シューカツ!より
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No.20:
(2pt)

リア充の就活

物凄く“リア充”な大学生たちが前向きに就活して上手く行くのを眺める小説。
就活そのものの形態に疑問を持ちながら活動していた私には考えられないくらい爽やかで「あははっ!」って感じの小説でした。就活も恋愛も友情も上手く行って、毒とかグッと胸をえぐるようなものがないので引き込まれずに主人公の楽しそうな就活を見守りました。
ただ主人公がすごく楽観的で、大失敗をしてもすぐに切り替えるのを見ていて「あーこれぐらいでいいんだー」と、楽になれたのでそれだけでもこの小説を読んだ甲斐があったかなと。
就活に疑問なんか持ってないで受け入れてこんな風に全力で頑張れればいいけどね。
とにかく「幸せでよかったね」としか思えなかった私はひねくれてんのかね。
シューカツ!Amazon書評・レビュー:シューカツ!より
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No.19:
(1pt)

怒りが込み上げてくるラスト

普段なら絶対に手に取らないような題材だが、石田氏の著書ということで敢えて読んでみた。
前半は登場人物の多さとキャラの薄さでいまいち楽しめなかった。
特に「3択で、消去法でお前にする」というような傲慢な告白と、
仲間の唐突の引きこもりからのあっけなさすぎる復帰、
この2つは違和感が大きかった。

しかしその後あたりからぐっと面白くなってきた。
確かに石田氏によくある「綺麗事のゴリ押し」「都合よく物事が進む」パターンは鼻につくものの、
現在の就職活動の様子や、難関の就職先がどんな選考方法をしているか等、興味深く読めた。
主人公が明るくひたむきで真面目で好感の持てるキャラクターなのも、ここに来て大きな感情移入の鍵となってきた。

そして、ラスト。

この文庫本にしては厚みのある作品を「最後はどうなるのだろう」という楽しみで読み進めてきたのに、
肝心の結末を書き上げず「読者のご想像におまかせします」とはどういうことだ。

そもそも今までの文章量に対してクライマックスはあまりにも量が足りない感がある。
とてつもない不完全燃焼に陥り、読み終わった後放心状態になった。
その後に怒りが込み上げてきた。

読むのに費やした時間を返してほしい。

自分は本書を絶対に人に勧めたりはしない。
シューカツ!Amazon書評・レビュー:シューカツ!より
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No.18:
(2pt)

青春小説とみるか就活本とみるか

千晴という子の就職活動を取り巻く物語。
青春小説としてはとてもチープなでき。
就活本としてはあまりにも現実離れしている。
筆者は両者のいいとこ取りを狙った作品を狙って書いたつもりなのであろうが、
結局どっちつかずな結果になってしまったという印象。

ただ多くの人は就職活動を通して大いに悩み、そこから多くのことを学ぶもの。
そんな、あのころのなんともいえない気持ちを思い出させる作品であるとは感じました。
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No.17:
(2pt)

青春小説とみるか就活本とみるか

千晴という子の就職活動を取り巻く物語。
青春小説としてはとてもチープなでき。
就活本としてはあまりにも現実離れしている。
筆者は両者のいいとこ取りを狙った作品を狙って書いたつもりなのであろうが、
結局どっちつかずな結果になってしまったという印象。

ただ多くの人は就職活動を通して大いに悩み、そこから多くのことを学ぶもの。
そんな、あのころのなんともいえない気持ちを思い出させる作品であるとは感じました。
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4167174189
No.16:
(2pt)

ありえない。。。

就職活動中の学生が読むと非常にイライラする内容だと思います。主人公とその友達が夏のインターンでテレビ局について理解を深める件があるのですが、どの会社でもインターンに行くのにさえ面接が数回あり一筋縄では行かないご時世なのに、このグループからは2人も行けています。さらに、主人公がマスコミ大手6社しか受けていないのもおかしい。相当自分に自信があってかなり優秀な学生か、相当強力なコネを持っているかのどちらかじゃないと6社なんて絶対ありえません。大手のマスコミは倍率がものすごいのに6社ってまさに就活をなめています。しかもそのうち2社内定って。。。早稲田の人がそんなに簡単に就職出来ていると石田衣良さんは思っているのでしょうか?そんなにうまくいくなら誰も苦労していません。6社面接が終わって、まだ内定が出ていないのに、主人公がすっきりした気持ちになったという件もあるのですが、それもありえないでしょう。普通だったら内定が出てからすっきりでしょ?普通秋採用の会社を探し回ると思いますが。どんだけ楽観的なんだと声を大にして言いたいです。石田衣良さんもおそらくある程度下調べをした上で書かれたとは思いますが、石田衣良さんは就活をしていないし、現実を甘く考えているので、読んでいてかなり苛立ちました。あとドラマに起用されるように書かれているのでは?という下心が要所要所見られ白けます。就活していない人にとっては、なんとなく就活について理解できるし、体のいい青春物語なので、何の違和感もなく読めるのではないかと思い星2つの評価にしました。個人的には星0でもおかしくないです。最近読んだ本の中でも断トツで最低の本でした。
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4163275002
No.15:
(2pt)

ありえない。。。

就職活動中の学生が読むと非常にイライラする内容だと思います。
主人公とその友達が夏のインターンでテレビ局について理解を深める件があるのですが、どの会社でもインターンに行くのにさえ面接が数回あり一筋縄では行かないご時世なのに、このグループからは2人も行けています。
さらに、主人公がマスコミ大手6社しか受けていないのもおかしい。相当自分に自信があってかなり優秀な学生か、相当強力なコネを持っているかのどちらかじゃないと6社なんて絶対ありえません。大手のマスコミは倍率がものすごいのに6社ってまさに就活をなめています。しかもそのうち2社内定って。。。早稲田の人がそんなに簡単に就職出来ていると石田衣良さんは思っているのでしょうか?そんなにうまくいくなら誰も苦労していません。
6社面接が終わって、まだ内定が出ていないのに、主人公がすっきりした気持ちになったという件もあるのですが、それもありえないでしょう。普通だったら内定が出てからすっきりでしょ?普通秋採用の会社を探し回ると思いますが。どんだけ楽観的なんだと声を大にして言いたいです。

石田衣良さんもおそらくある程度下調べをした上で書かれたとは思いますが、石田衣良さんは就活をしていないし、現実を甘く考えているので、読んでいてかなり苛立ちました。あとドラマに起用されるように書かれているのでは?という下心が要所要所見られ白けます。

就活していない人にとっては、なんとなく就活について理解できるし、体のいい青春物語なので、何の違和感もなく読めるのではないかと思い星2つの評価にしました。個人的には星0でもおかしくないです。最近読んだ本の中でも断トツで最低の本でした。
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No.14:
(2pt)

ん・・・・!?

私は高卒で地元の中小企業に就職したので
『世間一般でいう就活とは、こういうものなんだな〜』
と感じ、そういう意味ではそれなりに楽しめました。

でも、小説としては面白いとは思わないし、
飛ばし読みした部分も多かったです。
最後、主人公がどちらの会社を選ぶのか楽しみだったのに、
『ここまで読んでくれたあなたに決定してもらいたい』とは、
何だか肩すかしをくらったようでバカバカしかったです。
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No.13:
(2pt)

ん・・・・!?

私は高卒で地元の中小企業に就職したので
『世間一般でいう就活とは、こういうものなんだな〜』
と感じ、そういう意味ではそれなりに楽しめました。
でも、小説としては面白いとは思わないし、
飛ばし読みした部分も多かったです。
最後、主人公がどちらの会社を選ぶのか楽しみだったのに、
『ここまで読んでくれたあなたに決定してもらいたい』とは、
何だか肩すかしをくらったようでバカバカしかったです。
シューカツ!Amazon書評・レビュー:シューカツ!より
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No.12:
(2pt)

好きな作家なのですが

最近の就職活動はこういう感じなのか、とは感じました。
直木賞受賞作から、青春群像劇は得意だと思ったのですが、
人物造形が薄く小説としては今一つ。
気楽に読み流す、暇つぶしなら向いているかもしれません。
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No.11:
(2pt)

好きな作家なのですが

最近の就職活動はこういう感じなのか、とは感じました。
直木賞受賞作から、青春群像劇は得意だと思ったのですが、
人物造形が薄く小説としては今一つ。
気楽に読み流す、暇つぶしなら向いているかもしれません。
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No.10:
(1pt)

安易な就活!

読んでて憤慨して、はやくendまで行って事得たいと思ってしまった。
就職活動ってこんなに簡単なんですか?と質問したくなる。
そもそもこのプロジェクトチームが気取っていやしませんか?
リーダー、あの口調、本当に大学生なわけ?美人だとすいすいアナウンス部に内定もらえるの?
あまりにシュウカツにフォーカスして大学生と感じさせるのがなかった。
マスコミに何件も受かるなんて、不可能でしょう。
就職内定に向けて努力している主人公だが全く応援できない。何か個性ありましたっけ?
まだ、チームの中のマスコミ以外に内定した人々をフォーカスした方が面白かった。
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No.9:
(1pt)

安易な就活!

読んでて憤慨して、はやくendまで行って事得たいと思ってしまった。
就職活動ってこんなに簡単なんですか?と質問したくなる。
そもそもこのプロジェクトチームが気取っていやしませんか?
リーダー、あの口調、本当に大学生なわけ?美人だとすいすいアナウンス部に内定もらえるの?
あまりにシュウカツにフォーカスして大学生と感じさせるのがなかった。
マスコミに何件も受かるなんて、不可能でしょう。
就職内定に向けて努力している主人公だが全く応援できない。何か個性ありましたっけ?
まだ、チームの中のマスコミ以外に内定した人々をフォーカスした方が面白かった。
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No.8:
(2pt)

就職氷河期世代には読んでいて苦しい内容でした

私は2005年に新卒入社したので氷河期の終わりぐらいですね。
何十社と受けましたが第一志望の業界の会社には全て玉砕。

主人公がシューカツを進めていくに従い、圧迫面接のストレスや、
グループディスカッションの緊迫感、面接の不合格通知の後の
人格や外見全てを否定されたような挫折感が全てフラッシュバックして
胸が苦しくなりました。

今は第二新卒で転職して無事希望業界で働いているにもかかわらず、
まだ傷はふさがっていなかったみたいです。

それに比べて主人公たちはバブル期以降の売り手市場でのシューカツ
らしいですが、うまく行き過ぎでは?

マスコミって倍率何千倍ですよね?

人事や面接官の経験もないのでえらそうなことは言えないですが、
あんな受け答えで受かるとはシューカツ未経験者の皆様には
思って欲しくないです。。。

ただし、さすが石田衣良さんだけあって、最近の社会現象をリアルな臨場感
あふれる青春劇としてうまくまとめていらっしゃいます。
シューカツに苦い思い出をお持ちでない方はエンターテイメントとして
「へ〜、シューカツってこんななんだ〜」と軽い気持ちで楽しんでほしいと
思います。
シューカツ! (文春文庫)Amazon書評・レビュー:シューカツ! (文春文庫)より
4167174189
No.7:
(2pt)

就職氷河期世代には読んでいて苦しい内容でした

私は2005年に新卒入社したので氷河期の終わりぐらいですね。
何十社と受けましたが第一志望の業界の会社には全て玉砕。
主人公がシューカツを進めていくに従い、圧迫面接のストレスや、
グループディスカッションの緊迫感、面接の不合格通知の後の
人格や外見全てを否定されたような挫折感が全てフラッシュバックして
胸が苦しくなりました。
今は第二新卒で転職して無事希望業界で働いているにもかかわらず、
まだ傷はふさがっていなかったみたいです。
それに比べて主人公たちはバブル期以降の売り手市場でのシューカツ
らしいですが、うまく行き過ぎでは?
マスコミって倍率何千倍ですよね?
人事や面接官の経験もないのでえらそうなことは言えないですが、
あんな受け答えで受かるとはシューカツ未経験者の皆様には
思って欲しくないです。。。
ただし、さすが石田衣良さんだけあって、最近の社会現象をリアルな臨場感
あふれる青春劇としてうまくまとめていらっしゃいます。
シューカツに苦い思い出をお持ちでない方はエンターテイメントとして
「へ〜、シューカツってこんななんだ〜」と軽い気持ちで楽しんでほしいと
思います。
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No.6:
(2pt)

この著者の作品にしては出だしから滑っている

7人の就職活動を控えた大学生がイタリアレストランで結団式?
を行う場面から始まるのですが、くどい人物描写から幕を開けます。
この時点で嫌な予感がしていましたが、どなたかも書かれているように
非常に表層的な今時の大学生が描かれます。正直言ってこの著者の作品とは
思えない底の浅さです。
シューカツ!Amazon書評・レビュー:シューカツ!より
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No.5:
(2pt)

この著者の作品にしては出だしから滑っている

7人の就職活動を控えた大学生がイタリアレストランで結団式?
を行う場面から始まるのですが、くどい人物描写から幕を開けます。
この時点で嫌な予感がしていましたが、どなたかも書かれているように
非常に表層的な今時の大学生が描かれます。正直言ってこの著者の作品とは
思えない底の浅さです。
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No.4:
(1pt)

名は体を表す

「就活」と呼ばれるイベントと化した就職活動をテーマにしているところが
「上手いな」と思い、手に取ってみた。
しかし、読み終えた今は不快感だけが残っている。
まず、同じ大学の仲間7人で「シューカツプロジェクト」と言うチームを
結成するところから違和感を覚える。
大学生活をあと1年以上も残し、まだ社会人になる準備も出来ていないまま、
社会や企業と言った未知の世界に飛び込まなくてはならない不安から、
友達同士で「一緒に頑張ろうね」となりたい気持ちは分からなくてもない。
同じ業界を目指す仲間との情報交換や、周りのアドバイスに耳を傾ける素直な気持ち、
そして友達と励ましあうことも、時には必要だろう。
だが、就職活動とは、自分の人生を掴み取るためのもの、
それを自分のために、一人で頑張れなくてどうする。
それに、プロジェクトチームと言っても、人事からの連絡を待っている時に電話をかけてきた
仲間の一人に対して、ないがしろな態度を取ったかと思えば、
最終面接に向かう途中に突然電話をし、「私なら大丈夫って言って」と頼むなど、
自分に内定が出るまでは、仲間を気遣う余裕もない、自己中心的な馴れ合いが目に付く。
私が本書の中で一番不快に感じた部分は
「今まで数え切れないくらいの試験を受けてきた。
 でもそれもこの就職試験が最後(そして一番大切なもの)なんだから」というところだ。
希望する、難関・大手と呼ばれる企業に挑戦するのは素晴らしいことだと思う。
ただ、そこからの内定を手にするためだけに、今までたくさんの試験を受けて来た訳ではないだろう。
他の方も書かれてあるが、学問というものを馬鹿にしている。
大学というものは、就職へのステップのためだけにあるのではない。
大学や学問というものは、もっと崇高なものだ。
それに、社会に出てからこそが、自分自身がこれまでに培ってきた人間力や心の強さと言った
ペーパーテストでは量れないものが試される、
本当の試験の始まりなのではないだろうか。
作者は綿密な取材の上、就職活動という社会への入り口に戸惑い
翻弄されながらも、成長して行く現代の大学生の姿をリアルに描いただけかもしれない。
私が感じた不快感は、その向こう側にある、きっと多くの人が感じているであろう就活への
疑問点・問題点(新卒至上・早すぎる選考開始・景気の動向によって大きく変わる採用状況、
大学側も受験生に就職の強さをアピールせざるを得ないことetc.)
に対するものだったのかもしれない。
だが、せっかくそれをテーマにしたのであれば、
就活の渦の中の主人公の姿をもっとシニカルに描き、
現在の企業の採用活動に対して、問題提起をする部分がもう少しあっても良かったのでは、
と思った。
カタカナ表記の後に「!」まで付く、軽いタイトル通りの本であったように思える。
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