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美丘
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美丘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 61~80 4/5ページ
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よくセカチューなどと似ている、という書評が多いですが、私はその類とは違った印象を受けました。 登場人物がきれいすぎず、人間味がありました。 もちろんすべてのシーンに納得できるわけではないですが、 2人がとても愛しく、好きな人に会いたくなりました。 悲しくて、涙もたくさん出たけど、こんな風に愛されて、死んでいくという生き方も 素晴らしいと思いました。 石田さんの小説はとても読みやすくて、一気に読み、すぐに最初からまた読みたくなる面白さがあります。 | ||||
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「生きるなんて、たいしたことない!」 って言い切った女の子がいました。 いろんな局面をくぐってきた娘で、会社の後輩でした。 もちろん、生きることを重たく考えすぎないで、思ったことをズバズバ行動していくというような意味です。 その娘に僕は恋してしまい、去年の半分を(片思いでしたが) いろんなことを話しながら過しました。 そんな思い出を持つ僕は、この本を読んで大泣きでした。 美丘みたいな娘はいるんですよ(難病じゃなくっても) 「一瞬に命の火花を燃やし尽くす生きいきとした生命力かもしれない、 なんだかわからないけれど、あの今を生きているという感じ」 そんな娘っているんです。 そのリアリティが感じられたら、この本は 「どこかで聞いたような話」 「お涙頂戴」 という言葉ですませることはできない物語になります。 石田衣良に乗せられているんだろうと思うけれど、涙が止まらないのは事実。 好きだったなあ | ||||
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友人に薦められて、最初は、それとなく読むことにした『美丘』でしたが、 読み終わった今は、久々に感無量な気持ちで一杯です。 ページを開いて、気持ちを入れて読んでみてもらえれば、 わたしのように涙が零れ落ちると思います。 久しぶりに、小説を読んでこんなに涙を流したと思う。 そして『美丘』を読むことが出来たことを嬉しく思ってます。 東京の空や空気、学生時代に戻った気分。 秋の夜長、『美丘』をわたしは是非一押しします☆ | ||||
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石田さんが「不治の病+純愛」というテーマで書くと、こういう形になるのですね。 中盤の二人の会話で、結末を匂わせておきながら、そこに至るまでの微妙な心の変化が、とてもうまく書かれています。 文章だけで、この変化を表現できるのは、すごい。 | ||||
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「どうせ死ぬならばんばんHしてから死にたい。」ベタな恋愛小説とは違って、エロという形で度々表現された“生”と、後半色濃くなってくる“死”との対比が強烈でした。『後半薄っぺらくなった。』という感想もありましたが、設定的には20過ぎの学生。この程度の終わり方がぴったりだと思います。石田さんの幅の広さを改めて実感しました。 | ||||
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『セカチュー』、『いま会い』と、不治の病で恋人を失う物語は、厭というほど読まされてきているので、「ブルータスおまえもか」といった辟易とした気持ちを禁じえない。それでも、石田衣良なら何かしてくれるだろうと期待して読み進むも、「ひねり」は何もなく、ひたすら「死」という到着点に向って物語はまっすぐに進む。 少々ウンザリではあるが、不治の病を告白する場面では「泣かされて」しまった。大学時代の仲良しグループの描写が上手い。誰にでも同じような懐かしい思い出はある。古典ともいえるストーリー展開を最後まで読ませて、それなりに感動を与えてくれるだから、「さすが」なのかもしれない。 | ||||
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すごくいい話ですけど 主人公の少年がなんだか大人びていて 現実味がないんですよね。 私自身がバイト先で二十歳やそこらの男の子を見慣れているせいか。 美丘…という個性の強い女の子の可愛らしさやいじらしさは よく書けています。 しかし相変わらずの綺麗で、流暢で、素敵な文章はうっとり していまいますね。底抜けに伝わりやすい表現といい 筆力のある作家だなと思います。。 | ||||
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バスの中で読んでいたのですが、思わずぐっときてしまいました。 普通バスの中で本読むなんて、考えられないのですが(酔う。。) 一気に読んでしまいました。 一見すると、ありふれたストーリーなんですが、 「美丘」の奔放でパワフル、でもふとした瞬間に見える 弱さとか、繊細さ。 一日一日と押し寄せてくる病魔への恐怖。 自分が生きているって、当たり前って思ってるけど、 本当はそうじゃなくって。 日々生きていることに感謝です。 | ||||
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自身は石田衣良氏のファンであるので、もう何冊も石田氏の著書を読んでいる。 今作『美丘』は、 “退屈な大学生活を送る主人公の太一は、 突如現れた、破天荒だけど魅力的な女の子『美丘』に心を奪われていく。 友人たちを驚かせ、ときに傷つけながらも心の距離を近づけた二人は結ばれるが、 二人の幸せな時間はそう長くは続かなかった。 『美丘』に忍び寄る病魔によって・・・” と、いったストーリーなのだが、 石田氏の持ち味である、細かな心のゆれの表現がとても楽しめる作品だった。 しかしながら、自身としてはキャラクターの設定が石田氏の作品の定番に思えてしまう。 主人公は世の中を皮肉った文学少年。ちょっとモテる。 そして、予想外の行動で主人公を引き付ける少女。 別なタイプの登場人物も見たいなー、と思うこのごろ。 | ||||
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病気で彼氏彼女が死んで涙を誘うような 物語が世の中にあふれていて 正直辟易していたけれど、 この小説はそういういやらしさがないな〜と思う。 美丘のキャラクターのせいかもしれない。 読み終わってから、切ないけれど 心が温かく、優しくなれる。 愛する人を大切にしたい、そんな気持ちにさせられた。 ただ、文中の美丘は「きみ」と呼称されていて それに違和感を覚えほぼ終わりに近づくまで なかなか感情移入できなかった。 もう一度最初から読みたい作品。 *世界の中心で愛を叫ぶに似ているけれど もっと燃え盛る感じで躍動感を感じた。 | ||||
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正直最初のほうは、テンポがあまりよくないな、と感じていた 共感しやすい登場人物もおらず、しかし文章がさらりと読めるタイプのものなので読みづらいと感じるほどではなかった しかし読みすすめていくほどに、テンポがよくなり、登場人物たちに血が通い始めた 疾走感というのだろうか、駆け抜ける感じがあった それはもしかしたら美丘の命の導火線に火がついたからなのかもしれない 若さと、愛について考えさせられた | ||||
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数年前にセカチューの愛称で『世界の中心で愛を叫ぶ』が大ヒットしましたよね。セカチューのヒロインと美丘(美丘のヒロイン)を比べると実に正反対です。セカチューのヒロインは、一言で言うと純粋ですが、美丘は一生懸命って言葉が1番しっくりきます。私の個人的な感想ですが、10代の私達も美丘のように、いや、この先ずっと美丘のように生きていくことができたら、それは幸せです。そして、最後に約束を守った太一はカッコイイ。カッコ良すぎる。本当の愛がわからない。人間それでいいと思うし、当たり前かもしろない。でも、この本で自分なりの『愛』を見つけられると思う。後半は、ずっと泣きっぱなしでした。是非、ハンカチの準備を。 | ||||
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衝撃的な表紙に惹かれて買ってしまいましたが。 「ただ君を愛してる」と「世界の中心で愛をさけぶ」を足したような… 表現の仕方が違うだけで、内容はそっくりです。 (上の2作品と比べると、表現が過激。) 石田衣良さんの書いた作品で、初めて読んだのがコレので… この人はこういう感じか。と変な先入観ができてしまいました。 こういうストーリーが流行ってた時期だったから余計に、 またか。って感じが出ちゃったのかもしれませんが。 この作品を読んだ後、 単行本は買うもんじゃないなって思ってしまいました。 | ||||
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冒頭から「君と過ごした最後の13か月の記憶」と前置きし、愛する女性を失うまでの 13か月をゆっくり紐解く物語。回想録といってもいい。 だから、少しナルシスト気味に13か月を振り返っている。 命はどこまで命なのか。難病により記憶を失い、思考が止まり、まばたきするだけの 肉体をいつまで愛せるのか。命の限りが見えるからこそ愛せるのか。 失うものは命なのか心なのか。 美丘を好きになるまでの時間は長く、二人が愛し合う時間は短い。 そして病気を発症してからの残された時間はさらに短い。 そのことが、作品の終盤の物足りなさにつながっている。 一番大切なことをもっと描いてほしかった。 ラストは明確に完結していない。読者の想像に任せている。 冒頭の過去の記憶を紐解く太一の状況がどうなっているのか。 そこにもどってくる。考えられた技法だ。 涙とはまったく無煙。感傷に浸ることもなく淡々と読み終えた。 ただ、読み終えた後はしばらく一人でいたかった。 いい作品と呼べるかは分からないが、読んでよかったと思った。 | ||||
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最初の人物描写の仕方などがキザすぎて鼻もちならない感じでしたが、「泣けるハズ」という一縷の期待を捨て切れず、最後までなんとか読みました。結局、泣けませんでしたが…。太一があまりにも葛藤のない、人間臭さのない人物なのです。「愛してる」か「愛してない」か、「傍にいる」か「別れる」か、「立ち向かう」か「逃げる」か。常に二者択一をきっぱりできる人なのです。二人きりの浜辺ですごい美人に迫られているのに(しかも酒に酔っていながら!)欲情しません、なぜなら「愛してないから」。死の匂いが日に日に強まる恋人から絶対逃げません、なぜなら、「愛しているから」。…こんな物分かりのいいハタチの男の子がいるわけない!と、難癖のひとつやふたつやみっつやよっつも言いたくなってしまう。ぬるくて、浅くて、あまっちょろい。肝心の、「本来なら必要なかったものが削られて、最後にどんな自分と会えるか確かめたい」という美丘の究極的な願いの結論が、結局なんだったのかもあまり丁寧に描かれていず…。「はあ?」という感想です。 | ||||
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《誰かを愛することは、その人の命の責任をとることだ。》 本作に登場する一文。 この言葉の意味がよくわかる。本当に誰かを愛した時は、その相手になら自分の命を差し出せると感じると同時に、相手を殺せるのも自分以外にはいないと感じるものだ。これは単なる“殺し合い”の世界ではなく、その相手の命に対する情熱である。死というものは生きていて初めてできる行為であって、その生を終わらせることすらも、自分以外の者が行うのは許せない…そういった感情。極地(←「極致」ではない)、というか。人間、いつかは必ず死ぬとわかっているのなら、最高に好きな人の手で死にたいではないか。「そうは思わない」とか、あるいは、愛の前でさえも犯罪に関することを論じるような、ナンセンスで可哀相な人には用はない。この小説を読まないほうがいいだろう。 犯罪に関することをよくテーマとして扱う石田氏が、こういった展開(とりわけ心理的な部分)のものを書いたのは意外だったが、やはり、愛というものに関しては本能的な結論を持っていたのが嬉しかった。 読み終えた時、名画『ベティ・ブルー インテグラル』を思い出した。 | ||||
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池袋ウェストゲートパークや4TEEN、波の上の魔術師、アキハバラ@DEEPなど石田さんんの作品は割かし好きでほとんどの作品を読んでいるのですが、 この作品はあまりに期待はずれでした。展開がありきたりすぎますし、出した時期も時期ですから、この間映画化やドラマ化されて話題になった某小説のパクりなのではないのかとも思われてなりません。 なんだかがっかりしました。 | ||||
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テーマとしては他の映画や小説で多く 描かれているテーマであるが、それを この作品は真正面から描こうとしている。 話の組み立ては連載物という制約のため 急展開的な部分はあるものの、人が人を 愛するという純粋な想いが実にシンプル な描写で描かれている。 プロローグを読んでこの作品を読むこと に決めた読者も多いのではと思われる程 最初にこの作品のエッセンスは凝縮され ている。 もし自分が主人公ならどうするのだろう かということを考えさせられる作品である。 | ||||
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素直に大学時代を思い出し、なんだか心に潤いが戻ってきました。 内容については、皆さんが書かれていますので、以下、感想を述べさせていただきます。 「最近のありきたりな話」と言われればそうかもしれません。また、後半が少々作られた感が出ている気もします。 しかし、キャラクターや情景の生み出すリアリティに惹かれて読み進むうちに、恋愛初期における情熱と切なさ、 大切な人の愛おしさを思い出しました。 長年連れ添っていると、ときに相手の良くないところばかりに目が行ってしまったり、なんとなく疲れてしまった りということがあるかと思います。 今まさにラブラブという方はもちろん、パートナーとマンネリ気味な方は、関係を考える前に一度手に取っていた だければ、と思います。 自分にとって本当に大切な人かどうか、それを考える(あるいは、再確認する)助けになるような本でした。 本書に見られるリアリティは、現実にある空間にありのままの愛を描いていることによるものだと思います。 | ||||
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1日で読んでしまえる本です。嫌いではないのですが、最近の流行から出てきた本。終盤の失速感が・・・。最後の1Pにがっかりしてしまいました。だろうが連発していたので。 私としては主人公が最後にどうしたのか知りたかったです。主人公が普通に生活しているなら、補助はしてないってことなのでしょうか?どちらにしても私は不完全燃焼。 皆さんの意見が知りたいです。 | ||||
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