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娼年の評価:
書評・レビュー点数毎のグラフです | 平均点3.76pt |
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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です
※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください
全30件 21~30 2/2ページ
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主人公リョウは、自分は娼夫だと名乗る。20歳の夏を描くこの作品は、リョウが少年から青年へと成長していく過程を描いているのだから、やはり、タイトルは娼年でいい。 男性側の性の快感をきちんと書いてあるところが珍しい。多少のあざとさを感じるところもあるが、この本の魅力は、中高年の女性に非常に優しい点にあろう。一般に、加齢は、女性にとって、性的な魅力と反比例すると言われる。しかし、リョウは、どの世代にも、どの女性にも、魅力を見つけていくのである。それぞれに、それぞれの魅力があると。 姫野カオルコが解説に書くような優しさ、うそつきな優しさかもしれない。ソフィスティケートされているという優しさである。 嘘にだまされてみる楽しみがある。春を買う行為は、快感を買うのではない。嘘を買うのだ。嘘。けしてありえぬ幻想であり、魔術であり、手の届かぬ理想の高みにある幸福であるかもしれぬものを夢見て。 私は男性を買いたいとは思わぬが、嘘を買いたくて本を買う。 | ||||
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大学生の主人公が、ボーイズクラブのオーナーにスカウトされて、女性を相手にした娼夫を始める。その中で出会った女性たちとの関わり、彼の人生・・・ という物語。 描写はやわらかで、読んでいてゆったりとした気持ちになるのは、主人公がそういうペースで生きているから。 でもまあ、様々な人がいることを切り取っていること、通り一遍の筋にしていないことは、石田さんの工夫が感じられて良いけれど、それ以上のものにはなっていない気がする。 何の教訓もないけれど、そこにある一つの暮らしを描いた物語、ということなのだろう。 どちらかといえば「プレーンソング」のようなスタイルを意図しているのかもしれない。 | ||||
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ある大学生が、誘われるままに、「娼夫」の仕事をはじめ、ひと夏の光と影を鮮烈に描きだす、長編恋愛小説。 なんだか、昔の反社会的な青年を主人公にした日本映画を、そのまま小説にした感じ。 性的描写を綺麗に書きすぎてるからか、どこか嫌悪感を感じてしまって駄目でしたね。 | ||||
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石田衣良さんの小説は出るたびに購読していて、この本もそういったきっかけで購入いたしました。読むたびに、世界の新たな一面を見せてくれる作家さんだと思います。この本では、娼夫、いわゆる出張ホスト稼業を扱われておりました。この本を一つのきっかけに、女性の欲望というものへの社会の見る目が少し変わっていけばいいな・・・っと思いました。出張ホストだって、何もヘルス業務だけじゃないし、お食事や映画をご一緒したりといったデート業務が主体的だと思いますので、普通の女性も普通に利用すればいいのに・・・っと思います。 | ||||
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主人公は、とある魅力的な母娘と一風変わった関係性を持ちます。ほかの多くの物語では、男が母娘の絆を引き裂く展開になるものが多いのですが(『卒業』に『エヴァンゲリオン』、『ファザーファッカー』…ウディ・アレンの私生活もそうですね。)、この作品はそうなりません。三人でお買い物に行ったり、居酒屋で飲んだりしている場面は、世の一卵性母娘と呼ばれる人々の理想でしょう。『娼年』はビルドゥングス・ロマンでもあり、ミセス・ロビンソンの叶わなかった夢を描いた物語でもあるのでは。また、さまざまな場所のそれぞれのホテルが興趣深く書き分けられているのも読みどころです。 | ||||
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ぼーっとしながら読む事が出来ますので、風景画を見るような感じで読みました。十行位、納得できるところがありました。頭を使うと、尻切れトンボの部分は気になります。性的マイノリティを理解、、、はしてないと思います。主人公の性格を楯につっこみが浅いというか。もっとよく、そう言った嗜好の人を研究してから、題材にしてもいいのにな、と思ったり。あと、体が不自由だと心がピュアって構造は、ちょっと偏った考え方ではないかなあ、と思います。誰だって、生意気だったり、嫉妬深かったり、意地悪したくなったりするのになあ。と思ってしまうわけです。今度は、きっと、騒がしくておてんばでおきゃんな子もでてくるのかな、と期待してます。これが女の子が現実に求める性であり、理想の形、と思ったら、ちょっと違うかもしれません。やっぱりこれは、健全な男の人の書いた物語です。その方面に興味があるなら、鹿島茂氏の『オールアバウトセックス』とか、斎藤綾子氏の『良いセックス、悪いセックス』なども読んでみると面白いと思います。性の本質は、Hなものイロイロでは、片方の価値観からの覗き見に過ぎない気がします。本当に知りたかったら、真面目に研究している人もたくさんいるから、その深さと多面性を知ったうえで、この小説を読んだら、又別の視点から物語が見えてきて、楽しいのではないかと思います。 | ||||
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結構スキだな~。でもあまりに淡々としすぎている気もする。う~ん…それなりの事件は起きるんだけどそれでもやっぱりあっさり。それがこの本のテーマだとわかってるんだけど私にはちょっと物足りないかな…でも夜の雰囲気、これがたまらなくいい!!はじめの数ページのこの雰囲気にやられました!!いやらしさがなくよいですね。さすが石田衣良といった感じの作品でした。でもやっぱり少し物足りないので星3つで。 | ||||
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「IWGP」などのを期待すると大はずれになるので注意して下さい。時給1時間1万円でデートクラブで働くことになった大学生の主人公。彼は様々な女性と出会い、様々なことを学んでいく。こんなもんかな?という普通の感じです。セックスのレパートリなど考えると無難な感じで納得してしまいますね。安くて薄いので手に取りやすいかもしれませんが、石田導入としては違うでしょう。やっぱ「IWGP」 | ||||
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バーテンのバイトをしているドロップアウトしかけの大学生が、出張ホストクラブのママにスカウトされて・・・・というお話。 カバー同様、薄いなー、という印象。 何が薄いかというと、「肉」の感じ。 セックスを扱うと、生々しい「肉」の描写は避けられないはずだが、この作品では、どうも生々しい感じがしない。女性器がグロテスクでない。乾いた唾液も、臭くなさそう。 でも、エロさは、結構ある。 売れっ子ホストになり、色々な種類の女性の相手をこなしていく主人公が、性に関して常人を超越していく描写がおもしろい。 気になったのは、主人公がなぜ「売れっ子」になれたか。ここがイマイチ釈然としない。 | ||||
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みんな自分は普通だと思っていても、他人から見たら変態に思えることがあるのではないだろうか。この作品で、主人公を男娼として買う女性たちは、みな自分が変態であることを自覚している。主人公は同僚の男娼から「普通だからいい」と褒められている。普通の男と変態の女、この対比がこの作品の妙である。 | ||||
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