グロテスク

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評判

グロテスクの評価:

3.93/5点 レビュー 288件。 B ランク

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平均点3.93pt

Amazonレビュー一覧

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全47件 41〜47 3/3ページ
No.7
(3pt)

40手前の女にはしんどい話かも

確かに佐野の「東電OLシンドローム」を読んだときは、なんだかなぁと思った。おいおい、男のお前に何が分かるんだよ、分かった振りしないでよって感じ。地道な取材で、娼婦になった被害者女性の内面を描こうとはしてるけど、これは女しか描けないよ、無理よって不毛に思った。で、桐野を読んでみた。うん、近づいたと思った。
これでもかこれでもかの血も涙も無いマイナス・スパイラルのてんこ盛り。
姉が処女(しかも子宮筋腫で全摘出)で、妹がエンコーっていうのはわたしのごく身近にいるから愕かない。案外こういう姉妹って日本中にいるのかもね。
ただ、エリート女子校におけるカネとステータスあったもん勝ち、キレイでこそなんぼっていう陰湿、排他的的世界は読んでて息苦しくなった。
この息苦しさは一体どこから来るんだろう?
カネ、ステータス、美貌といった本人の意思や努力と関係ないところで勝負しなければならない絶対的不平等からか。
そして「美しいもの」のはずなのに、その裏にあるグロテスク。
花も実もある乙女たちなのに、女は生まれたときから女なのだ。
しかも勝ち負けに拘る格付け好きの。
ただ、この本の女たちは全員が負け犬みたいだ。
美少女としてちやほやされたのが、年を取って「当たり前のように」価値が下がるというような刷り込みは主人公と同い年の私にはしんどかった。
人間なんて所詮、悪意でできてると何度も肩を強く揺さぶられるような作品。
グロテスク Amazon書評・レビュー: グロテスクより
4163219501
No.6
(3pt)

確かにコワイ、だけど・・・

読み終えて、たしかにオンナの業の恐ろしさがじわじわと心に響いてきた。ジャブがきいていたように。ただ「OUT」の頃の荒削りながらすごいエネルギーを発しながらラストに向かってなだれ込む、というスタイルを期待していたらそれは裏切られる。週刊誌連載中から感じていたことなのだが、意外なほどキレイにまとまっていて、ガンガン心にクサビを打ち込んでくる衝撃、というものは正直いってなかった。このまま桐野夏生はこの路線でいっちゃうのだろうか??それも、寂しい。力技でねじふせるようなかつての作風もまた期待したいのだが。
グロテスク Amazon書評・レビュー: グロテスクより
4163219501
No.5
(3pt)

嫌な感じ

面白い。でも、後味悪い。
グロテスク Amazon書評・レビュー: グロテスクより
4163219501
No.4
(3pt)

祝!泉鏡花賞受賞!

読んだ方はわかるでしょうが、まあ、どう考えても推理小説ではないですよね。ジャンル分けに意味はないけど、ジャンルを勘違いして読んでしまうとつまらないですから…。犯罪小説でさえないと思います。 桐野の近作では、登場人物がブンブン暴走していくような気がします。登場人物が読者に理解や共感を求めていないというか…。それぞれが、自我の極北をめざしているような、荒涼とした精神世界が描かれています。 日記や手紙で一人称の描写が重ねられていき、基本的に客観的描写はありません。深読みすればいかようにも解釈できます。そもそも、ユリコの姉は、あのように熱心に、誰に向かって話しているのでしょうか。最初の方なら、裁判の関係者と聴取か相談をしているとも考えられます。だが、終盤のくだりを誰に話しているというのでしょうか。「私は、チャンではないかと目を凝らしました」なんて、どういう立場の誰に向かっても、言う必然的状況が思い浮かびません。 つまり、最後に「姉」は虚構の壁を越えて、読者である私に直接話しかけているのです。
グロテスク Amazon書評・レビュー: グロテスクより
4163219501
No.3
(3pt)

たしかにグログロしてた

主人å...¬ã¯ä½•もかもが中é€"半端だったå†'えない女。その女の妹は怪物的に美ã-い娼婦。妹ã‚'殺ã-た嘘つきなç"·ã€‚努力で認められようとするかつての同ç'šç"Ÿã€‚それぞれの人物の物語は読è€...に語りかã'る形式(æ-¥è¨˜ãªã©ï¼‰ã§æ›¸ã‹ã‚Œã¦ã„る。一つ一つの物語に、ã"の設定の人物だったら持ちえるだろうなあ、と思える歪ã‚"だ考えæ-¹ã¨è¡Œå‹•が目白押ã-です。それは、私たちの済む現実社会に溶ã'è¾¼ã‚"でいる様ã€...な差別がコンãƒ-レックスとなって極端な形であらわれているものです。様ã€...な差別は今現在も存在ã-ていて、決ã-てなくなるå...†ã-ã‚'みせていませã‚"。だから、ã"の本の終わりも、それã‚'æš-示するかのような形で、ああ、また一つの物語が始まっていく・・。っていう陰惨な感じで終わってますã!€‚読後はちょっと陰æ°-になると思います。
グロテスク Amazon書評・レビュー: グロテスクより
4163219501
No.2
(3pt)

やり場のない暗さが残ります

「OUT」の著者として知られている、桐野夏生さんの新作です。桐野さんの作品を読むのは数冊目ですが、相変わらず面白くて一気に読むことはできますが、タイトルとおり、気持ちの悪い作品でした。努力を信じる私としては、確かに不公平な面もある世の中ですが、名門高校に通っていた女性たちが娼婦におちていく様子には、共感できないものがありました。しかし、東電OL殺人事件をヒントに書かれたというこの作品には、現代の世の中が抱える問題の一部も確かに描かれているのでしょう。
グロテスク Amazon書評・レビュー: グロテスクより
4163219501
No.1
(3pt)

この本を例えるならやはり『グロテスク』と・・・

読めば読む程シンドイ本でした。主人公の語り口調から始まり、終わりまで延々と続き(一人称って言うんですかね)登場人物面々は痛々しいを通り超して個人的、客観的な美と醜悪を合わせもった彼女たちの生き様は例えるならやはり「グロテスク」と言わざるを得ない思いがしました。客観的な状況と条件を考えられなく自己破壊する人(佐藤和恵)と、それを寄せ付けず確固たる自我意識を主立てて生きる人(語り手)グロテスクな程(どんなんやねん)美貌を産まれ持った人(ユリコ)『女』が全面に出てた作品だし、心ならずとも共感してしまう自分が痛く拒否したくなったりもした。
グロテスク Amazon書評・レビュー: グロテスクより
4163219501