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の評価: 4.35/5点 レビュー 17件。 Aランク
書評・レビュー点数毎のグラフです平均点4.35pt


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Amazonサイトに投稿されている書評・レビュー一覧です

※以下のAmazon書評・レビューにはネタバレが含まれる場合があります。
未読の方はご注意ください

全17件 1~17 1/1ページ
No.17:
(5pt)

これと「檻」を読んでから「挑戦」シリーズを読むと、さらに面白くなる!

主人公の石本一幸は、この作品のあと海外に雄飛し、凄腕の傭兵になります。
そしてのちに「挑戦」シリーズにおいて、
北方ハードボイルド作品最強の戦士である水野竜一のライバルとなり、
竜一と熾烈な戦いを繰り広げることになります(個人的強さランキングでは、
2位・石本、3位・神尾修二、4位・高樹良文、5位・野崎通。全員超人w)。

その石本の過去を描いた作品。
「檻」では、石本の相方になる村沢が重要な役として出ているので、
「挑戦」シリーズを読もうとしている人は、その前にこの「牙」と「檻」を
絶対に読んでください。「挑戦」シリーズが、さらに面白くなる!
牙 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:牙 (集英社文庫)より
4087495086
No.16:
(5pt)

ここであの石本登場

繋がっていないようで想いは繋がっている。
自分の心の牙を、澄んだ獣の心を見つめるきっかけになりました。ありがとうございます。
牙 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:牙 (集英社文庫)より
4087495086
No.15:
(4pt)

破滅へと向かう極限状況での人間ドラマ

前半は梁山泊の好漢達の色恋話が印象的。彼らは皆いつ死んでもおかしくない、いやむしろ場合によっては自ら死を選ぶ者もいそうな極限状況に置かれている。そんな中でも人は誰かと結ばれ子孫を残していく。あるいはそんな状況だからこそより一層情熱的にパートナーを求め恋に身を焦がす者もいるようだ。各巻毎にどんどん死者が増えていくストーリーの中で、そんな感慨を持った。
 後半では各所で圧力を増す官軍側との全面対決に突入。本気を出した官軍側との兵力差は歴然で、指揮者も互角以上の強者を厳選して来た感がある。抵抗虚しく全滅する戦線も現れ、破滅へと向かい始めた梁山泊がどこまで踏ん張れるのか、あるいは戦況を覆す起死回生が起こるのか、全く目の離せない状況になって来た。一読者としては破滅していくであろう彼らの散り際を最期まで見届けたいと思ったものである。
水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)Amazon書評・レビュー:水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)より
4087462293
No.14:
(4pt)

一気読み

久し振りに北方謙三を読みました。
面白く一気に読んでしまいました。
牙 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:牙 (集英社文庫)より
4087495086
No.13:
(5pt)

或る無頼作家への賛歌

私は83歳になる老耄です。 1950年代からハードボイルド風の 小説が大好きで若き頃は、ハメットやウイリアムの作品に熱狂 して濫読していました。 日本には楡周平の初期に若干見応えを感じ得る作品か有るが所詮ハードボイルド風な土壌に欠けている と慨嘆するのみでしたが、贔屓する無頼作家の得る白川 道から この作品を知らされ一気に読み終えました。 多謝、多謝の心境 です。
牙 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:牙 (集英社文庫)より
4087495086
No.12:
(5pt)

目覚めよ、裡なる野獣!

主人公 石本一幸 19歳。祖父を殺されたからって、ここまで変わらないだろう、普通は。老いぼれ犬の高樹も滅茶苦茶。が、最後に味なことをする。これでもか!というくらいに出てくる暴力描写が、豚の人生を送っている自分に活を入れてくれる。
牙 (集英社文庫)Amazon書評・レビュー:牙 (集英社文庫)より
4087495086
No.11:
(3pt)

大戦開始

爪牙の章

いよいよ宋軍が20万規模で襲いかかる。対する梁山泊軍はあまりに少数。
これまでは質により勝ってきたが数多の戦いで徐々に戦力を失ってきた梁山泊。

対する宋軍は青蓮寺を中心に組織として統一されつつある。また有能な将軍も
育ってきている。勝てる見込みがない中、やはり勝てない雰囲気で物語は進む。
水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)Amazon書評・レビュー:水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)より
4087462293
No.10:
(1pt)

108人すべてを描き分けられてはいない。

北方水滸でも結局光ってる人物は、10名くらいで、それ以外は、大隊長、小隊長とかって、役割を与えられているだけで、描き分けがそううまくいっているわけではありません。孫立と孫新、童猛と童威など、区別がつかない人物がたくさんおりました。
水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)Amazon書評・レビュー:水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)より
4087462293
No.9:
(5pt)

最高です。生き方が変わります。じっくりじっくり人生を考えましょう。

最高です。生き方が変わります。じっくりじっくり人生を考えましょう。
水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)Amazon書評・レビュー:水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)より
4087462293
No.8:
(5pt)

母夜叉と鉄面孔目

梁山泊は戦いのあけくれだけではありません。生きた人間たちがそこにいます。一丈青と縁を持つ矮脚虎は、遊女を相手に汗を流す。しかし、この男。手当たり次第の好色野郎と思いきや、ちゃんと無意識に相手を選んでいるのです。ここに登場する相手はきわめて立派な女性であることが楊令伝あたりで決定的に明らかになります。

いっぽう、晁蓋暗殺者の指を噛み切った状態で殺害された男を夫に持っていた母夜叉は、いつしか四角四面の男に思いを寄せるように。男女の仲はわかりませんね。梁山泊はホルモンバリバリの世界ですから、恋愛もあるのです。

このあたりで喪門神にもふれておきましょう。もともと花和尚が山中でひろったケダモノ同然の飢えた若者。王進スクールで劇的な再生を果たし、今は着実きわまりない部隊長に育っています。この男は恋をするのか?したら面白い、もう一皮むけると思うのですが、果たしてそういう展開はあるのでしょうか?

宋江一行が敵に捕捉されたとき通信網が切られた教訓から、再構築が進んでいます。神行太保と船火児が柱。船火児は、盗癖のある息子張平を何とかしたいという思いから旅に連れ出す。途中、張平は黒旋風にやさしく痛めつけられますが、なんとか王進スクールへ。楊令の弟分になります。これは親子愛ですね。

いっぽう精力を発散するだけの段階の九紋龍は行為中に敵の急襲を受けますが、即座に対応するよりは、まず行為のけじめをつける。それから全裸のままで乱雲という名馬に飛び乗り必殺武器の鉄棒をふるって大暴れ。この顛末は梁山泊から大笑いされます。

この巻のハイライトは、没羽箭。すなわち箭(矢)ではない何か別の高速飛行物を武器にする。彼は偽装反宋軍の傭兵。梁山泊としては、偽装をたたきつぶし、没羽箭を仲間に引き入れたい。ここで活躍するのは、やはりオルグチーム。親分はかなり思い切った暗躍をした形跡があります。しかし結果は? 少し目が痛い犠牲が出るでしょうね。兵は獲得できるでしょう。

いっぽう流花寨の攻防戦では、小李広が官軍の劉高を強弓で射抜きます。ん、劉高? 原典では青州清風鎮を支配する腐った文官ではないですか。夫人も宋江を讒訴する悪女。原典の仇討ちですね。

このあたりで、北方文体に対する苦言をば。無駄な読点(とうてん)が多すぎるのです。たとえば、「秋風山で首を落とした、部下の話をした」。こんなところに読点を入れても何の意味もない。読みにくいだけです。北方氏は音痴でしょう。本質的なリズム感も欠けています。小説家だからまだ許していますが。
水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)Amazon書評・レビュー:水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)より
4087462293
No.7:
(5pt)

梁山泊は何をしていたのか?

 平穏に過ぎたかに見えた一年でしたが、青蓮寺は着々と準備を進めついに流花寨、双頭山、二竜山へ宋軍20万を動員してきます。禁軍では趙安、宿元景が出動し、20万の兵站の準備や維持や、梁山泊に造船所を焼かれ船を失った水軍の移動を囮に使った飛竜軍包囲網など、あらゆる知恵を絞ってきます。
 一方の梁山泊は相変わらずの軍備増強。晁蓋の3万説にせよ、宋江の10万説にせよ、まともに戦ったら負けると計算したのは呉用であり、そのための開封府攻撃を視野に入れた流花寨の建設だったのではないか。まさか袁明を暗殺すれば事態を打開できるとは思えませんし、どうも初期の情熱を感じなくなりました。
 関勝、呼延灼に挟まれ影が薄くなった穆弘ですが、今回は見せ場があります。また死を覚悟し、解珍と酒を酌み交わす燕順の言葉には清々しさを感じました。
水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)Amazon書評・レビュー:水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)より
4087462293
No.6:
(5pt)

『水滸伝』(1〜19/替天行道:北方水滸伝読本)

書き始めると止まらなくなりそうなので…
原典の『水滸伝』を凌駕した最高峰の中国史小説でした。
そして、読んだ全ての人それぞれに違った想いを抱かせる、枠に嵌らない作品だと思います。
一読の価値は間違い無しだと思います。
水滸伝〈14〉爪牙の章Amazon書評・レビュー:水滸伝〈14〉爪牙の章より
4087747115
No.5:
(5pt)

ついに官軍との全面戦争へ

20万を超える官軍、しかも童貫から禁軍の協力も得た青蓮寺による梁山泊せん滅のための全面戦争が勃発。
ここまで限界を超える戦いをみせてきた梁山泊がさらに官軍を撃退できるのか、あるいは破滅の道を歩むのか手に汗握る戦いが続きます。
文句なく次の巻まで一気に読めます!
水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)Amazon書評・レビュー:水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)より
4087462293
No.4:
(5pt)

激突

数をたのむ官軍は、いよいよ総力戦を敢行する。
数に劣る梁山泊は、奇策で局地戦を取っていきたい
ところだが、圧倒する数の前に膠着させられてしまう。
この巻は、まだ緒戦。
作者は、この後どんな仕掛けを用意するのか?
まさに、後半の山場到来。
手に汗握る爪牙の章。
水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)Amazon書評・レビュー:水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)より
4087462293
No.3:
(4pt)

また一人好漢が逝く

 国と役人の腐敗により、働けども働けども一部の人たちを除いては、普通の暮らしさえままならずどこにも正しさがなくなってしまった世界。コネか財力がなければ、家族の身どころか。自分の命さえ明日の保証はない世界。
 現代日本にどこか通じるところがある、宋の時代。そういう国に対して一握りの男達、そして女達が立ち上がった叛乱が、正面きっての戦争に近い状態にまで拡大してきたのがこの水滸伝の十四巻です。最初はたった数人の男たちが想った国への想い、民草への想いが、叛乱運動になり、今では彼ら梁山泊は、官軍二十万の大軍と正面きっての戦いをしなければならない所まできました。ある意味では、民の理解を得て力がましてきたとも言えるし、逆にある意味では国が本気になって全力を挙げて潰しにきたともいえる状況です。現代戦ではいざ知らず、二十万人の軍が恒常的に戦闘をするとなるといかに中国といえど国が傾くほどの大勝負です。戦費も兵站も全てが今迄にない戦といっていいところまで来ています。
 それを迎え撃つのは、梁山泊の好漢たち。百八の宿命の戦士たちも今では半数近くまで命を落とし、続く戦いの中でこのあともどんどん命を失うことは覚悟の上での戦いですが、彼らは自分たちの国の為に戦います。そして、この巻ではその中でいくつかのロマンスめいた事もあります。軍事組織とはいえ、人と人がいて、いつも命を失うところすれすれで戦っている以上、かえってそういう事は生まれてくるものかも知れません。そして、そういうシチュエーションの中だからこその、大胆かつ率直な女性からのアプローチも、素直にカッコいいものになっています。甘えたりこびたりではなく、一人の人間として真っ正面からぶつかっていく彼ら彼女らの恋は短い生だからこそ燃え尽くそうとする気持ちが乗って、激しいものです。
 とはいえ、状況はわずか4万(そのうちに兵として精悍なのはまだまだ3万弱)の彼らに対して、二十万の官軍と有能な将軍たちが各地で襲いかかるという絶望的なもの。事実、この巻でも長らく活躍してきた梁山泊の主要メンバーの一人がまた一人散っていきます。官軍にとっては一人、十人、百人が死のうとも対して痛手ではないですが、梁山泊のメンバーはその一人一人が極めて痛い戦力ダウン。ある意味消耗戦こそは官軍の望むところ。大きな起死回生の策もないままに、消耗戦に引きずり込まれていく梁山泊。
 絶望的な状況から彼らが残り数巻でどう巻き返すのか、どう生きるのか、どう死んでいくのか。
 ますます目が話せない状況です。
 原作から大きく違ってきた水滸伝は、どういう結末になるのか予測がつきません。ただただ毎月の終わりの発売が待ち遠しい限りです。
水滸伝 14 爪牙の章  (集英社文庫 き 3-57)Amazon書評・レビュー:水滸伝 14 爪牙の章 (集英社文庫 き 3-57)より
4087462293
No.2:
(4pt)

水滸伝14 爪牙の章

北方作品のファンで出版されたらすぐに読んでます。最近は?ん、初めからかなあ~毎回誰かが死んでしまう。必ずどこかで泣ける小説です。友達に言わせるとそんなとこでは泣けないってよく言われますが・・・(笑)とにかくやめられない。今回も3日で読んでしまいました。終わり方が次につながる、先がとても楽しみです。
水滸伝〈14〉爪牙の章Amazon書評・レビュー:水滸伝〈14〉爪牙の章より
4087747115
No.1:
(4pt)

水滸伝14 爪牙の章

北方作品のファンで出版されたらすぐに読んでます。毎回泣ける心に響く作品です。今回もよかったです。読み出したら止まらない。3日で読んでしまいました。年寄りと子供に弱い・・・戦の話の中にほのぼのとしたところがあるから女性にも読んでもらいたいと思います。
水滸伝〈14〉爪牙の章Amazon書評・レビュー:水滸伝〈14〉爪牙の章より
4087747115

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