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美丘
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美丘の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.69pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全100件 21~40 2/5ページ
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『美丘』はドラマ化で知って書店で手に取りました。 なので、だいぶ前に購入した小説なんですけど。 不思議と、何度か読み返してしまう作品の1つです。 物語に使われているモチーフは、ある意味「王道」のセオリー。 よくある「難病の彼女と平凡な大学生の僕」との恋物語ですけど。 よく使われているモチーフだからこそ、作家の力量が出る。 その点で、石田さんらしさが良くも悪くも出ているのですけど。 私としては面白く読めた作品でしたね。 ドラマでは「美丘」を吉高由里子さんが演じたんですが。 彼女のキャラクターは、まさに「美丘」にはまってました。 「美丘」の父親には、なんと寺脇康文さんで。 なんといっても『相棒』のイメージが強かった寺脇さんですが。 そのイメージを払しょくする努力が見られたドラマでもあって ドラマのほうでは、そういった点も興味深く楽しめたところがあります。 なので、小説を読んでいても、ドラマのキャスティングで 頭の中で 映像化されて 本を読んでましたね。 また、「あるある設定」の美丘の難病についてですが。 原作にあたる本作は、文庫版では最後のほうに きちんと、作品内で使われた「美丘」の難病について 「不正確な部分がある」ことを予め、ことわってあるんですよね。 わたしは、文学作品に関しては、ノンフィクションではない限り 「創作上」の上で用いるものに関しては、不正確な部分があってもよい。 そういう考えにあります。 というのも、あまりにも正確に描かれていると、 仮にも、その病気で亡くした友人がいたら つらいんですよね。 苦しみ方とか、みんな、知ってると特に。 だから「美丘」で使われた難病に関しては わたしにとっては、正確か不正確に関しては求めてはいなくて。 美丘の嵐のような生き方、というのが、最期まで変わらなくて。 そこが、「美丘」らしいところに好感が持てた作品なんですよね。 どうあろうと、「わたしは、わたしである」という生き方。 彼女らしく、生きたという、そこが好きだから。 太一も、彼女と出会ったことで、今までの「自分」から いろんな部分で、変化が出てくるんですけど。 そこがまた、面白いというか。 いい意味で、太一も変わらないところがある一方で 良くも悪くも、変わった部分もあって。 そういうディテールを石田さん流の表現で描いてる。 そこに『美丘』という小説の魅力がある。 使われているモチーフも、ありきたりといえば そのとおりですから。 それゆえに、つまらんとジャッジされても それも「アリ」ですし。 わたしなんぞは。 ラストがやたらと 暗くて重いものにならずに終わった、 という点が 好きなんですよね。 ただ、それゆえに、おそらく内容に「軽さ(軽薄さ)」 や「希薄」さを感じる読者は 厳しいジャッジをすると思います。 それも「アリ」だと思いますし。 わたしとしては、まあ、そうですね。 重たい内容になりやすい、モチーフを使っていても 何か、重苦しいラストで気が重くなる作品ではなく 「美丘」という超個性的な、女の子をもってくることで どこか、希望が残る「明日」があるように終わっている。 遺されてしまった側として、そういったものがあるのは ちょっと読んでるひとりとしては、「救い」だなと。 そこが好印象だった、ということで。 大げさな評価ですが、4つ☆と。 高い評価にしました。 それと、表紙がセンスがいいというのも含めて。(苦笑) | ||||
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高校生の時に手にしてから、何度この作品を読んだだろう。人生の辛い時に自然と読みたくなる。そしていつの間にか手に取っている。 「人を愛する」「安楽死」「愛する人を失う」「人の感情は複雑である」それが何なのか。答えはここにある気がする。 | ||||
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「病院の待合室になぜこんな表紙の作品が?」と面会前に思わず(半分は興味本位で)手に取った作品。 ストーリーには興味はなく、Hなシーンを期待して読み始めたが良い意味で裏切られた。 話としては良くある悲劇ものだけれど、思わず引き込まれました。 頑張って生きようと思わされました。 | ||||
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キャラクターに興味をそそられる面白さがあるが内容はどこにでもあるようなラブストーリー。 | ||||
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最近、この著者の本を読んでいたので買ってみました。 とてもとても深く入り込めます。 | ||||
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面白かった。 ビデオを先に見ていても、面白かった。 最後の赤髪は? | ||||
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不治の病を持つ少女と主人公の恋愛―。 ありきたりなテーマではあるが、著者の今時の若者に対する精緻な観察眼や物語運びの巧さにより、平和で何不自由無いが、それ故にどこか熱の入らない大学生活を送る現代の若者が命の有限さ・尊さを実感していく物語に仕上がっている。まさに『メメント・モリ(死を想え)』という古代の教訓を彷彿とさせる。 不治の病を持つ少女「美丘」が取る突飛な行動の裏にある悲しみや、自らの人生に対する諦めの念、そして美丘の悲しみを溶かしていく主人公の心に読者は心を動かされる。 愛を貫く結末については読み手の間で意見が分かれそうであり、また本作をもとに作られたTVドラマとは内容・結末の一部が異なっている。 | ||||
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不治の病に冒された少女との悲恋というのは、昔からの王道だ。これもその1つで、陳腐、という言葉は使いたくないが、あまりにも使い古されたテーマのため、私は読む前から多少白けてしまったいた。ただ多少現代的なのは、その不治の病に侵された少女があまりか弱い、たおやかな美少女ではなく、やたらと気が強く、彼氏とセックスをやりまくることだろう。これが感受性の強い、10代の時に読んだのだったなら素直に涙を流してしまったかもしれないが、お涙ちょうだい的なエンディングにやたらと白けてしまったのはわたしだけだろうか。また、どうしても現実的なわたしとしては、自分の胸を美丘の墓標にすべく刺青をほった太一に「ちょっとあんた、人生は長いんだから。そんなことして、絶対後で後悔するよ」と言いたくなってしまうのである。 | ||||
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私が小説に求めているものをわからせてくれた作品。 内容は最初の2/3くらいがありきたりな大学生活が書いてあります。 若い男女の欲求不満について書いてあってもそんなの自分の現実の世界と 大差ないので全然ドラマチックじゃない。だから、この部分の評価は低くなります。 しかし、あとの1/3の部分が美丘の病気が進行してしまい、自分の生活とかけ離れた 非現実の世界が広がっていました。ここで、この話に一気に引き込まれました。 私が、小説に求めているのは非現実だったんだなぁ〜。でも、あまりかけ離れすぎていると 頭がぼぉ〜っとしちゃうので、このくらいの非現実が丁度いい。www 「お涙頂戴の王道」なんて書かれている方がいらっしゃいましたが、まさにその通り。 病気の女性が死に直面した姿を描き、果てて行く姿は当然涙を誘いますね。 久しくこの手の王道の本を手にしていなかったので、危うく涙が流れてしまうところでしたが、 久々に琴線を刺激してくれて心地のイイ状態で本を閉じれました。 | ||||
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普段テレビをあまり観ない自分は、既にドラマ化された作品だとは知らずに出張帰りの機内での 時間つぶしに手に取った。購入前にあらすじを読んで、ままありがちなストーリーだな、 とは思ったが、あくまで暇つぶしのため、内容にこだわりは無く、また石田衣良の名前にもつられて 購入決定(表紙の写真がレジで若干恥ずかしい)。 結論から言えば、涙は出ない。いや、途中「きみ」がグループの前で病を告白するその場面、 そこだけは涙無しには読めないが、基本的にお涙頂戴の作品ではないと感じた。 通常なら80年近い人生を、わずか20年強に「濃縮」したきみの生き様。 その生き様に感化され、普通の大学生では決して到達することの出来ない愛情を覚えた僕。 残り僅かな命を燃料に、駆け足せざるを得ない青春を共に送るかけがえのない日々。 そんな「君と僕」の青春時代を、自分の思い出に重ねながらしっとりと読むのがいいのかな? ただ、いくら駆け足で大人になって行くとは言え、作中に登場する所々散見する、 平凡な大学生との生活とはかけ離れた描写(感性、考え方等)だけはどうもしっくりと来ない。 等身大の学生生活を物語の基礎とするのであれば、ドンペリやベンツなどと言った 高級嗜好品は登場させない方がベターだと思うが。 (普通の大学生が飲んだことも乗った事も無いような高級品を、普通に受け入れている、 その描写はやはりおかしいかと・・・。) | ||||
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「美丘」というドラマを何度か見た。 最終回は見ていない。途中の何回かを見た。 それで、この物語が切ないものだということはわかっていた。 それで、あらためて本を読んでみた。 想像以上に切ない物語だった。 「美丘」という女性の「生」の表現の仕方。 その女性を愛した「ぼく」の人生。 人を愛するってなんだろう、生きるってなんだろう。 読み終えてからの率直な感想だった。 自分は家族がいる。 当たり前だと思って疎かにしていないか? 自問自答してみよう。 | ||||
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やっぱりセリフ、言い回し、物語の運びが面白いんです。石田さんですから。そう、例え設定が陳腐でお決まりでお涙頂戴であっても…。 他の皆様はけっこう評価が厳しいですよね。やはり設定がポイントなんだと思います。 ただ、私はたいへん面白く読めました。 普通すぎてつまらなくても、大学生が普通の大学生活を送るのは普通のことですから。その中で、愛する人に何かの異変。 そんな普通の中でのドラマチックも、石田さんのラインにたまにはあってもいいと思います。 | ||||
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本作は石田衣良氏による長編小説。 太一と不治の病に冒された美丘の十三ヶ月を描く。 主人公・太一が大学内で出会った美丘は、何事に対しても奔放な性格の持ち主である。 一時は麻理を恋人に選んだ太一だが、次第にそんな美丘に惹かれてゆく。 しかし彼女は、現代医学では治療不能な重い病を背負っていた。 それを知った太一は彼女とともに暮らし始め、彼女が生きた証になろうと決心する。 正直に言うと、セクシーな表紙に惹かれたという理由だけで本作を手に取った。 あらすじを見てみると、どこかで読んだことがあるようなストーリーではあった。 しかし実際に読んでみると、石田氏独特のタッチとテンポで引き込まれ、意外と面白かった。 そして、本作を読んで気づいたこと。 「不治の病」というありふれたテーマは、今日まで多くの作家に書き尽くされたかもしれない。 誰だって一度や二度、読んだことはあるだろう。 その点では本作は目新しくもなんともない。 しかしそれでも人は、このありふれたテーマに惹き付けられる。 これは仕方のないことだと思う。 今後も同テーマの作品は供給され続けるだろう。 その中で私たちは、それぞれの作品において、それぞれの作家の持ち味を楽しめば良いと思う。 そして今生きていることのありがたさや、誰かと一緒に過ごせることの幸せを確認できれば良いと思う。 本を読む者にとって、これはとても重要なことではないだろうか。 | ||||
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石田衣良は大好きな作家だから、久しぶりに読んでみようと思って手にとった。 感想を一言で表現すると「残念」としか言えない。 石田衣良的世界観は見て取れたし、描写も美しかった。ひとコマひとコマの描写は、初期よりも上手くなっているかもしれない。 でも、あまりに薄っぺらかった。 忙しいのはわかるけど、まともに仕事してよねってかんじ。 セックスも描写はなく、ただの筋書きの一部にすぎなかった。そこに中身がなかった。石田衣良らしくない。 私は、「娼年」や「1ポンドの悲しみ」が好きだから、「美丘」の残念さにはちょっとがっかりしてしまった。 ラストも残念。なんで石田衣良は"売れっ子作家"になっちゃったのかなぁ。作家としてのルーティーンではなく、作家らしい仕事をして欲しいです。 石田衣良が好きなだけに、残念です。 | ||||
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「泣けない感動小説」というのが読み終えた時の正直な感想です。 物語の内容は悲しくて、結末もハッピーエンドじゃないけど、二人の愛についてはすごく感動し、文中にもある「愛の境地」というものを正に見せてくれた作品だとも思います。 だから読み終えた時は感動で溢れていたし、メッセージ性の強い良い作品だと思いました。 それでも泣くことができなかったのは、物語から伝わってくる愛の強さ、生への執念、希望なんていったもの達が、「感動して泣いて…それで終わり」っていう結末を許さなかったからじゃないかと思います。 現状の自分、生きることに悩んでいる人には結構ガツンとくるんじゃないかと思うのでオススメです! | ||||
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何度も同じような設定の小説を読んだことがある気がしたが、やはり泣けた。 ここでは、主人公が美丘との約束を果たしたことがよかった。 読み終わって一番初めに戻って落ち着いて読んでみると、 主人公の髪型等が少々笑えた。 全体的になかなかインパクトのある作品であったと思う。 | ||||
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まず、読むキッカケになったのは本屋で絶対泣けるって書いてあったから、ちょうど感動したかったので、買ってみました。結果的には泣かなかったし、正直読み終わったあとには不愉快でした。美丘の生き方には感動したし、これから、僕の人生少しぐらい、変わるかな?とか思いました。まぁとりあえず読んで、損はしないと思います。 | ||||
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後にドラマ化された作品ですが、自分のようにドラマを見てから原作を手にした方も多いのではと思います。読み終えましたが、どうだったかと言うと、ドラマ化された作品にありがちな事ですが、テレビでは好ましくないような部分は、結構変更が加えられているので、ドラマを見ていた時とは大分違う印象を受けました。原作では下ネタ満載だったりしますし、ヒロインのラストも違います。ですので、ドラマの雰囲気を気に入られている方は、原作を読まない方が良いのかなと思ったりしました。 | ||||
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読んでみてこんなものかって思ってしまったSexを入れすぎていてそれで読者をつってるだけ? | ||||
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生ぬるい恋愛小説は嫌いだが、友達から借りたので読んでみた。率直な感想は、感動を狙う普通の恋愛小説。恋愛だけではなく、もう少し友人との絡みからの感動が欲しかった。 | ||||
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